新・中学校「理科」を構想する。(59)
▼感動である!!
実生コヒガバナが2年目の「出葉」をして来たのである。きわめてアタリマエのこと、アタリマエすぎるほどアタリマエのこと。それが私には感動なのである。
2014年の秋、51個のコヒガンバナの「種子」を分けてもらった。2015年春に「発芽(発根)」し、秋に「出葉」までたどりついたのは39個。種子→出葉のパーセントは76.5%!!
ここではじめて私は
「コヒガンバナは2倍体であり、種子でも殖える。」にほんとうに納得できたのである。
そのコヒガンバナが、2年目の秋も「出葉」してきたのだ。
やっぱり感動である!!
▼アタリマエを吟味・検証するところから、私の「科学」が生まれる。
それは、この単元【運動とエネルギー】でも同様だった。
そもそも毎日のごとくアタリマエに使う「エネルギー」って何?
教科書を見てみよう。
「エネルギー」=「仕事をする能力」「ある物体が他の物体に対して仕事ができる状態にあるとき、その物体はエネルギーをもっているという」
では、その「仕事」って何なんだ?
「仕事」=「物体に力を加えて、その力の向きに物体を動かしたとき、その力は物体に対して仕事をしたという。」
なんともわかったようなわからぬ話だ。
▼こんなときは、「21世紀のガリレオ」をめざすためには実験だ!!
定番実験のみならず、自分なりのひと工夫をしてみよう。
さらなる納得と感動を生むために。
「仕事の原理」
「エネルギー保存の法則」
のルールだって同じいっぱい使ってみよう!!
使って、使って 例外はないかみつけよう!!それはほんとうに例外か?疑ってみよう!?
そのルールが「使いモノ」になるまで…。
▼呼びかけ的に語りながら、自分のことを考えてみた。
よくよく考えてみると、今いちばん夢中になっている「天気の変化」なんてこの単元そのものなんだと気づいた。
「天気の変化」=「大気の物理学」!!
今さらのごとく納得ダ!!
大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから26週目だった。
池は台風16号の風雨でずいぶん荒らされていた。最後まで残していた果托ひとつも風でどこかに飛んでいってしまった。
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