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今年は3匹のジョロウグモと

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新・中学校「理科」を構想する。(60)

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▼昨日もまた雨が降ったりやんだりだった。
屋外での作業はできないので、久しぶりに納屋の物置(私は勝手にここを「観察研究室」と呼んでいるが)をかたづけることにした。
 もうなんでもかんでも置いていた。なかでもなかなか未練があって、処分してしまうことのできないものが3つあった。
 そのひとつが、この夏に出会った25匹のコウガイビルを飼育(?)していたナイロン袋とプラスチックケースである。これを見ていると、次々と登場したコウガイビルの姿を思い出すのである。今さら「再生」するなどという奇跡はないことは承知しているつもりである。しかし、未練があって捨ててしまうことができないのだ。
▼二つ目は、ゲホウグモの「卵のう」だった。
今年の4月の末、我が家の庭にあのゲホウグモが帰って来た!!
 私は昼も夜も観察に夢中になった。
 数々の巧みな糸技を披露してくれていたが、一ヶ月で忽然と姿を消した。
 ナンテンの木から落ちた「卵のう」を残したまま。私は二年前にそうしたように、透明プラスチックふたつをかぶせてつくった「観察ケース」のなかに入れ、子グモたちが「卵のう」から出てくるのを待った。
 またしても「出のう」「団居」「クモの子を散らす」「バルーニング」等をじっくりと観察できるとわくわくしながら待った。だが、今回はいっこうに変化がないまま今日に至ってしまった。子グモたちの「生命」はどうなってしまったのだろう?
 だからと言って処分してしまう勇気はなかった。
 三つ目は、昨年の秋に採集した「自然結実」したヒガンバナの「種子」だ。
 2/15に冷蔵庫から出してきた69個の「種子」で実生に挑戦した。ところが、どれひとつとして「発芽」(発根)に成功しなかった。
 ほとんどカビにやられてしまった。しかし、これまた未練を残していて今なお処分しきれないでいた。
けっきょく発砲スチロールの箱に入れまたしてもふたをしてしまった。
▼この三つの「生命」の残骸が、「新・中学校「理科」を構想する。」を次の単元に進めることを促してくれた。
前単元で語りきっていないことも多々あるが、とりあえず先に進めよう。
次は

◆【生物の細胞と生殖】

であった。
 あらためて実践DBを読み返してみて私は確信した!!
 
 私が処分しきれない三つの未練の「生命」残骸は「すぐれた教材」への可能性を秘めている!!

と。
 とりわけ、コウガイビルだ!!
 教科書を見て驚いた。「幹細胞」は読み物になり、きっちりとプラナリアは市民権を得ているではないか。
もっと身近に生きている陸棲プラナリアであるコウガイビルが教材になってもいいではないか!!
 私は未練をバネに教材研究をつづけようと思う。
▼この単元の究極のねらいは次のように呼びかけていた。

Cell

 あらゆる場面で問いかけてみよう。
究極の「ふしぎ!?」=「生命と何か?」
そのことが、教材研究であり、単元「構想」にツナガルはず!!

(つづく)
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本日(2016/09/29)、第140回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼はやくも「彼岸の中日」(秋分の日)から一週間だ!!
 昨日、雨の合間に庭の定点ヒガンバナを観察してみた。定点は5つだ。
定点A…ほぼ満開になっていた。何本の花茎が立っているのだろう?
定点B…シロバナヒガンバナの方が先行して満開を迎えていた。シロバナと言いながらも色は少しクリーム色っぽい。立っている花茎は6本!!浮き株になった鱗茎はたくさんあるのに…(?_?)
定点C…東京からの引っ越し組。花芽を見せることなくいきなり「葉の季節」に入ってしまった?
定点D…満開すぎて萎れはじめた。「自然結実」するのはあるだろうか?
定点E…定点Dから分球してきたもの。今、少し遅れて満開に!!
 観察していくつかの「ふしぎ!?」が浮かんできた。
・定点Bの浮き株の鱗茎(球根)からはなぜ花茎が伸びてこないのか?
・定点Cは「花芽」を出さずにいきなり葉が出てきたのはなぜ?
 「花芽」が顔を出し花茎をのばすためには相当のエネルギーが必要なのだろう。そのエネルギーが蓄積できていない状態では「花芽」は顔を出さないのだろうか。
 ならばその「臨界点」はどこにあるのだろう?それをどのように判断しているのだろう?

やっぱり、「あの人」のコトバが浮かぶ

「ねえ君、不思議だと思いませんか?」

▼今日は、その「あの人」を読む日だ。
第140回オンライン「寅の日」である。
 9月のテーマは 寅彦の「秋」 である。今回はその最終回!!
 読む随筆は、「柿の種」の一節「コスモスとあり」 である。
 とてもわかりにくい説明になってしまった。
 「柿の種」のなかの「短章 その一」にあがっている、(大正十年十一月、渋柿)に記載された作品である。
 「コスモスとあり」は教科書に採用されたときのタイトルを拝借した。

◆本日(2016/09/29)、第140回オンライン「寅の日」!!

●「柿の種」(「コスモスとあり」)(青空文庫より)

▼この作品は140回のオンライン「寅の日」で読んだ作品のなかで、もっとも短い文章である。
 短い文章ではあるが、寅彦の口癖「ねえ君、不思議だと思いませんか?」がもっとも凝縮した文章であるとも言える。
 最後の一行だけ引用させてもらおう。

どうして蟻がこの高い高い茎の頂上につぼみのできたことをかぎつけるかが不思議である。

▼大正十年(1921年)と言えば、今から95年前だ!!
95年たって、寅彦の不思議は、どこまで謎解きができたのか。
不勉強な私はそれを知らない。ぜひとも知りたいとは思うが…。
 そう言えば心当たりがいくつかある。
 大賀ハス「あこがれの4日間」、一日目、二日目開花と同時にどこからともなく蜂、甲虫が一斉にあつまって来た。どんな物質が拡散したのか?昆虫たちのレセプターは…?
 植物たちと昆虫のあいだにはどんなコミュニケーションが成立しているのだろうか?
 いや先のヒガンバナの「ふしぎ!?」もそうかもしれない。
 私の知らない植物同士のコミュニケーションも成立しているのかもし知れない。

 今、外に出たら、どこからか甘いキンモクセイの香りが漂ってきた。

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シロバナヒガンバナ





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今日の庭のヒガンバナ!!



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実生ヒガンバナ、二年目も「出葉」!! #ヒガンバナ

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ヤッター、「葉」が出て来た!!
 このアタリマエが私には感動だ。このうえない感動だ!!
 実生ヒガンバナの鉢三つはしばらくナンテンの木陰に待避させていた。先週から、変化を見逃すまいと近くに置いておいた。予想はあたった。
 予想通り変化が起きてきたのだ。
 真ん中の鉢のまんなかに「出葉」がみられたのだ。さらには左の鉢にも「葉」が顔を出し始めていたのだ!!
▼そもそもこの三つの「実生ヒガンバナ」の鉢とはなんなのか。
少しだけこの「物語」をふりかえってみる。
「日本のヒガンバナは3倍体で、種子をつくらず分球によってのみで殖える」
これが、これまでのアタリマエだった。
 私はわかったつもりになっても、ほんとうの意味で納得できなかった!!
このアタリマエを疑ってみた。
「だってあんなにたくさんのみごとな花が咲いているではないか?」
「なかには変わりダネがいて、種子をつくり、それで殖えているのもあるのではないか?」
▼幸いなことに、私は2013年、2014年、2015年、3年連続して「自然結実」するヒガンバナ群生地を発見した。(こんな偶然があるだろうか?いくら捜していたとは言え「ふしぎ!?」だ。想像以上高頻度に…)
 そして、そこから「種子」を採集した。
 「種子」を採集しても、それはまだ「種子もどき」に過ぎない。
 その「種子」から育てて、一人前のヒガンバナになってこそ、これまでのアタリマエを覆すことができるのだ。
「種子」から育てる「実生」に挑戦してみた。
 2013年採集の「種子」については失敗!!「種子」をうれがって人に見せ回っているあいだつぶれたり、腐らしてしまった。
 2014年採集の「種子」はチャック付きナイロン袋のなかで冬を越させ、そのなかの3粒について2015年の春、「発芽」(発根)に成功した。そして秋には「出葉」した。今年の春まで葉は伸びていたが、枯れて現在に至っていたのだ。
 2015年採集の多量の「種子」は、冷蔵庫に保存していたにもかかわらず全滅してしまった。
▼だからこそ、この三つの鉢の「実生ヒガンバナ」は、私のヒガンバナ研究において重要な意味をもつものなのだ。
今年も「出葉」してきたということは、この「実生ヒガンバナ」は生きている!!ということなんだ。
だから、
 やっぱりここから「葉」が出てきたことは感動なんだ!!  

