「自然結実」ヒガンバナ群生地の今!!(2016/10/17) #ヒガンバナ
▼早朝のはげしく降っていた雨は朝のうちにあがった。
「ひと雨1度」に反して、むしろあたたかくなってきた。昼過ぎには暑すぎるぐらいの日射しがあった。
天気はほんと気まぐれだった。
天気にあわせてばかりいると、観察の絶好のチャンスを逃してしまうかも知れない。
思い切って第四回目の「自然結実」ヒガンバナ群生地の観察に出かけることにした。
ただし「福崎」のその地は、近くを車で通ったところその田の稲刈りがまだだった。
この地はいつでも行ける。今回は「安富」「夢前」だけにした。
▼まずは「安富」だ。
前回ですでにこの地で3年ぶりに、「自然結実」するヒガンバナを観察していた。
花茎の枯れが進み、子房部の膨らんだ花茎をみつけやすくなっていた。
ざっと畦を歩いただけで25本もの、「自然結実」に向かう花茎をみつけることができた。
そのうち7本の花茎を持ち帰ることにした。
マチガイナイ!!
2013年に「発見」したこの群生地は3年ぶりに再び「自然結実」をしようとしている!!
▼もしこの「3年周期説」が正しいならば、2014年にアタリマエのようにたくさんの「自然結実」ヒガンバナを観察した「夢前」は、今年はほとんど見られないということになるはずだった。
現に前回の観察でほんの一部に見られるだけにだった。
なかばあきらめ半分で観察していた。
ところが
再び雲も多くなってきたので観察をはやめに切りあげようとした。
そのときだ!!
前回発見の場所近くに続々とみつかったのだ。
それも株ごとに集中して見られたのだ。
少なくとも「自然結実」向かう花茎は15本は見た。そのうち3本の花茎を採集した。
▼今回の観察で驚くべき二つのアタリマエを確認した。
ひとつのアタリマエはこうだ。
●子房部がふくらみ「自然結実」に向かう花茎は、他の花茎が枯れて倒れても緑を保ちしっかり立っている!!
これは実にアタリマエのことだった。「自然結実」に向かうために水と栄養を補給しつづけなければならないんだ。この事実が、「自然結実」ヒガンバナをみつける秘訣にツナガル。
他の花茎が枯れていく今こそチャンスだ!!
もうひとつのアタリマエは、「夢前」の群生地が教えてくれた。
●「自然結実」ヒガンバナは密集してみつかる!!同じ株(鱗茎(球根)のかたまり)から伸びた花茎にみつかる!!
このアタリマエもきわめて理にかなったものだった。「自然結実」という異変を起こしているのは株だった。
いや株をつくる鱗茎(球根)だ!!
その「異変」の正体をさぐる謎解き道はまだまだ遠い!!
持ち帰った花茎は、これまでと同様にペットボトルで「水栽培」をして完熟を待つことにする。
あえてここは
(つづく)
と記しておく。
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