8月(葉月)の天気コトワザ!!
▼アメダスで「雲見」プロジェクト!!第2弾。
それを決めたのはやはり午後2時を過ぎていた。連日夕立がつづいていた。
「今日も、また…」の不安があったが、そんな「雲見」もまたよしと、「姫路特別地域気象観測所」にでかけた。
出発してまもなく雨が降り出した!!
およその場所は知っていた。そこのデータは授業で使ったこともある。しかし、あらためてそのつもりで見学にいくのははじめてであった。姫路城の西の少し小高いところにそれはあった。
着いたときは雨はやんでいた。幸いなことにたまたま関係者の方が点検に来ておられて(今は無人化されている)少しお話をうかがうこともできた。(なぜかこういうときいつも私はラッキーだ(^^)V)
他の「アメダス」観測所と少しちがって、観測機器も多くあるようだ。観測所としての歴史もあるようだ。
道理で風向風速計にも歴史を感じる。
これでまたひとつ観測データは単なる数字・記号の行列でなく、よりリアルなものとなった!!
▼さあ、8月(葉月)の「雲見」につぐ「観天望気」の手段、天気コトワザに行こう。
参考にさせていただくのはいつものように
◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)
だ。番号はあがっている順番に私が勝手につけさせてもらった。
(1)夏の南風は晴
(2)月色きわめて赤きは千天の兆し
(3)高い山に縁取雲(くまどりぐも)が現れると雨
(4)夏の入道雲は晴
(5)山に鉢巻がかかれば晴れる
(6)東の雷、雨降らず
(7)山に笠雲かかれば風雨の前兆
(8)電光北西方は雨降る
(9)流星多ければ日照り続く
(10)風なき年は日照り年
(11)太陽黒点の極少期に凶冷
(12)雲が南から東へ動くと晴
(13)夕虹は晴
(14)雷はげしく鳴る時は後晴
(15)沖ばえ雨
(16)猫が草を食うと雨
(17)三日月が上向いた月は雨が多い
(18)夕虹三日の照り
(19)彗星は天変地異の兆し
(20)雲が早く走る時は天気が悪くなる
(21)ソバの花がよく咲くと大雪
(22)白雲糸を引けば暴風雨
(23)アリが巣を高い所につくると洪水、低い所につくると暴風
(24)東天に赤雲の出るは大雨の兆し
(25)木の実の少ない年は大風吹かず、たくさんなる年は大風
(26)太鼓の音さえるは晴、にごるは雨
(27)池・沼・河の水の泡立ち多き時は雨近し
(28)沖鳴は雨
(29)水田の除草不用の年は冷害
▼それぞれの解説を読ませてもらっていると、いくつかのキーワードが浮かんでくる。
「太平洋高気圧」
「熱雷」
「鯨のしっぽの気圧配置」
等などである。
これからも使えそうな普遍的なものはどれだろう。シロウト判断では
(4)夏の入道雲は晴
(13)夕虹は晴
(14)雷はげしく鳴る時は後晴
(18)夕虹三日の照り
ぐらいだろうか。
▼では、どんな天気コトワザが、これからも使いモノになるのだろうか。
少し考察を試みた。明日はまったく別のことを言っているかもしれないが、
(1) 普遍的な「大気の物理学」に根拠を持っているもの
(2) よりローカルなもの。ほうとうに使うのはローカルな天気を予想するときなのだ!!
(3) より進化した気象観測からも妥当性があるもの
(4) 語呂がよくて自然に頭にインプットできるもの!!
それは同時にすぐさまアウトプットできるものである!!
こんなところかな。今月もそんなものさがしてみよう。
さあ、次のアメダスで「雲見」プロジェクト!!は「家島」だ。
海を渡る必要がある。それはいつになるだろう。 o(^o^)o ワクワク
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