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子グモたちはなぜ「団居(まどい)」をするのか!?(1) #クモ学

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▼その異変が起きたのは、「出のう」から4日目の昨日(2017/05/23)の朝のことだった!!
 いつものように、玄関のジョロウグモの「団居(まどい)」を観察しようとしたそのとき気づいた。
 団居のなかに脱皮したあとの脱殻は見られるものの本体の子グモたちの姿が少ないと思った。
 そのときだ!!団居から上にのびるロープに気づいた。
 見ればそのロープをつたい次から次へと子グモたちが移動していっているではないか。
 子グモたちの大移動がはじまっていたのだ。
 次なる団居の場所は、これまでよりも高い位置にある雨樋のパイプだった。
 バルーニングに向けた移動かととりあえず納得した。

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▼朝食をすませて再び観察してみようと玄関に出てびっくりしてしまった。
 先ほどせっかく大移動した場所に、まさにクモの子一匹としていなかったのだ。
 (゜o゜)ゲッ!! そんなバカな。
 たった一時間もたたないあいだに何が起きたのだ?
 どこに行ったのだ? 私はあせった!! 
 鳥にでもまとめてパクリと食べられてしまったのだろうか?(内心思った。だからいわないことではない。団居はリスクかたかすぎる!!)
 いやいやそんなことない。この4年間、いやというほど見せてもらってきたクモのスゴ技!!から考えてそんなことはアリエナイとある程度確信を持てた。しかし、いないのは現実だ!!
 周辺をさがした。みつからない。さらに高い位置へいどうしたのだろうか?
 はしごでもかけてさがすかと思ったそのときだ。
 居た!!

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▼居たのはまったくの予想外の場所だった。
 同じ雨樋のバイブでも もっともっと低い位置だった!!
 つまりは 私のまったくの目の前だった!!
 「これで観察しやすいだろう。しっかり観察せよ!!」と言わんばかりの位置だった。
 でもどうしてだろう?
 どうして低い位置へ? 
 その位置が納屋の屋根との関係で朝日の射す位置であることは確かだった。

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 再び大移動がはじまるかと思っていたが、昨日は夕方までそこで団居をつづけていた。

▼こんなラッキーな観察の機会を得たことによって、かねてより気になっていた「ふしぎ!?」に挑戦してみたくなった。

 子グモたちはなぜ「団居(まどい)」をするのか!?

 どう考えても「団居」はリスクが高すぎる!!
 子グモを捕食する天敵からみれば、これほど都合のいいことはない。おいしいご馳走が「かたまり」で山盛りぶら下がっているのだから。
 そう考えてしまうのはシロウト考えだろうか?
 4億年も前から、この地球上で暮らしてきたクモたちの「スゴ技!!」の秘密がここにもあるのだろうか?

 私は思わずまたつぶやいてしまうのだ!!
 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」


(つづく)

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Twitterはじめて2,800日目に思うこと!!

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▼ 情報は発信するところに集まる!!
 これは【理科の部屋】創設期の私たちの合い言葉だった。

 2017/05/19に東のトタン屋根の裏に張り付いていたジョロウグモの「卵のう」から子グモたちが出てきて「団居(まどい)」をはじめた。続いて翌日(2017/05/20)には玄関の「卵のう」から出てきた子グモたちが「団居」をはじめた。一日ちがうだけで、「団居」する様子が少し違う気がする。トタン屋根の方は強い風に煽られながらも、そのなかで脱皮をはじめたのだろうか?
 もうひとつの車庫の上の「卵のう」にも黒いかたまりのようなものが見え始めた。ひょっとしたら…!?
 
 私が今、いちばん欲しい「情報」は、この子グモたちの「団居」に関するものだった!!

▼私はひょんなことがきっかけで2009/09/23にTwitterをはじめた。本日ではじめて2,800日になるとtwilogが教えてくれた。
 このTwitterをはじめたころすっかりその魅力に取り憑かれはまった。どこが面白かったというと、このツールが【理科の部屋】創設期のころのパソコン通信に似ていると感じたからだ。
 Twitterはじめてから、100日ごとに「Twitterはじめて、○00日目に思うこと!!」を記録し続けている。
 それを見返してみると「Twitter的」というコトバをかなりはやい段階から始めていた。
▼Twitter的=【理科の部屋】的と勝手に読み替え納得していた。

 Twitter的=
 「リンク」
 「シェア」
 「フラット」
 「等身大」
 「リアルタイム」
 「アクティブ」

 6つの方法・哲学・思想をミックスしたもの。
 それはネットの世界を超えて生き方の私の「作風」「流儀」でもあった。
 大げさいうのは一生なおらない私の癖 (^^ゞポリポリ
▼今、「情報」そのものの意味が大きく変わろうとしている。
 
 そう感じるのは私が年をとったせいだろうか?
 今さら「昔はよかった」などと言うつもりはさらさらない。
 時代は遡行しない!! 
 ホンモノの「流行」は「不易」を内包する!!
 ホンモノの「不易」は「流行」を創造する!! 

 私は、今、子グモたちの「団居」に関する「情報」が欲しい。
 だから、私は我が家の子グモたちの「団居」の「情報」を発信する。

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【Web更新05/21】17-21 オンライン「寅の日」等 更新!!

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代田水はりて畦には庭石菖 17/05/19撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】17-21
週末定例更新のお知らせ
 このごろFBで「一年前 この日の思い出を見る」というのが勝手に送られてくる。見て驚いてしまう!!
一年前もほぼ同じものを観察し、同じようなことを語っていることに。
 複雑な心境だ。進歩がないとも言えるし、「不易」を感じうれしくなることもある。
 
 しかし、まったく「同じでない」こともこれまた確かである。

◆表紙画像集2017 更新  庭石菖
 前の田んぼに水が入った。
 家の前に忽然と「大池」が出現したような不思議な気分だ。
 畦にはあの小さな庭石菖の花が咲いていた。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 懲りもせずに オンライン「寅の日」のすすめ を書き続けている。
 「これから」の展望についてもう少しつづけてみたい。

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 ジョロウグモの子グモたちが「団居」をはじめた!!そのことにより私のシロウト「クモ学」5年目がいよいよ本格的に始動する。はたして今年はどんな「発見」があるだろうか。o(^o^)o ワクワク

◆「コウガイビル」を追う 更新!! 35号コウガイビルは、この暑さにも負けずいまなお健在です。
 さて、これから… 
 36号は出現するだろうか。

◆【ヒガンバナ情報2017】 更新!!
 昨年採集の「自然結実」ヒガンバナ、今のところ発芽(発根)した3個は順調に育っている。
 2014年に採集し、2015年に発芽(発根)した実生ヒガンバナの葉はすっかり枯れてしまった。
 一般に野のヒガンバナも葉が枯れる季節になってきた。
 「引っ越し」するならこのシーズンだろう。


 さて
 「同じでない」あらたな一週間はどんな…。

 

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2017年6月のオンライン「寅の日」は #traday

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▼今度は玄関のジョロウグモの卵のうから子グモたちが出てきて「団居(まどい)」をはじめた!!
 一昨日はほんの少し兆しがあるかと思った程度だった。昨日の朝にはそれもはっきりとは認められなかった。ところがお昼にかけてどんどん様子が変わっていった。
 まちがいない!!「出のう」だった!!
 一方、トタン屋根の方は「団居」の分散のかたちをいろいろ変えていた。車庫の上はまだ変化はない。
 それにしても「ふしぎ!?」だ。
  離れた位置でかなり環境のちがう卵のうから、ほぼ同時に子グモたちが出てくるなんて!?
  連絡をとりあったとでも言うのだろうか!?

