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オンライン「寅の日」のすすめ(10)  #traday


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▼大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから6週目であった。今年の観察池は事情あって小さな3つに分割していた。その3つとも第1ステージを終えようとしていた。水面は「浮葉」で覆い尽くされ、次なる「立葉」が出現する第2ステージに向うところだった。皮肉なことに、3つの鉢にタネ蓮根をとり、その残りの蓮根を旧観察池に掘り込んで「水栽培」(いっさい肥料は与えていない、水だけ)をしていた観察池は目を見張るような変化だ。
 日々刻々と成長していた。
 アタリマエと言えばアタリマエ!!どの植物もやっていること!!
 でもやっぱり感動デアル!!
 偉大なり「光合成」!!
どんな小さなこと、どんな「つまらないこと」にも感動する「科学」がある。 
 それを教えてくれたのもやはり寅彦の随筆だった。
 もう一度吉田先生の思い出を引用させてもらおう。

 講演の終りのところでも、またちょっと声を大きくされた。「何だか変なこというようですが、どんなつまらないことでも、つまらないといって捨ててしまわないで研究していくと、たいへん面白いことがみつかってくるものです」こういって、ちょっとはにかんだような表情をして退場された。(『数学の影絵』(吉田 洋一著 角川選書)p248より) 

 寅彦は時空を超えて、「科学」を楽しむ心を教えてくれているのである。

▼さらには、もう一度「寅の日」ネーミングのエピソードを思い出そう。

 寅彦は高嶺俊夫と親交を深めるなか面白いことをやっていたようだ。  一九二八年(昭和3年)の春ころから、高嶺と寅彦は毎週一度のペースで、二人だけの昼食会を催すことになる。 高嶺はこの日を「寅の日」、一方の寅彦は「高嶺デー」と呼んでいた。(中略)学問の話もしたが、それ以外に気楽なテーマもよく話題にのぼったという。“高等遊民”を彷彿させる二人の姿が浮かんでくる。(『寺田 寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学』(小山 慶太著 中公新書 P15より)

 ここに「寅の日」の原点がある。
 ひとりで「私の「科学」」を楽しむだけではつまらない。面白くない!!発展も期待できない!!
 それぞれの「私の「科学」」を出し合いともに学びあい、高めあうことこそもっとも面白いこと。
 それを寅彦は教えてくれている。
 
 寅彦の「科学」の究極は、共愉の「科学」である!!

▼元祖サイエンスコミュニケーター寺田寅彦に学んで、これからもできるだけ多くの人の「私の「科学」」
に直接触れて愉しみたい。
 これから、オフライン「寅の日」をいろんなことダシにして実施していきたい。
・○○回記念オフというかたちで
・寅彦の随筆をダシにして  
・「寺田物理学」ダシにして
・「ゆかりの地」探訪をダシに
・吟行として
等々

考えるだけでも愉しくなってくる。o(^o^)o ワクワク
さて、いくつ実現できるだろう。

 ここまででいったん オンライン「寅の日」のすすめ をおわりにする。
また再開するかも知れないが…。

(おわり)

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