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本日(2016/12/31)、第148回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼天気図はそれほど強烈な縦縞というわけではなかった。
 笠形山付近に雲が這うようにみられるだけで青空が広がっていた。しかし、師走の「雲見」は変化しやすかった。
 これも長く続かなかった。午後には生野峠から冷たい風が吹き出してきて、雲が空を覆った。時に冷たいものがが…
 そして、ついにこの日が来てしまった。
 2016年最後の一日に
▼本日(2016/12/31)は、第148回オンライン「寅の日」である。
 ふっと思ってしまった。今から81年前の大晦日、つまり1935年(昭和10)の大晦日はどんな天気だったのだろう? 調べる方法はあるのかな?
 この日、科学者・寺田寅彦は転移性骨腫瘍のため亡くなった。58歳だった。
 従って今日は寅彦忌!!
 オンライン「寅の日」をはじめた2012年の大晦日は、たまたま「寅の日」と重なった。
 読んだのは「日本人の自然観」だった。
 コレダ!!と思った。
 それ以来毎年、特番オンライン「寅の日」を大晦日に設定してこれを読んできた。
 だから、オンライン「寅の日」で、この「日本人の自然観」を読むのは本日で5回目になる。

◆本日(2016/12/31)、第148回オンライン「寅の日」!!

●「日本人の自然観」(青空文庫より)

▼この「日本人の自然観」が執筆されたのは1935年の夏、発表されたのは同年の10月「東洋思想」である。
だから、これは寅彦が遺してくれた最後のメッセージ(私たちへの「遺言」)だ。
 最初に読んだときから、よく理解できぬままもそれを感じた。
 だから、寅彦忌に読むのにピッタリだと思ったのだ。
 毎年 読む度に、少しずつ理解が深まっていくことを願っている。
 
 何度読んでも、読み始めると、「こんなことまで書いていたのか!!」と膝をたたくことばかりである。
 今回読んでみて、特に心に響いてきたところのみ引用させてもらう。

自然の神秘とその威力を知ることが深ければ深いほど人間は自然に対して従順になり、自然に逆らう代わりに自然を師として学び、自然自身の太古以来の経験をわが物として自然の環境に適応するように務めるであろう。前にも述べたとおり大自然は慈母であると同時に厳父である。厳父の厳訓に服することは慈母の慈愛に甘えるのと同等にわれわれの生活の安寧を保証するために必要なことである。


 西欧科学を輸入した現代日本人は西洋と日本とで自然の環境に著しい相違のあることを無視し、従って伝来の相地の学を蔑視べっしして建てるべからざる所に人工を建設した。そうして克服し得たつもりの自然の厳父のふるった鞭むちのひと打ちで、その建設物が実にいくじもなく壊滅する、それを眼前に見ながら自己の錯誤を悟らないでいる、といったような場合が近ごろ頻繁ひんぱんに起こるように思われる。昭和九年十年の風水害史だけでもこれを実証して余りがある。
 

なんと今日的なことか!!
警鐘「天災は忘れた頃に来る」の本意がここにある。
▼ならばどこからはじめるのか、そのヒントとなりそうなことも書き込んであった。

現在の意味での科学は存在しなかったとしても祖先から日本人の日常における自然との交渉は今の科学の目から見ても非常に合理的なものであるという事は、たとえば日本人の衣食住について前条で例示したようなものである。その合理性を「発見」し「証明」する役目が将来の科学者に残された仕事の分野ではないかという気もするのである。

 さらには個人的な興味と関係するが

短歌俳諧はいかいに現われる自然の風物とそれに付随する日本人の感覚との最も手近な目録索引としては俳諧歳時記はいかいさいじきがある。俳句の季題と称するものは俳諧の父なる連歌を通して歴史的にその来歴を追究して行くと枕草子や源氏物語から万葉の昔にまでもさかのぼることができるものが多数にあるようである。私のいわゆる全機的世界の諸断面の具象性を決定するに必要な座標としての時の指定と同時にまた空間の標示として役立つものがこのいわゆる季題であると思われる。

 と書かれていた。
 問われているのは「私の自然観」!?

 今回もやはり思った。
 81年の時空を超えて響いてくるものがある!!
 「寅彦」はいつも今日的である!! 
 今こそ「寅彦」を!!                                   
                                             2016年 寅彦忌に 合掌

 この一年間オンライン「寅の日」をつきあってくださったみなさん ありがとうございました。
 来年もよろしくお願いします。 よいお年を…  <(_ _)>


 

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【私の撮った写真・ベスト3】2016!!

▼今年もあと2日となった。
今年も自分でもあきれるほど写真を撮りまくった。とりあえず観察したものはすべてを「記録」してみようと思ったのだ。
 「下手な鉄砲も」方式で数撮ればそのうち一枚ぐらいはひょっとしたらほんとうに撮りたいものが写っているかも知れないという淡い期待のもとだ。
 撮った写真の枚数は、何万枚になるかも知れない。いや、ひょっとしたらもっとかもしれない。

 そのうちで気に入ったモノは、このblogやTwitter発信に使った。それだけでもこの一年間でけっこうな枚数になる。それらをいまざっとふり返りながめてみた。
 これらのなかから 今年の【私の撮った写真・ベスト3】を選んでみた。
 迷いに迷った!! 他人には「なんじゃこれ!?」という画像も本人にはけっこう思い入れがあったりするものだ。
 その結果の【ベスト3】+次点が次だ!!

【ベスト1】 25匹のコウガイビルとの出会いは衝撃!! 
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【ベスト2】 ゲホウグモの「店じまい」は瞬間技!!
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【ベスト3】 「地球照」と木星のコラボが宇宙を語る!!
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【次点】 73個のヒガンバナの「種子」は過去最高!!
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 さて、来年はどんな写真が… o(^o^)o ワクワク

 

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【私の読んだ本・ベスト13】2016!!

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▼今年もあと3日となってしまった。
 ここのところ恒例としている【お薦め本】にあげた本を、再度リストアップすることにより今年の読書をふり返ってみたい。【お薦め本】にあげた本はすべてで13冊ある。本棚から出してきて、机の上に読んだ順番にならべてみた。これを今年の「ベスト13」とする。順番はあくまで読んだ順番であり、けっしてお気に入りの順番ではない。

▼名づけて【私の読んだ本・ベスト13】2016!!
はじめよう。

【ベスト1】•【お薦め本】『中谷宇吉郎の森羅万象帖』(福岡伸一・神田健三・中谷芙二子著 LIXIL出版)
 著者の神田健三先生の話を聞いたあとだっただけに非常に面白かった。今見ても「中谷宇吉郎の世界」入門には最適の書だ。貴重な写真も満載だ!!

【ベスト2】【お薦め本】『科学者が人間であること』(中村桂子著 岩波新書)
 今年は中村桂子さんの話をはじめて聞いた年でもある。映画も見せてもらった。感動であった!!

【ベスト3】【お薦め本】『仕事で得する天気の雑学』(片平 敦著 いろは出版)
 今年もほぼ毎日、片平さん「お天気」(ワンダー)を楽しませてもらった。つくづく思う、「うまいなー!!」と。

【ベスト4】【お薦め本】『植物は<知性>をもっている』(S・マンクーゾ、A・ヴィオラ著 NHK出版)(1)
    【お薦め本】『植物は<知性>をもっている』(S・マンクーゾ、A・ヴィオラ著 NHK出版)(2)
 やっぱりそうだったかと思った。生きもの「植物」の見方が変わる!!

【ベスト5】【お薦め本】『科学者の目、科学の芽』(岩波書店編集部編 岩波書店)
 現在最前線で活躍中の科学者たちの書いたエッセー集である。どれも実に面白い!!
 「科学者は随筆を書け」と言った寅彦は正しい!!

【ベスト6】【お薦め本】『「空のカタチ」の秘密』(武田康男著 大和書房)
 「空の写真家」武田康男さん写真集。「雲見」のともに最適!!コンパクトで安価なのがとてもうれしい!!

【ベスト7】【お薦め本】『地図がわかれば社会がわかる』(田代 博著 新日本出版社)
 地図が面白い!!を教えてくれている。私がiPhoneを手に入れるきっかけになった本でもある。

【ベスト8】【お薦め本】『鉄をつくる 出雲のたたら』(大竹三郎著 大日本図書)
 出雲へ「雲見」の旅にでかけたのをきっかけに久々に再読した。このシリーズの大竹先生の本は名著ぞろいだ。とてもわかりやすく面白い!!

【ベスト9】【お薦め本】『庄司和晃先生追悼 野のすみれさみしがらぬ学立てよ』(全面教育学研究会編刊 )
 今年9月に参加させてもらった「庄司和晃先生を偲ぶ会」は、生涯の忘れられない思い出となるだろう。これからは著書を通して庄司先生から学び続けたい!!

【ベスト10】【お薦め本】『面白くて眠れなくなる天文学』(縣 秀彦著 PHP研究所)
 毎日の「宇宙見物」をうんと楽しくしてくれるだ。身近な観察のことから最新研究の情報までわかりやすく書いて
あるのがうれしい。「宇宙見物」のとも として最適!!

【ベスト11】【お薦め本】『クモの糸でバイオリン』(大﨑 茂芳著 岩波書店)
 「クモ学」の面白さを教え加速させてくれた著者の最新著書。大先達はやっぱり極めていた!!
 読み始めたらとまらない本だ!!「研究」とはかくありたいものだ。
 大﨑先生の弾くバイオリンを聴いてみたいな!!

【ベスト12】【お薦め本】『雪と氷の図鑑』(武田康男著 草思社 )
 さあ、いよいよこの本を何度も開く季節がやってきた。
 武田さんなら、この景をどう撮っただろうと見せてもらうのもなかなか面白い!!今が旬の本だ!!
 
【ベスト13】【お薦め本】『増補版 実験で楽しむ宮沢賢治~サイエンスファンタジーの世界』(四ヶ浦弘著 細川理衣 絵 金沢・金の科学館)
 来年、四ヶ浦さんの「実験」を見せてもらうのがとても楽しみだ o(^o^)o ワクワク
 つづきをぜひ書いてみたい!!

▼こうしていっきょにリストアップしてみるといろいろわかってきた。

・一見バラバラに見える本もツナガッテイル!!
・読んだときに追いかけているものと深くツナガッテイル!!

等々である。 やっぱり本って面白いな!!

さあ、来年はどんな本に出会うだろう?
とても楽しみだ!!

 

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【私の重大ニュース2016】(4)

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▼「青空」が恋しくなったきた!!
いったん雨はやんでいた。
いくら雲ばっかりの「雲見」も楽しい!!と強がり言ってもやっぱり「青空」をバックにした「雲見」の方が楽しいに決まっている。少しばかり「青空」が見えてきたかと思ったら、夕方にはまたして雨だった。
 これでは予定していた屋外での作業も、自然散策もままならない(:_;)
 今年も あと4日だ!!
▼【私の重大ニュース2016】も、そろそろ〆だ。

【私の重大ニュース2016】
【その9】 ネット環境が大きく変化した!!
 
 これまでいろいろあげてきたが、実はこれが最大のニュースかも知れない。
 この変化のはじまりは3月中旬に新規パソコンの購入にはじまる。いつまでたってもパソコン「超初心者」の域を脱出できない私にとっては一大作業が待ち受けていた。
 まず「引っ越し作業」だ!!
 私は元々の環境に不満があったわけではない。そのままの環境に「引っ越し」したかっただけである。
 わかっている人にはなんのことない「作業」が、何日がかりの暗中模索の「大作業」だった。

 Windows10環境にやっとなったと思ったら、またまた次の「大作業」が待ち受けていた。
 ホームベージ、Webページの「引っ越し」である。
  こんなもの簡単にできるものかと思っていたら大間違いだった。基本がわかっていない人間はここでも何度も つまづいた。これが終わったと思ったら、次は「リンクの修復」だった。
 これについては、まだ終わっていないが、追々にということにした。
▼ネット環境の変化ということでは、もうひとつあった。
 もう生涯私にとっては必要ないのではと思っていた「iPhone」を手に入れてしまったのだ。
 ガラケイもほとんど必要のない生活にシフトしていた。
 同じ必要ないのだったら、iPhoneで少し遊んでみる(使ってみたいアプリがあった)のもいいかなというでき心が発端だった。
 ほぼ衝動買いのようにして手に入れたのは7月の末であった。
 今なお、Twitter、Facebook、blog等のチェックはできる(「いいね」を押すだけ)が、入力(発信)はままならない。
 いつでもツナガッテイル感はあるが、それがいいことかは…?
 
 これらのネット環境の「変化」が、「進化」「深化」と呼べるものになるかはこれから次第だろう。

▼気まぐれに書き綴ってきた【私の重大ニュース2016】もこれで最後にしよう。

【私の重大ニュース2016】
【その10】 多くの「私の科学」に出会い、楽しんだ!!