 いつの日か、ここから花芽が顔を出し、花茎が伸びて開花することがあるだろうか?
そのとき…!!これまでのアタマエは…!?
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「自然結実」ヒガンバナ群生地の今!! #ヒガンバナ

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▼「彼岸明け」(9/25)は過ぎた!!
昨日(2016/09/26)、19日ぶりに「自然結実」ヒガンバナ群生地巡りをした。
 午後、出発したときは雨はあがっていたというもののまだ雲は多かった。また降り出しそうな気配もあった。
しかし、私はもう待ちきれなかったのだ。
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▼前回と同様に安富~夢前~福崎の順番に巡った。
それはちょうど群生地「発見」の順番でもあった。
 まず安富に着いた。
 やっぱりそうだった。もう開花の「盛り」は過ぎていたようだ。
 目的地の田んぼの稲刈りもすんでいた。すでに白っぽくなり萎れかけているものも多い。
 近くの田んぼの畦で、刈り倒された花茎もあった。
 群生地の畦のヒガンバナ密集度は、他の田んぼの畦に較べると歴然としていた!!
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▼次に巡ったのは夢前だった。
 19日前にはほとんど開花がみられなかったところだ。しかし、今回はまったくちがっていた。
 溝をはさんでの密集地はみごとなものだった。
 「ワラベノカンザシ」(?)と思われるものも見られた。
 道路沿いの土手も真っ赤に染まっていた。
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▼最後が福崎だった。福崎に着いたときは陽が射してきた。アリガタイ!!
稲穂とのコラボが最高だ!!
思わず一週間前の巾着田を思いだしてしまった!!
畦は足の踏み場もないほどに密集して咲いていた。

さて、今年もこの3ヶ所のいずれからか「自然結実」したヒガンバナの「種子」を手に入れることはできるだろうか?
それともあらたな「自然結実」ヒガンバナ群生地を発見できるだろうか?
楽しみである o(^o^)o ワクワク
次はいつ巡ろうかな。
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【Web更新9/25】16-39 【ヒガンバナ情報2016】 等更新!!

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彼岸花律儀な里の暦かな 16/09/24撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】16-39
週末定例更新のお知らせ
 「ばっかり病」の克服!!それは私の生涯の課題だった。
 でも、年をとるに従って考えが少し変わってきた。「ばっかり病」は私のような浅学な人間にとっては、なかなかすぐれた「学びの手法」に思えて来たのである。
 持病の「ばっかり病」を楽しむのは究極の道楽かも知れない!!

◆表紙画像集2016 更新 彼岸花
 実は表紙画像に迷っていた。一度は庭の満開のヒガンバナにしておきながら、気が変わって定点Aのヒガンバナに変えた。ヒガンバナの「律儀さ」をより感じたのはこちらの方だったからだ。
 定点Aの株の観察はずいぶん古くからだ。今年、花芽が顔を出すのか遅かった。
 ひょっとしたら、もう花茎が伸びてくることないのではと不安になったくらいだ。しかし、「お彼岸」にはきっちりと顔を出した。この「律儀さ」がなんとも愛おしかった!!

◆【ヒガンバナ情報2016】 更新!! 私の「ばっかり病」の典型が、「ヒガンバナばっかり病」だ!!
 「ふしぎ!?」な花である。その「ふしぎ!?」の謎解きは実に面白い!!
 もうこの謎解きは、道楽の域に入っていた。
 今週はどこまで…楽しみだ。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 遅々たる歩みになりながらも、「新・中学校「理科」を構想する。」を続けていた。
ここでもあえて「中学校ばっかり」「理科ばっかり」にこだわっていた!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 寅彦は実に奥が深い!!「ばっかり病」の対極にある「あれもこれも」極めていた。
私ごときにすべてを読み解くことは不可能である。
 自分の都合だけで私にも使える「科学」を掬い取るのみだ!!
 昨日、尼崎に出た。帰りに少し時間があったので、前から駅前にあると聞いていた「高潮標」をさがしてみた。
 簡単にみつけることができた。
 これを見たいと思ったのもオンライン「寅の日」を続けていたからにちがいない。

さあ、今週 「ばっかり病」の症候はいかに o(^o^)o ワクワク
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新・中学校「理科」を構想する。(59)

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▼感動である!!
 実生コヒガバナが2年目の「出葉」をして来たのである。きわめてアタリマエのこと、アタリマエすぎるほどアタリマエのこと。それが私には感動なのである。
 2014年の秋、51個のコヒガンバナの「種子」を分けてもらった。2015年春に「発芽(発根)」し、秋に「出葉」までたどりついたのは39個。種子→出葉のパーセントは76.5%!!
 ここではじめて私は
「コヒガンバナは2倍体であり、種子でも殖える。」にほんとうに納得できたのである。
そのコヒガンバナが、2年目の秋も「出葉」してきたのだ。
やっぱり感動である!!
▼アタリマエを吟味・検証するところから、私の「科学」が生まれる。
それは、この単元【運動とエネルギー】でも同様だった。
 そもそも毎日のごとくアタリマエに使う「エネルギー」って何?
 教科書を見てみよう。
「エネルギー」=「仕事をする能力」「ある物体が他の物体に対して仕事ができる状態にあるとき、その物体はエネルギーをもっているという」 
 では、その「仕事」って何なんだ?
「仕事」=「物体に力を加えて、その力の向きに物体を動かしたとき、その力は物体に対して仕事をしたという。」

なんともわかったようなわからぬ話だ。
▼こんなときは、「21世紀のガリレオ」をめざすためには実験だ!!
定番実験のみならず、自分なりのひと工夫をしてみよう。
さらなる納得と感動を生むために。
「仕事の原理」
「エネルギー保存の法則」
のルールだって同じいっぱい使ってみよう!!
使って、使って 例外はないかみつけよう!!それはほんとうに例外か?疑ってみよう!?
そのルールが「使いモノ」になるまで…。
▼呼びかけ的に語りながら、自分のことを考えてみた。
 よくよく考えてみると、今いちばん夢中になっている「天気の変化」なんてこの単元そのものなんだと気づいた。
 「天気の変化」=「大気の物理学」!!
 今さらのごとく納得ダ!!

大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから26週目だった。
池は台風16号の風雨でずいぶん荒らされていた。最後まで残していた果托ひとつも風でどこかに飛んでいってしまった。  
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新・中学校「理科」を構想する。(58)

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▼定点観察地のヒガンバナがものすごい勢いで成長してきた!!
それは朝と午後に目で見ただけでもはっきりとわかるほどであった。
このエネルギーはどこからやってくるのだろう?
ここにヒガンバナの第一の「ふしぎ!?」があった。
エネルギー生産工場の葉もまったく見られないのに…?
これぞ植物「ヒガンバナ」の一年かけたみごとな戦略だった!!
 それにしても、花茎がのびる「速さ」には仰天である。
▼そうこの「速さ」にこだわろう!!
ちょっと無理矢理のこじつけぽいが、新・中学校「理科」を構想する の【運動とエネルギー】も「速さ」のところで足踏みしていた。
 花茎ののびる「速さ」を知るには、これと決めた花茎の長さを測っておいて、翌日同じ時間にもう一度長さを測り、伸びた長さを24時間で割れば、「時速」がでるのだろう?
一度やってみようかな。これが「平均の速さ」ということになるのだろう。
 ところでこの「速さ」を測る実験器具の歴史を見てみるだけでけっこう面白いものだ!!
▼アタリマエに使う「記録タイマー」も、いつどこからやってきたのか調べてみるのも、授業を「構想」するうえできっと参考になると思う。
 もう少しはスタンダードになりつつあるのだろうか。
「ビースピ」の教材発展史も面白い!!
「力はふたりぼっち」問題!!
「作用反作用」と「力のつりあい」の混乱は古くてあたらしい問題だ。
私などいまだに混乱してしまう。(^^ゞポリポリ
 しかし、混乱が起こるところには、きっと最も本質的な問題が含まれている。
 だから、アタリマエの「速さ」「力」「力と運動」などがいちばんの曲者なんだ。
 だから面白い!!とも言える。

(つづく)

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本日(2016/09/23)、「日本ヒガンバナ学会」は満9歳に!! #ヒガンバナ

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「ヒガンバナに興味・関心がある。」という一点だけで共通項をもつみんなで創るコミュニティです。

◆時空を超えて学び合う会(=学会)をみんなで創ろう。
 未来派「学会」に。
「学び合う」楽しさ・喜びをみんなで。 

◆あなたがノックするところがドア(入口)です。
 自分の興味あるところから入ってきてください。
 なければ自分で作ってください。

 これは、9年前(2007/09/23)に誕生した日本ヒガンバナ学会のwelcomeメッセージです。
▼元々はmixiにつくられたコミュニティだったわけですが、それだけにとらわれずいろんな展開がみられました。
これがほんとうの「学会」だ!!の自負は今もかわらないですね。
この歩みなかで、いろんな成果があったわけですが、私としては次の取り組みが大きいです。

◆Webテキスト『ヒガンバナ』(2013年版 2013.09.01)

▼このWebテキスト作成後にとんでもない展開が待ち受けていました。
2013年、2014年、2015年と連続して「自然結実」ヒガンバナ群生地を発見したのです。
まさかの展開でした!!
 さらには2014年に採集した種子3粒を「発芽」「出葉」させることに成功したのです。
 今年の「出葉」を待っているところです。その間に実生コヒガンバナ、実生キツネノカミソリにも挑戦し、「発芽(発根)」「出葉」に成功しました。
 それらも含めて、Webテキスト『ヒガンバナ』は改訂する必要がありそうです。
▼本日は私にとってはもうひとつの記念日でもあります。
7年前(2007/09/23)の今日、私はTwitterをはじめました。
私にとっては、Twitterは「Twitter的」を意味します。
※「Twitter的」=「リンク」「シェア」「フラット」「等身大」「リアルタイム」「アクティブ」  
「Twitter的」を駆使して、あらたな「日本ヒガンバナ学会」の展開を期待するところです。
まずは楽しく!!