 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」

▼6月のオンライン「寅の日」を考える時期がきている。
5月のテーマは 
・「寺田物理学」って!?
だった。ずいぶん奥の深いテーマだった。まだ入口周辺をウロウロしている程度だ。
 延長したからと言って、どこまで深まるかわからない。
 しかし、とりあえず一ヶ月は延長したい!!
 従って6月テーマも
・「寺田物理学」って!?
 でいく。6月は2回ある。

■2017年6月オンライン「寅の日」

◆第162回オンライン「寅の日」 …6/08(木)
◆第163回オンライン「寅の日」 …6/20(火)

▼「寺田物理学」の守備範囲は広い。無限大とも言える。
 従来の「物理」「化学」「生物」「地学」の領域分けも意味をなさないのかもしれない!!
 そこに「寺田物理学」の真骨頂があるのかも知れない。そんなことを考えながら二つの随筆を選んでみた。
 「自然界の縞模様」「物質群として見た動物群」である。

■2017年6月オンライン「寅の日」

◆第162回オンライン「寅の日」 …6/08(木) 「自然界の縞模様」(青空文庫より)

◆第163回オンライン「寅の日」 …6/20(火) 「物質群として見た動物群」(青空文庫より)

▼何度読んでも、その発想・着眼点にはびっくりだ。いつも新鮮で面白い!!
 しかし、「寺田物理学」を理解することは私などにはなかなか困難なようだ。
 ナラバ 居直って

 「わかる」より「愉しむ」に力点を置いて継続していきたい!! 
 
 大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから4週目だった。大きな浮葉が目立ってきた。水面を浮葉が覆い尽くせば次は立葉の芽が出てくるだろう。そして大きな立葉のそばにはあの「花芽」が…
 6月中には、一度でも「あこがれの4日間」が訪れることがあるだろうか?

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今年も子グモたちが「団居」(まどい)を始めた!! #クモ学 (2017/05/19)

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ついにあのジョロウグモの卵のうから子グモたちが出てきて「団居(まどい)」をはじめた!!
 実はなかばあきらめかけていた。まだクモたちと本格的につき合うようになって日の浅い私は、絶対にここから子グモたち出てくると確信をもって言うことができなかったからだ。
 昨年の「出のう」は5月5日だった。今年はそれとくらべると遅れること2週間、昨日(2017/05/19)だった。
 「出のう」して「団居(まどい)」をはじめる時期はなにによってきまるのだろう?
 それも私はまだ知らない。
▼それにしても子グモたちの数は半端ではなかった。いったいいくらくらいの子グモたちがいるのだろう?
写真を拡大して数え始めたが途中でやめてしまった。
まずは数十匹ではおさまらない数百のオーダーだろう。でもこのうち、大人のジョロウグモになるのは一匹か二匹か、いや0かも知れない。
 さてずっと「ふしぎ!?」に思っていることがある。

 子グモたちはなぜこんな団居をするのだろう?

・集団生活のメリットは?
・集団でいるリスクは? 天敵はなんだろう?
・旅立ちまでの集団訓練?
・団居は子グモたちの「学校」!?
・エサはどうするのだろう? 共食いは?
等々
 次々と「ふしぎ!?」はふくらむ一方だ!!
「クモの子を散らす」コトバとして知っていても、実感をともなってわかったのは最近だ。
落ちている棒きれで、団居するところを突いてみた。
ものすごいスピードで四方八方に散らばっていった。
 「クモの子を散らす」は団居のリスク故に身につけたスゴ技なのかも知れない。
▼さていつまで団居をするだろう?
 バルーニングして旅立っていくのはいつだろう。
 その瞬間を今年も目撃できるだろうか?
 他の場所の卵のうも見てみた。
 車庫の上はまったく変化なかった。玄関ではわずかな子グモたちが「出のう」してきているように見えた。
 
 今年もまた、クモたちから目を離せない季節がやってきた。
 シロウト「クモ学のすすめ」も5年目が本格的に始動する!!

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オンライン「寅の日」のすすめ(7) #traday

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▼先月「2017年春・寅彦を訪ねて」の旅で、寅彦の銅像を制作中の大野良一先生のアトリエ(スタジオ大野)を訪問させていただいた。
 そのときのことが新聞記事となったと教えていただいた。

●「語り掛ける寅彦」(高知新聞 2017/05/17)

「ねえ君、不思議だと思いませんか?」
と語り掛けてくる寅彦の銅像の完成が楽しみだ。o(^o^)o ワクワク
▼昨日の空は晴れていた。
 日射しはもうまったく夏であった。気温もぐんぐんあがっていた。
 こうなると「あいつ」のことが気がかりだ。5/10に出会った35号コウガイビルだ。
 ナイロン袋の中に入れ、暗く少し涼しいと思われるところにおいている。久しぶりに明るいところに出してその姿が観察した。ナイロン袋にはりつく力はあきらかに衰えていた。
 この暑さにどこまで耐えられるだろう?
 いつ「とけるように」姿を消すだろう? 
 それにしてやっぱり「ふしぎ!?」だ、このコウガイビル=陸棲プラナリア!!
▼オンライン「寅の日」のすすめを続ける。

◆寺田物理学の特質(石原 純)(『思想』岩波書店 特集「寺田寅彦追悼号」昭和11年3月号より)

 読めば読むほど強くそう思う。
 最高の「寺田寅彦随筆のすすめ」だ!!
 にわか寅彦ファンの私は、そんなに寅彦について書かれた文章をたくさん読んできたわけではないが、読んだなかでは最高の「寺田寅彦論」である。
 寅彦を高く評価し、敬愛していた石原純だからこそ書けた文章である。

▼全文を引用させてもらいたい気分であるが、昨日のつづきをまた少し

 寺田さんが芸術的天才をもってゐて、文学や音楽や美術に通じ、従っていつも芸術的に自然を観照することに於いて多くの興味を感じてゐたことは事実である。特に俳諧に由来する写実主義により自然のあらゆる具体的な現はれ於いて深い味を感得しつゝあつたことは、おのづから科学的な研究も同じ対象の方に向けさせたのだった。この傾向はいつも寺田さんの頭の中でかなり強く働いてゐたらしく、そのお蔭で現在の精密科学が取り扱ってゐるやうな抽象よりももっと別な具体的な事実のなかにこそ本当に研究すべき問題がたくさんあると云う思考を寺田さんは把持し続けて来たやうである。これは屡々現代の科学への警告的な意味を超えて幾らか反感的な形になってさへ現はれている。(上記文より)

なんとも説得力ある文である。
理解できたとは言わないが、思わずうなづくのである。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

(つづく)
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オンライン「寅の日」のすすめ(6) #traday

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▼昨日(2017/05/17)、これを第3号と認定しようと決めた!!
 昨年回収した種子から育てている実生ヒガンバナ、3つめの発芽(発根)だ。種子から出てきた白い部分はまだ小さかった。でも少しずつ大きくなっているように見えた。
 「自然結実」花茎の採集場所、採集日、完熟日は、「安富」「11/1」「11/24」であった。
 第1号(「安富」)の発芽したものはさらに緑を増していた。第2号(「福崎」)は発芽したあと大きくブリッジをしていた。種子に近い方が緑を増し、土にもぐり込んでいる方は白く、ほんと心持ちふくらんできているように見えた。
▼こんな実生ヒガンバナの観察と「物理学」、およそ何の関係もなさそうだ。
 これは私の都合の良い勝手な思い込みかも知れないが、「寺田物理学」ならば「物理学」の範疇でとらえることができそうな気がするのである。
 浅学無知ゆえの妄想かも知れないが、そう考えた方が「自然」が面白くなりそうだ!!
▼5月オンライン「寅の日」のテーマにもあげている「寺田物理学」。
 そもそもそれはふつうの「物理学」とどこが違うのだろう?
 「寺田物理学」などというコトバはいつごろから使われているのだろう?
 「寺田物理学」って?

