12月(師走)の俳句「歳時記」!!
▼「雲見」や「宇宙見物」を続けていると、ときに時空をとめて切り取って「永久保存」したくなるような景に出会うことがある。カメラはそれにはかなり有効なツールであることは間違いない。
腕前の方はいっこうにあがらぬが、とりあえずは可能なかがりその「瞬間」に備えるようにしている。
そのカメラだってまったくままならぬのに、さらなる無謀なことへの挑戦を思いついたのだ。
俳句だ!!
俳句ならこれが可能なのではないか!!
無縁であったどころか、一般常識の範疇のこともまったく知らなかった。
今となっては、「いつごろから?」「何故に?」は自分でもわからない。
説明できたとしてもそれはきっと後付けだろう。
▼ともかく私は、これを「雲見」「天気コトワザ」につぐ「観天望気」の第三弾とすることに決めた。
さあ、今月も先達の名句から学ぼう。
今月も例によって、
◆『書いて身につく 四季の名句120選』(鍵和田秞子著 NHK出版)
から名句10句を引用させてもらう。
(1) 湯豆腐で鴫立沢にも一冬 三千風
(2) 大晦日定めなき世のさだめ哉 西鶴
(3) 山国の虚空日わたる冬至かな 飯田蛇笏
(4) 夜空より大きな灰や年の市 桂 信子
(5) 一枚の障子明かりに伎芸天 稲畑汀子
(6) 旅終えてまた梟に近く寝る 宇多喜代子
(7) 桑の根に風鳴り秩父祭来る 棚山波朗
(8) 恋人も枯木も抱いて揺さぶりぬ 対馬康子
(9) 掛時計胴震ひせり薬喰 小澤 實
(10) 冬波の人遠ざける青さかな 黛まどか
▼みごとなもんだ!!
アタリマエだが。
どこがみごとなのかもわからぬシロウトだが、今はそれを省みないことにする。
自分なりに「ベスト3」を「選句」してみる。
(3) 山国の虚空日わたる冬至かな 飯田蛇笏
(10) 冬波の人遠ざける青さかな 黛まどか
(2) 大晦日定めなき世のさだめ哉 西鶴
この勝手に「選句」という作業もなかなか愉しいものだ。
▼さあ、今月はどんな「切り取りたい」景に出会うだろう。
それをうまく切り取り「保存」することができるだろうか!?
これまた可能かどうかは
\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ
ともかくは、この作業を愉しもう!!
| 固定リンク
コメント