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本日(2017/03/16)、第155回オンライン「寅の日」!!#traday

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賢治の「雲見」と寅彦の「宇宙見物」は私の究極の道楽だ!!
 昨日の「雲見」は少しかわっていた。日が照っているのに小雨が降ったりやんだりを繰り返していた。
 俗に「狐の嫁入り」というやつだ。
 こんなときは虹が見られるのではと予想し待っていた。
 やっぱりそうだった。
 時間は長くはなかったが、何度か北東の空に虹がかかった!!

 今、ちょっと気になったので調べてみた。
 宮沢賢治が亡くなったのは1933年(昭和8)9月21日、37歳だった。一方、寺田寅彦が亡くなったは1935年(昭和10)12月31日、57歳だ。してみると

 「雲見」の空と「宇宙見物」の空が重なる!! 同じ空だったのでは!?

▼本日(2017/03/16)は、第155回オンライン「寅の日」である。
 3月テーマは、3.11にちなみ
 ズバリ 警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」 である。
 その第二弾として読むのは 「天災と国防」 である。

◆本日(2017/03/16)、第155回オンライン「寅の日」!!#traday 

●「天災と国防」(青空文庫より)

▼今回の作品は亡くなる前年、つまり1934年(昭和9)に書かれたものである。
 警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」に近いコトバも出てくる作品と言われているそうだ。
 それはどこだろう?

 今回の読みで私がいちばんに注目したのは次だった。

 しかしここで一つ考えなければならないことで、しかもいつも忘れられがちな重大な要項がある。それは、文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその劇烈の度を増すという事実である。

 さらにそれを詳しく述べたのが次だ。

 文明が進むに従って人間は次第に自然を征服しようとする野心を生じた。そうして、重力に逆らい、風圧水力に抗するようないろいろの造営物を作った。そうしてあっぱれ自然の暴威を封じ込めたつもりになっていると、どうかした拍子に檻(おり)を破った猛獣の大群のように、自然があばれ出して高楼を倒壊せしめ堤防を崩壊(ほうかい)させて人命を危うくし財産を滅ぼす。その災禍を起こさせたもとの起こりは天然に反抗する人間の細工であると言っても不当ではないはずである、災害の運動エネルギーとなるべき位置エネルギーを蓄積させ、いやが上にも災害を大きくするように努力しているものはたれあろう文明人そのものなのである。

 寅彦がこう言ってから83年!!
 21世紀の今も、いや今こそ響いてくるものがあるのでは…
▼では警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」にもっとも近いコトバどこだろう。
 きっとここなんだろう。

それで、文明が進むほど天災による損害の程度も累進する傾向があるという事実を充分に自覚して、そして平生からそれに対する防御策を講じなければならないはずであるのに、それがいっこうにできていないのはどういうわけであるか。そのおもなる原因は、畢竟(ひっきょう)そういう天災がきわめてまれにしか起こらないで、ちょうど人間が前車の顛覆(てんぷく)を忘れたころにそろそろ後車を引き出すようになるからであろう。

 83年の時空を超えて寅彦の警鐘は有効である!!
 今こそ耳を傾けたいものだ!!


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