 「物理」が大の苦手な私が、ポンコツ頭をフル駆動して考えてみた。
 その時、寡少なる知識のなかで印象深く思い出した一文があった。

◆寺田物理学の特質(石原 純)(『思想』岩波書店 特集「寺田寅彦追悼号」昭和11年3月号より)

 著者である石原純は同時代を生きた有名な物理学者だ。(くわしくは理科ハウス参照) 
▼私ごときがエラソウに言うことではないがさすがデアル!!
 全体としてみごとな「寺田寅彦随筆のすすめ」となっている。
 従って、これぞ最高級の 「オンライン「寅の日」のすすめ」 と言える。

 しばらくこれをゆっくり読んでみようと思う。
 「寺田物理学」についていくらか引用させてもらおう。

 事実に深く透徹することは即ち卑俗な類型化を避けて独創的な新らしい類型化に赴かしめる所以であるからである。この意味での写実主義こそ、寺田さんがまたその科学研究に於て採ったところの注目すべき方法であった。それは言い換えれば抽象よりも具体を重んずるところの一つの方法である。抽象的な法則を羅列してある物理学の教科書にはまるで書かれていないような、そして今日高度の抽象にまで進んでいる物理学の中心問題からは縁遠いやうな、いつも具体的現実として我々の周囲に見られるような事実がその研究対象として採り上げられる。これが実に寺田物理学の特質を形作っているのである。(上記文より)

 実生ヒガンバナが発芽(発根)したことはまぎれもない「事実」である!!

(つづく)
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【Web更新05/14】17-20 オンライン「寅の日」等 更新!!

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野茨の風連れて友訪ねけり 17/05/12撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】17-20
週末定例更新のお知らせ
 週半ばになってしまったが、週末定例更新のお知らせをしておく。遅れてでもこれをやっておかないとあらたな一週間がはじまった気分にならないもので…。
 
◆表紙画像集2017 更新 野茨
 家の前の土手の野茨が年々豪華になっていくようだ。
 来客者は、この野茨の香まで連れてきてくれるようでうれしい。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 気まぐれに オンライン「寅の日」のすすめを書き始めた。これは人への「すすめ」であると同時に、自分に対しても「これから」の展開を構想する機会になればと思っている。
 気まぐれだからどこまで続けるかは今のところはきめてはいない。

◆コウガイビルを追う 更新!!
 今年もクロイロコウガイビルに出会った。35号コウガイビルである。
 確かに昨夜まで姿かたちはあった。どんどん夏に向い気温はあがってくるだろう。はたしていつまでこの姿はあるだろうか!?暑さ対策はまだ思いつかない(^^ゞポリポリ

◆【ヒガンバナ情報2017】 更新!!
 実生ヒガンバナ、第3の発芽(発根)の気配も…。


さあ今週はどんな「出会い」が…o(^o^)o ワクワク
   

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ファラデーラボ「簡単物理実験のすすめ」はとても面白かった!!

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▼一昨日(2017/05/14)はファラデーラボかがくカフェに参加させてもらった。
 実に愉しく面白かった!!

◆第76回かがくカフェ 「簡単物理実験のすすめ」
● テーマ 手軽にできる物理分野の実験紹介
● 講師  円尾 豊さん  元兵庫県立高校教員
             http://www.geocities.jp/maruo_han/index.html

▼次々に紹介される実験に「へー!!」「ナルホド!!」と感心し感動するばかりだった。
 不器用な私などからすると、まさにそれは職人技であった。
 円尾さんの紹介される実験にはすぐれた3つの特徴があると思った。

(1) 「黒板実験」「簡単実験」

(2) 生徒が実験に参加している。

(3) 実験成功の秘訣をにぎる手作り小物グッズ!!

である。
(1) 「黒板実験」「簡単実験」
 ともかく「実験」にこだわっておられた。「科学」における「実験」の有効性に確信を持っておられた。これは長年のすぐれた実践から来る結論なのだろう。実物を見せてもらいながらだけに説得力があった。
 「黒板実験」も教えられて真似てやってみたことがある。
 ホンモノ(実物)を黒板に貼り付けることは、画像や黒板の図だけでは得られないリアリティがある。
 それが「感動」を呼び起こすのだ!!

(2) 生徒が実験に参加している。
 「黒板実験」にしたからと言って、説明ばかりの一方通行の授業ではなかった。
 生徒たちが、「黒板実験」に参加していた。予想を立て、実験データを生徒たちがとる、そして実験結果を導くのだった。「黒板実験」(演示実験)から「生徒実験」(グループ実験)への発展も考慮されていた。

▼実は私がいちばん感動したのはこれだった。
(3) 実験成功の秘訣をにぎる手作り小物グッズ!!
 どの実験にも成功の鍵を握る手作り小物グッズがあった。
 必要から生まれた作品だけにすばらしい!! 
 「どうしても必要なものは自分でつくる」
 「お金をかけずにあるものを使う」
 「廃品と思われるもののなかにこそお宝が」
 ナルホド(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
 「鉄球落下装置」「古い記録タイマーを有効利用した振動装置」「光源黒板保持台」「振り子の支持台」等々すぐれものばかりだ。
◆マル爺の実験室
 では、それらがいっぱい紹介されている。さらにアリガタイことには、それらの「おすそ分け」も可能ということだ。
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▼ファラデーラボ「かがくカフェ」の愉しみはこれだけではなかった。
 コーヒータイムには、手作りの鳴門オレンジのジュースとイチゴ大福もいただきました。深謝<(_ _)>
 そして、第二部だ。
 今回も時間不足になるほど盛りだくさんだった。
 トップバッターは上橋智恵さんだった。前回に見せていただいた以降の3つの新作を見せてもらった。
 どれもこれもが驚くばかりの傑作ばかりだ!!
 すでにネットでは見せてもらってはいたが、実際に目の前で見せてもらうとさらに感動するばかりだった!!
(1)引っ張り発電機l
(2)空気パワーで宙に浮くボール
(3)弛張型発振回路を使った音の高低実験

続いて
・大西さん コイルモーター
・斎藤さん ミジンコ、単振動、正弦波モデル
・小林さん 酸化銀から銀はほんと? レーザーポインター
・楠田    コウガイビル
・生源寺さん ペットボトル植木鉢
・石原さん 簡単電気回路
・觜本さん 「武庫川渓谷」や周辺の川

 最後は時間オオバーしてしまった。
 いつまでもやっていたくなるような愉しい「かがくカフェ」だった。
 お世話になったみなさんありがとうこざいました。深謝 <(_ _)>

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本日(2017/05/15)、第160回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼第35号コウガイビルは今朝もまだ元気だった!!
 昨日(2017/05/14)は私のシロウト「コウガイビル」研究にとって特別の日だった。いつかは、「実はコウガイビルとはこんなものなんです!!」と多くの人に生のコウガイビルを見てもらいたいと願ってきた。
 これまではそのチャンスを何度となく逃していた。ちょうど見てもらいたいと思ったときは、暑さのため等で「とけるように」消えてしまっていたりした。昨日も暑い日だった。
 心配だった。
 見てもらうまでに消えてしまっていたらどうしようと。
 でも今朝も元気でほっとした。
 これで、「そんなのやったら、ウチにも居るよ!!」という報告が楽しみだ。
▼本日(2017/05/15)は、第160回オンライン「寅の日」である。
 5月のテーマは
 ・「寺田物理学」って? 
 である。本日はその第二弾「物理学圏外の物理的現象」を読む。
 
◆本日(2017/05/15)、第160回オンライン「寅の日」!!#traday

●「物理学圏外の物理現象」(青空文庫より)

▼昨日もファラデーラボで「物理学」を学んできたところだ。
 「物理学圏内」もなかなかおぼつかないのに「圏外」のはなしとなるとチンプンカンプンかと思ったら、なかなか興味深い話が次々と出てきた。最初からこう来た。

 物理学は元来自然界における物理的現象を取り扱う学問であるが、そうかと言って、あらゆる物理的現象がいつでも物理学者の研究の対象となるとは限らない。本来の意味では立派に物理的現象と見るべき現象でも、時代によって全く物理学の圏外に置かれたかのように見えることがありうるのである。 

 物理学の「圏内」「圏外」ははじめから決まったものでなく、けっこう時代によって変遷していくものであると言っている。

  これだけの例から見ても、その当代の流行問題とはなんの関係もなくて、物理学の圏外にあるように見える事がらの研究でも、将来意外に重要な第一線の問題への最初の歩みとなり得ないとは限らない。それでそういう意味で、現在の物理学ではあまり問題にならないような物理的現象にどんなものがあるかを物色してみるのも、あながち無用のわざではないかもしれない。