 最後にもってきたが、これぞ、いの一番にあげることかも知れない。
 今年は、これまでにもまして、自分以外の人の「私の科学」を楽しませてもらった。
 これはほんとうに大きな成果だ。
 どうしても、私はこれまで私自身の「私の科学」にこだわっていた。
 ところが他人の「私の科学」に出会うことによって、
 ・「科学」がより面白い!!
 ・「科学する」がより愉しい!!
と思えるようになった。
 これはとてもうれしいニュースだ。
 出会った「私の科学」に ( ^_^)/□☆□\(^_^ )
 そして、深謝。
 来年もよろしく

(了)

 


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【私の重大ニュース2016】(3)

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▼昨日、朝方から降り出した雨はいっこうにやむ気配がなかった。
そんな雨の中の「雲見」をしながら思った。
 やっぱり「ふしぎ!?」だ!!
 あの雲の上の方は氷の粒(氷晶)だという。高層天気図で確認してもそれはたしかなようだ。
 そこからどんなプロセスを経て雨粒として落ちてくるのだろう!?
 このアタリマエはやっぱり「ふしぎ!?」だ!!
▼TVの「天気予報」を見ていたら、「低気圧が近づいてきて雨が降る」と言っていた。
 ナルホドといったんは納得する。でもやっぱり「ふしぎ!?」だ!!
 そもそも低気圧って何なんだ!?
 こんなアタリマエを「ふしぎ!?」に思うとき、いつも私を勇気づけてくれるコトバがある。
 それは『天気図の歴史ーストームモデルの発展史ー』(斎藤直輔著 東京堂出版)のエピローグのなかにあった。

 低気圧とはなんだろうか、一口でいえば寒暖両気からなるうず巻であろう。 我等の地球大気の中には、こうしたうず巻が存在できることを傾圧不安定理論も、数値シミュレーションもあるいは実験室内の流体を使った模型実験も教えてくれる。しかしやっぱり不思議な感じがする。それは偶然の産物としてはあまりにも美しく組織だっているし、秩序ある概念に統一されている。  このささやかな歴史的回想の中で、私は約1世紀半の間に人々がストームについて、低気圧についてめぐらした考察のあとをたどってみた。そして多くのことを学んだが、雲をつくり雨を降らせ、風を巻いて過ぎ去ってゆく低気圧をやはり不思議に思う。(『天気図の歴史』「エピローグ」p211より)

 これを読むとほっとするのだ。本体の理解はいっこうにすすまないのに、この「エピローグ」だけはたびたび利用させてももらっているんだ。
 プロだってやっぱりそうなんだ!!いや、ホンモノのプロだからこそそうなんだ!!
 とうれしくなって来るんだ。
 アタリマエの「ふしぎ!?」を問うことに勇気をもらうんだ。

▼【私の重大ニュース2016】を続けよう。

【私の重大ニュース2016】
【その7】 Webテキスト「天気の変化」の可能性!?を追求し続けた!!

 直接の現場を離れても、私はこのアタリマエの「ふしぎ!?」を問い続けたかった。
 そう思っているとき、思いついたのがWebテキスト「天気の変化」だ。
 「天気の変化」には身近なアタリマエの「ふしぎ!?」がいっぱい詰まっている。
 Webテキスト「天気の変化」って何?
 今なお概要すらクリアに人に伝えることができなかった。
 今年の夏、ひとつのアドバイスをもらった。
 「まずは部分的でも試案をつくってみては…」と。
 さっそく試案の試案というようなものに挑戦してみた。
・Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』
 がそれである。
 テキスト版ができたが、ページ化はまだだ。これは来年の課題だ。
 続いて「アメダス」「高層天気図」「天気コトワザ」と挑戦してみたい。それらは来年以降の課題である。
 Webテキスト「天気の変化」全体ができあがるのはまだまだ先のことかも知れない。しかし、可能性だけは追求しつづけたい。いや、これだけでは努力物語になってしまう。
 そうではなくて、このプロセス、「テキスタイル化」そのものを楽しみ続けたいのだ!!

 ここから派生して、楽しいことがあった。
 「雲見」の旅だ。
 定点「雲見」だけでなく、水平移動をして「雲見」を楽しむのである。安直・安価にして愉快な旅だ。
 今年の「雲見」の旅は
 ・若狭から奈良へ「雲見」の旅(3月)
 ・杜の都へ「雲見」の旅(8月)
 ・出雲へ「雲見」の旅(9月)
 ・甲斐へ「雲見」の旅(10月)
 などがあった。来年はどこへ…o(^o^)o ワクワク

▼もうひとつもアタリマエの「ふしぎ!?」に関連していた。

【<私の重大ニュース2016】
【その8】 オンライン「寅の日」を継続できた!!

 科学者・寺田寅彦は、若き人に向って口癖のようにしてこう問いかけたという。
 「ねぇ君、不思議だと思いませんか?」と。
 寅彦はどんな「つまらないこと」にも不思議があると言った。アタリマエの「ふしぎ!?」をけっして見逃さなかった。
 そんな寅彦に大いに学びたいと思った。
 「科学」するとは? を彼が残してくれた多数の随筆から学びたいと強く願った。
 青空文庫を利用させてもらっての言わばオンライン「読書会」。
 この取り組みをはじめたのは2012年4月からだ。今年も一年間ずっとこれを継続できた。
 「継続」しただけのことである。しかし
 これも私にとっては重大ニュースだ!!
 
 今年も、寺田寅彦記念館友の会の春・秋二回の研修会に参加させてもらったのもうれしいニュースだ!!

(つづく)
 

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【Web更新12/25】16-52 新・クラウド「整理学」試論 等更新!!

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足とめてふり向き見るや枇杷の花 16/12/21撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】16-52
週末定例更新のお知らせ
 今年最後の「週末定例更新のお知らせ」である。今年もなんとか52回の定例更新を達成できた。
 コンテンツは置いといて、まずはそのことがうれしい!!

◆表紙画像集2016 更新 枇杷の花 「今年こそは…」と思いつつ、見逃してしまう花に枇杷の花がある。
 近くありながら、ついつい見逃してしまうのである。
 なぜだろう!?
 そのこと自体が「ふしぎ!?」だ。
 虫たちはけっして見逃さなかった。けっこうの虫たちが集っていた!!

◆新・クラウド「整理学」試論 更新!!
 古い友人が言った。
 『もうそろそろその「試論」はとって、「論」にしたら…』
 実は内心そのコトバがうれしかった。
 私は答えた。
 『ありがとう。でも…』
 
 私は、このblogで今、三つの「試論」を展開中だった。
 やっぱり使い続けているのは「論」ではなく「試論」だった。
 「試論」を使うのは、「論」と言って批判されるのを防ぐ、言わば「予防線」!!
 優柔不断の現われ!! それらは正しい!!
 でもすべてではない。

 「試論」は「未完」の美学だ!!
 「試論」は永遠「更新」の宣言だ!!

 「整理学」は私の生涯の課題である。
 さあ、ゆっくり ちびりちびり 急ごう!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 大晦日は寅彦の命日。定例オンライン「寅の日」!!読むのは「日本人の自然観」。
 2017年1月の予定も決まっている。
 少しずつ「寅の日」ネットワークがひろがっていくのがうれしい!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 今、自分以外の人の「私の科学」が面白い。
 多くの「私の科学」から学ぶことは愉しいことだ!!

 
 さあ、2016年ラストの一週間がはじまる。
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

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【私の重大ニュース2016】(2)

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▼大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから39週目だった。
いったんは氷が全面にはるようになっていたが、また水面は「水ぬるむ」状態になっていた。
 そう!!季節の変化はいつも直線的ではなく螺旋的である。本来は「あこがれの4日間」を観察するための観察池も今は季節の変化を読み取るための「指標池」だ。
 一年間の観察池の「記録」は【大賀ハス観察日記】として残していた。
 それも今年で9年目だった。
▼同様に他の家の周りの自然観察についても「記録」を残していた。
 それらのこの一年間の「記録」から、【私の重大ニュース2016】のいくつかピックアップしてみよう。

【私の重大ニュース2016】
【その4】 25匹のコウガイビルと出会う!!
「コウガイビル」を追う より
 やっぱり「観察」記録のなかでは、これがもっとも驚くべき重大ニュースだろう。
 ずっとずっと追い続けているコウガイビル!!
 私が出会った生きものの中ではもっと不思議な生きもの!!
 それがなんと「大賀ハス観察池」を中心とする半径5mぐらい範囲に、今年は25匹もみつけたのである。
 なぜだろう ?(゜_。)?(。_゜)?
 その「ふしぎ!?」は保留しながら、エサなしで「261日間」ナイロン袋のなかで生き延びた第1号コウガイビルの「記録」を塗り替えようと、あの手この手で挑戦してみた。いくつかの謎は解けたものの結果的には25匹すべてが死んでしまった。来年はどうだろう?
もう今年のような年はないだろか?

【私の重大ニュース2016】
【その5】 「自然結実」ヒガンバナより73個の「種子」を回収する!!
【ヒガンバナ情報2016】より
 今年も「自然結実」ヒガンバナの「ふしぎ!?」を追い続けた。
 今年は、過去最高の73個の種子を手に入れることができた!!これもやっぱり重大ニュースだ。
 また
 実生2年目ヒガンバナも3つのうち、ふたつまで「出葉」した。
 実生2年目コヒガンバナはほぼすべてが今年も「出葉」している。
 花を咲かせるようになるのはいつだろう?
 ヒガンバナの「ふしぎ!?」はまだまだつづく!!

【私の重大ニュース2016】
【その6】 あのゲホウグモが2年ぶりに帰ってきた!!
「クモ学」のすすめ より
 私の「クモ学」は、今年も大いに進んだ。そのなかでも、2年ぶりにあのゲホウグモが我が家の庭に帰ってきたことは特筆すべきことだろう。
 庭先だから、その姿は夜昼関係なく観察できた。ナンテンの実になりすました昼間のゲホウグモ、早朝の「店じまい」の瞬間技等々、なかなか貴重な観察をさせてもらった。アリガタイ!!
 そのゲホウグモが残していった「卵のう」を枯れたナンテンの葉ととも水そうにいれて置いていた。ついにここからは一昨年のように子グモたち出てくることはなかった。
 これを見ているとあの日のゲホウグモを思いだしてしまう!!

 子グモたちのことでは、ジョロウグモの「出のう」「団居」「クモ子を散らす」「バルーニング」をくわしく観察できたのも今年の大きな収穫だ。
 来年の私のシロウト「クモ学」はどこまで…o(^o^)o ワクワク

(つづく)
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「恐竜博2016」&「まっちゃまち」&「化学と宮沢賢治」!!

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▼昨日は久しぶりに大都会・大阪に出て行ってちょっと欲ばりでゼイタクな「科学」を楽しんだ!!
豪華3本立てだ!!
・「恐竜博2016」(大阪文化館・天保山)
・「まっちゃまち」探検
・「化学と宮沢賢治」(大阪市立科学館)
▼早朝よりワクワク気分で大阪に向った。最初に着いたのは「恐竜博2016」(大阪文化館・天保山)である。「恐竜博」はほんとうに久しぶりだった。
 感動だった!!
・ホンモノだけがもつ迫力だ。間近で見てこそその大きさを実感できる。15mって (゜o゜)ゲッ!!
・恐竜研究の進化!! 新技術で研究方法もずいぶん進化してきているんだ。展示方法もずいぶん変わってきている。恐竜のイメージもずいぶんちがってきている。あらためてこんなヤツがこの地球上に暮らしていたとは…
・いつの時代も子どもたちは恐竜大好き!!
▼近くで食事をして、いざ、おもちゃの「まっちゃまち」(中央区松屋町商店街)へ!!
ここを知り尽くした先生の案内だから楽しみだ。
駅を降りてから商店街につくまでにも楽しみがあった。
坂道ひとつにも、「大地の歴史」の説明つく!!アリガタイ!!「科学する」は楽しだ!!
「おもちゃ」の問屋さんのようなお店を次々と5~6軒(いやもっとだったかな?)案内してもらった。
 ついつい「これは教材になるのでは…」と手が出そうになるのは、もはや職業病!!
 その種類の多さ、その量、その安さ なんでも  ある!!
 ちなみに、使うあてもないのに私が手に入れたモノは
・「しょうのう船」2つ
・真空ランチボックス+真空ポンプ
▼時間が気になってきた。ここからは単独行動だった。
 先日『増補版 実験で楽しむ宮沢賢治~サイエンスファンタジーの世界』(四ヶ浦弘著 細川理衣 絵 金沢・金の科学館)を読んだばかりだったので、なおさら大阪に出た機会にどうしてもここ・「化学と宮沢賢治」(大阪市立科学館)に行っておきたかったのである。
 ひとりなると不安であったが、なんとか3時半すぎには会場に着けた。
 こういうときに自分でも不思議なほど私はいつもラッキーなのである。大人の化学クラブ2016「化学と宮沢賢治」(これはチラシによって後で知ったのだが)の受講生のみなさんと一緒になったのである。講座の最後に講師先生が展示資料ひとつひとつをていねいに解説しておられた。なんとラッキーな!!
 これを一緒に聴かせてもらうことができた。ねらったわけではない、まったく偶然であった。
 その解説をお聴きした後、閉館ぎりぎりまでじっくりと展示資料を見せてもらった。
実に面白い!!興味津々だ!!
 閉館ぎりぎりまでひとりでねばった。会場を出ようとしたそのとき気づいた。
 テーブル上に
◆大阪市立科学館ミニブックシリーズ『化学と宮沢賢治』(小野昌弘、桜井弘著 100円) 
 が置いてあるに。
 私が出るの待っていてくださった案内の人に聞いた。
 「まだ、ミュージアムショップは開いていますか?」
 「いや、もうたった今閉めたと思います。」
 「(゜o゜)ゲッ!!どうしてもあれ欲しいんですが…なんとか」
 「はいわかりました。では電話して置きますので」
 「ありがとうこざいます<(_ _)>」
 アリガタイことにこんなわけで私はなんとかこれを手に入れた!!深謝<(_ _)>
 帰りの電車の中でさっそく読んでみた!!
 滅茶苦茶面白い!!これがたった100円!!絶対にお薦めだ!!
 
