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新・中学校「理科」を構想する。(29)

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▼大賀ハス観察池にもう一本のしっかりした立葉が立っていた。
「ひょっとしたら…」と思ったが足元は大きな浮葉に覆われていた。そこで、ためしにそれをめくってみた。
やっぱりあった!!花芽第2号だ!!
 水面から顔を出したばかりだった。
 やっぱり「立葉と花芽はセットで出現する」というルールは正しいのかも。
立葉で栄養を生産して、それを次世代の花芽に送り込む。
だから、このルールはなかなか理にかなったルールとも言えるのかも知れない。
これで、少なくとも「あこがれの4日間」は、2度やってくる。
▼物質の世界にもいくつかのルールがあった。
なかでももっとも基本的でアタリマエのルール、それは「質量保存の法則」である。

◆質量保存の法則
 「物質の出入りがなければ、物質全体の質量は保存される。軽くなれば何かが出て行ったのである。重くなれば何かが入ってきたのである。」

 これほどアタリマエのことはない。
物質の世界に限らない。財布のなかのお金は買い物をして出て行けば減るのである。お小遣いもらって入れれば増えるのである。アタリマエすぎるほどアタリマエのこと。
 わざわざ原子論的物質観云々を持ち出すまでない、「常識」の範疇なのである。
 でもほんとうにそうだろうか?
▼お気に入り実験のひとつに

◆酸素中での炭素の燃焼

というのがあった。
 丸底フラスコのなかに酸素のいっぱい入れておき、木炭のかけらを入れゴム風船つきゴム栓でふたをして、加熱して燃焼させるのである。木炭は劇的に赤く輝きながら、酸素と化合する。
目の前から、木炭のかけらは消える。化学式(化学反応式)から、二酸化炭素ができるは簡単に予想できる。
 質量はどうなっただろう?
 ゴム風船付きゴム栓でふたををしていたのだから、物質の出入りはなかったはず…。
でもやっぱり 「ふしぎ!?」
 そういえば、最後にやったこの授業で「ほかのことはよくわかったが、原子の数は同じでも気体になって消えたら軽くなるやろ!!」と最後までねばった生徒がいた。結果を見てもまだ納得しなかった。
 彼はもう納得しただろうか?
▼またこんな実験もあった。

◆酸素中でスチールウールを燃焼する

このときも質量変化を聞いてみた。
やっぱり「二酸化炭素」が出てきた。
「原子が見えてきたらアタリマエ!!」と一筋縄では行かぬのである。
でもやっぱり私は言いたい。

「質量保存の法則」はアタリマエ!!
いつでも、どこでも使えるルールだ!!

と。

(つづく)

 
 
 

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