来年は10周年企画などあるとうれしいな!!

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2016年10月のオンライン「寅の日」は #traday

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 顕微鏡で花の構造を子細に点検すれば、花の美しさが消滅するという考えは途方もない偏見である。花の美しさはかえってそのために深められるばかりである。花の植物生理的機能を学んで後に始めて充分に咲く花の喜びと散る花の哀れを感ずることもできるであろう。(寺田寅彦「科学と文学」より)

 庭の定点ヒガンバナは律儀だった。「お彼岸」を忘れてはいなかった。
 20年近く観察を続けている古株の定点Aから花芽がきっちりと顔を出してきた。定点Bのシロバナヒガンバナの花茎も伸びてきた。引っ越し組の定点Cはまだだ。同じ庭の一角にいつのころからか居座る株があった。昨年はここのヒガンバナが「自然結実」した。今年からここを定点Dとしようと思う。定点Dはすでに満開だ。
定点Dより少し離れたところに、定点Dより「分球」したと思われる株があった。そこを定点Eとしよう。定点Eは今、花茎を伸ばしてきたところだ。
 今年からこの5つの定点で観察を続けようと思う。
 ヒガンバナの「ふしぎ!?」謎解きが進めば、きっとさらに美しく見えてくるだろうことを期待しながら…。
▼10月のオンライン「寅の日」を計画する時期である。
 10月のテーマは、もっとも根源的な問いでいきたい。
私たちにとって 「科学」とは?
それを科学者・寺田寅彦に訊いてみたい!!
10月は2回あった。

■2016年10月オンライン「寅の日」

◆第141回オンライン「寅の日」 …10/11(火)
◆第142回オンライン「寅の日」 …10/23(日)

▼そもそも「科学」とは? 
私たちにとって「科学」とは?
「科学」の役割とは?
「科学」に何が可能か?
 そんな問いかけにピッタリのお気に入りの文章があった。
それが、最初に引用させてもらった「科学と文学」である。オンライン「寅の日」でも何回か読んできた。
 科学者・寺田寅彦がこれらの問いに答えてくれていた。
 私には、ちょっと難解な部分もあり長文である。10月の2回、前半と後半に分けてやりたい。
とは言うもののそれはあくまで便宜的なことである。文脈はツナガッテいるのだから。

■2016年10月オンライン「寅の日」

◆第141回オンライン「寅の日」 …10/11(火)「科学と文学」(1)(青空文庫より)

◆第142回オンライン「寅の日」 …10/23(日)「科学と文学」(2)(青空文庫より)

▼読み終わる頃にはヒガンバナは「花の季節」から「葉の季節」へシフトしていることだろう。
 そして、やがて今年も「自然結実」の季節がはじまっているかも知れない。
楽しみである。

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【Web更新9/20】16-38 【ヒガンバナ情報2016】 等更新!!

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幾百万の燃え立つかな曼珠沙華 16/09/19撮影@巾着田


■楠田 純一の【理科の部屋】16-38
週末定例更新のお知らせ
  台風一過、いっきょに寒さが増してきた。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものだ。みごとな自然の読み解きである。
 2日遅れの週末定例更新お知らせである。

◆表紙画像集2016 更新!! ヒガンバナ 曼珠沙華
 雨の中燃え立つ巾着田の曼珠沙華の残像が目に焼き付いている。表示画像としては特例として旅の画像をあげる。家に帰って周りを見たら、いたるところのヒガンバナも開花がはじまっていた!!

◆【ヒガンバナ情報2016】 更新!! 庭の定点観測地のヒガンバナの花芽も顔を出していた。
それにしても「ふしぎ!?」だ。ほんとうに、あの巾着田のヒガンバナも庭のヒガンバナも元は同じヒガンバナが「分球」によって増えていったものなのだろうか?
 ではそのおお元はどこからやって来たのだ?
 今年もヒガンバナの「ふしぎ!?」謎解きは、はじまったばかりだ。
 まずは開花情報を楽しもう!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 授業「構想」、ファラデーラボ、「庄司和晃を先生偲ぶ会」、巾着田のヒガンバナ等などてんでバラバラのことのように見える。しかし、私の中では、私の「科学」ということでツナガッテイル!!

◆【大賀ハス観察日記】 更新!!
 大賀ハス観察池が、台風の風で荒らされてしまった!!
 しかし、観察池はマイビオトープとしてこれからも「季節」を教えてくれるだろう。

 週の半ばに週末定例更新とはおかしな話だ。
でもこれをやっておかないと新しい週がはじまったきがしないもので…。
 さて、今週は…
 仕切り直して ゆっくり 急ごう!!


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巾着田のヒガンバナは今!! #ヒガンバナ

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▼あれから何年だろう!?
あの日も確か雨が降っていた。彼岸の入りの昨日(19日)、東京に出ていたついでに足をのばして思い出の「巾着田」に行ってみることにした。
 池袋から電車に乗ったときはまだ雨は降っていなかった。巾着田が近づいて来て、空はこらえきれずに雨がふりはじめた。高麗駅に着いたときは完全に雨の中だった。
▼雨にもかかわらず、休日ということもあるのだろう。
たいへんな人出である。考えようにはよっては雨の「巾着田」は、晴れのでは見ることができないのである。
駅から「巾着田」まで、そこかしこにビカンバナでいっぱいだ!!
「巾着田曼珠沙華公園」に入った。散策マップの
「五百万本の曼珠沙華群生地。」!!
はホントウだった。
 いかに見慣れたヒガンバナと言えども、ここまで群生している圧巻!!の一言だ。
見渡すかぎり燃え立つビカンバナの海である。
▼なぜこんなにもすごい群生地になったのだろう?
説明の看板があった。あのときの萩谷先生の熱のこもった説明を思いだした。
その場所にも帰りに寄ってみた。
 これだけ群生していると、普段見ることのできないヒガンバナの姿も多々見た。
 木の株から花茎をのばすヒガンバナ!!もうこれは芸術だった!!
 枯れ葉を貫いて、葉を持ち上げながら伸びる花茎!!
 いかに花茎がまたたくまに伸びるものかを物語っていた。
 真っ赤な群れのなかでのシロバナは、清楚である!!シロバナの土手もあった。
キツネノカミソリの群生地もあると聞いていたが、それは少し遅かったようだ。
 雨に濡れるヒガンバナもなかなか見ものである!!
 まだまだ「これから」のところも多い。
▼雨の「巾着田」を堪能した後、あのときと同じように雨の中を「高麗神社」まで歩いてみることにした。
雨はますますはげしさを増してきた。
途中で「しまった!!」と思ったが、ここまで来て引き返すのも…。
高麗神社に着いたときは全身ずぶ濡れだったが、妙にすがすがしい気分になった。

やっぱり有名なヒガンバナスポットだけのことはあると思った。
また、いつの日かもう一度は訪ねてみたい!!

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「庄司和晃先生を偲ぶ会 」に参加した!!

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▼昨日、早朝より東京に向かった。
「庄司和晃先生を偲ぶ会 」に参加させてもらうためである。
あいにくの雨だった。上野で少しだけ空き時間ができたので散策してみた。
不忍池の蓮の葉、花托がみごとだった!!ひとつだけ遅れた華が咲いていた。
なんともそれがみごとであった!!
▼急いで成城学園に向かった。
2013.4.13以来3年ぶりであった。3年前には庄司先生の姿はあった。
このときが最初で最後となってしまった。
今回は「偲ぶ会」だ。
寂しい、悲しい、残念だ!!
▼会に参加されたみなさんのご挨拶を聞いていると、あらためて先生の偉大さが伝わってきた。
 私にとっては、理科教育と柳田國男を結びつけてくれた大恩人である。
▼30年あまり「会いたい!!」と思い続けて、それが全面教育学研究会の先生方のおかげて実現したというのに…。
 なんでもゆっくりな私は、「これから」直接お会いしていろいろ教えてもらいたいと思っていたのに。
先生は逝ってしまわれた。
 しかしながら、若い頃から文章を書くのが大好きだったという先生は、たくさんの書いたもの遺してくださった。
アリガタイ!!
 これまた全面教育学研究会の方を中心に、この「偲ぶ会」を機に

◆「庄司和晃先生 追悼 野のすみれ さみしがらぬ学立てよ」(全面教育学研究会編 2016.9.18) 

が出版された。
 まずは、これから読みはじめてみよう!!
 ゆっくり ゆっくり急ごう!!
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ファラデーラボ「ミツバチのかがく」は面白かった!!

