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【Web更新5/29】16-22 サイエンスコミュニケーター宣言 等更新!!

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石垣も 登り来るかな 白十字 16/05/27 (金)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】16-22週末定例更新のお知らせ
 「できていたこと」ができなくなってしまうほどストレスを感ずることはない。新しいパソコンへの「引っ越し」作業を続けている。別に旧パソコンで満足していないわけではないのに「引っ越し」を余儀なくされてしまう。
 ほんとやっかいな世界だ。いつまでもパソコン超初心者を自認する私は失敗・トラブルの連続だ。
いつかはできるようになるはずと信じて ゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像集2016 更新 ドクダミ 十薬
 人間の嗅覚というものも年をとると少し変わってくるものだろうか。あんなに苦手だったドクダミの独特のあのにおいがそんなにいやでなくなった。むしろ「においの分子も薬になるのかな」なんて考えるようになってきた。
 それにしても、この植物はしたたかでたくましい。いたるところに白十字が目立ちはじめた。花弁に見える総苞の白がうれしい。東の石垣すら登ってきた!!
 
◆「サイエンスコミュニケーター宣言」 更新!! 
 自分でも何をしているのか確認しておこう。
 私は、サイエンスコミュニケーターとしての「現在地」を確認するために5つの座標軸をもうけた。

(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。

である。今、「新・中学校「理科」を構想する。」を継続しているのは、3つめ座標軸「 (3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!」に関わる作業であることは明らかだ。
 遅々たる歩みになろうとも続けていこうと思う。

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 今いちばん夢中になっているクモ、「ゲホウグモ」。その姿が先日から見当たらない。
今朝もその場所にはいなかった。
 まだあきらめてはいない。
 きっと、もっと私を驚かせるかたちで再登場するのにちがいないと思っている。

5月が終わる。
「できなかったこと」ばかりに目を向けずに「できたこと」に喜びをみつけて、前に進もう。
ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

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「5.30」あれから32年が…[山崎断層地震]!!

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昭和59年(1984年)5月30日午前9時39分
今から32年前の今日!!私たちが暮らす大地は確かに大きく動いた。
 2010年度、2012年度2回、冬休みの課題(中学一年生の宿題)として、この「山崎断層地震」の「記憶」の聞き取り調査を実施した。いずれの年のレポートにも驚いた。
人々の「記憶」はきわめて鮮明であった。想像していた以上であった。
やはり誰しも自ら体験したことについての「記憶」は鮮明に残るのである。しかし、それも時が経てば薄れていくこともまた確かである。
▼今もなお続く「熊本地震」の情報

◆平成28年(2016年)熊本地震の評価(平成28年5月13日公表)(気象庁)

「活断層」「横ずれ断層」…ですぐさま思い出したのは「山崎断層」だった。
▼けっして過去の遠い場所の話ではない。
今自分が立っている大地の「現在進行形」の話なのである。
未来の「山崎断層帯」地震の被害想定も公開されていた。

◆山崎断層帯地震(大原・土万・安富・主部南東部)編(兵庫県)

今日はこれらの情報に目を通す日としたい。
▼もうひとつ目を通したいものがある。
「天災は忘れた頃にやって来る」の警鐘を鳴らし続けた寺田寅彦の『津浪と人間』だ。
そこで寅彦は
 

科学の方則とは畢竟(ひっきょう)「自然の記憶の覚え書き」である。自然ほど伝統に忠実なものはないのである。

と言い、天災は必ずやって来ると力説した。そしてこう言った。

残る唯一の方法は人間がもう少し過去の記録を忘れないように努力するより外はないであろう。

そうだ。防災の減災の第一歩は「記憶」を忘れないことだ。
「5.30」を忘れない!!
忘れたら思い出そう「5.30」を!!
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新・中学校「理科」を構想する。(20)

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▼今度の持病「ばっかり病」はかなり重篤なようだ。
この病の特徴は自分のことでありながら自分自身でもコントロールが効かなくなってしまうことである(^^ゞポリポリ
「クモばっかり病」である。寝ても覚めてもクモばっかり…!!
 無駄な抵抗とは思いつつ、別の「ばっかり病」に眼を向けてみる。
 見上げた空の「雲見」は新鮮で美しかった。
▼「雲見」といえば、「クモは「観天望気」の能力をもつ」という作業仮説を立てていた。
つまりクモは自らのもつレセプターを駆使して天気の予知ができると思っていた。
我々で言えば「天気の予知」と言えば、最大の判断基準は「気圧」(大気の圧力)である。
なんでも判断基準になるものは、「○○のバロメーター(気圧計)」っていうぐらいだから。
またまたちょっと強引なふりだ!!
▼私の「科学」は「圧力」の学習に入ろう。
この「圧力」というのがなかなかのクセモノである。私は、今もなお「力」と「圧力」を混乱して使ってしまう。
まずは「記録」に残しているものをみてみる。

