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本日(2016/07/07)、第133回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼昨日もやっぱり暑かった。もうすっかり夏だった。
「真夏日」であることをアメダス(福崎)が教えてくれていた。
 私は夕方になるとこのアメダスまで歩くことを日課にしている。このアメダスはほんとうにアリガタイ存在だ。
自分のすむ地域の天気を自動的に記憶し記録化していてくれる。
 先日、たまたま見たTVの天気予報のニュースで驚くべき事実を知った。
兵庫県下で「福崎」が「真夏日」が最も多いそうだ。(^_^;)
▼本日(2016/07/07)は第133回オンライン「寅の日」である。
7月のテーマは 寅彦の「夏」 である。
寒がりである寅彦は、夏という季節が大好きだったようである。随筆のペンネームは「冬彦」を多用していたようだが。夏に関する随筆はたくさん書いている。
 今回はそのなかから「海陸風と夕なぎ」を読む。

◆本日(2016/07/07)、第133回オンライン「寅の日」!!

●「海陸風と夕なぎ」(青空文庫より)

▼恥ずかしい話だが、私は昨年の夏まで自分の暮らす地域が、「海陸風」の典型の地であることを意識していなかった。授業では「海陸風」をさんざん語ってきていながらである。
 それを意識するきっかけを与えてくれたのが、昨年の夏も読んだ「海陸風と夕なぎ」だった。

 「大気の物理学」にことさら関心を持っていた寅彦は「海陸風」をくわしく語ってくれていた。
さすがである。
 

 夏期瀬戸内海せとないかい地方で特に夕なぎが著しいのはどういうわけかと思って調べてみると、瀬戸内海では、元来どこでもいったいに強くない夏の季節風が、地勢の影響のために特に弱められている。そのために海陸風が最も純粋に発達する。従って風の変わり目の無風が著しく現われるのである。夕なぎに対して朝なぎもあるが、特に夕なぎの有名なのはそれが気温の高い時刻であるがためであろう。
 夕なぎの継続時間の長短はいろいろな事情にもよるが海岸からの距離がおもな因子になる。すなわち海岸から遠くなるほどなぎが長くなるわけである。

 アメダスの風向を意識的に見るようになった。びっくりしてしまった!!
これぞ当地のことを言っているのではないか。
 それはローカルな話ではない。普遍的な大気の動きにツナガルことなんだ。それをも教えてくれていた。

いったい地球の雰囲気ふんいきが太陽のために週期的にあたためられるために雰囲気全体の振動が起こり、それが一面には気圧の週期的変化となり、また一面には地球上至るところの風の週期的変化として現われるはずである。

と。
▼ここでとどまらないのが、寅彦が寅彦たる所以ある。
こう続けている。

それで、各地方でこういう風の日々変化の習性に通じていれば、その変化の異常から天気の趨勢(すうせい)を知る手がかりが得られるわけである。

さらにはこう結ぶ。

以上は一通りの理論から期待される事であるが、実際の場合にどこまでこれが当たるか、各地方の読者の中で気象のほうに興味を持たれるかたがたの各自の研究をおすすめしたいと思うのである。

やっぱり寅彦だ。益々ファンになってしまうのである。
 昨年夏、これに加えて寅彦の呼びかけに呼応するかのような研究に偶然に出会った。

◆播磨平野(姫路)の海陸風の統計的解析―海面水温との関係(河野仁・西塚幸子)

河野先生のお話を直接聞く機会があったことはラッキーすぎるほどラッキーだった。

さあ七夕の今日の天気は?
風はどう吹くかな? アメダス見てみよう!!
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