▼その現象の具体例としてあがっているものも豊かで興味深い。

 金米糖こんぺいとうを作るときに何ゆえにあのような角つのが出るか。角の数が何で定まるか、これも未知の問題である。すすけた障子紙へ一滴の水をたらすとしみができるが、その輪郭は円にならなくて菊の花形になる。筒井俊正つついとしまさ君の実験で液滴が板上に落ちて分裂する場合もこれに似ている事が知られた。葡萄酒ぶどうしゅがコップをはい上がる現象にも類似の事がある。  剃刀かみそりをとぐ砥石といしを平坦へいたんにするために合わせ砥石を載せてこすり合わせて後に引きはがすときれいな樹枝状の縞しまが現われる。平田森三ひらたもりぞう君が熱したガラス板をその一方の縁から徐々に垂直に水中へ沈めて行くとこれによく似た模様が現われると言っている。

 今では
「複雑系科学」
「フラクタル」
「ゆらぎ」
等々のコトバで語られる「ふしぎ!?」だ。
 私のように「圏内」もおぼつかない人間には「希望」と注意すべきことも書いていてくれていた。

 物理学圏外の物理現象に関する実験的研究には、多くの場合に必ずしも高価な器械や豊富な設備を要しない。従って中等学校の物理室でも、また素人しろうとの家庭でもできうるものがたくさんにあると思われる。しかしいかなる場合にでも、その研究者が物理学現在の全系統について、正しい要約的な理解を持っていることだけは必須ひっすな条件である。日本でもまれに隠れた篤志な研究者がいて、おもしろい問題をつかまえて、おもしろい研究をしている人はあるようであるが、惜しいことには物理学の第一義的根本知識の正しい理解が欠けているために、せっかくの努力の結果が結局なんの役にも立たぬ場合が多いようである。過去百年の間に築き上げられたこの大規模の基礎を離れて空中に楼閣を築く事は到底不可能なことである。しかし物理学の基礎的知識の正当な把握はあくは少しの努力によって何人なんぴとにでもできることであるから、それを手にした上で篤志の熱心なる研究者が、とらわれざる頭脳をもって上記のごとき現象の研究に従事すれば、必ず興味あり有益なる結果が得られるであろうと考える。

なんとも示唆的である。
 あのコウガイビルの生命の営みを真に理解するために必要な「物理学の第一義的根本知識」とはなんだろう?
コウガイビルは待っていてくれるだろうか。

 

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本日(2017/05/15)、第160回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼第35号コウガイビルは今朝もまだ元気だった!!
 昨日(2017/05/14)は私のシロウト「コウガイビル」研究にとって特別の日だった。いつかは、「実はコウガイビルとはこんなものなんです!!」と多くの人に生のコウガイビルを見てもらいたいと願ってきた。
 これまではそのチャンスを何度となく逃していた。ちょうど見てもらいたいと思ったときは、暑さのため等で「とけるように」消えてしまっていたりした。昨日も暑い日だった。
 心配だった。
 見てもらうまでに消えてしまっていたらどうしようと。
 でも今朝も元気でほっとした。
 これで、「そんなのやったら、ウチにも居るよ!!」という報告が楽しみだ。
▼本日(2017/05/15)は、第160回オンライン「寅の日」である。
 5月のテーマは
 ・「寺田物理学」って? 
 である。本日はその第二弾「物理学圏外の物理的現象」を読む。
 
◆本日(2017/05/15)、第160回オンライン「寅の日」!!#traday

●「物理学圏外の物理現象」(青空文庫より)

▼昨日もファラデーラボで「物理学」を学んできたところだ。
 「物理学圏内」もなかなかおぼつかないのに「圏外」のはなしとなるとチンプンカンプンかと思ったら、なかなか興味深い話が次々と出てきた。最初からこう来た。

 物理学は元来自然界における物理的現象を取り扱う学問であるが、そうかと言って、あらゆる物理的現象がいつでも物理学者の研究の対象となるとは限らない。本来の意味では立派に物理的現象と見るべき現象でも、時代によって全く物理学の圏外に置かれたかのように見えることがありうるのである。 

 物理学の「圏内」「圏外」ははじめから決まったものでなく、けっこう時代によって変遷していくものであると言っている。

  これだけの例から見ても、その当代の流行問題とはなんの関係もなくて、物理学の圏外にあるように見える事がらの研究でも、将来意外に重要な第一線の問題への最初の歩みとなり得ないとは限らない。それでそういう意味で、現在の物理学ではあまり問題にならないような物理的現象にどんなものがあるかを物色してみるのも、あながち無用のわざではないかもしれない。

▼その現象の具体例としてあがっているものも豊かで興味深い。

 金米糖こんぺいとうを作るときに何ゆえにあのような角つのが出るか。角の数が何で定まるか、これも未知の問題である。すすけた障子紙へ一滴の水をたらすとしみができるが、その輪郭は円にならなくて菊の花形になる。筒井俊正つついとしまさ君の実験で液滴が板上に落ちて分裂する場合もこれに似ている事が知られた。葡萄酒ぶどうしゅがコップをはい上がる現象にも類似の事がある。  剃刀かみそりをとぐ砥石といしを平坦へいたんにするために合わせ砥石を載せてこすり合わせて後に引きはがすときれいな樹枝状の縞しまが現われる。平田森三ひらたもりぞう君が熱したガラス板をその一方の縁から徐々に垂直に水中へ沈めて行くとこれによく似た模様が現われると言っている。

 今では
「複雑系科学」
「フラクタル」
「ゆらぎ」
等々のコトバで語られる「ふしぎ!?」だ。
 私のように「圏内」もおぼつかない人間には「希望」と注意すべきことも書いていてくれていた。

 物理学圏外の物理現象に関する実験的研究には、多くの場合に必ずしも高価な器械や豊富な設備を要しない。従って中等学校の物理室でも、また素人しろうとの家庭でもできうるものがたくさんにあると思われる。しかしいかなる場合にでも、その研究者が物理学現在の全系統について、正しい要約的な理解を持っていることだけは必須ひっすな条件である。日本でもまれに隠れた篤志な研究者がいて、おもしろい問題をつかまえて、おもしろい研究をしている人はあるようであるが、惜しいことには物理学の第一義的根本知識の正しい理解が欠けているために、せっかくの努力の結果が結局なんの役にも立たぬ場合が多いようである。過去百年の間に築き上げられたこの大規模の基礎を離れて空中に楼閣を築く事は到底不可能なことである。しかし物理学の基礎的知識の正当な把握はあくは少しの努力によって何人なんぴとにでもできることであるから、それを手にした上で篤志の熱心なる研究者が、とらわれざる頭脳をもって上記のごとき現象の研究に従事すれば、必ず興味あり有益なる結果が得られるであろうと考える。

なんとも示唆的である。
 あのコウガイビルの生命の営みを真に理解するために必要な「物理学の第一義的根本知識」とはなんだろう?
コウガイビルは待っていてくれるだろうか。

 

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オンライン「寅の日」のすすめ(5) #traday

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▼大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから3週を経過していた。
 3つに分割された観察池。いずれの観察池からも「浮葉」が水面に出ていた。最初は水面から葉茎が立ち「立葉」のようそうを見せるが、やがて水面に倒れ「浮葉」となる。「立葉」が登場するのは、「浮葉」が水面を覆い尽くした後のようだ。
 3つの観察池以外に、残った蓮根を一時的のつもりで昨年度の池で「水栽培」をしていた。皮肉にもそちらの池の方が現段階では「浮葉」だらけだ!!