 ちょっと欲ばりに「科学」を楽しんだ大阪での一日だった。
 お世話になったみなさんありがとうこざいました。 深謝<(_ _)>
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【私の重大ニュース2016】(1)

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▼雲がものすごいスピードで走っていた。
地上には、あたたかく強い風が吹いていた。今、アメダスをみたら気温は19.1℃まであがり、風は南南西6m/sにまでなっていたようだ。もう冬至も過ぎたというのに…驚きだ!!
 「天気図」を見て、またまた驚いた!!
 ほんとうだ!!「天気図」の通りの天気が変化していたのだ。

 「天気図」!!…人類はたいしたものを発明したもんだ!!

●1820年 ハインリッヒ・ブランデス(独)、1783年のヨーロッパ各地の気圧・気温・風の分布を表す「天気図」を発表 
 
 でもまだ200年もたっていないんだ。
 それにもまた驚いてしまう!!
▼「天気図」もそうだが、過去を「記録」して未来を予測する。
 それは、ある面きわめて科学的常套手段である。
 私も、それをやろう。ここ何年か恒例にしている【私の重大ニュース】をまとめておく。
 なんでこんな仰々しく言うんだろう。自分でも…(^^ゞポリポリ

思いつくままにはじめてみる。

【私の重大ニュース2016】
【その1】 「新・中学校「理科」を構想する(2016年版)」をまとめる!!
 これこそ、そんなに大げさに言うことではないが、やっぱり私の中では重大ニュースなんだ。
 自分が実践してきたことを基に、「私の「ふしぎ!?」からはじめて「卒業論文」にいたるまでの中学校3年間「理科」全課程」を2016年の現時点で構想してみたのだ。
 「私の科学」はここから生まれた!!これはまちがいのない事実だ!!

▼次に行こう。

【その2】 Web更新/週、blog更新/日を継続し続けた!!
 これは「日常」であり、特別のニュースにするのもおかしな話だが、これもまた私の中では「重大」なことなんだ。
 一週間一回、週末にWeb更新をする。今年も今週末には52回目の「週末定例更新」の予定だ。「更新」と言っても、表紙画像をはりかえ、「俳句もどき」を一句添える。一週間に書いたblogをページにリンクするというそれだけのことである。blogの方も、内容の方は置いといてともかく毎日一更新をするそれだけのことである。
 私の唯一のコンセプトは「誰でもできることを 誰もしないほどに繰り返す!!」だけだ。

▼なんかいつもの繰り言になってしまいそうだ。

【その3】「雲見」「宇宙見物」を毎日楽しんだ!!
 賢治の「雲見」と寅彦の「宇宙見物」は、私の究極の道楽だ!!
 なにか努力してなんていうことではない。ただ空を見上げたというにすぎない。
 「宇宙見物」のときに可能なかぎり、月の画像を撮り続けた。もう何年もつづけてきたのでやっとあの「三球儀の世界」が見えてきた。「地球照」も気になりだした!!
 なによりアリガタイのは、「見物料」「見学料」はタダだ(^^)V

(つづく)

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本日(2016/12/22)、第147回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼記憶せずに記録しよう!!
 冬至の日の出を「雲見」の定点に立って記録した。
 記録が集まれば私にも「科学」が見えてくるだろう。
 今さらののごとく「太陽」と「月」を使って暦をつくりあげた「科学」に感動する!!
▼本日(2016/12/22)は、第147回オンライン「寅の日」である。
【12月のテーマ】は
●寅彦と「芸術」 である。
 その第2弾として読むのは「西鶴と科学」である。
 なぜ、これを選んだかは、今となっては定かでない。タイトルからの単純な連想かな?

◆本日(2016/12/22)、第147回オンライン「寅の日」!!#traday

●「西鶴と科学」(青空文庫より)

▼寅彦最晩年の作品である。
 私にもなにか、少し見えて来たような気がしている。

 寅彦の軸足はいつも「科学」に置かれていた!!
 
 「芸術」を語ろうと「音楽」「文学」を語ろうとぶれることはなかった。
 これは自分勝手な結論である。それではこの作品のなかではどうだろう検証してみよう。

最初からこう書かれていた。

 読んで行くうちに自分の一番強く感じたことは、西鶴が物事を見る眼にはどこか科学者の自然を見る眼と共通な点があるらしいということであった。
 

そしていつの間にやら「科学者」の話にすりかわってしまっていた。

 第一に気の付く点は、西鶴が、知識の世界の広さ、可能性の限界の不可測ということについて、かなりはっきりした自覚をもっていたと思われることである。この点もまたある意味において科学的であると云われなくはない。  科学者は実証なき何物をも肯定しないと同時に、不可能であると実証されない何物の可能性をも否定してはならないはずである。
 可能性を許容するまでは科学的であるが、それだけでは科学者とは云われない。進んでその実証を求めるのが本当の科学者の道であろうが、それまでを元禄の西鶴に求めるのはいささか無理であろう。
彼の大多数の知識は主として耳から這入はいった耳学問と、そうして、彼自身の眼からはいった観察のノートに拠よるものと思われる。

▼ここまで書いて自分でも思う。随分と手前勝手な自分の都合だけを考えた読み解きだと。
 しかし、浅学な私には今さら「西鶴」などと言われても、無縁の世界なのでこれしかないのだ。
 続ける。

先ず作業仮説を立て、次にそのヴェリフィケーションを遂行して、結局真相をつき止めるという行き方は、科学の方法と一脈の相通ずる所があると云われる。
 要するに西鶴が冷静不羈ふきな自分自身の眼で事物の真相を洞察し、実証のない存在を蹴飛ばして眼前現存の事実の上に立って世界の縮図を書き上げようとしている点が、ある意味で科学的と云っても大した不都合はないと思われる。
 錯綜した事象の渾沌の中から主要なもの本質的なものを一目で見出す力のないものには、こうした描写は出来ないであろう。これはしかし、俳諧にも科学にも、その他すべての人間の仕事という仕事に必要なことかもしれないのである。

とここまで読んでくると、あながち「私の科学」と無縁の世界の話と思えなくなってくるのである。
 これからの「私の科学」にヒントを与えてくれているのかも…。

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【お薦め本】『増補版 実験で楽しむ宮沢賢治~サイエンスファンタジーの世界』(四ヶ浦弘著 細川理衣 絵 金沢・金の科学館)

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▼昨日は雲ばっかりの「雲見」からはじまった。雨もときおり降ってきた。
 しかし、夕方ちかくになると青空も見えて広がっていった。どのときの「雲見」もいい!!
 それぞれの味わいがあっていい、いくらやっていても飽きない!!
 「雲見」はもっとも安上がりの私の究極の道楽だ!!

 その「雲見」を最初に言ったのはあの宮沢賢治だ。

眺(なが)めても眺めても厭(あきな)いのです。そのわけは、雲のみねというものは、どこか蛙の頭の形に肖(に)ていますし、それから春の蛙の卵に似ています。それで日本人ならば、ちょうど花見とか月見とか言う処(ところ)を、蛙どもは雲見をやります。
「どうも実に立派だね。だんだんペネタ形になるね。」
「うん。うすい金色だね。永遠の生命を思わせるね。」
「実に僕(ぼく)たちの理想だね。」
宮沢賢治『蛙のゴム靴』青空文庫より

▼残り少なくなった今年は、その宮沢賢治の生誕120年!!
 生誕で思い出すのが、5年前の賢治115歳の誕生日(2011/8/27)のことだ。その日、私は偶然にも生誕の地に立っていた。「デクノボーの科学」を訪ねての旅だった。
 先日、この宮沢賢治に関するたいへん興味深い本を手に入れた。面白くていっきょに読んでしまった。
 【お薦め本】にあげるのは、実験を見せてもらった後にしようかと迷っていたが、やっぱり感動のうすれぬ今あげておくことにした。

◆【お薦め本】『増補版 実験で楽しむ宮沢賢治~サイエンスファンタジーの世界』(四ヶ浦弘著 細川理衣 絵 金沢・金の科学館 )

▼感動した点はいっぱいありすぎて、また話が拡散してしまいそうだ。
 だから、最初にいつものようにお薦めポイント3つをあげておく。

(1)「宮沢賢治の世界」を楽しむあらたな方法の提案がある!!

(2)アートとサイエンスのコラボレーションに成功している!!

(3)もう一度「宮沢賢治」を読んでみようという気持ちにさせてくれる!!

 ひとつめから行こう。
 (1)「宮沢賢治の世界」を楽しむあらたな方法の提案がある!!
 「金」の「ふしぎ!?」を追いかけ、ついには「金沢・金の科学館」までつくってしまう四ヶ浦さんだ。
 今回はどんな展開を見せてくれているのか、本を手にする前から楽しみだった。
 期待どおりだった、いやその何倍も面白かった!!
 最初に気に入ったのは「はじめに」のコトバだった。

 ところが興味を持って作品を手にしてみると、なんだかよくわからず(宮沢賢治ってこんなだったっけ?)と本を閉じてしまうことが…。実は、私がそうでした。親しみやすそうで難解な宮沢賢治の世界。そんな彼からのメッセージを確実に受け取れる方法があるのです。その方法で、ご一緒に賢治のサイエンスファンタジーの世界を楽しんでみませんか?

 「そうなんですよね!!」と思わずうなづいた。
 私も、「デクノボーの科学」なんてカッコつけて言っていても、ほんとうはよくわかっていなかった。
ましては「宮沢賢治の世界」を楽しむなんていうのはとてもとてもだった。
 そこで、いかにも四ヶ浦さんらしい方法の展開がある。
 それを語る四ヶ浦さんの口調もとても気に入った。どこまでも等身大だ!!
 わからないことはわからないと言い。
 「ふしぎ!?」だと思うことは不思議がり、驚き、感動する!!
 このアタリマエがとってもいい!!

 そこで四ヶ浦さんがとった方法は? これも四ヶ浦さんのコトバを借りよう。


  賢治の作品には色々な味わい方があるように思います。ここで紹介してきたような<描かれたひとつひとつの表現を、実物や実験で確かめていく>という味わい方は、実験をやりながら、科学を学んでいく感覚に似ている様に感じられます。(そのうち何かがひらめくんじゃないかな?)と期待して少しずつ読み進めていけばいいような気がします。(同書 p20より)
 

 そう実験をするのです!!
 実際のモノを見るのです!!
 賢治がやったであろう実験を再現するのです!!
 賢治は「理科の教師」であり、科学者でした。実験も大好きだったのではと想像できます。
 
 具体的に扱った作品は『春と修羅』のなかの「真空溶媒」「蠕虫舞手」です。

 ここで私も今すぐできる<実験>をやってみました。
 この本を読んだ後、青空文庫をひらいて「真空溶媒」を読んでみました。

 なんとカラーで読めてくるのです!!
 
 この一事をもって四ヶ浦さんの試みは成功していると思った。
▼ダメだ。こんなふうに書いていたら、いくらでも出てくる。
 先を急ごう。

(2)アートとサイエンスのコラボレーションに成功している!!
 これも追加ですが、「第2部 賢治の作品に描かれた科学を楽しもう」がとてもいいです。
 きれいな写真とともに実験方法が具体的に紹介されています。
 表紙、中表紙のイラストもすばらしい!!
 場面場面のイラストは「賢治の世界」のイメージを豊かにふくらませてくれています。

(3)もう一度「宮沢賢治」を読んでみようという気持ちにさせてくれる!!
 これは今の私の心境そのままです。

 今回はこれぐらいにしておいて、またつづきをぜひ書きたいと思います。
だから…

(つづく)


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2017年1月のオンライン「寅の日」は #traday

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▼雲のないときの「雲見」もなかなかいいものだ!!
 午後になると、雲が出てきたが、今度は気温だ。どんどん暖かくなって、屋外で作業していると汗ばむほどにまでなった。今、アメダスで調べたら14.3℃まであがっていた。
 この空気感は、どう表現すればいいのだろう!?
 「小春日和」 うーん、私のなかではちょっと違う。
 手元の歳時記をめくってみた。
 あった!!私のなかではピッタリと来るのが
 

【冬暖か】冬ぬくし

 だ。特に「冬ぬくし」の方がピッタリだ!!

