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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(134)

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つくしの初見だった!!
 今年最初の一本、もう少しで踏んづけてしまうところだった。
 そうなんだ!!と気づき土手をゆっくりみると、もういっぱい顔を出していた。
 昼にはホシノヒトミもすっかり目覚めていた。
 たとえ寒くとも光の春は律儀にやってきていた!!
▼「暴風雨」の謎解き物語を

◆『大気の科学~新しい気象の考え方~』(小倉義光著 NHKブックス76 1968.9.20)

を使ってつづけよう。
 謎解きの最初の手がかりは「気圧」だった。

 暴風雨の実体をさぐる人間の最初の進歩は一七世紀後半、気圧計が発明され、科学者がそれを用いるころから始った。しかし、その結果、ともすれば大気の運動よりも、気圧そのものに注意が向けられるようになってしまったことは否定できない。すでに一六六四年、有名な物理学者ロバート・フックは、同じ物理学者ボイルにあててこう書いている。「気圧がひじょうに下がると、たいてい雨や曇りの天候になることを発見した。気圧計のたすけによって、天気の変化の予測を一歩前進させたい」(同書p46より)

▼ではどうして「気圧」だったのだろう?
 それについてもていねいに説明してくれていた。
 

 それにしても、大気の状態、その変化を指示するものとして、気圧が有用だというのはなぜだろうか。何か他の量、たとえば気温はだめなのか。中・高緯度の低気圧は特有な風・気圧・気温・湿度の分布をもったままで移動する。だから、こうした量のどれかを観測すれば、あらしが接近しつつあることがわかるのではないだろうか。
 ところが実際には、地表面ちかくで観測しているかぎり、気圧以外のものは、観測点での局所的な影響をうけてしまって、この目的にそわないのである。たとえば、地表面付近では気温の日変化が大きい。それで低気圧が接近し、南よりの風とともに全般的な気温が上がったとしても、それが日没に向かう時刻であれば、温度計は気温が降下しつつあると示すかもしれない。風にしても観測地点の影響をうけやすいのである。(同書p46より)

 さらには、「気圧」こその文がつづく。

 これに反して、気圧はそれより上にある空気の重みをあらわす量であるから、地表面ちかくだけにある擾乱の影響をうけることがほとんどない。この理由から気圧は特別の意義をもつものである。バロメーター(気圧計)ということばは、もう日常語としていろいろのことの鋭敏な指示器の意味に使われている。(同書p47より)

▼「天気の変化」は「気圧計」(バロメーター)でみていく。
 そういう時代を象徴するような面白グッズがある。
「晴雨計」だ!!
 今はいろんなかたちをしたものがネットなどで販売されている。
 部屋のインテリアとしても面白いかもしれない。

 19世紀はじめまでこれがつづくそして…
 
(つづく)
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