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新・中学校「理科」を構想する。(22)

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▼私はいつもの定点観測地から日の出前の「雲見」をしながら二つのアタリマエに感動していた。
・日の出の位置
・日の出の時間
の二つである。
 ほぼ毎日見ているから、今さらのアタリマエだった。日の出の方向は「東」と言うよりそれはもう「北」だった。
あの日光寺山から日が昇ろうとしていたのだ。それにまだ5時少し過ぎた時間だった。
 日が高く昇ってきたらまたまた面白いものを見せてもらった。
 「日暈」である。やっぱり大気はたっぷり水蒸気を含んでいるようである。
それにして「ふしぎ!?」だ。あそこに氷のつぶつぶ(氷晶)があるとは…。
▼もっともっとアタリマエを「科学」してみたくなってきた。

私はどこに暮らしているのだろう?

もう一度、【大地の動きをさぐる】の学習をなぞるようにして、ひとつの作業をはじめることにした。
町の1/25000を地図を取り出してきた。
 自分の家のあるところに赤い点をつけた。
そして川・池を青色鉛筆で塗ってみた。
 次は、田んぼ「平地」を緑で塗ってみた。塗り残しが「山地」だった。
いくつものことが見えてくる。
・市川の河岸段丘
・人々の暮らすのは?
・川は山地に生まれる
・段丘崖に竹藪あり
などなど
まだまだ作業がつづく。
▼「山地」があまりに多いのに驚いてしまう。
中国山脈の端に位置する。
「動く大地」としてとらえるためには
今一度、「山崎断層帯」についてみておこう。

◆「山崎断層帯」(姫路科学館)

◆「山崎断層帯 その2」(姫路科学館)

▼この謎解きは、生涯繰り返しつづけていることになるだろう。
時間がかかりそうだ。
 しかし、時間をかけてやってみてはじめてわかることも多い。
 ひとつの「ふしぎ!?」が解決するとまた次なるアタリマエの「ふしぎ!?」が出現する。
 実に面白い!!

アタリマエを「科学」することほど面白いことはないのだ。

(つづく)
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コメント

楠田先生、おはようございます。
 
 鈴木勝浩です。

 毎日、同じ時間に同じ場所での観察を
 続けているからこそ、新たな発見が
 あるのですね。

 すばらしいですね。

 どうも、ここしばらく梅雨空の感じです。

投稿: 鈴木勝浩 | 2016/06/07 06:04

鈴木勝浩さん
コメントありがとうございます。
うれしいです。(^^)V
簡単なことでも毎日続けているといろんなことがわかってきますね。特にアタリマエのこととしてこれまで見過ごしてきたことはそうですね。
月の観察、「雲見」、「クモ見」とかがそうですね。
今は、何気なく見ている風景ですね。
山とか坂道とかです。

投稿: 楠田純一 | 2016/06/07 17:51

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