 我らが寺田寅彦は言った。
 

『歳時記は日本人の感覚のインデックス(索引)である』
 
 と。
 これは正しい!!
▼2017年1月のオンライン「寅の日」を考える時期が来ている。
 自然観察のひとつのすぐれた方法として「俳句」という方法を採用しようと決めた。シロウトゆえのこの無謀な「たくらみ」を思いついたのは、オンライン「寅の日」をはじめたことと深く関係していた。
 年があらたまった1月、今一度、この「たくらみ」は有効か?寅彦に訊いてみたい。
【2017年1月テーマ】寅彦と「俳句」 とする。
 2017年1月は3回ある。

■2017年1月オンライン「寅の日」

◆第149回オンライン「寅の日」 …1/03(火)
◆第150回オンライン「寅の日」 …1/15(日)
◆第151回オンライン「寅の日」 …1/27(金)

▼寅彦は「俳句」についてけっこう多くを語っていた。
 科学者・寺田寅彦としての「俳句論」を持っていたようだ。それがうれしい!!
 これまでにも何回か関係しそう随筆を読んできていたが、その瞬間はわかった気分になったものの本意を読み解くまでにはいたってはいなかった。
 何度も何度も繰り返し読んでみれば、「なにかひとつでも…」の期待をかけて今回も読んでみることにする。
 これまでに読んだもののなかから、「俳句の精神」「天文と俳句」「俳諧の本質的概論」の3つをとりあげる。

■2017年1月オンライン「寅の日」

◆第149回オンライン「寅の日」 …1/03(火)「俳句の精神」(青空文庫より)

◆第150回オンライン「寅の日」 …1/15(日)「天文と俳句」(青空文庫より)

◆第151回オンライン「寅の日」 …1/27(金)「俳諧の本質的概論」(青空文庫より)

▼「面白くなくなったらすぐやめよう」となかば気まぐれではじめたオンライン「寅の日」も1月には150回をむかえる。このまま予定通りいけば、来年の年末には180回をむかえることになる。
 そう考えるとなにか感慨深いものがある。
 なぜここまで続けて来たか?わけはたったひとつ!!
 
 今、寺田寅彦を読むことは面白い!!

 「天災は忘れた頃にやって来る」だけでない。「ねぇ君、不思議だと思いませんか?」と問いかけてくる寺田寅彦こそ元祖サイエンスコミュニケーターである!!

一緒に読んでくださっているみなさん 来年もよろしくお願いします。<(_ _)>

 

 


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【Web更新12/18】16-51 サイエンスコミュニケーター宣言 等更新!!

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竜の玉叢生深く眠りけり 16/12/17撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】16-51
週末定例更新のお知らせ
 毎日、月を見ていると、アタリマエすぎるほどアタリマエだけど、その律儀さに感動してしまう!!
 さあ、もうあと幾つ眠れば…

◆表紙画像集2016 更新 ジャノヒゲの実(種子) リュウノヒゲの実。 
 私には「ゴシタマ」!!
 面白いもので私がこの名前にこだわり書き続けているうちに、「ゴシタマ」でググってみたら真っ先にそれがヒットするようになってしまった。
 そうやっぱり私にとってはこの瑠璃色の玉は、「ゴシタマ」なんだ!!
 「ゴシタマ鉄砲」の「ゴシタマ」なんだ!!
 ところであの「弾み」はどこからやってくるのだろう、「ふしぎ!?」だ。 
 今年も柿の木の下の茂みの中にこいつをみつけることができた。
 マンリョウの赤と対照的で美しい!!
 歳時記には「竜の玉」で出ていた。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 「現在地」は確認することができた!!
 では、次の一歩は…!?

◆【ヒガンバナ情報2016】 更新!! 「自然結実」の「ふしぎ!?」の謎解きは、まだまだ続く。
 実生コヒガンバナの葉は2年目の今年もグングン伸びている。
 実生ヒガンバナの方は、3つのうち2つは葉が伸びてきている。
 まずは「事実」だけは紡ぎつづけよう。

◆新・私の教材試論 更新!!
 また少しお休みになるかも知れない。
 でもやめるつもりはない。どこまでも…

◆新・中学校「理科」を構想する(2016年版) 新設!!


 カウントダウンをはじめてしまおうか。
 ここが思案のしどころ…(^^ゞポリポリ

 

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「新・中学校「理科」を構想する」(2016年版)ページ化完成!!

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▼面白い!!実に面白い!!
大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから38週目だった。
月明かりで確認した観察池は確かに氷がはっていた。冷え込みは今季最高だったのかも知れない。
観察池全面に氷がはった。その模様は、「あこがれの4日間」のように美しい!!
陽が昇りしばらくしても、その氷はとけなかった。
 これまでそんなに意識したことなかったが、注意深く観察してみるとわかった!!
 氷がはるのにも何か「ルール」があるようだ!!
 とけるときにも同様に「ルール」が…。
 どんな「ルール」だろう!?これを「科学」してみよう!!

 どんな小さなことも、「科学する」は面白い!!

▼この「科学する」を長く長く「記録」し続けた科学者いる。
あのファラデーだ。
「ファラデーの日記」は、なみの「日記」ではなかった。

 筆まめなファラデーは克明な日記も残している。それは普通の日記でなく、毎日の実験と観察の記録である。さまざまな思考や試みをこれほど詳細に書きのこした科学者はケプラー以外はいない。ファラデーは生前これを六巻に製本していた。その原本は四つ折り版、二冊、二つ折り版、八冊で、合計十冊で、びっしりと書き込まれた四〇〇〇ページにも及ぶ膨大なものである。余白には、無数の実験の図が描かれており、工夫に工夫を凝らしたファラデーの姿をみることができる。四つ折り版は、一八二〇年九月から一八三三年まで、二つ折り版は一八二八年から一八六二年まで、最初の記録からいえば四二年間にわたる。これだけ長期間にわたる、これだけ膨大な研究日記は科学史でも例がない。これらは『ファラデーの日記』七巻(一九三二~三六年)として出版された。(『ファラデー 王立研究所と孤独な科学者』(島尾 永康著 岩波書店 2000.3.14) P125より)

42年間の「科学する」の「記録」!!圧倒されるばかりである。
これだけではない特に私が注目したいのは次だ。

  注目に値するのは、研究記録の各パラグラフに通し番号をつけていることである。電磁誘導を発見した年の一八三一年二月二日から始め、…(中略)…。そして一八三二年八月二五日から始めたのは、一八六〇年三月六日まで続き、一~一六〇四一となっている。約三十年間にわたって研究に通し番号をつけた科学者は他にいない。(上記書P125)

 記録化したものに通し番号を付して、いつでも「検索可能」にしたのだ!!
示唆的!!
毎日の「日記」「日誌」を自らの研究のための貴重なDB(データベース)としたのだ!!

▼私は、ポンコツ頭を省みずファラデーの真似をしたいと思った。
 私はこのblog(私の【理科教師日記】)で、4月から10月末までに「新・中学校「理科」を構想する。」というタイトルで書き綴ってきた。
 途切れ途切れになりながらも続けてみた。
 それをいつでも利用できるようにDatabase化したいとおもった。私にはそんな特別のスキルがあるわけではない。Webページ化なら、これまでも繰り返してやってきたことだけになんとかできそうだと思った。
 はじめてみると、思わぬ課題があった。
 この9月にHP、Webページの「引っ越し」をしていた。そのため、いたるところで「リンクぎれ」が発生していたのだ。それをひとつひとつ気づく範囲で修復していった。
 そのため思わぬ時間を要してしまった。昨日、やっとそれが完成した。

◆新・中学校「理科」を構想する(2016年版)

▼そんな大げさに言うシロモノではない。
ただただ、毎日のblogをツナイダにすぎない。
 「日記」だから、いろんな観察の記録や生活のことごちゃ混ぜに書かれている。
それも私にとっても意味あることなのだ。

 ここでは「私の「ふしぎ!?」からはじめて「卒業論文」にいたるまでの中学校3年間「理科」全課程」を構想したつもりである。これは、けっして「完了形」ではない。
 これからもずっと「現在進行形」である。いや そうありたい!!

 作業をすすめながら気づいた。
 
 私の「科学」 の原点はここにある!!


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サイエンスコミュニケーター宣言(378)

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▼朝方は、今にも今季最初の雪が降ってきそうな空模様だった。しかし、そうはならなかった。
 季節はいつも直線的でなく、螺旋的に進む。
 青空が再び広がり冷たい北風だけが続いていた。
 夕方になってひときわ黒い雲が頭の真上にやってきた。その一瞬だ!!
 冷たい粒が降ってきた。
 「雪」ではなく「霰」だった!!
 降ったのはほんとうにその一瞬だけだった。
▼私はどこにいるのだろう?
 を続けよう。4つ目の座標軸はこうだ。
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!

 最近、あの【理科の部屋】の創設期のようなうれしい感動体験をすることが増えてきている。それは私がポンコツ度を増すにつれて、昔をなつかしむ心情になってきているからだろうか。
 それもあるかも知れないが、それだけでもないような気がする。
 それは、TwitterやFacebookと少し関係しているように思う。私は以前のように積極的にこれらのツールを人に勧めないようにしている。昔からの友人のなかには、これらのツールに批判的に人もいる。
 その意見にも納得できるところがある。
 そもそもTwitterやFacebookの世界をひとくくりにして語ること無理だ。
 だって、それぞれの人のタイムラインを流れる「情報」は違うのだから!!
 
 自分のタイムラインに、「感動」がやってくることがある。
 「凄い!!」「面白い!!」「納得!!」「…」
 思わず「いいね!」と押してしまう。そうすると多くの友人が「いいね!」で共感している。
 それにまた感動が増幅される。
 まったくちがうタイムラインが交叉する。そこに「感動」が生まれているのだ!!
 やっぱり
 情報は交叉するところに生まれる!!
 は正しいのでは…。
▼座標軸にあげている「あらたな理科教育コミュニティ」も同様ではないだろうか。

 タイムラインの交叉するところにあらたなコミュニティが生まれる!!

 かつて【理科の部屋】welcomeメッセージにこんな一行があった。
「時空を超えて、響きあい、学びあい、高めあう 世界を」
 ちょっと大げさすぎるとも思うが、今もってというか「これから」も有効なメッセージだと思う。

 さて、私はどこに?
 小さな試みに挑戦してみた。
◆中学校「理科」を楽しむ会

▼どうもダラダラがながくなってきている。
最後の座標軸にいこう。
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。

 これまた大げさな話だ。
 自分の小さな一歩が「日本理科教育史」という大きな「歴史」とどうツガッテイルのか?
 「この教材はどこからやってきたのか?」
 「この一歩はどこに向うのか?」
 等々
 と自問することは、けっこう愉しい作業だ。
 と思う今日この頃である。

 これでひとまず、サイエンスコミュニケーターとしての「現在地」を問う作業はおわりとする。
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サイエンスコミュニケーター宣言(377)

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▼「一日でいちばんきれいな空」を撮ったとき、確かに確認したはずだった。
 冷え込みは予想していたほどでなく、大賀ハス観察池に「氷ははっていない」と。
 ところが、夜明けて少し明るくなると、ちゃんと氷ははっているではないか!!
 それだけではない、朝の散策から帰って、観察池に陽が当たるようになってもまだ氷が残っているではないか。
 いや残っていると言うより、もっと広範囲に氷っていることがわかるようになっていた。
 またしても、「氷がはる」というこんなアタリマエについてともとんでもない勘違いをしているのかも知れない。
 \(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ
 観察池の氷をじっくりと観察していると、氷の屈折率のちがいからだろうか、いろんな模様がみえてとても美しい!!
 一幅の絵画でも見るようだった!!
 なんかとても得をした気分になった。
 またしても、楽しみがひとつ増えた!!
▼さあ、サイエンスコミュニケーターとしての「現在地」確認作業を進めよう。
2つ目の座標軸は
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
である。

 今、私は定例的には2つの「学びの場」に「参加」させてもらっている。不定期には面白そうなサイエンスイベント・企画をみつけたら可能な限り「参加」させてもらっている。
 いちばんの醍醐味は、人にあって人から直接学べるところである。いくらネットが進化したと言っても、これに勝ることはできないだろう。
しかし、これはいずれも「参加」であり、座標軸にあげている「参画」ではない。
あえて「参画」にこだわるなら、私にはオンライン「寅の日」がある。だが、これはオンラインでの話だ。
オフライン「寅の日」の「参画」が今のいちばんの課題だ。

▼次に行こう。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
 これをここに持ってくることに違和感があるかもしれない。
 でも私には必然があった。
 ゆずることのできない確信があった。

●「理科」の授業はサイエンスコミュニケーションの最前線である!!
●「理科」の教師は最前線のサイエンスコミュニケーターである!! 

