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6月(水無月)の俳句「歳時記」!!

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▼地球が一回転したら、そこにはまったくちがった「雲見」が展開されていた。
巻雲、巻層雲などの上層雲が目立つようになっていた。

やっぱり「ふしぎ!?」で面白い!!

「観天望気」の科学は!!

▼私の「観天望気」第三弾に入ろう。
例によって、今月も

◆『書いて身につく 四季の名句120選』(鍵和田秞子著 NHK出版)

から引用させてもらおう。

(1) 渡りかけて藻の花のぞく流れかな 凡兆
(2) 梧の葉に光り広げる蛍かな    土芳
(3) さみだれのあまだればかり浮御堂 阿波野青畝
(4) 頭の中で白い夏野となつてゐる  高屋窓秋
(5) 天上も淋しからんに燕子花    鈴木六林男
(6) 紫陽花剪るなほ美しきものあらば剪る 津田清子
(7) 揚羽より速し吉野の女学生    藤田湘子
(8) くつろいで髭もそよろと油虫   本井 英
(9) やはらかき母にぶつかる蚊帳の中 今井 聖
(10) 百年はみじかし柿の花      藺草慶子

▼名句中の名句だからシロウト評など恥ずかしい限りだが、やっぱり自分の好みというのはある。
私の選んだベスト3は次の3句だ。

(10) 百年はみじかし柿の花      藺草慶子

(2) 梧の葉に光り広げる蛍かな    土芳

(9) やはらかき母にぶつかる蚊帳の中 今井 聖

 庭の柿の木の花はポロポロと落ちてもう残りわずかとなってしまっていた。
「歳時記」で時空の瞬間を掬い取るという試みははじめたばかりだ。
道ははるかに遠い。
でも遠いことは諦める理由にはならない。
▼ これで「観天望気」3つの手段=「雲見」「天気コトワザ」「歳時記」がそろった。
これらを駆使して、6月の空を「科学」しよう!!

「観天望気」は誰でもいつでもすぐはじめることのできるすぐれた「科学」である。
事実を持って証明したいものだ。
さあ、今日はどんな「雲見」ができるだろう。 o(^o^)o ワクワク
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