岩石の「整理」をはじめたが…!?
▼「また、いつか…」ほどあてにならない空手形はない。
この年までこれを何度繰り返してきただろう(^^ゞポリポリ
岩石の「整理」もそのひとつであった。
「時間ができたら、またいつかやろう。」そう思って眠らせてきた岩石がそれこそ山のようにあった。
できるだけそのときどきに処分し、教材として使用したモノは、そのどきの勤務校に置いてきたつもりだ。
しかし
個人的に旅のにでかけたときに採集したものや、思い入れがあって「これだけは…」と思い保存して置いたモノだけでも相当になっていた。
岩石は重いし、かさをとるので「整理」もそう簡単ではなかった。
でもはじめなければ…。意を決して一昨日からはじめてみた。
▼「整理」の究極は断捨離だ!!
幸い岩石であれば捨ててもさほど問題にならないだろう。
どんどん捨てる方向ではじめた!!
ところが、どうしても捨てきれないモノがでてくるのだった。
困ったモノだ…(^^ゞポリポリ
そんなもののひとつに「柵原鉱山」の磁鉄鉱があった。
いわゆる「天然磁石」である。
「磁石」の学習の導入にはからならずこれを使用してきた。
「磁化」を語るのにもこれほどすぐれた教材はないと思っていた。それも残り少なくなっていた。
閉山になった柵原鉱山にでかけていって、すごいものを手に入れていた。
このとき手に入れたものは永久保存だ!!
▼岩石ではないが、思い出深いものがあった。
「AT(姶良火山灰)」である。
一時期これに夢中であった!!あの姶良カルデラをつくった2万9000年前(?)の巨大噴火、そのときの火山灰は偏西風にのって日本全土を雪景色のように覆った。そしてたい積した!!
いくら巨大噴火と言えどもずっと続いたわけではない。限られた時間に降灰したい積した。
そのAT層より上か下かよって時間は特定デキル!!
「テフラ時計」だ!!
こんなすぐれた教材はないと思った。
全国にそれを追った。
ついにはなんのことはない自分の住むところでもそれを発見した。
そのときに手に入れた火山灰が肥料の袋に入れたまままだ残っていた。
▼思い出深いモノはまだまだあった。
・サヌカイト
・黒曜石
・古神戸湖の植物化石
・ヒビアンナイト
・チャート
・おみやげにもらった巨大な珪化木
等々 思い出深いものばかりだ。
それらの岩石を見ていると、それを採集したときのワクワク感が蘇ってくるのだった。
40年にわたる無手勝流フィールドワークの「宝もの」ばっかりだった!!
ひとつひとつの岩石が「その時」を特定してくれた。
だから、私にとっては「テフラ時計」ならぬ「岩石時計」だった!!
いっこうに進まぬ断捨離!!
どうしたもんだろう。(・_・)......ン?
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