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▼大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから25週目だった。
枯れた葉は観察池からはみ出していた。枯れた葉になってもなおその美しさを残していた。
枯れても大賀ハスは大賀ハス!!
▼昨日は午後にも生きものの美しい「かたち」を見た。
ファラデーラボの第70回「かがく カフェ」に参加した。

■第70回かがくカフェ ミツバチのかがく

テーマ ミツバチのかがく

講師 得平秀昌さん(養蜂家)

内容 一年を通して見たミチバチの群れの生活を、時に脱線しながら
     楽しくお話しいただきます。


参考  カフェギャラリー結 
     http://yuihoney.exblog.jp/20416536/

▼ここでの「かがくカフェ」の楽しみは、自分の今まで知らなかった「私の科学」と出会えることだった。
今回もその予想どおりとても面白かった。
 面白いと思ったこといくつもあるが少しだけあげてみる。
(1) ミツバチの一年を愛おしくリアルに語られる得平さんのお話に得平さんの「私の科学」を見た!!
(2) 群れとして生きるミツバチの生態に「ふしぎ!?」を発見した!!
(3) 蜂には蜂のスピード、時間、季節があることを知った!!
▼まだまだあるが、なにより学んだのは、自然を豊かにとらえる観察眼だ。
それは自然とうまくつき合っていくことにツナガル!!
 寄り道として話される自らの自然観・生物観・科学観はては人生観まで…
 それがまた面白かった。深謝<(_ _)>

 今度また「カフェギャラリー結」にお邪魔したいものだ。

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本日(2016/09/17)、第139回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼ヒガンバナ定点観察地の周辺の草むしりをした。
定点A…二十年近く観察を続けて来た株
定点B…紅白ヒガンバナの地
定点C…東京からの引っ越し組(昨年の夏引っ越してきた。)
 でもどこにも「花芽」ひとつみつけることはできなかった。周辺の草むらでは次々と開花してきた。
 やっぱり心配になってきた。もうすぐ「彼岸の入り」だ。なにか異変が起こったのだろうか?
 シロバナヒガンバナと言えばいちばんに思い出すのは寺田寅彦邸のシロバナヒガンバナだ!!
 もう咲き始めたのだろうか?
▼本日(2016/09/17)はその寅彦を読む第139回オンライン「寅の日」だ!!
9月のテーマは
寅彦の「秋」である。その第2弾として「秋の歌」だ。

◆本日(2016/09/17)、第139回オンライン「寅の日」!!

●「秋の歌」(青空文庫より)

▼私は正直言って、少し悔やんでいた。
「なんで、こんな文章をえらんだのだろう?」と。選択理由が安直だった。
題に「秋」が出てくるものを青空文庫で捜していたら、これが正直なところだった。
これまで読んできたものの較べるとやはり異質だった。なんなのだろう?
文学の範疇で言うならば、これは「短編小説」?「散文詩」?それとも…???
ともかく読み進めてみよう。

 チャイコフスキーの「秋の歌」という小曲がある。私はジンバリストの演奏したこの曲のレコードを持っている。そして、折にふれて、これを取り出して、独り静かにこの曲の呼び出す幻想の世界にわけ入る。

 私は音楽には疎い。ましてクラッシック音楽はなおさらである。「秋の歌」は聴いたことがなかった。そこでYouTube で一度聴いてみることにした。
▼バイオリンでなくピアノ演奏だったが、なんとなくその曲想はわかった。
 しかし、それにしてもこの曲を聴いて、こんな「幻想の世界」に入って筆を運べるとは、寅彦はやっぱりすごい才能の持ち主なんだろう。
 私には、妙に最後の一行が、気に入った!!

気がつくと、曲は終っている。そして、膝にのせた手のさきから、燃え尽した巻煙草の灰がほとりと落ちて、緑のカーペットに砕ける。

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新・中学校「理科」を構想する。(57)

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▼今年のヒガンバナの開花状況にひとつの特徴があると思った。
 これまでの観察からは想定していなかった草むら等からの開花が盛んだ。一方、これまで観察定点としてきたような場所のヒガンバナ開花はひじょうに遅れている。
 なぜだろう?
 そこには天候の関係でなにか「ルール」があるのだろうか?
 いやその前に、これは「事実」なのかの検証が必要だ。
 一地域のたったひとりの観察した「事実」を即、普遍的な「事実」とするのはちょっと…
【運動とエネルギー】実践DBを読み返していた。
 これは元々は、この単元を最後に授業した当時のblogをまとめただけのものである。blog自体は一日一エントリーで、気まぐれなことを書き綴っていた。
 もちろん授業記録も兼ねていた。そして読者対象はまず第一に「未来の自分」だった。
 7年経ってその想定通りになってしまった。はまってしまったのだ!!
 まったくの自画自賛である。面白いのである。今、なにをしていたかは忘れてしまい当時を思い出しつつ読みふけり楽しんでしまった!!

▼さあ、ゆっくり急ごう!!

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 なぜ、こんなサブタイトルをつけたのだろう。
 当時を思い出しつつ考えてみる。
 実験により日常概念をくだき、科学概念を形成する。
 実験科学!!
 それはやっぱり400年前のガリレオ・ガリレイにはじまったのだ!!
▼「構想」を語る前に、今一度 アタリマエ をポンコツ頭に問いかけてみよう。
「速さ」とは?
「時間」とは?
「力」とは?
「落下」とは?
「力と運動」とは?
「エネルギー」とは?
等など

(つづく)
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新・中学校「理科」を構想する。(56)

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なぜだろう。「ふしぎ!?」だった。
 昨日の朝もヒガンバナ散策にでかけた。最初にみつけたのは、竹藪のすそで開花しはじめたヒガンバナだった。やった!!ここでも見つけたぞと喜んだ。
 しかし、「ふしぎ!?」だった。どうしてこんなところにヒガンバナが咲こうとしているのか?
 今のところ日本のヒガンバナは「分球」によってのみ殖えるとされている。ここへ種が飛んできてとか、ということはないはず。誰かがここへ球根を運ばなければここに存在しない。球根はひとりでは歩かない。
運んだのは誰だ?
・洪水のときの水
・人
・動物
・…
いちばん考えられるのは、川が氾濫したときの水だ。
でも、それにしても高すぎた。そんな大洪水はいつ起きたのだろう?
 かようにそれぞれのヒガンバナがそのヒガンバナだけの固有の「物語」を持っていた!!
 その「物語」を推理して描いてみるが面白い!!
 ヒガンバナを追っていて、最高の醍醐味はそこにあった。
▼もうひとつのヒガンバナも観察した。それは、ここ数年「初見」の場所としているところのヒガンバナだ。
ついにやっと、「花芽」の「初見」だった。
 「花芽」の発芽は美しく、うれしいものだ。
 今年はどうしてこんなに遅れたのだろう?8月の雨の少なさが影響しているのだろうか?
 「浮き株」が増えてきて古株ばかりなってきているからだろうか?
 ここでもいろいろ謎解き「物語」を描いてみる。これまた楽しいもんだ!!

 それは、授業を構想するときも同じだった。
 新しい単元に入るときには、その単元で行う実験道具、教科書、これまでの実践録(ひとの実践も含む)等などをならべておいて、まず自分で「シナリオ」を描いてみることだ。
 もちろんその「シナリオ」は途中で軌道修正をすることもあるだろう。それが面白いとも言える。
 しかし、はじめに自分が描く「シナリオ」がなければ謎解き「物語」ははじまらない。
 
 理科の授業は、謎解き「物語」である!!

▼では、次なる単元でこの謎解き「物語」をどのように展開しようとしたのだろう。

◆【運動とエネルギー】

どちらかと言うと苦手な分野だ。
いまだに謎解きが終わっていないことばかりだ!!
▼この単元の副タイトルを

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としていた。
 これが私の最初に描いた「シナリオ」を象徴していた。
これは生徒の呼びかけであると同時に、私自身への宣言でもあった。
もう少し具体的にみていこう。

(つづく)
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新・中学校「理科」を構想する。(55)

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▼昨日の午後、雨はいったんやんでいた。
 車でその場所を通りかかった。やっぱり気になって素通りはできなかった。
 2015年度に「自然結実」ヒガンバナをいっぱいみつけた場所である。6日前にも観察に訪れていた。
 やっぱり開花は進んでいた。
 次々と地面から花芽(蕾)が顔を出していた。花茎がスルスルと伸びたものたくさんあった。
花も「満開」のものもあれば、まだ途中のものもある。
 いろんな段階のものがある、これもまた面白い!!「彼岸の入り」は今年は19日だ。
 自然とはなんと律儀なんだ!!
▼私の方も、新・中学校「理科」を構想する を着々と進めてみよう。
【水溶液とイオン】は「電池」まできていた。
次は「酸」だ。
 世界の三大物質で仲間わけをしたとき、この「酸」という物質がいかに変わりものかがわかる。
 いつものように「電気ぜめ」で行こう。
 酢酸にピッカリテスターをつけてみる。
 光らない!!→電気を通さない。→さとうの仲間
 水を加えてみる→ピッカリ 光る!!→しおの仲間
 どっちなんだ!?
▼ここのところ詳しい「記録」を残していない。
しかたない。プロットしたものだけをならべておく。

10.「酸」とはなにか。
   ○ 酸の性質
11.「酸」のはたらき
   ○ 水素イオンと酸
   ○ 金属との反応、金属酸化物との反応、炭酸塩との反応
12.塩基・アルカリ
13.中和
   ○ 酸のはたらきをコントロールする。
   ○ 水酸化ナトリウムと塩酸
   ○ 水酸化バリウムと硫酸(カット) 
        ↓
     生活のなかの「中和」 

