今年も子グモたちが「団居」(まどい)を始めた!! #クモ学 (2017/05/19)
▼ついにあのジョロウグモの卵のうから子グモたちが出てきて「団居(まどい)」をはじめた!!
実はなかばあきらめかけていた。まだクモたちと本格的につき合うようになって日の浅い私は、絶対にここから子グモたち出てくると確信をもって言うことができなかったからだ。
昨年の「出のう」は5月5日だった。今年はそれとくらべると遅れること2週間、昨日(2017/05/19)だった。
「出のう」して「団居(まどい)」をはじめる時期はなにによってきまるのだろう?
それも私はまだ知らない。
▼それにしても子グモたちの数は半端ではなかった。いったいいくらくらいの子グモたちがいるのだろう?
写真を拡大して数え始めたが途中でやめてしまった。
まずは数十匹ではおさまらない数百のオーダーだろう。でもこのうち、大人のジョロウグモになるのは一匹か二匹か、いや0かも知れない。
さてずっと「ふしぎ!?」に思っていることがある。
子グモたちはなぜこんな団居をするのだろう?
・集団生活のメリットは?
・集団でいるリスクは? 天敵はなんだろう?
・旅立ちまでの集団訓練?
・団居は子グモたちの「学校」!?
・エサはどうするのだろう? 共食いは?
等々
次々と「ふしぎ!?」はふくらむ一方だ!!
▼「クモの子を散らす」コトバとして知っていても、実感をともなってわかったのは最近だ。
落ちている棒きれで、団居するところを突いてみた。
ものすごいスピードで四方八方に散らばっていった。
「クモの子を散らす」は団居のリスク故に身につけたスゴ技なのかも知れない。
▼さていつまで団居をするだろう?
バルーニングして旅立っていくのはいつだろう。
その瞬間を今年も目撃できるだろうか?
他の場所の卵のうも見てみた。
車庫の上はまったく変化なかった。玄関ではわずかな子グモたちが「出のう」してきているように見えた。
今年もまた、クモたちから目を離せない季節がやってきた。
シロウト「クモ学のすすめ」も5年目が本格的に始動する!!
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コメント
楠田先生、こんにちは。
鈴木勝浩です。
これからも発信が楽しみです。
投稿: 鈴木勝浩 | 2017/05/20 07:09
鈴木勝浩さん
こんにちは コメントありがとうございます。
今日は玄関の方の卵のうからも「出のう」していました。
やっぱり子グモたちは天気の何かを感知しているようです。偶然にしてはできすぎた話しです。離れたところの卵のうでほぼ同時に「団居」を開始するなんて…
「ふしぎ!?」ですね。またいろいろ教えてください。
投稿: 楠田純一 | 2017/05/20 12:07