新・「自由研究」のすすめ試論(155)
▼雨は降ったりやんだりを繰り返していた。
雨滴は大賀ハスの果托の穴ぼこにも落ちてきた。穴ぼこのなかでも丸くなろうとしているように見えた。
葉っぱの上ではもちろん丸くなってころがっていた。
これぞ「撥水効果」=ロータス効果だ!!
としてアタリマエにしてしまえばそれまでだ。
でも、やっぱり「ふしぎ!?」だ!!
どうしてだろう!?
その私の「ふしぎ!?」へのこだわりが「自由研究」を魅力的なものにする!!
▼「自由研究」の「不易」の第一は私の「ふしぎ!?」へのこだわりである。
いつの時代の「自由研究」でもすぐれた「研究」にはそれがあった。
それは「自由研究」にかぎらない。
私はかつて私の「ふしぎ!?」からはじめて、私の「科学」にいたるまでの中学校授業を構想していた。
◆私の「ふしぎ!?」からはじめて「卒業論文」にいたるまでの中学校3年間「理科」全課程を構想する!!
新・中学校「理科」を構想する(2016年版)
▼「自由研究」においても同様だと考えていた。
私の「ふしぎ!?」からはじめて、どこまで私の「科学」へいたるか?
それがいちばんの醍醐味だ。
でもけっして謎解きは夏休みだけの「自由研究」で完了しない。するわけない!!
だからこそ大切なのは
・どこまでわかったか。
・まだわかないところはどこか。
・「これから」を。
明確にすることだ。
それでこそ、私の「科学」へ向けた一歩になりうるのだ。
▼私の「科学」は一生モノ!!
だからこそ、それに向けた一歩である「自由研究」も然りである。
そこで身につけたノウハウも一生モノのはじまりだ。
「自由研究」は一生モノのはじまりだ!!
(つづく)
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