ヒガンバナは咲き始めていた!! #ヒガンバナ
▼「白露」の朝、ここ数年「初見」の場所に行った。やっぱり「浮き株」が目立つばかりで、花芽(蕾)は顔を出していなかった。しかし、各地のヒガンバナ開花情報が聞こえだした。
すごく気になってきた!!開花はほんとうにまだなのだろうか?
午後、天気は崩れるかと思っていたらなんとか晴れていた。そこで実行を決意した。
ここ数年継続してヒガンバナ観察をしている場所に出かけてみることにした。
安富・夢前・福崎だった。そこはいずれも「自然結実」ヒガンバナをみつけた場所でもあった。
▼まず安富だ。その地は2013年に「自然結実」ヒガンバナ群落をみつけた場所だった。
車で20分たらずで着いた。
車を降りて畦に立つなりみつけた!!スルリと立つ一本の花茎!!
これが、今年最初の一本だった。シャッターを押す、手が震えた。
周りを見ると、あきらかに咲き始めていた。やっぱり実る稲穂とのコラボは最高だ!!
2013/11/13にはじめて「自然結実」ヒガンバナを発見した場所の近くも、咲き始めていた。
草むらのなかには満開に近い一本もあった。
やっぱり思い切って来てよかったと満足し次の場所に移動した。
▼次は、2014年に「自然結実」ヒガンバナをたくさんみつけた夢前だった。
安富で開花を確認した後だけにすごく期待していた。しかし、その地に立ち愕然とした!!
目立つのは「浮き株」ばかりだ。例年燃え立つ赤いたいまつの行列をつくる土手も一本の花茎もみつけることができなかった。あきらめて帰りかけたそのときだ。念のためと見た田の畦に、数本を花茎を発見した。
田は水がはられていた。地下で「花芽」が形成されるころにも水分は十分にあったはずだ。
その時期の「水」の必要性を教えてくれているようだった!!
▼最後に行ったのは2015年に大量に「自然結実」したヒガンバナ種子を採集した場所だ。
どきどきしながらそこに立った。
少し離れた場所から見る限り、その気配はなかった。
その畦を歩いていくと、咲きかけものをみつけた!!さらに畦を端まで歩いた。
あった!!あきらかに「満開」になったものが…。しかし、花が少し縮れたようになっているのが気になる。
さらに、花がしっぽいのもみつけた。
反対側の畦も歩いてみた。こちらは昨年、最後に「自然結実」種子を採集した畦だ。
こちらのヒガンバナは元気に咲き始めていた。「満開」になったヒガンバナもりっぱだ!!
これで明らかになった。
ヒガンバナは咲き始めている!!水田の畦がねらい目だ!!
今年も定期的にこの観察地を訪れることになるだろう。
今年も「自然結実」ヒガンバナをみつけることができるだろうか?
ヒガンバナの「ふしぎ!?」の謎解きはどこまでいけるだろう。o(^o^)o ワクワク
| 固定リンク
コメント
台風が過ぎた後の庭ではいまも2倍体ヒガンバナが咲いています。楠田さんの撮った写真の11枚目の花形とそっくりです。3倍体の方はまだ花茎も出していません。
投稿: kurita siro | 2016/09/10 15:55
栗田子郎さん
応答が遅れてすみません。
中国山地のヒガンバナを追って旅に出ていました。
たいへん興味深い情報をありがとうございます。
それはどういうことを意味するのでしょう?
やはり「自然結実」したこの株は2倍体になったのでしょうか。今年の様子が楽しみです。
投稿: 楠田純一 | 2016/09/11 16:57