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本日(2016/07/31)、第135回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼昨日の大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから18週目であった。
もう花の時期を過ぎて、葉の季節に入ったという感である。立ち葉はほんとうに背が高く大きく育っていた。
まるで大賀ハスジャングルのようになり、果托を覆い隠そうとしていた。
 第1号の果托はすっかり黒ずんでいた。揺すってやると3つの蓮の実がカラカラと音をたてていた。
もう回収した方がよさそうだ。
▼本日(2016/07/31)は第135回オンライン「寅の日」だ。
7月のテーマは 
寅彦の「夏」
である。その第3弾として「やもり物語」を読む。

◆本日(2016/07/19)、第135回オンライン「寅の日」!!


●「やもり物語」(青空文庫より)

▼この随筆はこれまでオンライン「寅の日」で読んできたものと少し感じがちがっていた。
かなり初期の作品である。寅彦が30歳のときに書いたものだ。
 オンライン「寅の日」で読んだもののなかでは「団栗」についで古い。
 私はかねてより、これをぜひオンライン「寅の日」で読んでみたいと思っていた。
 そう思いだしたのは、ここのところ何度も訪ねている高知県立文学館「寺田寅彦記念室」で、展示してあるこの作品に関してのくわしい資料を見たときからであった。たしか直筆原稿や師・夏目漱石とのやりとりの書簡もあったのでは…。(ちなみに夏目漱石はこの2年前に同じ『ホトトギス』に『我が輩は猫である』を発表していた。)

 

ただ取り止めもつかぬ短夜の物語である

こんな一節からはじまるのだった。
▼確かにちがっていた。晩年の随筆に比べるととても叙情的であると感じた。
しかし、変わらぬものあると思った。

一層自分の心を引いたのはその街燈に止った一疋の小さいやもりであった。汚れ煤けたガラスに吸い付いたように細長いからだを弓形ゆみなりに曲げたまま身じろきもせぬ。気味悪く真白な腹を照らされてさながら水のような光の中に浮いている。銀の雨はこの前をかすめて芭蕉の背をたたく。立止って気をつけて見ると、頭に突き出た大きな眼は、怪しいまなざしに何物かを呪うているかと思われた。
やもりは雨のふる夜ごとに暗闇阪の街燈に出ているが、いつ何処から這い上がるとも知れぬ。気を付けていたにもかかわらず一度も柱を登る姿を見た事がない。日の暮れるまでは影も見えず、夜はいつの間にか現われてガラスに貼り付けたように身動きせぬ。朝出がけに見るともう居ない。夜一夜あのままに貼り付いていたのが朝の光と共に忽然こつぜんと消えるのでないかと云うような事を考えた事もある。

 変わらぬものというより、寅彦の「観察眼」の原基がこのあたりにあるのかも知れないと思った。
それにしてもまだまだ見えてこない!!
連句的物理学!!
モンタージュと寺田物理学!!

昨夜我が家のやもりは足だけのぞかせていた。

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