 そう自覚するかどうかは別問題として間違いなく

●すべての理科教師は真性サイエンスコミュニケーターである!!

▼そんなエラそうなことを言えるほどのりっぱな実践があるわけではない。どちらかと言うと「失敗」ばかりの授業を繰り返してきた人間である。でも、やっぱりそう思うのである!!
 現場を離れたポンコツにもできることはないか!?
 今年は、4月からこのblogで
◆新・中学校「理科」を構想する。
を連載してみた。
 私の「ふしぎ!?」からはじめて「卒業論文」にいたるまでの中学校「理科」全課程を構想してみた。
 今年は、Webベージの「引っ越し」などもやった年で、リンク切れのところも多く見られたので、あらためてリンクしなして、
◆新・中学校「理科」を構想する。(2016年版)
 としてページ化するつもりだ。
 まもなく公開したい。
 この作業をやりながらあらためて気づいた。

 私の「科学」はここから生まれた!!
 それ以上でもそれ以下でもない!!

(つづく)
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サイエンスコミュニケーター宣言(376)

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▼いつものように「雲見」定点観測地に立っていた。
 生野峠の方から吹き出された雲が流れてきた。いよいよこの季節が本格的にやってきたのだ。
 そんな「雲見」していると、今年の夏に行った生野の「アメダス」のことを思いだした。今朝起きてから、生野の「アメダス」の記録をみてみた。
 (゜o゜)ゲッ!! 気温は下がる一方ではないか!!降水量を記録しているのはひょっとして…!?
▼早いもんで今日で半分を過ぎてしまう。
師走に入ってからでもあまりにもいろんなことがありすぎて、そのスピードにポンコツ頭は平衡感覚を失ってしまいそうだ。
 そうだ!!こんなときはあの作業をやってみよう。

 サイエンスコミュニケーターとしての私は今どこにいるのだろう?
 「現在地」は?

と自分に問いかけてみよう。
▼こんなときのために5つの座標軸を準備していた。
その5つをひっぱり出してくる。

(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。

▼ひとつずついこう。今、どこに?
 まず、
 (1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
 だ。
 もし5つの座標軸により可視化するためにメーターをつけたならば、この第一座標軸の針は振切れんばかりになっているだろう。
 道楽的「科学」は、私の「科学」を愉しむことだった。
 ・毎日の「雲見」「宇宙見物」
 ・オンライン「寅の日」、オフライン「寅の日」
 ・「自然結実」ヒガンバナの大量の「種子」get!!
 等々
 
 今、それにも増して楽しいと思うのは、私以外の人の 私の「科学」 を愉しむことだ。
 あらたな出会いによって、その人の「私の科学」に感動する!!学ぶ!!
 それは、私自身の 私の「科学」 をとっても豊かにしてくれているような気がする。

 これぞ究極の道楽的「科学」なのかも知れない。

 
(つづく)
 

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新・私の教材試論(117)

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▼変な話だが私は雨の日の「雲見」画像をあまり残していない。
晴れていれば、「下手な鉄砲も」方式で撮りまくるのに、雨なら仕方ないですましている。
 アタリマエと言えばアタリマエのこと。カメラがぬれるのもいやだし当然だ。
 昨日も少し雨がやんだら撮ろうと思っていたら、昼までシトシト雨で、昼からはザアザア雨!!
 しかたない。
 雨の日の「雲見」も貴重、とシャッター押し続けてみた。
 これが雨でなく雪に変わるのはいつだろう?
▼さあ、今度は飽きもせず「新・私の教材試論」を続けよう。

◆「水の成分をマグネシウムで調べる」古川 千代男『やさしく本質的な理科実験3』(高橋金三郎・鈴木清龍・若生克雄共編 評論社 )(P144より)

 降ってくる「雨」「雪」=「水」が水素と酸素からできているという驚異のアタリマエ!!
を科学する実験のことを考えていた。
 「水を加熱して水蒸気のなかでMgを燃焼すれば水素だけを取り出すことができる。」というシナリオはできていた。
 問題は、熱い熱い水蒸気のなかで、いかに安全かつ確実にMgに点火するかだ。古川千代男先生が考え出した方法は、丸底フラスコのなかを水蒸気で満たしておいて、外から電気を使って点火する方法だった。
※【参照】 ◆水から水素を取り出す~ 水蒸気中でMgを燃焼させる~ 
 古川先生の実験装置はとてもすぐれものだった。
 ニクロム線をとりかえることで何度でも実験ができた。二本の支柱は、ステンレス製の焼串を利用していた。台所用品売り場で手に入れられたようだ。
\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ
 ここで、私がこんな「繰り言」を何度も書いている本意をバラしておく。
 実は、この実験装置を「復元」して、このすぐれた教材(実験)を次世代まで残したいと思っているのだ。
 だから、最近気づけばホームセンターの「台所用品」を見て回っていた。
 まだ、これにふさわしい焼串に出会っていない。「小型ターミナル」にも…
▼では、実際の授業のなかでこの実験は有効なのだろうか。
これも結論から行く。
必ず受ける!!たいていは拍手が起こる!!
あるときこの実験を終えて「化学反応式」でまとめようとした。
H2O+Mg→H2+MgO
ある生徒が言った。
「(゜o゜)ゲッ!! そんな簡単でええんけ!?」
そのコトバいただいた。
「そうや、ホンマの科学(化学)は簡単で面白いものや!!」
付け加えた
「でも、やっぱり「ふしぎ!?」やけどな。」
すぐれた教材(実験)には必ず副産物がある。
この実験の副産物は大きく2つある。
・いっきょに大量に取り出された「水素」は水素燃焼実験に使える。
 例えば「ロウソクの炎は、水素のなかで消える。集気びんの近くで再びロウソクの炎は…」など
・丸底フラスコが冷えてくれば、水そうの水は逆流をはじめる!!
 ほぼいっぱいまで。

あのアタリマエの「水」が「水素」と「酸素」からできているという不思議に直参するこの実験をほんとうにすぐれた実験だと思う。いきなり「電気分解」に入る前にぜひとも…いや後でもいい。

(つづく)


 

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ヒガンバナの「種子」73個を回収\(^O^)/ #ヒガンバナ

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▼「日本のヒガンバナは3倍体であり、種子をつくらず分球によって殖える。」
 これが、ヒガンバナのアタリマエ!!
 でもほんとうかな!?
 「あんなにいっぱいみごとな花を咲かせるのに…?」
 「いや、種子らしいものを見たことがあるけどな…?」
 私はずっとずっとヒガンバナの「種子」を探し続けていた。
  そして、ついに2013年に「自然結実」ヒガンバナ群生地をみつけた!!
 2014年、2015年に別の場所で群生地をみつけた。
 最初の群生地発見から4年目の今年もいくつもの完熟「種子」を回収した。
 
 その数は過去最高の73個になった!!

 やっぱり寅彦のコトバをかりよう。
 
 「ねぇ君、不思議だと思いませんか?」

▼「ヒガンバナに何が起きているのか?」
謎解きはまだはじまったばかりだった。
 謎解きのためには「事実」が必要だ!!
 今年の「事実」を少しだけセミパブリックなこの場で「記録」しておこう。
「自然結実」ヒガンバナの「種子」を、採集場所、花茎採集日、「完熟」回収日を記録したナイロン袋にひとつづついれていった。そして、昨日机の上になれべてみた。

【安富】…33個 花茎採集日毎の内訳(10/11…6、10/17…8、11/1…19)

【夢前】…15個 花茎採集日毎の内訳(10/11…3、10/17…2、11/1…10)

【福崎】…17個 花茎採集日毎の内訳(10/25…17)

【その他・自宅近く】…8個 花茎採集日毎の内訳(10/27…4、10/29…1、11/3…1、11/22…2)

▼残念なことに、この段階でカビがきているものある。現段階で18/73の割合でカビが生えている。
カビが生えている「種子」の「完熟」回収日をみてみると雨天だった日のものが多い。これは、この段階で水分は禁物ということだろうか。(私は、これまでとんでもない勘違いをしていたような(^_^;))
 「種子」の大きさは標準で径は5~6㎜ていどであろうか。
 もちろんもっと大きな8㎜を越えるものもある。逆に縮んで小さなかけらのようなものもある。
 一般的には「完熟」が遅いほど大きな「種子」になると言えそうだ。
 【その他・自宅近く】には、庭の定点ヒガンバナDを含む!!
 今、机の上に73個をならべてじっくりとながめていると、最初のアタリマエに異議を唱えたくなってくる。

 ヒガンバナは想像以上に、高頻度に「種子」をつくる!!

これはもう「仮説」でなく4年間の観察に基づく「事実」ダ!!
▼ひとまずは発砲スチロールの箱に入れ、冷蔵庫で保存することにした。
 この段階では、これらは「種子」でなく、「種子もどき」かも知れない。
「種子」から育てる実生実験が必要だ。
2013年回収「種子」は、うれしさのあまり多くの人に見せ回っているあいだにつぶれたり、紛失してしまった。
2014年回収分33個については、そのうち3個について「発芽(発根)」「出葉」に成功した。そのうち2つは今年もいま「出葉」している。
2015年は69個も回収した。しかし、すべて実生に失敗してしまった。
なぜだろう?(゜_。)?(。_゜)?

では、この73個のうち、いくつが実生に成功するだろう。

「ヒガンバナに何が起きているのか?」の謎解きはまだまだ続くのだ!!

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【Web更新12/11】16-50 新・私の教材試論 等更新!!

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藤の実のぶら下がりたる師走かな 16/12/10撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】16-50
週末定例更新のお知らせ
 はやくも師走の1/3が過ぎてしまった。過ぎた過去を変えることはできない。もうそろそろ2016年の「整理」をする時期だ。生来の「整理ベタ」は、今さらどうしようもない。
 今さらあらたな方法の導入は無理である。
 「整理ベタ」は「整理ベタ」なりに工夫してきた我流の方法がある。
 そろそろそれを… ゆっくり急ごう!!

◆表紙画像集2016 更新 藤の実
 前の竹藪の南の端に、竹藪からはみ出すようなかたちで、「藤の実」がぶら下がっていた。
いかにも荒れ放題にしているという感じで美的景観からするといかがなものかと思うが、そのままにして置いた。
 それにはわけがあった。
 寅彦の「藤の実」を読んで以来、ずっと自分の眼でいつか藤の実の鞘がねじれ、種子が飛び散る「瞬間」を見てみたいと思っていたからだ。寅彦がはじめてこれに気づいたのもこの時季のはずだ。
 そんな思いに拍車をかけてくれたのは、先日の彫刻家・大野良一先生の作品「藤の実」の写真とお話だ!!
 ちなみに寅彦は、この後、論文「藤の種子の自然放散機構について」を書き上げている。
 寅彦はやっぱり面白い!!

◆新・私の教材試論 更新!!
 正面きって「今さら、なんでオマエがこれを続けるのか?」と問われれば、答えに窮してしまう。
 あえて言うなら「私が面白いと思えるから…」である。
 もう少しカッコツケテ言うなら
 「「私の科学」の原点はここにあるから…」であろうか。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 これまた同様である。
 寅彦を読むことが面白く愉しいからである。そう思うあいだは続けるだろう!!

さあ、2016年我流「整理」をはじめよう!!

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ファラデーラボ・クリスマスレクチャーは最高に愉しかった\(^O^)/

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▼大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから37週目であった。
すでに「初氷」は見たが、それはひと朝だけだった。これからが楽しみである。
 池のなかをじっと観察すると、なかの泥がとてもきめ細かい粒になっていることに気づいた。
それに少し盛り上がってきているようにも見える。
 そうだこの下に蓮根が眠っているのだ!!
 ひょっとしたら泥に埋まっている蓮根が息をして泥の粒を小さくしたのでは?
 そんなことあるかな?
 いずれにしても、どんな大きさの蓮根に育っているのか、来年の春が楽しみだ。
▼昨日は、朝からそわそわして少し落ち着かなかった。
ずっと楽しみにしていた「第6回ファラデーラボ・クリスマスレクチャー」があるからだった。

◆第6回ファラデーラボクリスマスレクチャー
●テーマ 「世界の科学博物館の旅」
●担当 森本雄一(かがく教育研究所代表)
●内容 私が訪れた世界の博物館を写真でご紹介したいと思います。
     2002年の英国物理の旅、2005年独逸・瑞西アインシュタインの旅
     2006年パリプチ科学の旅と名付けた旅の他、カナダ、アメリカ、
     オーストラリアに旅行したときに訪れた科学博物館をリスト
     アップすると、以下のようになりました。…(略)

 こう案内していただくだけでワクワクだった。o(^o^)o ワクワク
 森本さんの「科学博物館の旅」の「おすそ分け」報告はその都度楽しませてもらってきた。今また自らも「科学館」を運営される立場になられた森本さんがこれまでの旅をふり返ってどんなお話をされるのか、それがとても楽しみだったのだ。
 実に面白かった!!
 まず驚くのはリストアップ科学博物館の数の多さだ!!
 そしていちばん感動するのは、

・森本さんの科学館の旅にはストーリー(物語)がある!!

