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11月(霜月)の俳句「歳時記」!!

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学ぶことは楽しいことだ!!
 今さらの話である。しかし、ほんとうに実感を伴ってそう思えるようになったのはごく最近のことである。
 今までまったく知らなかったこと、興味もなかったことを、ひょんなことがきっかけで学びはじめる。
 そしたら、今までの日常の風景・物事がまったく新鮮に見えてきた!!
 私にとって「俳句」は、その典型だった。
 これまで無縁の世界のものであった。 ところが知り始めると実に面白い!!楽しい!!
  見慣れた「日常の世界」がまったく「新しい世界」に見えてくるのだから。

▼私は、この「俳句」を「雲見」「天気コトワザ」につづく「観天望気」第三の方法として採用した。
今月も例によって、

◆『書いて身につく 四季の名句120選』(鍵和田秞子著 NHK出版)

から名句10句を引用させてもらう。

(1) 山里は留守かと見えて冬構へ  諷竹
(2) 木がらしや目刺しに残る海の色 芥川龍之介
(3) 鳥も稀の冬の泉の青水輪    大野林火
(4) 冬空や猫塀づたひどこへもゆける 波多野爽波
(5) 子が無くて夕空澄めり七五三  星野麥丘人
(6) うつくしきあぎととあへり能登時雨 飴山 實
(7) 飼はれたる鷹に夕日の八ヶ嶽  青柳志解樹
(8) 落葉籠百年そこにあるごとく  大串 章
(9) 半眼の大鹿座る小六月     井上康明
(10) 海流のぶつかる匂ひ帰り花   櫂 未知子

▼名句ばかりだから、当然どれもすばらしい!!見事である!!
なかでもシロウトの私にも「これは…」と思えたベスト3を選んでおく。

(2) 木がらしや目刺しに残る海の色 芥川龍之介

(1) 山里は留守かと見えて冬構へ  諷竹

(8) 落葉籠百年そこにあるごとく  大串 章

▼「木がらし」「冬構へ」「落葉籠」とならべるだけでも11月(霜月)の景が見えて来るではないか!!
「季語」とはやっぱり不思議なものだ。
 科学者・寺田寅彦は
 
『歳時記は日本人の感覚のインデックス(索引)である』

と言った。
 ほんの少しずつ、その意味がわかりはじめた。

 この11月はどんな季語と出会うことができるだろう。
楽しみだ!! o(^o^)o ワクワク

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