 「酸」は変わりもの分子性化合物。それより「酸」のはたらきだ!!
水に溶けないものだって、「酸」なら溶けるんだ!!
金属だって溶かすんだ!!溶かしてくれたら困るときも溶かしてしまう!!→酸性雨
でもこいつには普段からいろいろ世話になっている。
こいつをうまくコントロールして使いこなせば もうりっぱな「化学者」だ。
▼それにしてやっぱり「中和」って「ふしぎ!?」だ。
なんで危険な「塩酸」と「水酸化ナトリウム」から、ただの「しお水」ができるんだ!?
イオンが見え始めて、謎解きがすすんでも、やっばりこの「ふしぎ!?」は保持しておきたいな。
この「ふしぎ!?」が、実は身の回りでいっぱい起きている!!
この「ふしぎ!?」を、意識しないうちにいっぱい使っている!!
これを「生活」のなかにさがすのも面白いと思うけどな。

私の個人的体験としては、「紅花を追っているとき」、これをみつけていたく感動したのを覚えている。

(つづく)
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【お薦め本】『鉄をつくる 出雲のたたら』(大竹三郎著 大日本図書)

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▼やっぱりあれは「葉芽」だった!!
旅から帰ってゆっくりとあの球根(鱗茎)の横断面があらわになっている場所に行って観察してみた。これが「花芽」の最初の観察になるのか期待していたが、そうではなかった。あきらかに「花芽」でなく「葉芽」である。
 もう地下の球根のなかでは「葉芽」も「花芽」も準備されているのだ。ではいつの段階で「葉」か「花」かの決定されるのだろう?あらたな「ふしぎ!?」が生まれてくるのだった。
 ヒガンバナでもうひとつ。中国山地にヒガンバナを追う旅だったが、家の周辺をよく見ていると、これまで定点観察の場所としていなかった梅の木の下にりっぱなヒガンバナが満開を迎えていた。
 たしかにその場所も少しジメジメした場所である。
 まさに「灯台もと暗し」の話だった!!
▼「灯台もと暗し」の話をもうひとつ。
 私は列車の旅に少し荷物にはなったが、二冊の本を持って行っていた。車窓からの「雲見」飽きたら読もうと思ってだ。結果的には「雲見」に飽きることはなかったからその時間はなかった。帰りの列車で暗くなってからだけだった。そのときは別の一冊を読み、この一冊は読まなかった。
 昨日、せっかくの機会だから読もうと読み始めた。読み始めたらとまらなくなった面白い!!
私にはめずらしくいっきょに読んでしまった。その一冊とは

◆『鉄をつくる 出雲のたたら』(大竹三郎著 大日本図書 1981.9.30)

である。
 ずいぶん古い本だ。もう入手がむつかしいのかも知れない。
 ためしにAmazon古書で調べてみたら、数冊だけリストアップされていた。
 ではそんな本をわざわざ今さら【お薦め本】にあげるのか?
 従って、これは【お薦め本】と言うより、私自身の「覚え書き」である。
▼いつもの【お薦め本】風に3つのポイントをあげておく。

(1) 身近な実験の話からはじめて子どもたちにもわかりやすい話にしている!!

(2) 自らの取材体験と結びつけ「鉄づくり」の歴史をリアルに語っている!!

(3) 豊富な研究資料・参考文献をあげ、「日本の科学・技術史」を興味深く語っている!!

 
 もう少し詳しく
(1) 身近な実験の話からはじめて子どもたちにもわかりやすい話にしている!!
 実はこの本は子ども向けに発刊された「日本の科学・技術史ものがたり」シリーズの一冊だった。
このシリーズには他に『色を染める』『エレキテルびっくり記』『塩づくりとくらし』『金属をさがす』等などがあった。
 私はこのシリーズの大ファンだった。
 特に「子ども向け」というところが気に入っていた。興味はあっても、浅学な私にゼロからはじめてくれるこのシリーズがぴったりだったのだ。さらには、必ず興味深い自分でもやってみることができる実験から話が始まっていた。今回は「砂鉄の実験」からはじまっていた!!
 『色を染める』では「タマネギの皮で染める」からはじまっていた。それが私が「草木染め」に興味をもつはじまりとなった。
 それにはわけがあると思っていた。著者・大竹三郎先生は、今や理科の教科書で定番化した数々の実験教材の開発者なのである。実験への「こだわり」はホンモノだ!!

(2) 自らの取材体験と結びつけ「鉄づくり」の歴史をリアルに語っている!!
 しばしば出雲へも出かけられ、「たたら吹き」の見学もされている。『和鋼記念館』(現『和鋼博物館』、先日伺ったところだ!!)にも行かれ、読者に薦められている。
 自ら体験したことに基づいて書かれているので、とてもリアルでわかりやすい!!

▼またまた長くなってしまいそうだ。少し急ごう!!
(3) 豊富な研究資料・参考文献をあげ、「日本の科学・技術史」を興味深く語っている!!
 繰り返すが私はこのシリーズの大ファンだった。
 人にも薦めていた。このような「日本の科学・技術史」に焦点をあてた専門書はたくさんあっても、子ども向けの本は少なかった。いや皆無と言っていいぐらいだ。
 「子ども向け」をあなどってはいけない。子どもが興味を持ち続け読み切ってくれるためには、ホンモノの面白さがなければならない。専門用語もわかりやすく面白く語られねばならない!!
 そのすべてがこのシリーズにはあった。
 子どもが楽しめる本は、きっと大人も面白いはず!!
 そう言って、ある雑誌にこのシリーズを紹介した。そしたら、著者自ら連絡をいただき、以降資料を送っていただいたこともある。深謝<(_ _)>
 

 私自らの「覚え書き」としながらも、実は願うことがひとつあった!!
 それは、このシリーズ復刻版である。文庫本版にして復刊でもよい。
ぜひぜひ…
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【Web更新9/11】16-37 【ヒガンバナ情報2016】 等更新!!

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鶏頭の一本高くなりにけり 16/09/11撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】16-37
週末定例更新のお知らせ
 ゴトーン、ゴトーンという列車の揺れがまだ身体のなかに残っていた。元々ゆっくりな私だが、ポンコツ度を増すにつれて、切り替えのスピードは落ちていく。
 でも、このWeb更新だけは「定例」にしておこうと思う。

◆表紙画像集2016 更新 鶏頭(ケイトウ)
 東の畑に残った一本のケイトウが異様に高くなっていた。なぜだろう、栄養が行き渡ったのだろうか。
日のあたりがよかったのだろうか。それともみすだろうか。
 このまま行ったら、高くなりつつある空も貫きそうだ。
 鶏頭を見るとなぜか子規を思いだしてしまう。

◆【ヒガンバナ情報2016】更新!!
 中国山地にヒガンバナを追う旅から帰ったら、ごくアタリマエに家の周りに走りものヒガンバナが咲いていた!!毎年繰り返す「笑い話」だ。
 でもやっぱりこの時期になるといろんなところのヒガンバナが気になるのだ。
 今のところ、これは確かだろうと思っているのは、走りものヒガンバナは湿った土地に咲くということだ。
「花芽」形成期に水は重要なはたらきをしているのだろう。
 さあ、今週もいっぱいヒガンバナを観察しよう!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 「新・中学校「理科」を構想する。」を継続中だ。「イオン」あたりで足踏みをしている。
さて、今週は…。

◆Webテキスト『天気の変化』 の可能性!? 更新!!
 それにしても「雲見」とは安上がりの趣味だ。こんな簡単で奥の深い自然観察はほかにない!!
 次なる試案の試案に向かいたいが、これまた気まぐれだ!!秋の空のように…

 今週末にもまた動くことになるだろう。それまでに「やりたいこと」優先でゆっくり急ごう。

▼(追加)大賀ハス観察池蓮根の植え替えから24週目、一日遅れの定例観察の報告。
たったひとつだけ残った果托も倒れて風に耐えている。
「あこがれの4日間」の「ふしぎ!?」の痕跡が果托の裏にあるように思われる。
果托の首元に残る糸を巻き付けたような跡がそれである。はたして…?
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出雲へ「雲見」&ヒガンバナ&「たたら」の旅(2)

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▼昨日朝、目覚めても私は「和鋼博物館」の感動の余韻なかにいた!!
 この旅、さらに「たたら」にこだわり続けたいと思った。そこで、今話題の「出雲たたら村」に行ってみることにした。幸いなことに出雲市駅直通のバスが出ていた。限られた時間ではあるが、「たたら」に関するあらたなことを知ることができるかも知れないと考える楽しみだった。
 バスは川に沿い奥出雲に入っていた。車窓からはヒガンバナを見逃すまいとカメラをかまえて待っていた。
 一昨日にくらべるはるかに高頻度にヒガンバナを見た!!川の土手に、河原に、田んぼ畦にところがカメラにとらえることはなかなか難しかった。
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▼予定よりはやく「出雲たたら村」に着いた。
 なにより楽しみなのは2017年公開映画『たたら侍』の撮影を行った巨大オープンセットが見られるという「たたら映画村」である。
 ご縁坂にはいくつかもの楽しそうなブースががある。
 「しまねっこ」も迎えてくれた。
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▼少し説明を聞いて、いよいよ「映画」村に入った。
 「和鋼博物館」での予習が大いに助けとなった。ここではすべてものが撮影させてもらえるのがアリガタイ!!
 いつしか、自分がほんとうの「たたら村」にタイムスリップしたような気分になる。
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 来年の映画公開が楽しみだ!!
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▼出雲市駅にもどってきたのは、ちょうど一昨日(9日)安来に着いたぐらいの時間になった。
 帰りの電車のなかでもも窓に張り付き「雲見」とヒガンバナに夢中になっていた。
 鳥取あたりにさしかかったとき、天気も少しあやしくなってうすぐらくなってきた。
 そのときだ!!ついに線路沿いの土手にヒガンバナをバッチリととらえた。満足だ\(-o-)/