 3つの観察池、昼間よく観察していると水面にプクプクと泡がでてくる。
 おおー蓮根が息をしている!!
 生きているんだ!!
 とうれしくなってしまうんだ。
▼寅彦だったら、どんなところをどのように観察しただろう?
 こう考えるのが、いつしか私の習癖となってしまった。

 オンライン「寅の日」をはじめるきっかけとなり、今なお毎回のごとく参考にさせてもらっている一冊の本がある。
私にとっては最高のオンライン「寅の日」ガイドブックだ!!
 それは

◆『寺田寅彦と現代 ~等身大の科学を求めて~』(池内 了著 みすず書房 2005.1.21)

 である。
▼このテーマでは、どの随筆を読めばいいんだろう?
そう考えたときは、かならずこの本を開くようにしている。にわか寅彦ファンである私にはまだまだどんな随筆を書き残してくれているのか全貌を把握しきれていなかった。
だからとてもアリガタイ一冊なんだ!!
 著者・池内了氏は、「はじめに」で次のように書いていた。
 

 そこで、寺田寅彦について現代から再照射してみたいと考えるようになった。といって、これまで多く書かれてきた寺田寅彦論を繰り返そうという意図ではない。彼の死から七〇年近くも経っており、現代科学は彼の時代から大きく変貌し、また社会における科学の位置づけも異なっている。過去を惜しむかのような寺田寅彦論ではなく、彼の眼を借りて、現代科学の有りようを批判的に炙り出したいのだ。現代の私たちは、科学・技術の巨大な成果に取り巻かれ、もはや科学・技術と縁を切って生きることができない。しかし、科学・技術の負の側面にも直面することになった。科学は善とばかりに考え、このまま野放図に拡大していって良いかどうか、じっくり考えるべき時が来ている。科学の光と陰を見据えながら、寺田寅彦を現代に甦らせてみようという試みである。(同書P4「はじめに」より)

▼池内氏がこう書いて6年後に3.11がやってきた!!
 3.11から6年が経って今だ!!
 この本の中でも、池内氏は繰り返し2つのキーワード(私には「道標」!!)にふれていた。
・「等身大の科学」
・「新しい博物学」

 これからもこの本にお世話になりながら「ゆっくり ゆっくり」オンライン「寅の日」をすすめたい!!

(つづく)
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オンライン「寅の日」のすすめ(4) #traday

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賢治の「雲見」!!
 と
 寅彦の「宇宙見物」!!
は私の究極の道楽だった。

 昨日のちょうど正午、いつものように「雲見」をしていると、「日暈」が見られた!!
 アメダスで確認すると地上気温は26.0℃だった。もう「夏日」だ!!
 でも「日暈」は氷晶でなければできない。せいぜい5~10㎞離れているだけなのに!?
 やっぱり 
 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」

▼寅彦は「宇宙見物」だけではない、「雲見」もやっていた!!
やっていたどころの話しではない。
「雲見」の達人でもあった!!これは最近のオンライン「寅の日」で再認識したところである。
 寅彦の随筆を読むたびに認識することがある。

 寅彦はいつ読んでも今日的である!!

 ということだ。書かれてからもう80~90年以上たっているのに、まるでたった今書かれたように新鮮で今日的である。
 とりわけ、あの警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」に関する随筆はそうだ。
▼この事実を自らのライフワークにひきつけ、寅彦の随筆を「活用」しようとする人がいた!!
 寅彦の警鐘を引き継ぎ、強く鳴らし続け活躍する鎌田浩毅氏だ。
 
◆「寺田寅彦を「活用」する」鎌田浩毅 『科学者の目、科学の芽』(岩波書店編集部編 岩波書店)、元々は『科学』2014.11月号より)

 はとても示唆的だ。このなかで鎌田氏は次のように言っていた。

彼が行った「科学コミュニケーション」に関する数々の工夫は、直ちに私の手本となった。わかりやすく興味深いエピソードをふんだんに含む寺田の語り口は、標語「面白くてタメになる」のベースになった。(同書P173より)
 
 アウトリーチに関する私の修行は今も進行中であり、寺田が残してくれた試行錯誤の記録は知恵袋となっている。彼の専門と思想を引き継ぐ者として、これからも寺田寅彦を「活用」していきたいと思う。(同書P174より)  

▼人は自らの「文脈」に沿ってしか他の人の「文脈」を読み解くことはできない。
 ただちに鎌田氏の真似をして、寅彦を「活用」することは私には不可能である。
 そんな知識も能力もない。
 しかし、私自身の「文脈」に沿った「活用」であれば、ひょっとしたら道があるかも知れない。

(つづく)

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オンライン「寅の日」のすすめ(3) #traday

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好きなもの 苺 珈琲 花 美人 懐手して 宇宙見物

 寺田寅彦は、昭和9年1月にこのような短歌(三十一文字)を詠んだ。
 晩年まで苺が大好きだったようである。
 その苺、ほったらかしにしていたら、やっと赤くなりはじめた。もう一ヶ月早ければ墓前にもっていくこともできたのだが残念だ。
 最後の「懐手して 宇宙見物」というのが、私としてはとても気に入っている!!
 毎日使わせてもらっている。

オンライン「寅の日」のすすめ をさらに進める。
 オンライン「寅の日」をはじめるちょうど一年前、私は

◆「サイエンスコミュニケーター宣言」

を書き始めた。
 「サイエンスコミュニケーター」と名のってはみたものの何からとりかかったらよいものやら決めかねていた。
・そもそも「サイエンスコミュニケーター」って?
・今、「私の科学」はどこに?
・これからの「科学」は…!?
 そんなこと考えながら、まずいろいろ動いてみることにした。
▼オンライン「寅の日」のネーミングにヒントをくれた

◆『寺田 寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学』(小山 慶太著 中公新書 2012.1.25)

に、「サイエンスコミュニケーター」に関してもたいへん興味深いことが書かれていた。
 科学者・寺田寅彦のことを次のように評していた。

  

科学に関して研究者であると同時に、サイエンス・コミュニケーションの担い手-この面では先駆者とみなせるであろう-としての顔ももっていたのである。(同書 P220より)

科学研究が細分化、巨大化し、精神的にも物理的にもその規模が一人の人間の枠をはるかに越えてしまっている今日、寅彦の随筆を読んでいると、失われつつある科学の原風景が懐かしさをともなって蘇ってくるような気がする。(同書 P223より)

▼オンライン「寅の日」で5年あまり寅彦の随筆を読み続けてきた今、小山氏の言っていることがきわめて納得できる!! (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

そうだ 間違いなく!!

寺田寅彦は日本の元祖サイエンスコミュニケーターである!!

 彷徨の答えのひとつがここにありそうな気がする。

(つづく)

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2017年・今年もコウガイビルを「発見」\(^O^)/(2017/05/10) #コウガイビル

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▼昨日の朝(2017/05/10)、私はいささか興奮していた。いや、かなり興奮していた!!
 それはあのコウガイビルを「発見」したからだ。
 いや、「発見」は大げさだ。どこかに探しに行き、みつけたというのではまったくなかった。我が家の庭で気づいたら足元を「あいつ」が這っていたのだ。
 あわてて写真を撮り、例によってナイロン袋にいれた!!
▼こいつが、私が人生で出会った35匹目のコウガイビルだった。
35号コウガイビルはクロイロコウガイビルだった。ナイロン袋に入れてからじっくりと観察してみた。
 私がはじめてこの「ふしぎ!?」のかたまりのような生きものに出会ったのは2008.11.14だ。もう9年近くも前だ。
第1号コウガイビルも今回と同じようにナイロン袋のなかに入れた。そこから「ふしぎ!?」がはじまった!!
 なんとそれから261日間もナイロン袋の中で「エサなし」で生き延びたのである!!
 第1号コウガイビルは私を生命科学最前線までつれて行ってくれた!!その顛末の詳細は

◆「コウガイビル」を追う

に記録していた。
▼それ以来、私はこ、「ふしぎ!?」な生きものに夢中になった。機会ある毎にこいつを探し続けた!!
 なかなかみつけることができなかった。
 ところが、昨年の夏、我が家の大賀ハス観察池の周辺半径5mほどの範囲のなかで25匹ものコウガイビルに出会ったのである。プラスチック容器のなかで飼うことにも挑戦してみたがダメだった。
 やっぱりナイロン袋の方がよいという結論になった。しかし、暑さにはかなわなかった。
 ナイロン袋のなかで「とけるように」姿を消した。
▼今年は、大賀ハス観察池も移動するし、もう出会えないと半ばあきらめていただけに35号との出会いはうれしい\(^O^)/
 季節は夏に向う。はたしていつまでナイロン袋のなかで生き延びてくれるだろう!?

