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ヒガンバナの「種子」73個を回収\(^O^)/ #ヒガンバナ

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▼「日本のヒガンバナは3倍体であり、種子をつくらず分球によって殖える。」
 これが、ヒガンバナのアタリマエ!!
 でもほんとうかな!?
 「あんなにいっぱいみごとな花を咲かせるのに…?」
 「いや、種子らしいものを見たことがあるけどな…?」
 私はずっとずっとヒガンバナの「種子」を探し続けていた。
  そして、ついに2013年に「自然結実」ヒガンバナ群生地をみつけた!!
 2014年、2015年に別の場所で群生地をみつけた。
 最初の群生地発見から4年目の今年もいくつもの完熟「種子」を回収した。
 
 その数は過去最高の73個になった!!

 やっぱり寅彦のコトバをかりよう。
 
 「ねぇ君、不思議だと思いませんか?」

▼「ヒガンバナに何が起きているのか?」
謎解きはまだはじまったばかりだった。
 謎解きのためには「事実」が必要だ!!
 今年の「事実」を少しだけセミパブリックなこの場で「記録」しておこう。
「自然結実」ヒガンバナの「種子」を、採集場所、花茎採集日、「完熟」回収日を記録したナイロン袋にひとつづついれていった。そして、昨日机の上になれべてみた。

【安富】…33個 花茎採集日毎の内訳(10/11…6、10/17…8、11/1…19)

【夢前】…15個 花茎採集日毎の内訳(10/11…3、10/17…2、11/1…10)

【福崎】…17個 花茎採集日毎の内訳(10/25…17)

【その他・自宅近く】…8個 花茎採集日毎の内訳(10/27…4、10/29…1、11/3…1、11/22…2)

▼残念なことに、この段階でカビがきているものある。現段階で18/73の割合でカビが生えている。
カビが生えている「種子」の「完熟」回収日をみてみると雨天だった日のものが多い。これは、この段階で水分は禁物ということだろうか。(私は、これまでとんでもない勘違いをしていたような(^_^;))
 「種子」の大きさは標準で径は5~6㎜ていどであろうか。
 もちろんもっと大きな8㎜を越えるものもある。逆に縮んで小さなかけらのようなものもある。
 一般的には「完熟」が遅いほど大きな「種子」になると言えそうだ。
 【その他・自宅近く】には、庭の定点ヒガンバナDを含む!!
 今、机の上に73個をならべてじっくりとながめていると、最初のアタリマエに異議を唱えたくなってくる。

 ヒガンバナは想像以上に、高頻度に「種子」をつくる!!

これはもう「仮説」でなく4年間の観察に基づく「事実」ダ!!
▼ひとまずは発砲スチロールの箱に入れ、冷蔵庫で保存することにした。
 この段階では、これらは「種子」でなく、「種子もどき」かも知れない。
「種子」から育てる実生実験が必要だ。
2013年回収「種子」は、うれしさのあまり多くの人に見せ回っているあいだにつぶれたり、紛失してしまった。
2014年回収分33個については、そのうち3個について「発芽(発根)」「出葉」に成功した。そのうち2つは今年もいま「出葉」している。
2015年は69個も回収した。しかし、すべて実生に失敗してしまった。
なぜだろう?(゜_。)?(。_゜)?

では、この73個のうち、いくつが実生に成功するだろう。

「ヒガンバナに何が起きているのか?」の謎解きはまだまだ続くのだ!!

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コメント

こんばんは。ヒガンバナの種子探しが始まってかれこれ10年近くたちますね。こうした展開になるとは当時予想していませんでした。せっかくですので、きちんとした記録を残す意味でもこの成果をどこか専門誌に投稿されてはいかがでしょうか?栗田先生ならご指導くださると思います。

投稿: sakamoto | 2016/12/14 21:15

阪本さん
おはようございます。
コメント、アドバイスありがとうございます。
ほんとなつかしくもありますね。事態が急変したのは、やはり2013年の「自然結実」ヒガンバナ群生地の発見でした!!
 ほんと不思議なもので、「絶対にある」と確信を持ってもって探すとみつけることできるもんですね。
 これで4年連続「種子」を採集していることになるわけですので…。
 私がいまいちばんやりたいことというか明らかにしたいことは、私の「発見」は特別のことではないということを証明したいです。つまり、どこでも、誰が探してもアタリマエにみつけることができるものだということを証明したいです。今年は、岐阜と名古屋の方から「自然結実」の報告を受けることができました。
 もうひとつは「ヒガンバナに何が起きているのか?」を明らかにしたいです。これは、ここでも栗田先生のアドバイスを受けて、やれることはやってみましたが、まだわからいです。染色体の数すら明らかにできていない状態ですので…。
 確かに専門誌への発表も意味あることだと思いますが、今の私には荷が重すぎます。将来的には検討することあるかと思いますが、今はとりあえず私にできることは精一杯やろうと思っています。またご協力をよろしくお願いします。<(_ _)>

投稿: 楠田 純一 | 2016/12/15 05:49

こんばんは。
>どこでも、誰が探してもアタリマエにみつけることができ
>るものだということを証明したいです。
自然で結実する2倍体(?)の個体群は全国どこにでも存在すると言うことを証明したいということですね。

>染色体の数すら明らかにできていない状態ですので
これは是非しておかねばなりませんね。

>将来的には検討することあるかと思いますが
時期が来れば自ずと結実してきますね。

投稿: sakamoto | 2016/12/15 21:51

阪本さん
おはようございます。
意図するところをわかっていただきとてもうれしいです。
初めは蜂蜜さんと本多先生からの情報しかなかったので、とてもうらやましく思っていました。
 いつかは自分でも…とずっと思い続けていましたが、いったん群生地を発見してしまうと、事態は急展開を見せました。そのあたりの事情、阪本さんならよく知っていてくださるんですが、私になにか特別の技量があるわけではありません。ただ執拗に探したというにすぎません。
4年も続けて大量に私がみつけることができるのは、それだふつうにたくさんできているということだと思います。
観察の時期が問題ですね。10月下旬~11月上旬がねらいめだろうと思います。多くの人が観察するようになれば、これはアタリマエの「事実」となります。
まずはそれをめざしたいです。
「何が起きているのか?」
の研究は、そのうち大きく進むはずです。
将来は、ヒガンバナゲノムが解明され、謎解きが大きく進む日が来るかもしれません。
 そんなこと考えるとワクワクしてきますね。

投稿: 楠田 純一 | 2016/12/16 08:50

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