 暗くなってからは、長いあいだ積ん読のままにしていた(読んだかも知れないが、もうその記憶すらない。時間があったら読もうと持参していた。)『たたら師鎮魂 中国山地に炎の跡を追う』(寺林峻著 三省堂 1981.4.1)を読み始めた。この旅のなかだけにすごくリアルに読める。
 またしても持病の「ばっかり病」が発症しそうだ。「たたらばっかり病」が…。
 
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出雲へ「雲見」&ヒガンバナ&「たたら」の旅(1)

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▼青春18きっぷがあと二日残っていた。
毎年ことながら期限ぎりぎり迷っていた。こんなときはやっぱり「雲見」の旅だ。列車の車窓から「雲見」するだけだ。これがけっこう楽しいものだ!!
 もうひとつ加えよう。この時期だからやっぱりヒガンバナだ。
 もうすでに近くでは咲き始めているのを確認していたから、他の地方ではどうだろう?
 どんな場所がもう咲き始めているだろう?
 今回はもうひとつ欲張りをしてみることにした。出雲と言えば、私にはこれが気になってしまう。
「たたら」だ!!金属と私たちとつき合いの歴史を語るときはずことのできぬテーマだ。
 ついでにしては面白すぎるテーマだ。どこまで成果があるかは別問題だ。
 いつも無手勝流、出たとこ勝負で行ってみよう。
▼とは言っても列車に乗っている時間は異常にながかった。
でも不思議と飽きなかった。
空の「雲見」と地上の「ヒガンバナ」、ひとつとして見逃したくない。
残念ながら、ヒガンバナの大群落をみつけることはできなかった。かろうじて草むらに数本のヒガンバナ、田の畦に咲き始めているかな?
というのを目撃したに過ぎなかった。しかし、おかげで各地の稲田がどんな状況にあるのかよく観察できた。
これは思わぬ収穫である。
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▼第一目的地である安来に着いたのは14時を少しまわっていた。
はるか昔に「和鋼記念館」を訪れた記憶があるのみだった。「和鋼博物館」になってからは訪れたことがなかった。ずっと行ってみたいと思い続けていた。
 駅から10分ばかりあるくととても特色なる建物が見えてきた。
 入ってみると、たまたま館長さん自らが団体さん向けにくわしい説明をされていた。その場におられた方に「一緒にどうですか?」と誘われて一緒にお話を聞かしてもらった。ラッキー!!
 そのお話が実に面白かった。興味津々のお話が次から次へと…。
 あまり面白かったので、後でひとりでもう一度ゆっくりビデオ見たり、展示品を見て回った。
 いつの間にやら閉館時間がせまっていた。
 これは、しばらく反芻作業が必要なようだ。
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▼博物館を出て次に向かったのは松江だ。
ここまで来ているのだからあの「夕日」を見ようと、有名な「夕日」スポット、県立美術館に向かった。
まあ、これも「雲見」のひとつ思えば…。

ところが…。

(つづく)
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新・中学校「理科」を構想する。(54)

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▼「台風一過」の青空とまでは言えなかったが、それでも涼しい風をともなった青空は朝の雨のことを考えるとうれしかった。
 この雨がとてもいい湿りになったのではと我が家の定点観察ヒガンバナを見てみた。
 20年近く観察を続けている定点Aの株、紅白ヒガンバナがみごとな定点Bともにまだ変化なんの変化も起きていなかった。
 これで「お彼岸」に間に合うのかと変なことを心配してしまった。
【水溶液とイオン】を続けよう。
世界三大物質の一大一派が「しおの仲間」(イオン化合物)だとしたら、我々の身の回りはイオンでいっぱいだ!!「ピッカリテスター」で確かめてみよう!!
▼それにしても「ふしぎ!?」な話だ。そんな小さな小さな「電子」のやりとりだけで劇的な変化が変化が起きるなんて。
 塩化銅水溶液の青い水溶液のなかに、10円玉のあの銅が含まれているなんて「ふしぎ!?」な話だ。
「電子」動かすには、うんとエネルギーがいるぞ!!
手回し発電機で実感してみよう。
 ピカピカ銅が出てきたら、ミクロの世界とマクロの世界がツナガル!!
▼そして、いつもお世話になっている「電池」の話につないでみよう。
「電池」の歴史を追いかけるだけでもけっこう面白いものだ。

 ここでも「金属」という物質が謎解きの鍵となっていた。
まったく個人的な興味から少し寄り道がしたくなってきた。
金属らしい金属!!金属の代表選手!!
鉄 Fe!!
 私たちはこの金属とどうつき合ってきたのだろう?
今朝、まったくの気まぐれの旅に出る。

(つづく)
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ヒガンバナは咲き始めていた!! #ヒガンバナ

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▼「白露」の朝、ここ数年「初見」の場所に行った。やっぱり「浮き株」が目立つばかりで、花芽(蕾)は顔を出していなかった。しかし、各地のヒガンバナ開花情報が聞こえだした。
 すごく気になってきた!!開花はほんとうにまだなのだろうか?
 午後、天気は崩れるかと思っていたらなんとか晴れていた。そこで実行を決意した。
 ここ数年継続してヒガンバナ観察をしている場所に出かけてみることにした。
安富・夢前・福崎だった。そこはいずれも「自然結実」ヒガンバナをみつけた場所でもあった。
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▼まず安富だ。その地は2013年に「自然結実」ヒガンバナ群落をみつけた場所だった。
車で20分たらずで着いた。
 車を降りて畦に立つなりみつけた!!スルリと立つ一本の花茎!!
 これが、今年最初の一本だった。シャッターを押す、手が震えた。
 周りを見ると、あきらかに咲き始めていた。やっぱり実る稲穂とのコラボは最高だ!!
 2013/11/13にはじめて「自然結実」ヒガンバナを発見した場所の近くも、咲き始めていた。
 草むらのなかには満開に近い一本もあった。
 やっぱり思い切って来てよかったと満足し次の場所に移動した。
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▼次は、2014年に「自然結実」ヒガンバナをたくさんみつけた夢前だった。
安富で開花を確認した後だけにすごく期待していた。しかし、その地に立ち愕然とした!!
目立つのは「浮き株」ばかりだ。例年燃え立つ赤いたいまつの行列をつくる土手も一本の花茎もみつけることができなかった。あきらめて帰りかけたそのときだ。念のためと見た田の畦に、数本を花茎を発見した。
田は水がはられていた。地下で「花芽」が形成されるころにも水分は十分にあったはずだ。
その時期の「水」の必要性を教えてくれているようだった!!
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▼最後に行ったのは2015年に大量に「自然結実」したヒガンバナ種子を採集した場所だ。
どきどきしながらそこに立った。
少し離れた場所から見る限り、その気配はなかった。
その畦を歩いていくと、咲きかけものをみつけた!!さらに畦を端まで歩いた。
あった!!あきらかに「満開」になったものが…。しかし、花が少し縮れたようになっているのが気になる。
さらに、花がしっぽいのもみつけた。
 反対側の畦も歩いてみた。こちらは昨年、最後に「自然結実」種子を採集した畦だ。
 こちらのヒガンバナは元気に咲き始めていた。「満開」になったヒガンバナもりっぱだ!!

 これで明らかになった。
 ヒガンバナは咲き始めている!!水田の畦がねらい目だ!!
 
 今年も定期的にこの観察地を訪れることになるだろう。
 今年も「自然結実」ヒガンバナをみつけることができるだろうか?
 ヒガンバナの「ふしぎ!?」の謎解きはどこまでいけるだろう。o(^o^)o ワクワク
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新・中学校「理科」を構想する。(53)

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▼今日ははやくも「白露」だ。
 ヒガンバナ「初見」を探していた。ここ数年の「初見」の場所に行ってみるが見当たらない。
「浮き株」の球根たちが目立つばかりだ。
 前にみつけていた「浮き株」の球根で草刈り機の刃で切断されたものをじっくり観察してみた。あきらかに「芽」が確認できた。それが前に思っていたような「花芽」でないような気がする。
 それは「葉芽」のように見えるのだ。継続観察が必要なようだ!!
 ではほんとうの「初見」はいつだろう?昨年の「花芽」の「初見」は9/6なんだけど…。
 雨の少なかった夏が関係しているのだろうか。
今度の雨は「初見」を促進してくれるのだろうか?
▼それにしても「水」というのは「ふしぎ!?」な物質だ。
 アタリマエすぎるほどアタリマエに身の回りにあって、いつでもどんな「ふしぎ!?」にも関係してくる。
 もちろん単元【水溶液とイオン】においてもそうだった。
 では、続けようこの単元の構想を。
 やっぱり周期表を出してこよう。(「周期表」は物質探検必須のアイテム!!
そして
 「世界の三大物質」をやろう。

