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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(131)

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▼雲が高速道路を走っていた!?
 いやまた間違ってしまった。(^^ゞポリポリ
 雲は走ったりしない、走っているのは空気(大気)だ!!
 いったいどのくらいのスピードで走っているのだろう?
 高速道路(中国縦貫道)の真横に「アメダス」がある。今、そのときの風の記録をみたら、
 「西北西 3.6m/s」となっていた。
 時速になおしてみると「約13㎞/h」だ。
 こんな遅い車走っていたら迷惑だろうな。
 でも上空ではどうだろう!?
▼地球をめぐる大気の大規模な運動について、引き続いて

◆『大気の科学~新しい気象の考え方~』(小倉義光著 NHKブックス76 1968.9.20)

にお世話になりながら謎解きをすすめよう。
 「気圧傾度力」につづいて空気塊に働くもうひとつの力についてもくわしく説明してくれていた。
 
 空気塊に働くもう一つの力は、地球が自転するために起こる力である。(同書p31より)

 転向力(コリオリの力)の説明もわかりやすく、図を含めて授業テキストづくりに利用させてもらった記憶がある。
 つづいて、等圧線に平行に吹く風の「ふしぎ!?」を追う。

 こうして、空気塊には、気圧傾度力とコリオリの力が働いている。そして、第12図に示すように、風が等圧線に平行に吹いているときには、この二つの力がちょうど反対方向に働き、つりあった状態になっている。このとき気圧傾度力の大きいほど、すなわち一定の気圧差(たとえば二ミリバールおき)にひいた等圧線の間隔が狭いほど、強い風が吹く。第13図は、その例として、五〇〇ミリバール等圧面(高さ約五.五キロメートル)上で等高線と風の関係を示したものである。このように気圧傾度力とコリオリの力がつりあった状態で吹いている風を地衡風とよんでいる。(同書p32より)

▼さらにアタリマエだけど、とても興味深い事実を教えてくれる。

 実際の大気中では、気圧分布は日時によって変化する。それにもかかわらず、風はいつも、この変化する気圧分布をおいかけて、だいたい等圧線に平行になるように自己調整をしている。あるいは変化する風をおいかけて、気圧分布のほうが自己調整をしているといってもよい。どうしてこの両者がそれほど仲がいいのか。それは別の問題として、ここではただ実際の大気ではそのように風が吹いているのだというのにとどめよう。(同書p32より)

▼事実を知っても、それだけでは「科学」にならない。
 使われなければ「科学」ではない。
 使いモノになってこその「科学」だ!!

 

この気圧分布と風の関係は、実際上、なかなか便利である。たとえば、中高緯度では、風の観測がなくても気圧の分布がわかっていれば、それから風向と風速の見当をつけることができる。逆に気圧の分布がわからない地域でも、もし風の観測があれば、等圧線を風の方向に平行にひけばよいし、風速の大きさから等圧線の間隔の見当もつけられるというものである。(同書p33より)

ナルホド(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

(つづく)
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