出雲へ「雲見」&ヒガンバナ&「たたら」の旅(1)
▼青春18きっぷがあと二日残っていた。
毎年ことながら期限ぎりぎり迷っていた。こんなときはやっぱり「雲見」の旅だ。列車の車窓から「雲見」するだけだ。これがけっこう楽しいものだ!!
もうひとつ加えよう。この時期だからやっぱりヒガンバナだ。
もうすでに近くでは咲き始めているのを確認していたから、他の地方ではどうだろう?
どんな場所がもう咲き始めているだろう?
今回はもうひとつ欲張りをしてみることにした。出雲と言えば、私にはこれが気になってしまう。
「たたら」だ!!金属と私たちとつき合いの歴史を語るときはずことのできぬテーマだ。
ついでにしては面白すぎるテーマだ。どこまで成果があるかは別問題だ。
いつも無手勝流、出たとこ勝負で行ってみよう。
▼とは言っても列車に乗っている時間は異常にながかった。
でも不思議と飽きなかった。
空の「雲見」と地上の「ヒガンバナ」、ひとつとして見逃したくない。
残念ながら、ヒガンバナの大群落をみつけることはできなかった。かろうじて草むらに数本のヒガンバナ、田の畦に咲き始めているかな?
というのを目撃したに過ぎなかった。しかし、おかげで各地の稲田がどんな状況にあるのかよく観察できた。
これは思わぬ収穫である。
▼第一目的地である安来に着いたのは14時を少しまわっていた。
はるか昔に「和鋼記念館」を訪れた記憶があるのみだった。「和鋼博物館」になってからは訪れたことがなかった。ずっと行ってみたいと思い続けていた。
駅から10分ばかりあるくととても特色なる建物が見えてきた。
入ってみると、たまたま館長さん自らが団体さん向けにくわしい説明をされていた。その場におられた方に「一緒にどうですか?」と誘われて一緒にお話を聞かしてもらった。ラッキー!!
そのお話が実に面白かった。興味津々のお話が次から次へと…。
あまり面白かったので、後でひとりでもう一度ゆっくりビデオ見たり、展示品を見て回った。
いつの間にやら閉館時間がせまっていた。
これは、しばらく反芻作業が必要なようだ。
▼博物館を出て次に向かったのは松江だ。
ここまで来ているのだからあの「夕日」を見ようと、有名な「夕日」スポット、県立美術館に向かった。
まあ、これも「雲見」のひとつ思えば…。
ところが…。
(つづく)
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