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本日(2017/07/26)、第166回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼その時間じっと西の空をながめていた。
 「水星食」が見られるという時間だ。雨が降っていたが、なんとか時間にはやんでいた。
 でも細い細い月はそこには見られなかった。もちろん水星も…。
 
 「宇宙見物」はきっちり予想できるのに「雲見」は正確には予想できない!?

 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」

▼本日(2017/07/26)は、この言葉を口癖として科学者・寺田寅彦を読む第166回オンライン「寅の日」である。
7月のテーマは
・寅彦と「研究」
である。その3回目に読むのは「研究的態度の養成」である。

◆本日(2017/07/26)、第166回オンライン「寅の日」!!#traday

●「研究的態度の養成」(青空文庫より)

▼にわかには信じがたいが、この文章が書かれて約100年が経っていた!!
なのに「なんと今日的な!!」というのが第一印象だ。
 100年の時空を超えて寅彦から理科教師に向けてのエールである。

 「疑問」「質問」「研究」のコトバが繰り返されている。
 「研究的態度の養成」のための理科教師としての心得が呼びかけられていた。

とにかく児童には、知らないことが恥でない、疑いを起さないこと、またこれを起しても考えなかったり調べなかったりすることが大なる恥である、わるいことであるといった精神を充分鼓吹(こすい)してほしいと思う。教師がこの態度になることの必要は申すまでもなかろう。
彼等の求知心を強からしめ、研究的態度に出でしむるようにありたい。科学的の知識はそうそうたやすく終局に達せらるるものではない事を呑み込ませて欲しいものである。時には更に反問して彼等に考えさせることも必要である。勿論児童の質問があるごとにかように話しているわけにはゆかないが、教師の根本態度が、この考えであってほしいのである。 

▼「科学史」にも触れながら次の言葉は示唆的である。

かようにしていって、科学は絶対のものでない、なおいくらも研究の余地はある、諸子の研究を待っているという風にしたいと思うのである。

 寅彦のあたたかい「まなざし」を感じる言葉でもある。
 続いて気をつけることもチクリと指摘してくれていた。アリガタイ!!

ただ一つ児童に誤解を起させてはならぬ事がある。それは新しい研究という事はいくらも出来るが、しかしそれをするには現在の知識の終点を究めた後でなければ、手が出せないという事をよく呑み込まさないと、従来の知識を無視して無闇(むやみ)に突飛(とっぴ)な事を考えるような傾向を生ずる恐れがある。

う~ん、スルドイな!!

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