新・中学校「理科」を構想する。(37)
▼まったくもって信じられないような話だが、昨日、私は24号・25号・26号コウガイビルに出会ったのだ。
朝方に出会った24号・25号は、昼までにケースのなかでとけ始めた。夕方に出会った26号は、さっそくナイロン袋に入れてみた。
大賀ハス2号は「あこがれの4日間」の4日目だった。
コウガイビル・大賀ハスの「ふしぎ!?」の謎解きに夢中になってしまい、すっかり忘れさられた感のあるコガネグモであるが、こちらの方も観察は継続していた。
一昨日のはげしい雷雨のあとだけに少し不安があった。しかし、その不安は取り越し苦労だった。
あらたな場所の2匹を加えて8匹のコガネグモを観察することができた。前から観察を続けているコガネグモはずいぶん大きなからだになっていた。おなかもよりいっそう大きくなっているように見えた。
ネットの端の方にいる小さなクモは雄だろうか?
コガネグモについても保留にしている「ふしぎ!?」がいっぱいあった。
こちらの謎解きも ゆっくり 急ぎたい!!
▼故庄司和晃先生は、
理科の授業は「謎解き訓練」だ!!
と言われていた。
その理科の授業の構想を続けよう。
▼「電流と磁界」における「謎解き」の科学史を少し見ておく。
●1820年 エルステッド(デンマーク)電流の磁気作用を発見。
●1831年 ファラデー(英)電磁誘導電流の発見。
なんとこの間は10年ほどなんだ。
もちろんこのふたつの発見はツナガッテイル!!
人類の歴史から見ると、そんな昔のことではない。
それからまだ200年と経っていないのだ。
エルステッド、ファラデーの感動を再現できる授業を構想したいものだ。
▼私には、この単元を語るときはずすことのできない教材があった。
今では、ごくふつうに中学校教科書のみならず小学校教科書にも登場する定番実験である。
しかし、ほんとうにすべての中学生がこの実験を楽しむことができているだろうか。
まずはすべて人が、自分の手でクリップモーターを回す体験をして欲しい。
そのため次のような会を発足させた。
まだまだ継続させたい取り組みである。
(つづく)
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