新・中学校「理科」を構想する。(55)
▼昨日の午後、雨はいったんやんでいた。
車でその場所を通りかかった。やっぱり気になって素通りはできなかった。
2015年度に「自然結実」ヒガンバナをいっぱいみつけた場所である。6日前にも観察に訪れていた。
やっぱり開花は進んでいた。
次々と地面から花芽(蕾)が顔を出していた。花茎がスルスルと伸びたものたくさんあった。
花も「満開」のものもあれば、まだ途中のものもある。
いろんな段階のものがある、これもまた面白い!!「彼岸の入り」は今年は19日だ。
自然とはなんと律儀なんだ!!
▼私の方も、新・中学校「理科」を構想する を着々と進めてみよう。
【水溶液とイオン】は「電池」まできていた。
次は「酸」だ。
世界の三大物質で仲間わけをしたとき、この「酸」という物質がいかに変わりものかがわかる。
いつものように「電気ぜめ」で行こう。
酢酸にピッカリテスターをつけてみる。
光らない!!→電気を通さない。→さとうの仲間
水を加えてみる→ピッカリ 光る!!→しおの仲間
どっちなんだ!?
▼ここのところ詳しい「記録」を残していない。
しかたない。プロットしたものだけをならべておく。
10.「酸」とはなにか。
○ 酸の性質
11.「酸」のはたらき
○ 水素イオンと酸
○ 金属との反応、金属酸化物との反応、炭酸塩との反応
12.塩基・アルカリ
13.中和
○ 酸のはたらきをコントロールする。
○ 水酸化ナトリウムと塩酸
○ 水酸化バリウムと硫酸(カット)
↓
生活のなかの「中和」
「酸」は変わりもの分子性化合物。それより「酸」のはたらきだ!!
水に溶けないものだって、「酸」なら溶けるんだ!!
金属だって溶かすんだ!!溶かしてくれたら困るときも溶かしてしまう!!→酸性雨
でもこいつには普段からいろいろ世話になっている。
こいつをうまくコントロールして使いこなせば もうりっぱな「化学者」だ。
▼それにしてやっぱり「中和」って「ふしぎ!?」だ。
なんで危険な「塩酸」と「水酸化ナトリウム」から、ただの「しお水」ができるんだ!?
イオンが見え始めて、謎解きがすすんでも、やっばりこの「ふしぎ!?」は保持しておきたいな。
この「ふしぎ!?」が、実は身の回りでいっぱい起きている!!
この「ふしぎ!?」を、意識しないうちにいっぱい使っている!!
これを「生活」のなかにさがすのも面白いと思うけどな。
私の個人的体験としては、「紅花を追っているとき」、これをみつけていたく感動したのを覚えている。
(つづく)
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