 同じ水生プラナリアの方が目がかわいいとかいって人によく知られている。飼育され再生実験に使われることも多い。変ないい方だが、「市民権」ならぬ「教材権」を得ている!!
 一方、陸生プラナリアである我らが「コウガイビル」は、たまたま出会っても気持ち悪がられるだけで、「生存権」すら危ない。「教材権」獲得にはまだまだほど遠い!!
 もっともっと深くこの「コウガイビル」という生きもののことを知りたいものだ!!

我らが「コウガイビル」に「教材権」を!! 

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オンライン「寅の日」のすすめ(2) #traday

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▼今年一番目に発芽(発根)した実生ヒガンバナ(安富)は、緑を増していた。
 根は土ポットにもぐり込むように伸びていた。この後の興味はどのあたりが膨らんでくるかである。
 そこが鱗茎の赤ちゃんとなるのだろう。
 二番目に気づいた実生ヒガンバナ(福崎)の方は、まだ白い。のびた芽はいちど湾曲してから土ポットにもぐりこんでいる。どうしてその方向に土があることを知ったのだろう?
 光かそれとも重力か?
 やっぱりあの言葉を使わしてもらおう。

 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」

▼オンライン「寅の日」のすすめ を進める。

<そもそもなぜ「寅の日」なのか?そのネーミングはどこから?>
 2012年春、オンライン「寅の日」をはじめる少し前に寺田寅彦に関するたいへん興味深い本を読んだ。

◆『寺田 寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学』(小山 慶太著 中公新書 2012.1.25)

である。ここに「寅の日」のヒントがあった。

 寅彦は高嶺俊夫と親交を深めるなか面白いことをやっていたようだ。  一九二八年(昭和3年)の春ころから、高嶺と寅彦は毎週一度のペースで、二人だけの昼食会を催すことになる。 高嶺はこの日を「寅の日」、一方の寅彦は「高嶺デー」と呼んでいた。(中略)学問の話もしたが、それ以外に気楽なテーマもよく話題にのぼったという。“高等遊民”を彷彿させる二人の姿が浮かんでくる。(同書 P15)

 これだと思った!!この「寅の日」を21世紀の今、再現をしたいと強く思った。再現と言って「昼食会」を再現するのでない、その「空気」を再現するのである。
 寅彦が残してくれた随筆を多くの人と一緒にオンラインで読むのことで「再現」したい思ったのだ。
 
 かくして オンライン「寅の日」 ははじまった!!

▼高嶺と寅彦は毎週一度のペースで、「寅の日」を実施していた。
 しかし、それでは少し忙しない。月に一度では間があきすぎる。
 そこで思いついたのが干支の「寅」だった。干支の「寅の日」は12日一回巡って来る。
 これぐらいが忙しすぎず、間延びしないちょうどいいペースだと思った。
 これなら一回一回日程を検討する必要もない。とても便利だ!!
 5年と一ヶ月を経てこれはすっかり定着した。

 12日に一度、オンライン「寅の日」は巡ってくる!!

▼原則は12日に一回と決めながらも一年間に一度だけ例外の日をつくっていた。
 寺田寅彦は1935年(昭和10)の大晦日12/31、転移性骨腫瘍のため亡くなった。
 58歳(数え年)だった。
 だから12/31は寅彦の忌日だった。
 この日を特番「オンライン「寅の日」とした。

 この日に読むものも決めていた。最晩年に書かれた
●「日本人の自然観」(青空文庫より
 である。
 
 特番をあわせて年間31回のオンライン「寅の日」!!
 はたしてこれはどこまで…。

(つづく)

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オンライン「寅の日」のすすめ(1) #traday

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確かにほんとうに花だった!!
 庭先に小さな畑をつくり、ちょっとした野菜などをつくつている。
 ネギもつくっていた。そのネギにずいぶん前から葱坊主できていた。薄い皮をかぶっていた坊主頭はやがて「ざんぎり頭」に変化していった。「ざんぎり頭」からさらに突出して、「花」を主張しているものいた。
 葱坊主が花だとは知っていてもじっくり観察してみるとなかなか面白いものだ。
 ネギの花が葱坊主なら、ネギのは葉は? 茎は?
 いつも食べている筒状になったところが葉ならば表はどっち!?

 ついつい「つまらない」ことにこだわってしまった。(^^ゞポリポリ
▼「つまらない」ことに関連して、先日読んだ興味深い文章を思い出した。
 その文章は『数学の影絵』(吉田 洋一著 角川選書)のなかにあった。

◆「つまらない」こと~寺田寅彦の思い出~ (同書p246)

吉田先生は学生のころ、たった一度だけ寺田寅彦の講演を生で聴いたことがあるそうだ。そして、その講演の最後の言葉が印象深くその情景を含めて忘れられないという。

 講演の終りのところでも、またちょっと声を大きくされた。「何だか変なこというようですが、どんなつまらないことでも、つまらないといって捨ててしまわないで研究していくと、たいへん面白いことがみつかってくるものです」こういって、ちょっとはにかんだような表情をして退場された。(同書p248) 

▼なんとこれこそが科学者・寺田寅彦の口癖

「ねえ君、不思議だと思いませんか?」

の本意ではないか。
 寺田寅彦は1935年(昭和10)の大晦日に亡くなった。もう82年も前だ。
 いくら願っても吉田先生のように生で「ねえ君、不思議だ思いませんか?」を聴くことはできない。
 しかし、幸いなことに寅彦は多くの名随筆を書き残してくれた。

 ネットの時代に生きる私たちには、さらに幸いなことに青空文庫のおかげでいつでもこの名随筆を読むことができるのである。アリガタイ!!

◆作家別作品リスト:No.42 寺田寅彦 (青空文庫) 
 
▼これを利用させてもらって、オンラインで寅彦の随筆を読んでいこうというのが

◆オンライン「寅の日」

である。オンライン「寅の日」は12日に一回巡ってくる。
 2012年4月よりはじめて、5年と一ヶ月が過ぎた。第159回まで来ている。
 
 6年目の今、あらためて「オンライン「寅の日」のすすめ」を書き進めながら、これからの可能性を模索していきたい。

(つづく) 
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【Web更新05/07】17-19 【ヒガンバナ情報2017】等 更新!!

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ゆるゆると花弁展げる牡丹かな 17/05/06撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】17-19
週末定例更新のお知らせ
 今、「断捨離」決行中である。
 かけ声ばかりが先行してなかなか前にすすめない。「整理」ベタは昔から自覚していたので、どうすればうまく自分なりの「整理」ができるか?を考えてきたつもりでいたが、つもりだけであった。\(__ ) ハンセィ
 反省ばかりでは面白くない!!
 過去と他人は変えることができないが、未来と自分は変えることができる!!
 を信じて、残り少ない「未来」を面白くやりたいものだ。

◆表紙画像集2017 更新 牡丹 (「ぼうたん」という表現が気に入っている) 
 今年は一輪だけの庭の牡丹の花が咲いた!!
 開いた花は巨大である。たった一輪だけで庭を豪華に変えてしまった。
 それにして「ふしぎ!?」だ。これだけ豪華な花びらをどのように蕾のなかに格納していたんだろう?
 まるでマジックを見ているようだ。
 花の展開の仕方も、あの大賀ハスなどとはまたちがっていた。
 そこにどんな「ナルホド!!」が隠されているのだろう?

◆【ヒガンバナ情報2017】 更新!!
 この一週間で2つの実生ヒガンバナが発芽(発根)した。
 「日本のヒガンバナは3倍体で種子をつくらない。鱗茎(球根)の分球のみで殖える。」
 このアタリマエが変わるかも知れない!?

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 このごろ自分の「天気予報」ハズれることが多い。
 なかなか難しいものだ。でも面白い!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 5月のテーマは、 「寺田物理学」って? である。
 「寺田物理学」の真骨頂は日常のなかにある。
 毎日が「寅の日」でワクワクドキドキだ。

 さて、今週は「断捨離」どこまですすむかな。
 今週は「不燃物」ゴミを出す週だ!!
 
