「自然結実」ヒガンバナ群生地の今!!(2016/10/11) #ヒガンバナ
▼昨日(2016/10/11)の午後は予想していた以上に雲が厚かった。
秋晴れの下と思っていたが、もう待ちきれずに今年3度目の「自然結実」ヒガンバナ群生地巡りにでかけた。2度目の2016/09/26からほぼ2週間が経ていた。
コースは前回と同様、安富~夢前~福崎 の順番に巡った。
▼2013年、最初に「自然結実」群生地を発見した安富に場所に着いた。
2週間前はビカンバナの行列が燃え立っていた場所に立った。なんともみじめとも思える姿になっていた。
しかし、今回の目的はその花ではなかった。
その後である。2014年、2015年とはそんなに花がみられなかっただけに、今年は少し期待できると思っていた。ワクワクしながら、その萎れたヒガンバナの行列に近づいた。
「あった!!」
確かに子房部の膨らむものが…!!
やや小ぶりだと思うが、今からさらに膨らむのか知れない。確かに単発でなく、かなりの高頻度で子房部の膨らんだものがみられる。とりあえず5本ばかり花茎を剪って持ち帰った。後は、「水栽培」してみようと思う。
遅れん坊ヒガンバナも見られた。
▼次は、2014年にアタリマエのように「自然結実」を観察した夢前だ。
2015年には、たったひとつの「自然結実」種子をここから手に入れていた。今年も実はあまり期待していなかった。花の咲き方を見ていてなんとなくそんな気がしたのだ。
空き地のヒガンバナが、「葉の季節」に入っていることを教えてくれた。
それでもひとつひとつ花茎の先をチェックしていった。
ない!!曇り空に立つヒガンバナはむなしく見えた。半ばあきらめかけたそのときだ!!
「あった!!」
ここにも、少し特徴があった。安富のように畦一帯にということでなく、かなり集中した場所に子房部のふくらむヒガンバナが見られたのである。ここからは二本の花茎を切り取ってきた。
▼最後が、2015年に63個もの「自然結実」種子を手に入れた福崎である。
なんとここは、まだ稲穂が刈り取られていなかった。従って畦に近づいてじっくり観察するわけにはいかない。
遅れん坊も集中して咲いていた。
あきらめきれずに畦の上から観察できる場所に行ってみていると、確かに子房部が膨らんだいくつかはみつけることができた。ここからは花茎を一本だけ切り取ってきた。
現段階では断定的なことはなにも言えない。
しかし、
・想像以上に「自然結実」するヒガンバナは存在する!!
これは、「仮説」ではない。想像や予想でもない!!
私の眼で確かめた「事実」だ!!
今年こそ、全国のいろんなところから「それなら、私も見たよ!!」という声が届くことを期待したい。
ご協力よろしくお願いします。<(_ _)>
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