(1) 金属の仲間…アルミの階段の左派
 ◎ どれも、電気をよく通し、光を通さない。(ピカピカ)
   たたくと薄い板になり、引っ張ると線になる。
   金と銅以外はほとんど銀色。 
(2) さとうの仲間(分子性物質)…アルミの階段右派
 ◎ においがする。においのないのは、空気の成分
   常温で気体や液体
   固体でも、ちょっと加熱すると、とろけたり、分解する。

(3) しおの仲間(イオン化合物)…連合派
 ◎ 常温でどれも固体で、ちょっと加熱したぐらいではとろけない。におい
   もなく、たたくともろくくだけてしまう。
   固体では、電気を通さないが、水に溶かしたりして液状にすると電気を
   通す。燃えない物質である。
▼中学一年の「物質探検」でも、中学二年の「化学変化」でも繰り返しやってきたこと。
でもほんとうに大切なことは何度でも繰り返すことだ。
 繰り返して使ってみてこそ、それはほんとうに「使いモノ」になるのだ。
 なかでも特に「金属」については繰り返しやりたい!!
▼そして、ここでの主役は「しおの仲間」だった。
「しおの仲間」の代表選手は言わずと知れた食塩・塩化ナトリウムNaClだ。
「食塩をつくる粒子」で「はじめにイオンありき」で「イオン」を語ってしまおう。
 +-でがっちりスクラム組んだのをどうしたら引き離すことができるか。まず「火ぜめ」でやってみよう。
なんと800℃になってやっとだ!!
 ところが、「水」を加えたら一発だ!!
 「水」ってやっぱりアタリマエだけど滅茶苦茶「ふしぎ!?」

(つづく)

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【Web更新9/04】16-36 URLが変わりました!!<(_ _)>

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キクイモへ長靴も濡れ白露かな 16/09/02撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】16-36
のURLが変わりました。
新URL:http://kusudahome.on.coocan.jp/
リンク等をしていただいている方はよろしくお願いします。

■実践DB
私の授業実践DBであるこちらのURLも変わります。こちらは私自身の授業に関するアーカイブのようなものでこれまでの歩みのすべてがここにあります。楠田 純一の【理科の部屋】とともどもよろしくお願いします。
新URL: http://kusudadb.on.coocan.jp/

◆表紙画像集2016 更新 キクイモ
 思わぬところにキクイモの花が咲いていた。キクイモというと河原に群生しているイメージがあるのだが、竹藪の端にちよっとした群落があった。どうしてだろう?
 近づいてジックリ観察したいと思ったが、そこまでたどり着くのがたいへんだった。長靴ははいていたが、それでも足元がびしょびしょに濡れてしまうほどである。
 明日は「白露」だ。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 ひとつの試案の試案はなんとかできた。次の試案にとりかかりたい。
 「アメダス」「天気コトワザ」「高層天気図」などを候補にあげている。
 ゆっくり ゆっくり急ごう!!

◆新・「自由研究」のすすめ試論 更新!! 今年は、徹底して自身の「自由研究」にこだわってみた。
生徒たちの「自由研究」の発表の時期だ。この夏、生徒たちどんな「自由研究」に取り組んだのだうろ?
 そんな情報も知りたいな。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 新・中学校「理科」を構想するを再開した。私の「ふしぎ!?」からはじめて「卒業論文」までの全課程を私なりに「構想」してみたいと思っている。こちらも ゆっくり 急ごう!!

◆【ヒガンバナ情報2016】 更新!!
 開花情報が気になる時期になった。昨日、和歌山から開花情報が届いた。
 今度の雨はどう影響するだろうか? 今朝も見に行ってみたい。

 新URLに変わっていろいろご迷惑をかけるところがあるかも知れませんが、気長に末永くお付き合いください。
また、お気づきのことありましたら教えて下さい。よろしくお願いします。<(_ _)>

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本日(2016/09/05)、第138回オンライン「寅の日」!!#traday

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台風12号の動きが気になるところだ。
「台風は雲の展覧会!!」という言葉を聞いたことがある。
 昨日の「雲見」は、まさにその通りだった。十種雲形の雲すべてが次から次へと空に登場した。
 夕方最後には雷雨まで降ってきた。
▼本日(2016/09/05)は第138回オンライン「寅の日」である。
9月オンライン「寅の日」のテーマは
・寅彦の「秋」
である。その第一弾として本日読むのは、まさにその「台風」についてであった。
寅彦の最晩年に発表した「颱風雑俎」である。

◆本日(2016/09/05)、第138回オンライン「寅の日」!!

●「颱風雑俎」(青空文庫より)

▼書き出しはあの「室戸台風」から始まっていた。

二十一日の早朝に中心が室戸岬むろとざき附近に上陸する頃には颱風として可能な発達の極度に近いと思わるる深度に達して室戸岬測候所の観測簿に六八四・〇ミリという今まで知られた最低の海面気圧の記録を残した。
 

 「六八四・〇ミリ」とは、「684㎜Hg」つまり今の単位で言えば「911.6hPa」である。
これだけでもこの台風がすごいものかがわかる。さらに上陸時の最大風速は60m/sというからなおさらである。
関西に甚大な被害をもたらした。
 この「室戸台風」の被害のことからはじめて「台風」、「自然災害」についてきわめて示唆的なことを語っていた。
それはあの警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」にツナガルものがあると思った。
 読むたびに新たに学ぶものを発見するのだった。
 今回は、3つの大きな発見をした。
ひとつは
(1) 「地相術」の大切さ
  

 昔は「地を相そうする」という術があったが明治大正の間にこの術が見失われてしまったようである。颱風もなければ烈震もない西欧の文明を継承することによって、同時に颱風も地震も消失するかのような錯覚に捕われたのではないかと思われるくらいに綺麗に颱風と地震に対する「相地術」を忘れてしまったのである。

 

このように建築法は進んでも、それでもまだ地を相することの必要は決して消滅しないであろう。

 地震による山崩れは勿論、颱風の豪雨で誘発される山津浪についても慎重に地を相する必要がある。
地を相するというのは畢竟ひっきょう自然の威力を畏おそれ、その命令に逆らわないようにするための用意である。

▼二つ目は
(2) 「理科教育」の役割

これは人々の心がけによることであるが、しかし大体において学校の普通教育ないし中等教育の方法に重大な欠陥があるためであろうと想像される。これに限ったことではないが、いわゆる理科教育が妙な型にはいって分りやすいことをわざわざ分りにくく、面白いことをわざわざ鹿爪しかつめらしく教えているのではないかという気がする。子供に固有な鋭い直観の力を利用しないで頭の悪い大人に適合するような教案ばかりを練り過ぎるのではないかと思われる節もある。これについては教育者の深い反省を促したいと思っている次第である。

 ここについては、たとえ寅彦でも大いに反駁したいところである。
しかし、これは考えようによっては「理科教育」に対しての熱いエールとも受け取れる。

三つ目が
(3) 「事実の観測(観察)」の大切さ

 

非常な暴風のために空気中に物理的な発光現象が起るということは全然あり得ないと断定することも今のところ困難である。そういう可能性も全く考えられなくはないからである。しかし何よりも先ず事実の方から確かめてかかる事が肝心であるから、万一読者の中でそういう現象を目撃した方があったらその観察についての示教を願いたいと思う次第である。 

颱風のような複雑な現象の研究にはなおさら事実の観測が基礎にならなければならない。それには颱風の事実を捕える観測網を出来るだけ広く密に張り渡すのが第一着の仕事である。

 寅彦は一見「科学的」とは思われない事象についても射程に入れた。そして、なにより「事実の観測(観察)」を研究のはじまりとした。
 
 寅彦がこの文章を書いて81年も経っている!!
この事実に驚くばかりである。
 寅彦はいつも今日的である!!

 これからもこの時期にこの「颱風雑俎」を定番化したい。
さあ、台風12号は…?
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新・中学校「理科」を構想する。(52)

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▼大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから23週目だった。
 一枚大きな葉が枯れ始めた。
こうなると事は急展開だった。夕方にはしわしわのカラカラになってしまっていた。水の補給が途切れてしまったのだろうか。それとも葉の寿命だろうか?
 もうひとつの定点観察が気になっていた。ヒガンバナである。
 ここ数年、「初見」の場所になっているところに行ってみた。
かなり「浮き株」になってきているのでよくわかった。
 気配はまだなかった。そこから少し離れたところで「浮き株」が、草刈りの刃で削られているものがあった。そのときは気づかなかったが、今、画像を見ていて気づいた!!
 「花芽」らしきものが出ている!!
 いずれにしてもそのときは近いようだ。
 雨の少ない暑い夏は「花芽」にどんな影響を与えただろう?
▼今年度のはじめからひとつの作業をはじめた。
「新・中学校「理科」を構想をする。」というタイトルの連載だった。
 これも元をたどればサイエンスコミュニケーターとしての「現在地」を確認するためにあげた5つの座標軸に行き着く。5つの座標軸とはこうだった。
(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。
今、問題としているのは
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
だった。
 私は、サイエンスコミュケーション最前線は現場の「理科」授業にあるとかたく信じていた。
 直接的に現場を離れてしまった今もその考えは変わらない。
 ならば、今の私にできることはなにか?
 そのひとつの結論が、「新・中学校「理科」を構想をする。」を綴ることだったのだ。
▼能書きは、それぐらいしておいて本論に入ろう。
一学期の終わりまでに、中学2年生の【天気の変化】まで来ていた。
 ここから中学3年生の単元で再開である。
 まず最初に【水溶液とイオン】(旧【物質とイオン】)である。そこでのサブタイトルは次のようにしていた。

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▼ここに私の教材観・物質観が現われていた。
「はじめにイオンありき」からはじめるべきだと思っていた。
なにか、「探求」を通してみつけていくというものではない。
「はじめに原子ありき」と同様にはじめるべきものだと思っていた。
再び周期表を持ち出してきて、「世界の三大物質」をやろう!!
もう少し詳しくみていこう…

(つづく)
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9月(長月)の俳句「歳時記」!!

