「自然結実」ヒガンバナの「種子」を冷蔵庫から出したが!? #ヒガンバナ
▼2016年に採集した「自然結実」ヒガンバナの「種子」は73個であった。
これはこれまでの最高記録だった!!
もはやここまで来ると単なる「偶然」の域を越えていた。
▼「ヒガンバナに何が起きているのか?」
この謎解きをすすめたいと思っていた。
2つの作業仮説を立てていた。
【仮説 1】「自然結実」するヒガンバナは、2倍体(2n=22)になっている。
【仮説 2】無融合種子形成をするようになっている。3倍体(2n=33)のままである。
の2つである。この両方が正しく混じっている場合もあるかも知れない。
その結論を得るには「自然結実」するヒガンバナの染色体の数を数えてみる必要があった。
しかし残念なことに今の私にはそれを確かめる術がなかった。
謎解きの協力者が欲しい!!
\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ
▼今の私にもできることをすすめてみよう。
冷蔵庫に眠らせていた73個の「種子」を出してきた。
さてこの「種子」から育てる実生への挑戦である。
実はまだ「実生」の方法を確立していなかった。
「実生」への挑戦は、キツネノカミソリからはじめた。そして発芽(発根)に成功した!!
さらには偶然手に入れたコヒガンバナの「種子」でみごとに成功した!!
きわめつけは2014年採集した「自然結実」ヒガンバナの「種子」3個について成功した!!
「なんだ、案外簡単ではないか!!」とわかったつもりになった。
ところが、2015年採集の69個は全滅させてしまった。
なにがまずかったのか?原因の究明はまだできていない。
「カビ?」
「乾燥?」
「もともと種子もどき?」
その失敗の残骸、まだ未練たらしく処理していない。それも納屋の奥からひっぱりだしてきた。
もうそろそろ処理しなければ…
▼今年はどんなかたちで「実生」に挑戦するか。
まだ方法を決めかねていた。
再び冷蔵庫に入れて、今しばし思案してみよう。
(つづく)
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