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今年も「立春の卵」を立てた!!

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▼昨日の朝、つまり節分の朝(立春でないところがミソ)。
台所で卵のケースをみて、あの「小さな実験」を思いだした。そこで久しぶりにその「小さな実験」に挑戦してみることにした。
 「小さな実験」とは、平らな机の上に卵を立てるだけのことだった。
 やってみた。一つ目は意図も簡単に立った。アタリマエ!!
 ところが二つ目がなかなか立たない。暖房器具のない寒い部屋でやっているのに手が段々汗ばんできた。

 口の中で唱えてみた。
 「三点主義!!三点主義!!三点主義!!…」と。
 「三点主義」とはこうだ。ツルツルに見える卵の底もよくみると凸凹がいっぱいある。そのうち凸3点をみつけ、3点で描く三角形をイメージする。
 その三角形内の上に卵の「重心」を持ってくるようにすると卵は必ず立つのだ!!
 
 やがて二つ目、三つ目も立った。
 アタリマエだけどやっぱりうれしかった。\(^O^)/

いつ、どこで、誰がやっても「卵は立つ」!!
 だからこれは「科学」なんだ!!

 それを教えてくれた科学者がいる。
 あの「雪は天から送られた手紙である」で有名な中谷宇吉郎である。
 ちょうど今から70年前(1947)の話である。

◆『立春の卵』(中谷宇吉郎 青空文庫より)

 70年前の立春、この「小さな実験」は科学者をも巻き込んで大騒動になったという。
 その全顛末が書かれている。これを読むだけでもとても面白い!!

▼私は、2年前の節分の朝にもこの「小さな実験」に挑戦した。
このとき、ちょっと変わった実験にも挑戦していた。
それは「実験」とよべるかは疑問であるが…。
そのときは5つの卵を立てた。
「この5つの卵は、いつまで立ち続けるだろうか?」
 それを観察する。
 卵を立てる実験はこれまでやってきたが、「立ち続けるか?」なんてやったことなかった。
 私が知る範囲ではそんなこと誰もやっていなかった。
 そんな大げさに言う話ではない。
 毎朝、起きたらその部屋に行き、写真を撮りTwitterでつぶやくだけだ。
 それを毎日続けた!!
 倒れたたら、その卵の「なかみ」の検証実験もやった。

 最後の一個が倒れたのはなんと191日目だった!!

 その全記録をページ化したみた。

◆【立春の卵】191日の軌跡 

▼私は、この「小さな実験」に夢中になった。
機会あるごとに普及させていった。そのなかで小学一年生が目の前で次々と卵を立てるのも見た!!
いつ、どこで、誰がやっても「卵は立つ」!!
だからこれは「科学」なんだ!!
の確信は深まるばかりだ。

 中谷は『立春の卵』のなかで最後にこう書いた。

人間の眼に盲点があることは、誰でも知っている。しかし人類にも盲点があることは、余り人は知らないようである。卵が立たないと思うくらいの盲点は、大したことではない。しかしこれと同じようなことが、いろいろな方面にありそうである。そして人間の歴史が、そういう瑣細ささいな盲点のために著しく左右されるようなこともありそうである。

「立春の卵」から70周年の今、自らにも問いかけたい。

「科学」とは?
「科学的」とは?

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