新・中学校「理科」を構想する。(44)
▼大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから16週目だった。
おそらく今年最後の第5号大賀ハス「あこがれの4日間」の三日目でもあった。
第三日目にして、体勢を立て直したように整然と開花がはじまった。8時過ぎにはほぼ全開となった。
第一日目の雷雨の災難が響いているようにみえる。花托のめしべこれでどれだけ受粉・受精に成功しただろうか。いくつが結実してくるだろうか。
まだ今からでも可能なのだろうか?
▼今年最後となればやっておきたいことがあった。
花粉の顕微鏡観察である。
久しぶりの顕微鏡なので、ちょっと準備に手間取ってしまった。400倍で観察してみた。
やっと見えて来て少し驚いてしまった。どれもこれもが「ウグイスボール」か「パクパクマン」のようにパックリと口をあけなかみの丸いボールのようなものが飛び出してしまっているのだ。
そのとき思いだした。本家本元の阪本さんに以前におしえてもらったことを。
「水分を含んで花粉の殻がやぶれてなかみが出てしまっている。本来はラグビーボールのような…」と。
ああここでも第一日目の災難が影響しているんだなあと思った。
そのときはたと気づいて笑ってしまった。(^^ゞポリポリ
自分が顕微鏡観察ときの習性として、スライドガラスに一滴水を加えてしまっていたのだ。
水を加えずに観察してみた。
ナルホド「ラグビーボール」のようだ!!
▼新・中学校「理科」を構想する。は次の単元にいこう。
次は【天気の変化】である。
この単元の授業づくりは私のなかでは現在進行形である。
Webテキスト『天気の変化』の可能性!? として日々更新中であるからだ。
▼まだ、このWebテキストの明確な輪郭すら描けていなかった。
しかし、やめない!!
それはこれほど面白いことはないからである。
この単元のサブタイトルはずいぶん以前から変わらなかった。
これが究極のねらいでもあった。
道は遠い。
でもこの道はもっとも可能性に充ちている。
昨日の朝の「雲見」はみごとであった。
「雲見」の空は日々、いや刻々と更新する。
(つづく)
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