ということだ。ただ「行った」「見た」というのではない。
森本さんの「科学」を追う物語があるのである。たとへば、「二度までも訪れたけど見ることができなかった」という場合でも、きっちりと物語は成立しているのである。
 もう私が外国に旅することもなかろうと思っていたが、森本さんの話を聞いていると一度は行ってみたいという気持ちになってきた。
 もし私が1ヶ所だけ行けるなら、文句なく「ファラデー博物館」に行ってみたい!!
▼そして第二部!!
これまたずっとずっと楽しみにしてきた上橋智恵さんの「実験・工作」を生で見せてもらえる時が来た!!
 もう多くを語るコトバがなかった!!

 ただただ感動デアル!!

 このアイデア・工夫!!このセンス!!
 これがどこから生まれたのだろう?
 「科学」を楽しむとはきっとこんなことを言うのだろう!!

 これからいろいろ学ばせてもらうのが楽しみである。o(^o^)o ワクワク
 よろしくお願いします。<(_ _)>

▼楽しみはそこまでではなかった。なんと贅沢な!?
 クリマスプレゼントの交換会だった。私は、これまでこんな愉しいプレゼントの交換を経験したことがない。
 なにが面白いと言って、ココだった。

 それぞれ一人ひとりが自分のプレゼントした品のコンセプトを語るのだ!!
 それは一人ひとりが「私の科学」を語ることにほかならなかった。
 それが最高に面白い!!愉しいのだ!

 ちなみに私がいただいた品は、「身近なつる性の豆図鑑」だ!!
 手作りだ。世界でたったひとつの「図鑑」だ。大切にしたいものだ。深謝<(_ _)>
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本日(2016/12/10)、第146回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼庭の定点ヒガンバナが大ピンチだった!!
本来なら青々とした葉をのばし、光を独り占めして栄養を貯め込む、もっとも「稼ぎ時」だった。
 ところが、今年は妙な枯れかたする葉がいくつも出てきたのだ。20年近くこの株を観察しているがこんなことははじめてであった。
 犯人はわかっていた!!
 「自然結実」ヒガンバナ採集の時にも出会ったヤツだった。そのときは葉のみならず、せっかく結実した実までかじっているかに見えた。最初のうちは千客万来で、そんなヤツもいてもいいかなと軽い気持ちでいたが、ここまでやられるちょっと対策を考えねばと思いだした。
 ヤツはいったい何者だ!?
 いっぴきを葉とともにひっぱり出して写真を撮ってみた。
 このにっくきヤツの背中の模様が妙に美しく見えてくるから困ったもんだ。
▼本日(2016/12/10)は、第146回オンライン「寅の日」である。
12月のテーマは
●寅彦と「芸術」 である。
 私などさして得意と分野はないが、「芸術」はとりわけ疎い分野だ。
 寅彦から大いに学びたいものだと思っている。
 さっそくの第一弾で読むのは、タイトルもダイレクトな「科学者と芸術家」である。

◆本日(2016/12/10)、第146回オンライン「寅の日」!!#traday

●「科学者と芸術家」(青空文庫より)

▼昨日(2016/12/09)は、夏目漱石の没後100年の命日だった。
寅彦にとって夏目漱石はもっと慕った生涯の師だった。図らずも、この随筆は漱石が亡くなった年・大正5年(1916)の1月に書かれたものである。なにか因縁を感じる。
 この随筆のなかにも夏目漱石が登場した。

 

夏目漱石先生がかつて科学者と芸術家とは、その職業と嗜好しこうを完全に一致させうるという点において共通なものであるという意味の講演をされた事があると記憶している。

 だから、この随筆もたぶんに夏目漱石の影響を受けてというところもあるのだろう。

 まず最初に、

科学者の天地と芸術家の世界とはそれほど相いれぬものであろうか、これは自分の年来の疑問である。

と疑問をなげかけ、後コトバをながらも「科学者」と「芸術家」の共通因子をあげようとする。

 しかし科学者と芸術家の生命とするところは創作である。
科学者の研究の目的物は自然現象であってその中になんらかの未知の事実を発見し、未発の新見解を見いだそうとするのである。芸術家の使命は多様であろうが、その中には広い意味における天然の事象に対する見方とその表現の方法において、なんらかの新しいものを求めようとするのは疑いもない事である。
二人の目ざすところは同一な真の半面である。

等々である。
 この後も、ナルホド!!と思わず膝をたたきたくなる文章が続く。
▼ところが途中でこうとも言う。

しかしこのような問題に深入りするのはこの編の目的ではない。ただもう少し科学者と芸術家のコンジェニアルな方面を列挙してみたいと思う。

では「目的」は、「本意」はどこにあるのだろう?
ここからは、シロウトの偏見にみちた読み解きである。
「科学者」と「芸術家」の相似性をパラレルにあげながらも、本意は
「常に科学者に「軸足」を置いている」
それが私の率直な感想である。それが私には興味深い!!
少しだけ引用させてもらおう。

総合という事がなければ多くの科学はおそらく一歩も進む事は困難であろう。一見なんらの関係もないような事象の間に密接な連絡を見いだし、個々別々の事実を一つの系にまとめるような仕事には想像の力に待つ事ははなはだ多い。また科学者には直感が必要である。

 「観察力」「総合する力」「想像力」「直感」等々、これらはなにもプロの「科学者」のみならず、シロウトが「科学」を楽しむときにも必要なものであることは確かだ!!

最後にもうひとつだけ引用させてもらおう。

この直感は芸術家のいわゆるインスピレーションと類似のものであって、これに関する科学者の逸話なども少なくない。長い間考えていてどうしても解釈のつかなかった問題が、偶然の機会にほとんど電光のように一時にくまなくその究極を示顕する。その光で一度目標を認めた後には、ただそれがだれにでも認め得られるような論理的あるいは実験的の径路を開墾するまでである。

これぞ「セレンディピティ」だ!!
 そしてその「セレンディピティ」は眠っていてもやってこないと言っている。

もっともこのような直感的の傑作は科学者にとっては容易に期してできるものではない。それを得るまでは不断の忠実な努力が必要である。つとめて自然に接触して事実の細査に執着しなければならない。常人が見のがすような機微の現象に注意してまずその正しいスケッチを取るのが大切である。このようにして一見はなはだつまらぬような事象に没頭している間に突然大きな考えがひらめいて来る事もあるであろう。

なんと示唆的!!
こう言ったのは、寅彦39歳のときである。
その後の科学者・寺田寅彦の「研究」をみるとき大きく頷くのである。

 この随筆を読みながら、私は先日の彫刻家・大野良一先生のお話をしきりと思い出すのだった。
この随筆をよりリアルに読めたのは、あのお話を聞いたからだろう。深謝。
 大野先生を真似て、今日はあの「にっくきやつ」の背中の模様の数、数えてみようかな。
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新・私の教材試論(116)

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▼「えっ、動いた!?」
と思った。例のヤママユの繭だ。
風はなかった。だから動くはずはなかった。今繭のなかにいるのは「卵」はずだ!!
でもそれは本当だろうか?
私はまだそれをこの目で確かめたことはなかったし、あの「モスラ」みたいな成虫が繭から出てくるのを見たことなかった。本によれば、それは8月ごろのこのようだ。
 きっとその頃になれば、この「ふしぎ!?」は忘れてしまっていそうな気がする。
 家に帰って、例の柿の木を見上げていたら、また別の「冬越し」戦略をたてたやつがぶら下がっていた。
 ミノムシだ。オオミノガの蓑だ。こちらの方は、蓑のなかなか顔を出した幼虫を目撃したことあるから、まだ少しなじみがあった。でもまた、こんなみごとな「冬越し」戦略を思いついたのだろう?
 「ふしぎ!?」だ。
 昨日は朝から「ふしぎ!?」を連発していた。年末の「ふしぎ!?」大売り出し(゜o゜)ゲッ!!
▼そんなこと言い出したら、もっともっと「ふしぎ!?」なことがある。
その「ふしぎ!?」をことあらたに大きな声で言う人はなかった。私には、そのことも「ふしぎ!?」だった。
その「ふしぎ!?」とは、

「あの水が、水素と酸素からできている!!」

という事実だった。これは本当にアタリマエだろうか?
私もそう教えてきたし、いろんな実験もやってきたのでそうだと信じている。
少し恥ずかしいが、白状する。

でもやっぱり「ふしぎ!?」だ!!

その「ふしぎ!?」に直参するような実験開発物語を続けよう。
参考にするのは引き続き次の本である。

◆「水の成分をマグネシウムで調べる」古川 千代男『やさしく本質的な理科実験3』(高橋金三郎・鈴木清龍・若生克雄共編 評論社 )(P144より)
 
▼いきなり「NaOHを入れて」「電気分解」の飛躍に納得いかなかった古川先生は別の方法はないかと模索していた。そのときに出会ったのがヴェルホフスキーの『化学実験教授法』(明治図書)であるという。
 ヴェルホフスキーは「水の成分」を調べるのにまずは「水素」から取り組んでいるようです。そして水から「水素」を取り出すのにCa,Na,Kなどの金属と水の反応を利用しようと考えたようです。そのなかでもMgとの反応が、水の分解として使えそうだと気づいたようです。
 そこで考え出した実験が、
 「水が沸騰しているフラスコの中へ、点火したMgを入れ、水蒸気と反応させる」
 という実験だったのです。
 そうです!!
 ここに実験のルーツがあったのです!!
 すぐれた実験・「定番」実験には必ずルーツがあるものです!!
 ルーツを追うことはこれからの実験開発にもっとも有効な方法です!!
 
▼これなら古川先生も納得がいったようです。

 しかし、化合教材の中で、Mgの燃焼をやっていましたので、水の成分を調べるのにMgをつかうのは魅力的です。分解するのに電気をつかわないですみます。(同書p145より)

でもこれで問題がいっきょに解決したわけではないのです。
 「水が沸騰した熱い水蒸気になったなかに、点火したMgを入れる」なんて聞くだけでも、なかなか勇気のいる実験です。
 やけどの危険もいっぱいです。
 これでは、「3K1A(感動・簡単・きれい・安全)の法則」の1A(安全)を満足しません。
 そこで、実験開発のプロ古川先生の腕のみせどころです!!

(つづく)
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新・私の教材試論(115)

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▼昨日(2016/12/07)、「大雪」の朝。
今季最高によく冷え込んでいた。「この冷え込みだとひょっとしたら…」と思い薄暗いなか、大賀ハス観察池に指を突っ込んでみた。しかし、残念ながら感じなかった、「氷」を!!
 しばらく「一日でいちばんきれいな空」を見た。やがて光が射してきた。
 もう一度、観察池見た。さっきは感じなかった「氷」がみえるではないか!!
 「初氷」だ\(^O^)/
 気象台の「初氷」の確認は、気象台の屋外に置かれたバケツの氷で確認すると教えてもらったことがある。(私の記憶が正しければ) 
 ナラバ これは我が家の「初氷」だ!!
 氷のはり具合、模様をじっと見ていると、いろいろ「ふしぎ!?」が生まれてくるのだった。
▼やっているうちに自分でも面白くなってきたので「新・私の教材試論」の繰り言を続ける。
思いつきを気ままにならべるだけであるが。

 ちょっと飛躍するが教材に「不易流行」があると思っている。
 ひと昔前に流行った「教材」は、今はどこか陳腐に見えてくる!!
でもほんとうにそうだろうか!?
「不易流行」に関して私はひとつの作業仮説を立てていた。

ホンモノの「流行」は「不易」を内包する!!

ホンモノの「不易」は「流行」を創造する!!