 

 

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実生ヒガンバナ2つ目も発芽(発根)!!(2017/05/06) #ヒガンバナ

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▼「0」と「1」とでは大きくちがう。「無」と「有」のちがいである。
  「1」と「2」もまた大きく意味がちがう!!
  「単数」と「複数」の違いだけでない。 「たまたまひとつだけ」と「2つ目も」というのでは可能性という点では大きく意味が違うのである。

 つい先日やっと発芽(発根)した種子から育てる実生ヒガンバナ、昨日(2017/05/06)は2つ目が発芽(発根)しているのに気づいた!!
▼今度の「自然結実」種子の採集場所、採集日、「完熟」日は
・福崎
・10/25
・11/11
 花茎を採集した日の記録を残していた。
▼この「自然結実」ヒガンバナ群生地から、最終的に手に入れた「完熟」種子は17個あった。
同じ場所で2015年度、手に入れた「完熟」種子は58個だった。
だから、昨年は不作であったとも言える。
年によって大きくちがうのはどうしてだろう?
やはり「自然結実」は周期的に起こるものなんだろうか?

いずれにしても、この場所から手に入れた「種子」が発芽(発根)した!!
その意味は大きい。
 今年いちばん目に発芽(発根)した安富の分は見えている部分が緑がかっていた。
 自分で栄養をつくりはじめているのだった。

「自然結実」ヒガンバナに何が起こっているのか?
「ふしぎ!?」はまだまだ続く!! 

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▼大賀ハス観察池の方は、蓮根の植え替えから2週目だった。
A.B.Cいずれの観察池からも、いくつかの葉芽が顔を出していた。
なんともたくましいかぎりである!!

 植物の生命の営みは私の想像以上にもっともっとフレキシブルなものなのかも知れない!!


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2017年・今年もやっぱり坂本遼『たんぽぽ忌』に行った!!

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 春
遠い峠田のてっぺん
あれはおかんかいな
鳥かいな

 今年もやっぱりこどもの日の5/5は、この詩碑の前に立っていた!!
 定年退職してから7年目、こどもの日には ひとり『たんぽぽ忌』に参加するのが、あらたな習慣となっていた。
 しかし、昨日は「ひとり」ではなかった。孫二人を連れて私たち夫婦と4人での参加であった。
▼「屋根が新しくなっているのでは…」
 と言われてみて気づいた。元々田園風景のなかに忽然と真っ赤な屋根が目立つのだったが、特に昨日の赤い屋根は輝いていた。
 そう言えば、外装もきれいになった気がする。西の塀も赤くなっていた。
 
 私と坂本遼『たんぽぽ忌』の出会いも古い。教師駆け出しのころ、そのころいろいろ教えてもらいお世話になっていたY先生のお誘いで参加したのがはじめてであった。今から40年近くも昔の話だ。
 小さいこどもを連れて参加させてもらったこともある。『兎の眼』『太陽の子』の作者・灰谷健次郎さんとはじめて出会ったのもこの『たんぽぽ忌』だった。
▼今回気になったのは、きれいになった生家ともうひとつあった。
 それは、詩碑の側に立てられた「草野心平誌す」とされた碑だ。
 宮沢賢治を高く評価していた草野心平が、坂本遼もこのように高く評価していたことを再認識して、とてもうれしい気分になった。
▼せっかく4人で行ったので、昨年までとはちょっとちがったコースをとってみた。
同じ市内にある「東条温泉・とどろき荘」に立ち寄り、昼食をし温泉にゆっくりつかってきた。
これがとってもよかった!!
気に入ってしまった!!

こどもの日は坂本遼『たんぽぽ忌』が定番!!

可能なかぎり続けたいな。

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2017年5月(皐月)の俳句「歳時記」!!

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▼今日は端午の節句であり、「立夏」である!!
 今日から「暦の上では」夏である。私はどうもこの「暦の上で」とか「二十四節気」とか言うものをなめていた。
どちらかと言うと、前近代的なもの、非科学的なものというイメージでとらえていた。
 それは、まったく違っていた。
 自然をゆっくりと観察するような暮らしになってはじめて気づいた。
 
「暦」「二十四節気」!!これぞ使える「科学」だ!!
自然を豊かにとらえるための「科学」だ!!
 
▼ひよっとしたら俳句「歳時記」も…。
と言うのが、毎月この俳句「歳時記」を連載している理由だ。
今月も参考させてもらっている

NHK「俳句」 テキスト
 
 から巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) 目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹  寺山修司
(2) あるときは船より高き卯浪かな   鈴木真砂女
(3) 更衣駅白波となりにけり      綾部仁喜
(4) 鯉のぼり目玉大きく降さるる    上村占魚
(5) 柿若葉重なりもして透くみどり   富安風生
(6) そら豆はまことに青き味したり   細見綾子
(7) ぼうたんと豊かに申す牡丹かな   太 祇
(8) 附き人が菩薩を煽ぐ練供養     右城暮石
(9) 葉桜の中の無数の空さわぐ     篠原 梵
(10) 新茶汲むや終りの雫汲みわけて   杉田久女
(11) 山々に麓ありけり桐の花      小島 健

▼巻頭にあげられぐらいの「名句」ばかりであるが、そのなかでも私にピッタリときたベスト3を選んでみた。

【私の選んだ名句ベスト3】

(7) ぼうたんと豊かに申す牡丹かな   太 祇

(5) 柿若葉重なりもして透くみどり   富安風生

(6) そら豆はまことに青き味したり   細見綾子

▼我が家の「ぼうたん」「柿若葉」「そら豆」の今を写真に撮ってみた。

 俳句「歳時記」を私の「科学の方法」のひとつとして採用しようときめた。
 そう決めてからでも、月日は経つが、いっこうに上達の兆しはない。(^^ゞポリポリ

 でもそれでいいと思っている。
 愉しみが増したことは<事実>だから…。

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来た~!!ついに実生ヒガンバナが発芽(発根)した。\(^O^)/(2017/05/03) #ヒガンバナ

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▼昨日(2017/05/03)も暑かった。もう「夏日」寸前だった。
 いつものように種子から育てている実生ヒガンバナを観察していた。正直言ってなかばあきらめかけていた。
 70個もあってもどのひとつにも発芽の気配がみられなかったからだ。
 いや違う!!そのひとつに異変が!!

 黒い種子からのびる白いものが土にもぐっていた!!

 それに昨日の朝気づいた!!
▼発芽だ。いやより正確には発根と言えばよいのかも知れない。
 それは、2013年以来観察してきたキツネノカミソリ、コヒガンバナ、ヒガンバナの実生実験で知っていた。
 何度見ても感動の瞬間だ!!
 「発芽」した種子はこの後、地下に根をのばし、白い部分が少し膨らんでくるはずである。
 鱗茎(球根)の赤ちゃんができるわけだ。
 そしてやがって地下に眠ってしまう。
 秋になって、その小さな球根から葉がのびて来る。
 「出葉」である。
 はたして、このひとつは「出葉」までいけるだろうか?
▼このひとつをケースから出して、プレートがわりにしていたナイロン袋の表示を見た。
「安富 11/1 11/23」と記してあった。
それは「自然結実」ヒガンバナ群生地安富で2016/11/1に採集し、「完熟種子」を回収したのが2016/11/23であることを意味していた。
 2016/11/01に採集したときの記録が残っていた。  
 
 これで、採集場所、採取日、完熟日が特定されたヒガンバナ種子の初の発芽(発根)成功となる!!

▼安富の群生地と言えば、私がはじめて「自然結実」ヒガンバナ群生地をみつけた場所でもあった。
 そのときの感動の記録も残していた。
 2013/11/13のことであった!! 
 しかし、この地で 2014年、2015年には一本の「自然結実」ヒガンバナもみつけることができなかったのだ。
 3年ぶりに2016年には33個の「種子」を手に入れたのだ。
 そして、そのひとつが発芽(発根)した。

 ヒガンバナに何が起こっているのか?

