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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(139)

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「大気の物理学実験室」!!
 私は、このいい方がとっても気に入っていた。
「また、そんなところでなにしょるん?」
「実験見とるや」
「はあ? (゜_。)?(。_゜)?」
「このごろおかしいなと思ったらやっぱり…」
「いやいや 雲 見ているんや」
「雲 を (・_・)......ン?」
「それがなんで実験なん?そもそもそんなん 何が面白い?」
「それはやな…」
「あっ、また長くなりそうやな。まあ、それお金かからんでええな!!」
「……」
▼100年ほど前に、この「大気の物理学実験室」で、とても興味深い夢物語を語った気象学者がいた。

◆『大気の科学~新しい気象の考え方~』(小倉義光著 NHKブックス76 1968.9.20)

に次のように書いてあった。

 日食や月食は、ニュートン以来、力学が発展したのに応じて、力学の法則にしたがって軌道の計算をし、ひじょうによい精度で予報されている。それと同じように、天気の予報、将来の気圧や気温や風の分布の予報は計算でできないのだろうか。これが一九一〇年代のはじめ、英国の気象学者リチャードソンの考えたことだった。(同書p63より)

▼これが今日の「数値予報」のはじまりだった。
 今も「リチャードソンの夢」として語り継がれている。

◆リチャードソンの夢(「数値予報の歴史」気象庁)

▼この最初に試みは失敗に終わったが、『数値計算による天気予報』を出版(1922年)した。
 ところが、リチャードソン自身はその後、気象学から離れてしまう。
 たいへん興味深いエピソードが紹介されていた。
 

 彼がどんなに戦争に反対し、平和に献身的であったか。彼の夫人はこう書いている。「彼の大気の研究に最も興味をもっていた人たちが、実は毒ガスの専門家であったことを知った時、彼の苦悩のときがきました。ルイス(リチャードソンの名前)は気象学の研究をやめ、未印刷だったものを破棄してしまいました。これによってどれだけのものを失ったか、誰にもわからないことなのです!」(同書p67より)

(つづく)

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