2016年6月のオンライン「寅の日」は #traday
▼ついに子グモたちは「団居」(まどい)から旅立っていったと思っていた。
夜が明けて周りが明るくなって気づいた。
それは大きな間違いであると。
子グモたちは、集団で別の場所に移動して「団居」を続けていたのだ!!
別の場所とは、同じトタン屋根の「高い」ところにだ。昨日のあいだにも、もう一回さらに「高い」位置に移動した。
これはきわめて理にかなっていた。子グモたちはこれから上昇気流の乗ってバルーニング(空中飛行)をするのである。だから旅立ちの場所はより「高い」ところが都合がいいのだ。
アタリマエ!!
こんな様子を見ていると、子グモたちがまるで「これが団居だ。よく観察しておけ!!」と語りかけてくれているように思えた。さすが、
あの母親ジョロウグモの子どもたちだ。
思い起こせば母親グモは昨年の夏終わりから師走まで4ヶ月ものあいだ、拙い私の観察につきあってくれた。
子グモたちの行動はきっとあの母親ゆずりなんだ。
▼子グモたち、ゲホウグモにつづいてあらたなクモとの「出会い」が今朝あった。
一週間ほど前から、少し気づいていた。写真も撮り続けていた。
しかし、今朝ほどは近くでは出会っていなかった。
場所はゲホウグモのすぐ隣の柿の木だ。
みごとなネットをつくっていた。シャッターを切り続けるとゲホウグモと同様に「店じまい」をはじめた。
(・_・)......ン? もう一匹のゲホウグモ?いやどうもちがって見える。ではナニモノ?
こんなときは、やっぱり寅彦の「観察眼」が借りたかった。
6月のオンライン「寅の日」を計画する時期だ。
6月のテーマも、4月・5月に引き続いて 同じテーマでいきたい。
【6月テーマ】 寅彦の「観察眼」
6月は3回あった。
■2016年6月オンライン「寅の日」
◆第130回オンライン「寅の日」 …6/01(水)
◆第131回オンライン「寅の日」 …6/13(月)
◆第132回オンライン「寅の日」 …6/25(土)
▼このテーマならネタ選びに苦労はしなかった。むしろありすぎて迷うところである。
5月から少し意識している国語の教科書に「科学読み物」としてとりあげられたものから選ぶことにした。
まずは今夢中のクモに関連して「蓑虫と蜘蛛」。次に初期の作品群から「小さな出来事」を、そして晩年の作品群から「三斜晶系」を読みたい。
作品群の場合は、そのなかのひとつに的をしぼってということも考えてみたい。
■2016年6月オンライン「寅の日」
◆第130回オンライン「寅の日」 …6/01(水) 「蓑虫と蜘蛛」(青空文庫より)
◆第131回オンライン「寅の日」 …6/13(月) 「小さな出来事」(青空文庫より)
◆第132回オンライン「寅の日」 …6/25(土) 「三斜晶系」(青空文庫より)
▼寅彦の「観察眼」を借りながら、「クモ学」ばかりでなく、どんな自然の「ふしぎ!?」を読み解くことができるか楽しみである。o(^o^)o ワクワク
今朝、明るくなって、その場所に行ってみた。
子グモの姿が見当たらない。
今度こそほんとうかも知れない!! でもまだ断定はひかえておこう。
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