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オンライン「寅の日」のすすめ(5) #traday

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▼大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから3週を経過していた。
 3つに分割された観察池。いずれの観察池からも「浮葉」が水面に出ていた。最初は水面から葉茎が立ち「立葉」のようそうを見せるが、やがて水面に倒れ「浮葉」となる。「立葉」が登場するのは、「浮葉」が水面を覆い尽くした後のようだ。
 3つの観察池以外に、残った蓮根を一時的のつもりで昨年度の池で「水栽培」をしていた。皮肉にもそちらの池の方が現段階では「浮葉」だらけだ!!

 3つの観察池、昼間よく観察していると水面にプクプクと泡がでてくる。
 おおー蓮根が息をしている!!
 生きているんだ!!
 とうれしくなってしまうんだ。
▼寅彦だったら、どんなところをどのように観察しただろう?
 こう考えるのが、いつしか私の習癖となってしまった。

 オンライン「寅の日」をはじめるきっかけとなり、今なお毎回のごとく参考にさせてもらっている一冊の本がある。
私にとっては最高のオンライン「寅の日」ガイドブックだ!!
 それは

◆『寺田寅彦と現代 ~等身大の科学を求めて~』(池内 了著 みすず書房 2005.1.21)

 である。
▼このテーマでは、どの随筆を読めばいいんだろう?
そう考えたときは、かならずこの本を開くようにしている。にわか寅彦ファンである私にはまだまだどんな随筆を書き残してくれているのか全貌を把握しきれていなかった。
だからとてもアリガタイ一冊なんだ!!
 著者・池内了氏は、「はじめに」で次のように書いていた。
 

 そこで、寺田寅彦について現代から再照射してみたいと考えるようになった。といって、これまで多く書かれてきた寺田寅彦論を繰り返そうという意図ではない。彼の死から七〇年近くも経っており、現代科学は彼の時代から大きく変貌し、また社会における科学の位置づけも異なっている。過去を惜しむかのような寺田寅彦論ではなく、彼の眼を借りて、現代科学の有りようを批判的に炙り出したいのだ。現代の私たちは、科学・技術の巨大な成果に取り巻かれ、もはや科学・技術と縁を切って生きることができない。しかし、科学・技術の負の側面にも直面することになった。科学は善とばかりに考え、このまま野放図に拡大していって良いかどうか、じっくり考えるべき時が来ている。科学の光と陰を見据えながら、寺田寅彦を現代に甦らせてみようという試みである。(同書P4「はじめに」より)

▼池内氏がこう書いて6年後に3.11がやってきた!!
 3.11から6年が経って今だ!!
 この本の中でも、池内氏は繰り返し2つのキーワード(私には「道標」!!)にふれていた。
・「等身大の科学」
・「新しい博物学」

 これからもこの本にお世話になりながら「ゆっくり ゆっくり」オンライン「寅の日」をすすめたい!!

(つづく)
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