 作業仮説のストーリーを考えなおす必要があるかも知れない。
 いずれにしても楽しい作業だ!! o(^o^)o ワクワク

(つづく)
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本日(2017/05/03)、第159回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼ ツツジと「アメダス」!!
 これが昨日の「雲見」の一枚だ。その「アメダス」が、きっちりと「初夏」を記録してくれていた。
気温は25℃近くまで上がり、昼と夜では南寄りの風と北寄りの風が入れ替わっていた。
 瀬戸内の海陸風については寅彦も「海陸風と夕凪」で触れていた。
 これについては今年の夏も私の自由研究テーマにしたいところだ。
▼本日(2017/05/03)は、第159回オンライン「寅の日」である。
 5月のテーマは
●「寺田物理学」って?
 である。
 ずいぶん大きなテーマである。オンライン「寅の日」では繰り返し挑戦してきたテーマである。
 その第一弾として読むのは「日常身辺の物理的諸問題」である。
 
◆本日(2017/05/03)、第159回オンライン「寅の日」!!#traday 

●「日常身辺の物理的諸問題」(青空文庫より)

▼オンライン「寅の日」6年目の年間テーマは「ゆっくり ゆっくり」である。
 その面からいうと、今回の随筆の選択は「失敗」だったのかも知れない。「ゆっくり」とひとつの「ふしぎ!?」について考えるまもなく次から次へと矢継ぎ早に身の回りの不思議が登場するのだ。
 それはまるで、寅彦に

 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」 

 と問いかけられているようだった。
 「ばからしい問題」と捨てやらず熟視すれば、日常身辺は「科学」でいっぱいだ!!
 と力説していた。

 クントの実験でも同様である。あの場合になぜ金属棒は松やにを着けた皮でしごき、ガラス棒だとアルコールを着けた綿布でこするか、この幼稚な疑問に対してふに落ちる説明をしてくれる教師はまれであろう。それにもかかわらず物理学をデモンストレートする先生がたはなかなかこの目前の好個の問題を手に取り上げて落ち着いて熟視しようとはしないのである。
従来はただ二つの物質間の摩擦係数さえ測定されればそれで万事が解決したと考えられていたようであるが、分子物理学の立場からすれば摩擦の問題はまだほとんど空白として残されているようである。
しかも同じ時にはおのずから一定の統計的平均の形を示すのである。この合流の統計的方則が何であるか、これを支配する物理的与件が何と何とであるか、これも直ちに発せられる疑問である。

▼寅彦の「ふしぎ!?」のタネは尽きない!!

たとえば本誌(科学)の当号に掲載された田口※(「さんずい+卯」、第4水準2-78-35)三郎たぐちりゅうざぶろう氏の「割れ目」の分布の問題、リヒテンベルク放電像の不思議な形態の問題、落下する液滴の分裂の問題、金米糖こんぺいとうの角つのの発生の問題、金属単晶のすべり面の発生に関する問題また少しちがった方面ではたとえば河流の分岐の様式や、樹木の枝の配布や、アサリ貝の縞模様しまもようの発生などのようなきわめて複雑な問題までも、問題の究極の根底に横たわる「形式的原理」には皆多少とも共通なあるものが存在すると思われる。すなわちいずれにも「安定、不安定」の問題が係わっているように見えるのである。不安定の入り込む多くの場合には事がらが統計的になるので従来の物理学からはとかく疎外されがちであった。

知ったかぶりして言えば、これぞ「複雑系科学」(!?)
寅彦はやっぱり生まれるのが早すぎたのだろうか?

それは私が結局何物もないところに何物かを求めているためであろうか。それがそうではない証拠にはちゃんと眼前の事象が存在している。すなわち事象は決してめちゃくちゃには起こっていない。ただわれわれがまだその方則を把握はあくし記載し説明し得ないだけである。

最後の一文は、86年の時空を超えた寅彦からの「科学」への誘いである!!

それで私が今本誌の貴重な紙面をかりてここにこれらの問題を提出することによって、万一にも、好学な読者のだれかがこの中の一つでもを取り上げて、たとえわずかな一歩をでも進めてくれるという機縁を作ることができたら、その結果は単に私の喜びだけにはとどまらないであろうと思うのである。

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【Web更新04/30】17-18 Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 等更新!!

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どこまでものびてみたきや藤の花 17/04/29撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】17-18
週末定例更新のお知らせ
 どうしたことだろう?(゜_。)?(。_゜)?
 TwitterとFacebookが連動しなくなってしまった。4/29の朝より突然そうなってしまった。
 まあ、ほっておいたらそのうち修復されるだろうと思っていたが、いっこうにその気配がない。
 根っこのところから理解していない人間はこんなときに困ってしまう。
 困りながらも、今一度「連動」を考える機会にするかな。

◆表紙画像2017 更新  藤の花
 藤棚の藤の花もきれいだが、野生(?)の藤の花もなかなか魅力的だ。
 大木に絡まった藤の花が空高くをめざしていた。
 藤はいろいろ興味深い「つる植物」だ。きれいな花、はじけ飛ぶ藤の実などなど。
 なかでも私にはこの「つる」が気になってしかたない。
 「つる」の先端にはどんなレセプターがあるのだろう?
 他の植物に絡まり生きていく、その「からくり」は!?

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 とても息の長い取り組みとなってきた。
 でも尽きぬ「ふしぎ!?」があるかぎりどんな遅々たる歩みになろうとも続けようと思う。

◆【ヒガンバナ情報2017】 更新!!
 5月に入ってしまった。しかし、実生ヒガンバナに大きな変化が見られない。
 2年連続全滅!? その判断はもう少し待とう。

◆オンライン「寅の日」 更新!! 5月オンライン「寅の日」のテーマは、
 「寺田物理学」って?
 である。ゆっくり ゆっくり 進めよう。

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 ジョロウグモの「卵のう」にまだ変化はみられない。ゲホウグモの姿もない。
 
 5月に入っている。
 大型連休の一週間どんな展開があるだろう。o(^o^)o ワクワク

  

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2017年5月(皐月)の「雲見」は!?

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▼4月(卯月)が終わった!!
なんというスピードだ。これで2017年が1/3終わったことになる!!
 5月(皐月)の「雲見」が今日からはじまる。その前に4月の「雲見」をもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返ってみよう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴    7
・巻雲    0
・巻積雲  2
・巻層雲  4
・高積雲  1
・高層雲  1
・層積雲  5
・積雲    5
・層雲    2  
・乱層雲  3
・積乱雲  0

 いちばんに目立つのが「快晴」7だ。3月は0であったのに…。
 「快晴」シールがどんどんなくなっていく ちょっとうれし悲しい。(^^ゞポリポリ
 「積雲」「層積雲」5というのはなんとなくそうだったなと思い出すことができる。

▼さて、5月(皐月)の「雲見」はどうなるだろう?
 2つの資料を参考に考えてみようと思う。
まず
 
◆気象庁・一か月予報(近畿地方PDF版)

だ。どうやら前半は暑くなりそうだ。
 昨日の天気をみていても予想できる。雨の方は平年よりはすくなそうだ。
 移動性高気圧が周期的にやってきて天気も周期的に変わりそうだ。上空に寒気が流れ込めば急激に天気が変化することもあるかも知れない。
 「雲見」としては「積乱雲」が見られるようになるかも知れない。
▼次は、「よりローカルに!!」だ。

◆兵庫県 福崎の気温、降水量、観測所情報(アメダス)

 月間降雨量では、7月、6月に次いで第3位だ。
 やっぱり雨はそれなりに降るのかな。
 最近の「アメダス」の風向を見て気づいたのだが、もう「海陸風」始っているのかも!!
▼5月(皐月)の「雲見」の旅はどこにでかけようかな!?
 観光でもない!!
 フィールドワークというほどたいそうなものでもない!!
 吟行などという洒落たものでもない!!
 ただただ空を見上げて雲を見るという
 「雲見」の旅!!

 地図をひろげて空想するだけでも楽しい o(^o^)o ワクワク

 

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