Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(111)
▼確かに寒かった!!
大賀ハス観察池の氷は昼になっても融けなかった。
風もきつかった。いつもと違って特に西風が強かった!!
でも雪は降ってこなかった。福岡・山口・鳥取等のFBの友人たちから雪画像の情報が届いていた。
そろそろこちらでもと思いながら「雲見」をしていた。
午後になってついに降ってきた。しかし、積もるというほどでもなかった!!
降ってきた雪の向こうに赤いものに気づいた。
紅梅だ!!紅梅が一輪咲いていた。
まわりがまっ白くなったから気づいたのだ。
▼どうだったんだろう?
どうなるんだろう?
今朝起きてから、あのルールを使って考えてみた。
まずは昨日12時の「高層天気図」を開いてみた。
そして
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雪と「高層天気図」のルール(その1)!!
「雪は天から送られた手紙である。」(中谷宇吉郎)
「天」の情報は「高層天気図」にある!!
・850hPa(上空1500m)で-6℃は「雪」の目安!!
・500hPa(上空5700m)で-30℃は「雪」、-36℃以下で「大雪」だ!!
・風はビュンビュン300hPa(上空9600m)!!
これがジェット気流だ。100m/sもめずらしくないぞ!!
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をあてはめてみた。
なるほど「雪」「大雪」の目安になる寒気が上空に押し寄せてきていた。
▼同じ寒気が上空にあっても地域によって雪の降り方はちがっていた。
何が問題なんだろう?
まず地域による違いを見るために県内の「アメダス」をみてみた。
まずは「福崎」だ。やっぱり西風が強かったんだ!!
生野峠越えたらどうだろう?「生野」を見た。思っていたほど降っていないようだ。
続けて「和田山」「豊岡」「香住」と見ていった。「豊岡」はけっこう降っているようだ。
積雪深の最高は「兎和野高原」の153cm だ。
ここでいくつかのアタリマエの確認だ。
・「雪」が降り方に風向き・地形が大いに関係している!!
・寒気は山にぶつかると上がる→<上がるとザアザア>いや<上がるとシンシン>で雪が降る!!
▼ではこの後はどうなるのだろう。
雪はここに降ってくるだろうか?
今度は「数値予報天気図」にルールをあてはめて考えてみよう!!
あらためて思う。
「高層天気図」「数値予報天気図」「アメダス」等々
私たちの暮らす「大実験室」で天気の謎解きをするデータはけっこうそろっているだ!!と。
こんな面白い謎解きはそうないゾ!!
(つづく)
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