である。
 これは、私の教材試論であると同時にこの作業仮説の検証作業でもあるのだ。
▼またまた大げさな話から始めてしまった。(^^ゞポリポリ
もっと具体的な話で行こう。
 「200℃の水蒸気」物語の次に取り上げる教材(実験)はこれだ。

 ◆水から水素を取り出す~ 水蒸気中でMgを燃焼させる~ 

 私の大のお気に入り実験だった。
 「3K1A(感動・簡単・きれい・安全)の法則」を充分に満足していた。
 私にとっては「不易」な実験だ!!
▼実験装置の開発者は「200℃の水蒸気」物語に続いて古川千代男先生だった。
 私は古川先生より直接「装置」を分けていただき、何度となく繰り返しやってみた。
やるたびに自分自身でも感動してしまった。
 この教材開発物語を見ていこう。
 今回参考にするのは

◆「水の成分をマグネシウムで調べる」古川 千代男『やさしく本質的な理科実験3』(高橋金三郎・鈴木清龍・若生克雄共編 評論社 )(P144より)

 です。
 まず、古川先生が<ねらい>としてあげておられることを少し引用させてもらいます。

<ねらい> 中学校での化学変化の教材ではよく「水」の電気分解が出てきます。 ところで「水」の分解といいながら、水以外にNaOHを入れなければならない電気分解は、飛躍しすぎると思うのです。実際にも、まず分解されるのはNaOHであり、結果として水の分解になっているのですから、水の分解を、いつも、電気ではじめなければならないということはないと思うのです。  電気とか、NaOHとか余分な条件がなく、しかも、それまでに学んできた知識をもとにして、「水」に取り組めないものでしょうか。(同書P144より) 

ここまで読んだだけでも大いに納得です。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
では…

今朝はどうだろう。大賀ハス観察池の「水」は氷っているかな?

(つづく)
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【Web更新12/04】16-49 Webテキスト「天気の変化」の可能性!? 等更新!!

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カサコソの繰り言多き落葉かな 16/12/03撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】16-49
週末定例更新のお知らせ
 まだ旅の余韻のなかにいた。3日遅れの定例更新のお知らせである。

◆表紙画像集2016 更新 落葉
 門先に古びた柿の木が一本ある。「もう切ってしまったら」と言われるが、なかなかそう言うわけにはいかなかった。それは、この柿の木が庭に出現する生きものたちの「メインステージ」となるからだ。今年2年ぶりに帰ってきてくれたあのゲホウグモがネットをはったのもやはりここだった。一昨年にはこの木を登るコウガイビルもいた。
 枯れて落葉となっても定点ヒガンバナの肥料となるのだから。
 その落葉が吹きだまり集まっていた。風が吹く度にカサカサと音をたてることを繰り返していた。
 誰かさんの「繰り言」のように。

◆Webテキスト「天気の変化」の可能性!? 更新!!
 この試み、そろそろ今年どこまで来たのか?をまとめる時期だ。
 まずは、Webテキスト試案「「雲見」を楽しもう!!」をページ化しなければ…。

◆新・私の教材試論 更新!!
 ひょんなことから再開したこの試論、自分でも面白くなってしまった。しばらくは続けてみようと思う。
それこそ「繰り言」ばかりになるかも知れないが…。

◆オンライン「寅の日」更新!!
 たった今、「寅彦」を訪ねての旅も追加更新した。
 今年のオンライン「寅の日」は後3回ある。いずれもが少し長編ばかりである。
 ゆっくり 急ごう!!

今年のWeb更新はあと3回である。
あまり欲張らないでできることを粛々とやっていきたい。
セレンディピティは唐突に訪れるものだから。

 

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今年2度目の「寅彦」を訪ねて(続)

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▼昨日の朝は、まだまだお聞きした大野良一先生のお話の「反芻作業」を繰り返していた。
 朝食の後、少し外に出て「雲見」をしてみることにした。
 土佐の国での「雲見」もすばらしかった!!特に巻雲がすばらしかった。なにかスケールの大きさを感じた!!
 「雲見」をしながら高知駅に向かった。と言うのは前日の講演のとき新聞記者さんがみえていたので記事になっているのではと思い新聞各紙を買うためだった。
あった!!記念にとっておこう。

◆銅像見て科学の心を 彫刻家・大野さん、記念館で講演 /高知(毎日新聞2016年12月5日 地方版)

▼いったんホテルに帰り記事をゆっくり読ませてもらった。
 次に向ったのは高知県立文学館だ。
 ここの「寺田寅彦記念室」は大のお気に入りだった。「寅彦」を訪ねて旅で高知に来たときは必ず寄らせてもらうことにしている。
 まずなにより展示してある貴重な資料が充実している。それに展示に「物語」がある。
 何度見せてもらってもあらたな「発見」があるのがうれしい!!
 このなかでも、特に気に入っているのは三本の寅彦の「実験ビデオ」だ。
(1) 「渦巻きの実験」
(2) 「地滑りの実験」
(3) 「割れ目と生命の実験」
 どれも興味深い実験を具体的やって見せてくれていた。今回はたっぷり時間があったので、繰り返し繰り返し何度も見せてもらった。どれも4分あまりのものだが、私は超傑作であると思っていた。
 何度も見ても飽きない!!面白い!!
 といいながらも、繰り返し見せてもらっているあいだに、ここ数日の睡眠不足か、ドライブのつかれかうたた寝をしてしまった。はっと気づいたとき人の気配を感じた。
 (゜o゜)ゲッ!! そこに「寅彦」が立っていた!!夢ではなかった。
記念室に「等身大」の寅彦(後で背比べしたら私と同じぐらいの身長だった。ほんとうかな!?)のパネルがあるのだ。
 それが、ビデオを見るところの真後ろに立ててあったのだ。
 繰り返しビデオ見せてもらっているあいだも誰も入室者はなかった。
 寅彦と二人きりのなんと贅沢な時間!!
 うたた寝から目覚めた私は再びビデオを見た。そのときはたと思いついたことがある。この三本のビデオとも、最後はコート姿の寅彦が登場して、寅彦のコトバでしめくくられる。
 それがとても気に入っていた。
「このコトバは、きっと寅彦の随筆のなかにあるのではないか!?」
よし帰ったら調べてみようと思った。コトバをメモ書きした。

そして今、調べてみた。
あった!! メモ書きが正しければ次のようになる。

(1) 「渦巻きの実験」 「物理学圏外の物理的現象」(青空文庫より)

 広大無辺の自然にはなお無限の問題が伏在しているのに、われわれの盲目なためにそれを問題として認め得ない結果、それが存在しないかのように枕(まくら)を高くしているのである。


(2) 「地滑りの実験」 「自由画稿」はしがき(青空文庫より)

どんな瑣末さまつな科学的知識でも、その背後には必ずいろいろな既知の方則が普遍的な背景として控えており、またその上に数限りもない未知の問題の胚芽(はいが)が必ず含まれているのである。


(3) 「割れ目と生命の実験」 「空想目録」二 製陶実演 (青空文庫より)

学問の場合には、素材というものの価値が実は非常に重大である。いい素材を発見しまた発掘するということのほうがなかなか困難であってひと通りならぬ才能を要する場合が多く、むしろそれを使って下手(へた)な体系などを作ることよりも、もっとはるかに困難であると考えられる場合も少なくはない。そうして学術上の良い素材は一度掘り出されれば、それはいつまでも役に立ち、また将来いかなる重大なものに使用されるかもしれないという可能性をもっている。

至福の時間は2時間あまりになった。
次はこの傑作ビデオがどのような経緯で制作されたものかをぜひ知りたくなってきた。

▼文学館を出る前にどうしても手に入れたいものがあった。
「寅彦珈琲」である。オンライン「寅の日」の朝は必ずこの一杯からはじめていた。
私にとってはこれは「必需品」だった。

 次に向ったところも「定番」コースにしていた。
 寺田寅彦のお墓である。
 今月は命日月だ!!
 それにオンライン「寅の日」まもなく150回を迎えることの報告をしなければと思っていた。
 合掌!!

 お墓の後ろの土手に「藪柑子」の実が雨で洗われ赤かった!!
▼お墓からすぐ帰路についた。
今回はオプションで「ゆかりの地」に立ち寄ることはしなかった。
と言うのは、暗くなってから車の運転に自信がなくなってきているからだ。

車を運転しながら考えてみた。
今、私にとって「寅彦」を訪ねる旅はどんな意味をもつのだろう?
今さら、「寅彦」研究者にはなれないし、なるつもりもさらさらない!!

「寅彦」のことを少しでも知ることがとても愉しいのだ!!

 それも一人でというのでなく、こよなく「寅彦」を愛する人たちから学びながら愉しむのが最高なんだ。
来年の春もお世話になります。

【追記】デジタル朝日新聞にも記事がありました。

◆高知)寅彦の銅像に1千万円の寄付 新図書館に設置

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今年2度目の「寅彦」を訪ねて

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▼昨日、家を出るときには晴れていた!!
四国に渡ったときもまだ大丈夫だった。ところが高知に入るとはげしく雨がふりはじめた。
図らずも瀬戸内~太平洋側の「天気の変化」を実感するドライブとなった。
▼雨の中、あの言葉が待っていた。
 今年2度目の「寅彦」を訪ねる旅だった。
寺田寅彦記念館の庭は、春に訪れたときとまた違った美しさがあった。
あいにくの雨もまた風情を増すというものである。
▼旅の主たる目的は寺田寅彦記念館友の会の秋季研修会への参加であった。

◆「寺田寅彦に教わった事~科学者の眼 彫刻家の眼~」
  「寺田寅彦先生の科学者の眼に学ぶ」
●講師 彫刻家 大野良一先生

結論から行こう。
これが実に新鮮で面白かった!!
 先生は今、寺田寅彦先生像を鋭意制作中の彫刻家である。
・彫刻とは
・肖像彫刻とは
・ものを見る眼
・彫刻へのコンセプト
  どのお話もきわめて興味深いものだった。目からウロコだった!!
  寺田寅彦の「科学者の眼」に出会うことによって、「私の彫刻は確かに進化しました。」といいきる先生は凄かった!!
 とりわけ先生自身の作品を紹介していただきながらのお話は説得力があった。
 先生の観察眼には驚き感動するばかりであった。
▼うれしいことに後の「懇親会」でも、さらにくわしくお話を聴くことができた。
しばらくの間は、聴かせていただいことの「反芻作業」が必要なようだ。
 ますます、「ねぇ君、不思議だと思いませんか?」と問いかけてくる寺田寅彦先生像の完成が楽しみになってきた。
 この会の研修会は毎回とても面白い!!お世話してくださっている方々にあらためて感謝する。深謝!!

 会が終わった後は、いつものようにはりまや橋に行って「南国土佐を後にして♪」を聞いてホテルに帰った。 

(つづく)   
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新・私の教材試論(114)

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▼昨日の「雲見」は、「一日でいちばんきれいな空」からはじまった。
雲のない青空もうれしかった。
 大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから36週目であった。
朝、冷え込んではいたが霜も氷もまだだった。
さて、それはいつなんだろう?
▼途切れ途切れになっている「200℃の水蒸気」物語をつづけよう。
具体的にはどのようにして、「200℃の水蒸気」をつくり出したのだろう?
どんな実験装置を考えついたのだろう。
またまた

◆物質の原子論―生徒と創造する科学の授業 (プロジェクトサイエンスシリーズ)(古川千代男著 コロナ社 1989.5.10)

を参照させてもらう。
 せっかく100℃の「水蒸気」をつくり出しても、すぐに冷えて湯気(水滴)になってしまう。そうさせないためには「水蒸気」の再加熱することが必要であった。
どんな方法を考えたのだろう?
(a)水蒸気丸底フラスコを通して加熱  
(b)水蒸気の通るガラス管を加熱
(c)銅板を巻く
(d)銅管を手に入れた
段階を追って進化していった。
そして、銅管を手に入れることによって、実験装置は飛躍的に進化した。
▼ここでまた古川先生はたいへん興味深いことを語っていた。

 ちょうどその頃、船具屋さんの家庭の生徒がいたので、船舶用のエンジンの銅パイプを探して欲しいと頼んでみた。家の近所の船舶エンジン修理工場にあるとのことでさっそくたずねてみた。新品は高いが中古ならやすくしてくれるというので、2mほどわけてもらった。  生徒たちの家業を知っておくのも大切なことだと思う。それぞれの専門で使っている器具や道具など大変便利なものが多い。配線に使う圧着端子など早い時期に教えてもらったのも、熱に強い磁器のソケットを手に入れたのも、生徒の家庭からだった。教科書に載っているような古いものではなく、最新鋭のものがある。商売なのだから当たり前なのだろうが、家庭との連携というのは生活指導だけのことではない。(同書p78より)

  ここに教材・実験開発の材料の入手に関しての大いにヒントになることがあるのではないだろうか。
今はずいぶん便利になって、何でもネットを利用して簡単に入手することもできるだろう。100円ショップ・ホームセンターのぞけば安価で簡単に手に入るモノも多い。
 それはそれなりとてもうれしいことである。
 しかし、ここで語られている教材の入手をめぐっての家庭をも含め入手のためのネットワークづくりはとても大切で、単にモノを入手するだけでなく、それ以上のものを手に入れることができるのかも知れない。
 それよりなにより「物語」が生まれるが面白い!!
だから、「これから」もきわめて有効な方法と言えるだろう。
 さらに、

「それぞれの専門で使っている器具や道具など大変便利なものが多い。」
「最新鋭のものがある。商売なのだから当たり前なのだろうが」

この言葉の意味するところは、「3H(ホット・本質的・ホンモノ)の法則」のひとつのH(ホンモノ)を示唆しているのではないだろうか。
▼銅管を入手して、実験装置はさらに進化した。
 熱効率をあげるため銅管をらせん状に巻きそこを集中的に加熱するようになった。
 これで安易に「200℃の水蒸気」は実現したのだ。
 そして「200℃の水蒸気」でマッチに火をつけるというあの驚異の実験も可能になったのである。
 さらにはすでに気体の「空気」「二酸化炭素」ではどうだろうか?
 と考えるまで発展していったのである。
 
 そして、今、三態変化「定番」実験として教科書にもアタリマエのように登場しているのである。
 くどくなるが、もう一度繰り返す。

●すぐれた教材(実験)には必ず興味深い「物語」がある!!