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▼今年は大好きな「綿の花」を見逃してしまった!!
ヒマワリ畑の横に、今年も少しだけ綿を育てていた。今年の綿はなぜか発芽率が悪かった。
ヒマワリは枯れ、無残な姿となった。
もうあの夏は過ぎたのである。ヒマワリと一緒に放置したままにしていた周りの草刈りをした。
草むらのなかにすっかり埋もれるようにして、最後の「綿の花」が萎れかかっていた。
よくみれば、小さいながらもりっぱな実ができているではないか。
自然とはなんと律儀なものだ!!
▼旬を観察をする。それに新たな方法を採用していた。
それが俳句「歳時記」という方法だ。それは、「観天望気」の第三の方法でもあった。
ちなみに、「綿の花」は夏の季語、「綿の実」は秋の季語だという。

さあ、今月も例によって、

◆『書いて身につく 四季の名句120選』(鍵和田秞子著 NHK出版)

から名句10句を引用させてもらおう。

(1) 名月や煙はひ行水の上 嵐雪
(2) 移徒や先へ来てゐるきりぎりす 露川
(3) かりかりと蟷螂蜂の皃を食む 山口誓子
(4) 今生の今が倖せ衣被   鈴木真砂女   
(5) 鶏頭に鶏頭ごつんと触れゐたる 川崎展宏
(6) 秋の灯にひらがなばかり母の文 倉田紘文
(7) 虫籠の戸の開いてゐる朝の雨  藤本美和子
(8) ひとりづつ人をわするる花野かな 井上弘美
(9) 露のせてゐて芋の葉の濡れてゐず 白濱一洋
(10) 心にも正面ありぬ夜の桃 上田日差子

▼「名句」とよばれるものが「うまい!!」ということが少しだけわかりだした。
「なぜ、うまい!!のか?」はまだわからない。
 このなかでもお気に入りベスト3を選んでみる。

(5) 鶏頭に鶏頭ごつんと触れゐたる 川崎展宏

(1) 名月や煙はひ行水の上 嵐雪

(9) 露のせてゐて芋の葉の濡れてゐず 白濱一洋

▼それにしても「季語」の威力とはすごいもんだ。
「季語」をあげるだけで、そこを流れる「空気」まで再現できるのであるから。

「歳時記は日本人の感覚のインデックス(索引)である」

と言ったのは寅彦だ。その意味がほんの少しわかりはじめた。
9月、私はどんな「季語」を使おうかな。
「綿の実」は使えるようになるのかな?

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9月(長月)の天気コトワザ!!

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▼秋は空からやって来る!!
そう思わせてくれる9月「雲見」のはじまりだった。
 なにがちがうのだろう?あきらかに夏の「雲見」ではなくなった。
大気と水蒸気が織りなす一回かぎり芸術作品だった。
その「からくり」を知れば、その美しさなお感動的なものとなるだろう。
▼「雲見」につぐ「観天望気」の第二弾はいつものように「天気コトワザ」だ。
参考にさせていただくのはいつものように

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)

だ。番号はあがっている順番に私が勝手につけさせてもらった。

(1)二百十日に東方の雲に光あらば台風来る
(2)ナマズが騒ぐと地震がある
(3)地震の後には風が吹き雨が降る
(4)夜露多ければ晴
(5)雲が東より西に向かって急走すれば暴風あり
(6)カゼクサの茂り多き年は暴風あり
(7)サケ、マスの豊漁は早冷
(8)シケグサの葉に節ができると暴風があり、その節の数は暴風の回数を示す
(9)山に黒雲かかれば暴風雨
(10)海鳴が聞こえると暴風雨が来る
(11)五七は雨に四つ日照り、六つ八つ風に九の病
(12)暴風雨来る前には松の緑が風に来る反対に曲がる
(13)夕方草葉に早く露をおく時は翌日晴
(14)暁の白雲急に散れば大風となる
(15)煙突の煙が下を這うと風の兆し
(16)池に唾してひろがれば晴、ひろがらなければ雨
(17)ソバの殻ばかりで実の無い年には早霜
(18)秋に海潮満つる時は雨となる
(19)暑さ寒さも彼岸まで
(20)彼岸坊主の大袈裟流し
(21)モズの高鳴き七五日
(22)夜非常に喉が渇き水の飲みたい晩は翌日雨
(23)西が海鳴すると天気悪くなる
(24)ミンミンゼミが早く鳴いた年は霜が早い
(25)作物のみのりが早ければ雪が早い
(26)山の私雨
(27)敷石が濡れれば雨
(28)秋雨蒸暑ければ大風
(29)返り花の多き年は大雪となる

▼9月天気コトワザの特徴はなんだろう。
気づいたこと列挙してみよう。

(1) 「台風」「暴風」「大風」など少し表現がちがうが、台風に関するものが多い。
その数は13/29だ。2010日はもう過ぎてしまったが、この時期のいちばん関心事は台風である。
それは、今も昔も変わらぬこと。台風12号はどう動くのだろう?

(2) 「露」が出てきた。この時期、植物に葉につく「露」を見逃さなかった。
ちなみに「白露」は、今年は9/7だ。後半には、「霜」「雪」も出てくる。
昔の人はすぐれた自然観察者であった。

(3) あいかわらず農業に関するものが多い。
これはアタリマエのこと。しかし、もっとも大切なところでもある。

(4) 使いモノになるものは…?
  いや使っているものがある!! 
  (19)暑さ寒さも彼岸まで 
今年も体感することになるのだろうか。

▼天気の「からくり」を学ぶのに、先人の知恵を借りる。
これは、きわめて有効で納得のいく方法である。それは、たとえスパコンが明日の天気をはじき出す時代であっても…。
 いやそんな時代だからこそ、さらに有効な方法と言えるのかも知れない。
 二者択一である必要はない!!両方を併用し、融合させ、コラボさせればよい。

 そのために必要なことは…? 
 みちはこたえない。みちはかぎりなくさそうばかりだ。

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9月(長月)の「雲見」は!?

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▼8月が終わった!!
そして「夏」が終わり、「秋」がはじまっていた。
 いつものように「もくもくシール」による8月「雲見」カレンダーを見ながら8月の「雲見」をふりかえってみる。
 使用したシールは次のようになった。

・快晴    2
・巻雲    3
・巻積雲  2
・巻層雲  3
・高積雲  3
・高層雲  0
・層積雲  3
・積雲   13
・層雲    0  
・乱層雲  0
・積乱雲  2

 8月は外にでることも多く、必ずしも定点観測地からの「雲見」ばかりではないが、それでもやっぱり天気の傾向は読める。
 ともかく暑い、雨の少ない8月だった。
 「積雲」の多さは、観測時間が朝9時を原則とするに関係しているように思う。
▼さて、9月の「雲見」はどうなるだろう?
 これまたいつものように、2つのことを参考にさせてもらいながら予想してみよう。
 まずは

◆気象庁・一か月予報(近畿地方PDF版)

 今日は木曜日だから、また書き換わると思うが今のところのものを参考にさせてもらう。
まだ暑さは残るようだ。
 雨もけっこう降りそうだ。
 もう少しローカルにも見ておこう。過去30年の記録を見てみる。

◆兵庫県 福崎の気温、降水量、観測所情報

▼次に参考にさせてもらうのは、これまたいつものように

◆『12ヶ月のお天気図鑑』(武田康男・菊池真以著 河出書房新社 )

だ。まず紹介されている画像のタイトルだけ引用させてもらう。

「夜の波状雲」
「秋の気団」
「月の霧虹」
「雲海」
「秋雨」
「野分」
「台風一過」
「残照」
「大潮」
「すじ雲」
「中秋の名月」
「富士登山」
「爽やか」
「放射冷却」

 すばらしい「雲見」画像を見せてもらいながら、私が見る9月「雲見」を想像する。
なんとも楽しいひとときだ。
▼私の9月「雲見」テーマは2つある。
ひとつは
・【「雲見」の連帯】を楽しもう!!
である。オンラインで各地の「雲見」画像を見せてもらう機会が増えてきた。
「おすそ分け」で見せてもらう画像は楽しい。その画像を撮る人の姿まで見えてくるから…。
もうひとつは、
・「雲見」とヒガンバナ!!
 9月と言えばやはり地上ではヒガンバナだ。
初見はいつだろう?
 それは「雲見」とどう関係しているのだろう?
 どんなヒガンバナと出会うことができるだろう?
o(^o^)o ワクワク

 

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