新・中学校「理科」を構想する。(53)
▼今日ははやくも「白露」だ。
ヒガンバナ「初見」を探していた。ここ数年の「初見」の場所に行ってみるが見当たらない。
「浮き株」の球根たちが目立つばかりだ。
前にみつけていた「浮き株」の球根で草刈り機の刃で切断されたものをじっくり観察してみた。あきらかに「芽」が確認できた。それが前に思っていたような「花芽」でないような気がする。
それは「葉芽」のように見えるのだ。継続観察が必要なようだ!!
ではほんとうの「初見」はいつだろう?昨年の「花芽」の「初見」は9/6なんだけど…。
雨の少なかった夏が関係しているのだろうか。
今度の雨は「初見」を促進してくれるのだろうか?
▼それにしても「水」というのは「ふしぎ!?」な物質だ。
アタリマエすぎるほどアタリマエに身の回りにあって、いつでもどんな「ふしぎ!?」にも関係してくる。
もちろん単元【水溶液とイオン】においてもそうだった。
では、続けようこの単元の構想を。
やっぱり周期表を出してこよう。(「周期表」は物質探検必須のアイテム!!)
そして
「世界の三大物質」をやろう。
(1) 金属の仲間…アルミの階段の左派
◎ どれも、電気をよく通し、光を通さない。(ピカピカ)
たたくと薄い板になり、引っ張ると線になる。
金と銅以外はほとんど銀色。
(2) さとうの仲間(分子性物質)…アルミの階段右派
◎ においがする。においのないのは、空気の成分
常温で気体や液体
固体でも、ちょっと加熱すると、とろけたり、分解する。
(3) しおの仲間(イオン化合物)…連合派
◎ 常温でどれも固体で、ちょっと加熱したぐらいではとろけない。におい
もなく、たたくともろくくだけてしまう。
固体では、電気を通さないが、水に溶かしたりして液状にすると電気を
通す。燃えない物質である。
▼中学一年の「物質探検」でも、中学二年の「化学変化」でも繰り返しやってきたこと。
でもほんとうに大切なことは何度でも繰り返すことだ。
繰り返して使ってみてこそ、それはほんとうに「使いモノ」になるのだ。
なかでも特に「金属」については繰り返しやりたい!!
▼そして、ここでの主役は「しおの仲間」だった。
「しおの仲間」の代表選手は言わずと知れた食塩・塩化ナトリウムNaClだ。
「食塩をつくる粒子」で「はじめにイオンありき」で「イオン」を語ってしまおう。
+-でがっちりスクラム組んだのをどうしたら引き離すことができるか。まず「火ぜめ」でやってみよう。
なんと800℃になってやっとだ!!
ところが、「水」を加えたら一発だ!!
「水」ってやっぱりアタリマエだけど滅茶苦茶「ふしぎ!?」
(つづく)
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