●すぐれた教材(実験)は、授業の文脈(コンテクスト)から生まれた!!

●はじめに文脈(コンテクスト)ありき!!

(つづく)
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12月(師走)の俳句「歳時記」!!

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▼「雲見」や「宇宙見物」を続けていると、ときに時空をとめて切り取って「永久保存」したくなるような景に出会うことがある。カメラはそれにはかなり有効なツールであることは間違いない。
 腕前の方はいっこうにあがらぬが、とりあえずは可能なかがりその「瞬間」に備えるようにしている。
 そのカメラだってまったくままならぬのに、さらなる無謀なことへの挑戦を思いついたのだ。

俳句だ!!
俳句ならこれが可能なのではないか!!

 無縁であったどころか、一般常識の範疇のこともまったく知らなかった。
今となっては、「いつごろから?」「何故に?」は自分でもわからない。
説明できたとしてもそれはきっと後付けだろう。
▼ともかく私は、これを「雲見」「天気コトワザ」につぐ「観天望気」の第三弾とすることに決めた。
さあ、今月も先達の名句から学ぼう。
今月も例によって、

◆『書いて身につく 四季の名句120選』(鍵和田秞子著 NHK出版)

から名句10句を引用させてもらう。

(1) 湯豆腐で鴫立沢にも一冬  三千風
(2) 大晦日定めなき世のさだめ哉 西鶴
(3) 山国の虚空日わたる冬至かな 飯田蛇笏
(4) 夜空より大きな灰や年の市  桂 信子
(5) 一枚の障子明かりに伎芸天  稲畑汀子
(6) 旅終えてまた梟に近く寝る  宇多喜代子
(7) 桑の根に風鳴り秩父祭来る  棚山波朗
(8) 恋人も枯木も抱いて揺さぶりぬ 対馬康子
(9) 掛時計胴震ひせり薬喰   小澤 實
(10) 冬波の人遠ざける青さかな  黛まどか

▼みごとなもんだ!!
アタリマエだが。
 どこがみごとなのかもわからぬシロウトだが、今はそれを省みないことにする。
自分なりに「ベスト3」を「選句」してみる。

(3) 山国の虚空日わたる冬至かな 飯田蛇笏

(10) 冬波の人遠ざける青さかな  黛まどか

(2) 大晦日定めなき世のさだめ哉 西鶴

この勝手に「選句」という作業もなかなか愉しいものだ。
▼さあ、今月はどんな「切り取りたい」景に出会うだろう。
それをうまく切り取り「保存」することができるだろうか!?
これまた可能かどうかは

\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ

ともかくは、この作業を愉しもう!!

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12月(師走)の天気コトワザ!!

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▼12月(師走)の「雲見」の空は雲でいっぱいだった!!
「雲見」の究極のねらいは、「明日の天気を予想する」ことだった。
こんなアタリマエのこと大げさに言うほどのことでもないのかも知れない。昔から人々がアタリマエにやってきたことだ!!
 「明日の天気は…?」と空を見上げてきたのだ。
 ここ何年も意識的に「雲見」を続けてきて思うことがある。究極のねらいは確かにそうも言えるが、それだけではないように思う。
 ぼんやり空を見上げ「雲見」をしていると、なんとも愉しい気分になるのである。
 「あの雲の高さは?」
 「あのなかで何が起きているのだろう?」
 「私はどこに暮らしているのだろう?」
 「…」
 答えはすぐにはわからない!? それでいいではないか!!

 これぞ、瞬間の「自然」を愉しむことではないか!!

▼今月も「観天望気」第二弾に行こう。
「天気コトワザ」である。
いつものように参考にさせてもらい、引用させてもらうのは

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)
だ。番号はあがっている順番に私が勝手につけさせてもらった。

(1) 朝トビ川越すな、夕トビ傘持つな
(2) 霜の早い年は雪がおそく、霜のおそい年は雪が早い
(3) 霜の多い朝は晴
(4) カモが早く来ると早雪
(5) 初雪の早い年は根雪も早い
(6) 山に三度雪降れば里にも雪降る
(7) 西方の鐘がよく聞こえるときは晴
(8) ガンの行列南へ行けば寒気強し
(9) ツバキの蕾が葉の上に出ている年は小雪
(10)焚火が火を吹けば風
(11)かまどの煙がたなびけば雨
(12)家の中に煙がこもったら翌日は雨
(13)ウシが丸くなって寝ていると天気が悪くなる
(14)鳥が高いところに巣を作れば大雪
(15)霜柱がよく立つ日は天気がよい
(16)冬の雨は三日降らず
(17)ムギの葉幅狭く、短い年には大雪降る
(18)霜多く厚い年は大雪
(19)カモメが里近く来て鳴けば荒れる
(20)日の出後霜解けぬ時は晴天
(21)冬、山に霧多きは大雪の兆し
(22)年末低気圧

▼私はずっと、これからも使いモノになる「天気コトワザ」をさがしていた。
その観点からいけば、今月はどれがあてはまるだろう。
なかなかピンと来るモノがない。
当然のこと「雪」に関するものが多い。
ローカルの問題でもあろうが、今ひとつだ。それにくらべて「霜」はそうではなかった。
「霜」「霜柱」が出てくるものをピックアップしてみる。

(2) 霜の早い年は雪がおそく、霜のおそい年は雪が早い
(3) 霜の多い朝は晴
(15)霜柱がよく立つ日は天気がよい
(18)霜多く厚い年は大雪
(20)日の出後霜解けぬ時は晴天

ホントウだろうか?
それはどうして?
▼2015年と少し重なるところもあるが、これで2016年一年間、同じ本を参考にさせてもらいながら「天気コトワザ」を追ってきた。そのなかで
・これからも使いモノになる「天気コトワザ」は!?
・使える「天気コトワザ」をつくることは可能か!?
・Webテキスト「天気コトワザ」の可能性は!?
・先人の知恵をどう生かすのか?
・その具体的展開の方途は?
等々を考えてきた。たった一年の取り組みでは大きな成果はなかったのかも知れない。
 しかし、歩みをとめる気はない!!ゆっくり ゆっくり急ぎたい!!

\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ

「使いモノ」になるかどうかは別にして いつしか
「天気コトワザ」=先人の知恵の結晶 を知ることは愉しい!!
と思えるようになっていた。
これぞ最大の成果かも。

 

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12月(師走)の天気コトワザ!!

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▼12月(師走)の「雲見」の空は雲でいっぱいだった!!
「雲見」の究極のねらいは、「明日の天気を予想する」ことだった。
こんなアタリマエのこと大げさに言うほどのことでもないのかも知れない。昔から人々がアタリマエにやってきたことだ!!
 「明日の天気は…?」と空を見上げてきたのだ。
 ここ何年も意識的に「雲見」を続けてきて思うことがある。究極のねらいは確かにそうも言えるが、それだけではないように思う。
 ぼんやり空を見上げ「雲見」をしていると、なんとも愉しい気分になるのである。
 「あの雲の高さは?」
 「あのなかで何が起きているのだろう?」
 「私はどこに暮らしているのだろう?」
 「…」
 答えはすぐにはわからない!? それでいいではないか!!

 これぞ、瞬間の「自然」を愉しむことではないか!!

▼今月も「観天望気」第二弾に行こう。
「天気コトワザ」である。
いつものように参考にさせてもらい、引用させてもらうのは

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)
だ。番号はあがっている順番に私が勝手につけさせてもらった。

(1) 朝トビ川越すな、夕トビ傘持つな
(2) 霜の早い年は雪がおそく、霜のおそい年は雪が早い
(3) 霜の多い朝は晴
(4) カモが早く来ると早雪
(5) 初雪の早い年は根雪も早い
(6) 山に三度雪降れば里にも雪降る
(7) 西方の鐘がよく聞こえるときは晴
(8) ガンの行列南へ行けば寒気強し
(9) ツバキの蕾が葉の上に出ている年は小雪
(10)焚火が火を吹けば風
(11)かまどの煙がたなびけば雨
(12)家の中に煙がこもったら翌日は雨
(13)ウシが丸くなって寝ていると天気が悪くなる
(14)鳥が高いところに巣を作れば大雪
(15)霜柱がよく立つ日は天気がよい
(16)冬の雨は三日降らず
(17)ムギの葉幅狭く、短い年には大雪降る
(18)霜多く厚い年は大雪
(19)カモメが里近く来て鳴けば荒れる
(20)日の出後霜解けぬ時は晴天
(21)冬、山に霧多きは大雪の兆し
(22)年末低気圧

▼私はずっと、これからも使いモノになる「天気コトワザ」をさがしていた。
その観点からいけば、今月はどれがあてはまるだろう。
なかなかピンと来るモノがない。
当然のこと「雪」に関するものが多い。
ローカルの問題でもあろうが、今ひとつだ。それにくらべて「霜」はそうではなかった。
「霜」「霜柱」が出てくるものをピックアップしてみる。

(2) 霜の早い年は雪がおそく、霜のおそい年は雪が早い
(3) 霜の多い朝は晴
(15)霜柱がよく立つ日は天気がよい
(18)霜多く厚い年は大雪
(20)日の出後霜解けぬ時は晴天

ホントウだろうか?
それはどうして?
▼2015年と少し重なるところもあるが、これで2016年一年間、同じ本を参考にさせてもらいながら「天気コトワザ」を追ってきた。そのなかで
・これからも使いモノになる「天気コトワザ」は!?
・使える「天気コトワザ」をつくることは可能か!?
・Webテキスト「天気コトワザ」の可能性は!?
・先人の知恵をどう生かすのか?
・その具体的展開の方途は?
等々を考えてきた。たった一年の取り組みでは大きな成果はなかったのかも知れない。
 しかし、歩みをとめる気はない!!ゆっくり ゆっくり急ぎたい!!

\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ

「使いモノ」になるかどうかは別にして いつしか
「天気コトワザ」=先人の知恵の結晶 を知ることは愉しい!!
と思えるようになっていた。
これぞ最大の成果かも。

 

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12月(師走)の「雲見」は!?

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▼11月(霜月)の「雲見」は終った。
最後の最後に「環天頂アーク」(!?)のおまけがついていた。\(^O^)/
 
「もくもくシール」カレンダーで11月の「雲見」をふりかえってみる。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴    8
・巻雲    1
・巻積雲  1
・巻層雲  0
・高積雲  2
・高層雲  3
・層積雲  5
・積雲    5
・層雲    2  
・乱層雲  3
・積乱雲  0

 朝の9時を基本にしている。もちろん出かけたりしてちがう場合もあるが、場所も基本的には我が家の「雲見」定点からである。カウントしてみた気づいた。
 思っていた以上に「快晴」が多い!!
 「巻層雲」が0というのは意外である。
▼さて12月(師走)の「雲見」はどうなるだろう!?
 いつものようにいくつかのものを参考にさせてもらって考えてみたい。
 ひとつめが
 
◆気象庁・一か月予報(近畿地方PDF版)

 今は木曜日の朝だ。今日、書き換わるはずだから、その後にもう一度見て考えてみることにする。
いずれにしても、本格的に冬がやって来ることは確かだ。
 自分の住む場所の「夏」の特徴はだいぶんわかってきた。では「冬」はどうだろう?
 毎日の「雲見」で確かめてみたいものである。
▼いつものもうひとつにいこう。

◆『12ヶ月のお天気図鑑』(武田康男・菊池真以著 河出書房新社 )

 まず図鑑に紹介されている画像のタイトルだけ引用させてもらう。

「寒空」
「海鳴り」
「地球影」
「初氷」
「紅富士」
「寒波」
「山茶花梅雨」
「波の花」
「ふたご座流星群」
「冴える」
「けあらし」
「冬の月」
「黄昏」
「初雪」
「陽炎」

 なんともすばらしい景ばかりだ。
 このうちいくつの景に出会えるだろう。「雲見」の旅に誘われる気分だ!!
▼今月からもうひとつうれしいものがある。
先日【お薦め本】にあげた

◆『雪と氷の図鑑』(武田康男著 草思社)

である。
 これも見せてもらいながら、空の「雲見」だけでなく地上の「冬」も楽しみたいものである。

 「師走」と聞くだけでどこか気忙しい気分になるが、日々の「雲見」を楽しんでゆっくり豊かにすごしたいものである。

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