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本日(2016/06/01)、第130回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼もうそこにはあのケホウグモはいなかった。4/29に二年ぶりに再会できて有頂天になっていた。
今回もたくさんのものを見せてもらった。夏の夜の観察が益々楽しみだった。
ところが消えてしまった。今回はたった一ヶ月のつきあいで。(まだ完全にはあきらめてはいないが)
 少し心が萎えていた。ところが、うそのような真の偶然が起きた!!
まるでそのゲホウグモとバトンタッチするかのようにコガネグモが登場したのである。
 さっそく「狩り」をしていた。
それも驚くべきことに一匹だけでなかった。次々とアタリマエのように、私の「クモ観察園」に登場してきたのである。
▼本日(2016/06/01)は、第130回オンライン「寅の日」である。
6月のテーマも4月、5月に引き続き 寅彦の「観察眼」でいきたい。
【6月のテーマ】  寅彦の「観察眼」
 寅彦だったら、このクモの世界をどう観察していただろう。クモについて書いた随筆をさがしていた。
そのなかでみつけたのが、今回の「蓑虫と蜘蛛」である。

◆本日(2016/06/01)、第130回オンライン「寅の日」!!

●「蓑虫と蜘蛛」(青空文庫より)

▼寅彦の「科学読み物」はなぜ面白いのか?
国語教科書で頻繁に取り上げられてきたのはなぜか?
 私なりに作業仮説をたててみた。

(1) 「物語」がある。
 どの作品にもストーリーがあった。「物語」性がある。
 単なる観察したこと報告ではない。ひとつの作品を読むだけで、何冊もの「絵本」を読んだような気分になるのである。

(2) 観察の描写が具体的である。
 きわめて具体的に描写することによって、読者自らが観察をしているような気分にならせるのである。
これは、寅彦の「観察眼」だけでなく、巧みな文章力・表現力によるものだろう。

(3) 興味・関心を喚起するものがある。
 自分でも「観察してみよう」という気持ちにさせてくれる。

▼なんとも変な読み方であるが、今回は自分で立てた作業仮説に沿わせるように読んでみた。
そして、勝手に納得するのだった。
 ときどき挟み込まれる寅彦のモノローグが面白いと思った。

そして自分自身の生活がなんだかこの虫のによく似ているような気のする時もあった。
ある蜘蛛が、ある蛾がの幼虫であるところの簔虫の胸に食いついている一方では、簔虫のような形をしたある蜂はちの幼虫が、他の蜘蛛くもの腹をしゃぶっている。このような闘争殺戮さつりくの世界が、美しい花園や庭の木立ちの間に行なわれているのである。人間が国際連盟の夢を見ている間に。
 
つまりわれわれの先祖が簔虫みのむしや蜘蛛の先祖と同じであってもいいような気がして来る。

 昨日朝のクモ散策の最後に見たことないようなクモを「発見」したと思った。近づいてじっくり見たらそれは「抜け殻」だった。
 6月に入った。私のクモ観察も次なるステージに入ったようだ。
 寅彦の「観察眼」に大いに学びながら、観察を続けたいものである。
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