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「自然結実」ヒガンバナ群生地の今!!(2016/10/25) #ヒガンバナ

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▼秋を飛び越えていきなり冬がやってきたかと思うような寒い日が続いていた。
 しかし、昨日の午後は再び雲が多くなり雨が降ってきそうだった。
 内心少しあせっていた。
 「自然結実」ヒガンバナ群生地・「福崎」の探索がまだだった。田の稲刈りがまだだったので、それが終るのを待っていたのだ。
 一昨日に稲刈りが終っていること確認ができたので、昨日雨が降るまでにでかけてみた。
▼昨年度、ここの「自然結実」ヒガンバナ花茎を採集して帰り、「水栽培」して63個もの完熟「種子」を手に入れた場所だ。
 今年も「自然結実」に向かうヒガンバナをたくさんみつけることができるかは、私のこれまでの仮説が立証できるかどうかだ!?
 興味津々だった。o(^o^)o ワクワク
 しばらく畦を歩いてすぐにわかった。昨年度とやっぱり少しちがう!!
 まったくないわけではなかった。確かに萎れ枯れ果てて倒れた花茎のなかにまだ緑を残す花茎があって、その先には子房部が丸く膨らんだをものをみつけることができた。
 しかし、そんなものみつける頻度が昨年度とはあきらかにちがっていた。
 それに畦の葉も昨年度にくらべると格段少ない!!
▼今回の探索であらたに気づいたことがことがある。
 膨らんだ子房部を食べる生きものがいると言うことだ。無惨にかじられた実がいくつもみつかった。
犯人は誰だ!?
 確かに、幾種類かの幼虫が花茎に見られた。それにずっと気になる生きものがいた。
カタツムリだ!!
 これまでも「自然結実」探索をやっていたら妙によくみかけるのだ。花茎の先端にみかけることが多いので思わず、これが実かと見間違うこともしばしばあった。
 こんなこと言ったら、「それはとんだ濡れ衣だ!!」とカタツムリが怒るかな。
▼けっきょくなんやかんやと言いながらも
・18本の花茎
・3つの花茎先端部
・2本の虫食われ花茎 
を採集してきた。
 これを瓶に入れて「水栽培」に入る。はたしていくつの完熟「種子」を手に入れることができるだろう?

<わかったこと>
・「自然結実」探索は、この時期が最適!!
・「自然結実」ヒガンバナ群生は毎年ということではない。
・群生の翌年は少ない。
・鱗茎(球根)すべてが毎年花茎をのばすのではない。
・「○年周期説」はまだ保留だ!!
・「自然結実」する実を食する生きものがいる!!
等など

今、ヒガンバナに何かが起こっていることは確かだ。
シロウトがゆえのとんでもない妄想を描いてしまう。

いつかヒガンバナゲノムが解き明かされあらたな「ヒガンバナ物語」が語られる日が来ることを!!

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