新・中学校「理科」を構想する。(48)
▼ゲホウグモと入れ替わりのようにして6月のはじめから登場したコガネグモ。もっとも多いときには同時に7~8匹のコガネグモを観察していたが、それも昨日(2016/07/25)の朝の段階では2匹となってしまった。
すぐ近くの草むらではナガコガネグモをよくみかけるようになった。また、コガネグモよりも前から見かけていたコガタコガネグモは今なおいろんな場所でみかける。
同じコガネグモの仲間けでみても、季節の変化に対応して暮らしているようだ。
ところで消えたコガネグモはどこへ行ってしまったのだろう?
産卵…???卵のうは…??
数々の「ふしぎ!?」を残しながらクモたちの季節は移り変わっていく。
▼クモたちは何を指標にして季節の変化を感じ取っているのだろう?
それはやっぱり「気温」だろうか。
「湿度」だろうか。いやもっと大元の「光」だろうか?
今朝は久しぶりにはげしい雨が降っていた。どうりで昨夜は蒸し暑かった。
ふだんはいかに昼間暑くても、夜には涼しい風が吹く。
二階の私の寝ている部屋にはクーラーは今なおなかった。でも北側の窓を開けておくと、明け方にはさむいぐらいである。
その「風」こそが「陸風」であると認識したのはごく最近のことである。
▼「気温」と「風」とのことを考えるているとき、またしても興味深いプロの研究者の「論文」をみつけてしまった。
◆姫路市におけるヒートアイランド研究 ―気温分布の季節変化観測(古橋 和樹 河野 仁 2015)
▼実に興味深い「研究」である。
またしてもあの「アメダス」のデータが使われていた。
\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ
ちょうど夏休みの「自由研究」のことが話題になるころだ。私もこれまで「新・「自由研究」のすすめ試論」のなかでもふれてきたことでもあるが、プロたちのこうした「研究」は、「自由研究」のネタさがしの大きなヒントになる。ネタさがしだけでない、プロたちの論文の書き方、データーの扱い、ビジュアルな報告、参考文献の扱い等などとても勉強になることばかりだ。
そして、なによりうれしいのは、私の「ふしぎ!?」にダイレクトに応えてくれるものがあるということだ。
ネットの時代だ。プロの「研究成果」も公開されている場合が多くなっている。
これをうまく利用させてもらえば今まで考えられなかったようなクリエイティブな「自由研究」が生まれてくるかもしれない。そう考えるとわくわくしてくる。
(つづく)
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コメント
楠田先生のおっしゃるとおり
やっぱり光と気温でしょうね。
一番は光でしょうか。
投稿: 鈴木勝浩 | 2016/07/26 06:14
鈴木勝浩さん
コメントありがとうございます。
やっぱりそうですか。
「光」は昨年ながくつき合ったジョロウグモが教えてくれたことですね。消えたコガネグモを注意深くさがしていますが見当たりません。
どこへいったんでしょうね?(゜_。)?(。_゜)?
投稿: 楠田 純一 | 2016/07/26 06:27