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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(138)

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▼久しぶりにまとまった雨が降った!!
 ふだんは屋内に置いておきときどき水やりをしている実生ヒガンバナ・実生コヒガンバナたちを外に出して自然の水分補給をしてやった。
 ところでこの雨、どんな「からくり」で降っているのだろう?
 あの「低気圧」との関係は?
 「地上天気図」「高層天気図」をみながら考えてみた。
▼「暴風雨」の謎解き物語は、100年も続いてきたあの「低気圧」モデル図に行き着いたところまで来ていた。

◆『大気の科学~新しい気象の考え方~』(小倉義光著 NHKブックス76 1968.9.20)

で続ける。
 モデル図を使っての「天気の変化」が説明されていた。

北向きに動く軽い暖気は、進行の障害となる重い冷気のドームの上をはいのぼる。この暖気と冷気の境界面が地面と交わる線が温暖前線である。逆に低気圧中心の背後では、冷気が暖気の下にもぐりこんで寒冷前線をつくる。このような構造をもつ低気圧にともなう天気としては、温暖前線に沿って幅広く雲および雨が広がり、寒冷前線に沿って、時には寒冷前線の前方に幅狭いしゅう雨性の雨が降る。(同書p58より)

続けて

 この段階では、ふつう低気圧は北東方向に進行する。中心の気圧は降下し風はしだいに強まる。寒暖前線の方がほうが温暖前線より進む速さが大きいので、やがて追いついてしまう。このときには温暖・寒冷前線間はさまれた地域の暖気は地表から姿を消し、上空にのみ存在するようになる。これを閉塞という(第28図e)。この段階で低気圧は発達の頂点に達したといえる。地表から暖気が消え、地表が全部冷気におおわれるにつれ、低気圧も衰弱してくる。こうして低気圧の一生は終わる。(同書p59より)

ナットクだ!!(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
アタリマエだ。
 この説明が今も教科書に書かれ、自分自身でも何十年も授業で語ってきたストリーである。
 定期テスト最頻出事項だ!!
▼今さらではあるが、これってほんとうだろうか?
 ほんとうにこの通りのことが起こっているのだろうか?

 「低気圧」の実像(原寸大)をイメージするが、なかなかできない?
 そのわけがここに書かれていた!!

 ところがこの極前面はほとんど水平面に近い。二〇〇キロメートル北にいって、やっと一キロメートルの高さとなっている程度である。ところが、当時、低気圧は、対流圏の下から上までの空気が鉛直にたった軸のまわりをぐるぐる回転している巨大な渦巻きであると考えられていた。この低気圧像と、ほとんど水平面にちかい極前面で起こる波動とが、どうもぴったりしないのである。(同書p59より)

 ここに私の「ふしぎ!?」の答えがあった。
 100年も続いてきたモデル図はすばらしい!!しかし万能ではない!!
 
 超うすっぺらい空間で起こっていることだ!!

 まだ謎解きは終わってはいない!!
▼それにしてもやっぱり、このモデル図をつくりあげた科学者たちはすごい!!
どこがすごいのかそれも書いてあった。

 しかし、ここで重要なことは、V・ビヤークネスたちの大気に対する態度である。一七世紀ニュートン以来、大気中の現象を物理法則で説明することは、もちろん気象学の分野のあちこちでなされた。気圧が高さとともに減る割合、上昇する空気のかたまりは断熱膨張で冷えて(二〇一ページ)、雲をつくることなど。しかし、V・ビヤークネスほど徹底して、流体力学と熱力学を一体として大気に応用した人はなかったであろう。(同書p59より)
 

さあ、今日の「大気の物理学実験」は!?

(つづく)

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