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本日(2016/12/22)、第147回オンライン「寅の日」!!#traday

Dscn2023
▼記憶せずに記録しよう!!
 冬至の日の出を「雲見」の定点に立って記録した。
 記録が集まれば私にも「科学」が見えてくるだろう。
 今さらののごとく「太陽」と「月」を使って暦をつくりあげた「科学」に感動する!!
▼本日(2016/12/22)は、第147回オンライン「寅の日」である。
【12月のテーマ】は
●寅彦と「芸術」 である。
 その第2弾として読むのは「西鶴と科学」である。
 なぜ、これを選んだかは、今となっては定かでない。タイトルからの単純な連想かな?

◆本日(2016/12/22)、第147回オンライン「寅の日」!!#traday

●「西鶴と科学」(青空文庫より)

▼寅彦最晩年の作品である。
 私にもなにか、少し見えて来たような気がしている。

 寅彦の軸足はいつも「科学」に置かれていた!!
 
 「芸術」を語ろうと「音楽」「文学」を語ろうとぶれることはなかった。
 これは自分勝手な結論である。それではこの作品のなかではどうだろう検証してみよう。

最初からこう書かれていた。

 読んで行くうちに自分の一番強く感じたことは、西鶴が物事を見る眼にはどこか科学者の自然を見る眼と共通な点があるらしいということであった。
 

そしていつの間にやら「科学者」の話にすりかわってしまっていた。

 第一に気の付く点は、西鶴が、知識の世界の広さ、可能性の限界の不可測ということについて、かなりはっきりした自覚をもっていたと思われることである。この点もまたある意味において科学的であると云われなくはない。  科学者は実証なき何物をも肯定しないと同時に、不可能であると実証されない何物の可能性をも否定してはならないはずである。
 可能性を許容するまでは科学的であるが、それだけでは科学者とは云われない。進んでその実証を求めるのが本当の科学者の道であろうが、それまでを元禄の西鶴に求めるのはいささか無理であろう。
彼の大多数の知識は主として耳から這入はいった耳学問と、そうして、彼自身の眼からはいった観察のノートに拠よるものと思われる。

▼ここまで書いて自分でも思う。随分と手前勝手な自分の都合だけを考えた読み解きだと。
 しかし、浅学な私には今さら「西鶴」などと言われても、無縁の世界なのでこれしかないのだ。
 続ける。

先ず作業仮説を立て、次にそのヴェリフィケーションを遂行して、結局真相をつき止めるという行き方は、科学の方法と一脈の相通ずる所があると云われる。
 要するに西鶴が冷静不羈ふきな自分自身の眼で事物の真相を洞察し、実証のない存在を蹴飛ばして眼前現存の事実の上に立って世界の縮図を書き上げようとしている点が、ある意味で科学的と云っても大した不都合はないと思われる。
 錯綜した事象の渾沌の中から主要なもの本質的なものを一目で見出す力のないものには、こうした描写は出来ないであろう。これはしかし、俳諧にも科学にも、その他すべての人間の仕事という仕事に必要なことかもしれないのである。

とここまで読んでくると、あながち「私の科学」と無縁の世界の話と思えなくなってくるのである。
 これからの「私の科学」にヒントを与えてくれているのかも…。

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