Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(92)
▼連日同じような天気が続いていた。
午後には積乱雲がどんどん成長し、夕方には雷雨が降っていた。
それはこの「大気の物理学実験室」で同じような「実験」が繰り返されているということだろう。
▼Webテキスト試案 『「雲見」を楽しもう!!』
では、まずはじめにこの「実験室」のようすを問うことにしてみたい。
これまでの拙い実践も踏まえて次のように発問してみることにする。
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1 上空のようす
(1) 晴れた日に空を見る。空は高い。雲も高い。この空は無限にどこまでも続いているのだろうか。
▼ここに、直径13㎝の円が描いてある。これを地球としよう。では、この無限とも思える「青空」はどのあたりまで続いているのだろう。図のなかに書き込んでみよう。
▼空高く浮かぶ「雲」はどうだろう。どのあたりの高さにあるのだろう。図の中に書き込んでみよう。
(2) お昼ごろ、大雨の中をジェット旅客機に乗って、空港を飛び立った。やがて高度一万mにあがった。窓から下をのぞいたらどんな景色が見えるだろう。
(3) 日本の気象衛星「ひまわり8号」はどのあたりをとんでいるのだろう。図の中に書き込んでみよう。
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▼ここでは、ともかく「天気の変化」というものが、うすいうすい大気の層(対流圏)のなかで起こっていることを認識したい。ふだんの「雲見」のなかでもそれを意識していたのだ。
次のようにまとめたいのだ。
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雲ができるのは、地上からおよそ( )㎞あたりまでなのだ!!
地球は( )の着物を着ている。透明で、うすいうすい着物だ!!
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▼ここについては、拙い授業実践の記録を残していた。
これがそのままWebテキストづくりに参考になるかは別にして、自分でもふり返ってみておきたい。
(つづく)
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