◆【圧力の学習】

▼「圧力とは」「大気圧」「水圧」「浮力」等などどんな順番にどんなネタで展開するか。
私のなかでもよくわかっていなかった。
 今となっては「大気圧」の学習が、ほんとうに重要だと思っている。
 だって毎日これは今も使っているから。
とってもお気に入りの教材があった。
●「究極のマグデブルク半球」
と勝手に呼んでいるものである。
ちょうど10年前,探していた「ワンタッチ吸盤」の入手先を教えてもらった。
 これはプロが使っているものだ。それだけで「教材」としての価値は高い。
 簡単で面白い!!

大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから、9週目であった。
水面は3/4は浮葉で覆われている。水面から地下茎、根のようなものを顔を出している。よほど水面下、地下は窮屈なようだ。水栽培池は立葉ばかりが目立つ、虫にかじられたり枯れたりするものも現れている。
花芽はいつだろう。

(つづく)
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新・中学校「理科」を構想する。(19)

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クモは「力学」の超達人である!!
ゲホウグモを連日連夜観察していると、つくづくとそう思うのである。
昼間古びたナンテンの実になりすまして、「体育すわり」の姿勢でいるときだってそうである。
 地球に引っ張られているだろうし、強い風も吹く、しかし微動だにしなかった。
 夜、定刻になればあのみごとなネットをつくりはじめる。橋糸は残している場合が多いが、それをあらたに張り直すこともある。
 遠く離れた柿の木の枝にどのようにして橋糸をかけるか、これはもう巧みの名人技としか言いようのないものだ。「ふりこ運動」を使うこともあった。
 橋糸につづいて、繋留糸、枠糸、縦糸を張り、つぎに横糸を張っていく。
 そのさまを見ていると、昔、悪戦苦闘しながらやった黒板いっぱいを使っての「力の合成・分解の実験」を思い出してしまった。
▼私の【力学の第一歩】をつづけよう。
そのサブタイトルは次のようにしていた。

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▼「力」は見えない!!
見えないものを可視化する。それが「科学」の常套手段であり、第一歩であると思っていた。
力を受けるとものが「変形」することで可視化しようとしていた。
それにしても「どんなものもバネである」は私には衝撃であった。
あんなガラスまでが「ボインボイン」になるとは…。
「おもりは「引力の代理店」である!!
もお気に入りのフレーズだった。
力の大きさを数値化する。数値化することによって「科学」が成立していった。
今なお暮らしのなかでときどき使ってみることがある。

そう「力学」なんて生涯使い続ける一生モノだ!!

今朝も、ゲホウグモの「店じまい」を見せたてもらった。
これまた超達人の巧みの瞬間技であった。
すごい!!

(つづく)
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新・中学校「理科」を構想する。(18)

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▼やっぱり少し雨が降ったのだろ。
ゲホウグモのネットは濡れていた。それにしてもたいしたものだ。こんななかでもこんなみごとなネットを張るとは!!
日毎に円網の角度を少しずつ変えているようだ。しかし、いつでも変えないことがあった。
それは今さらの私の「ふしぎ!?」でもあった。

ゲホウグモはいつもセンター(「こしき」)で待機するとき、「下向き」である!!

「下向き」、それは地面であり、地球の中心方向である。
それはゲホウグモだけではなかった。ヤミイロオニグモ(鈴木さんに教えてもらったばかりだが使ってみる)もそうだった。昨日朝のクモ散策でみかけたクモそうだった。
 まだクモを本格的に観察しはじめて日は浅いとは言え、およそ垂直に円網をつくるクモで「下向き」以外の方向を向いて待機するクモを見たことがない。
▼この事実は何を意味するのだろう?
 そう!
 クモたちは地球がひっはる力(「重力」)を認識しているのだ!!
というのが私の仮説だ。
クモたちはきっと【力学の第一歩】を心得ているのだ。
▼ここでまたまたかなり強引なこじつけデアル。
私の【力学の第一歩】にはいろう。

◆実践【DB】【力学の第一歩】 

▼私の【力学の第一歩】を語りはじめるとき、すぐさま思い出すひとつの教材があった。

◆浮遊ゴマ「レビトロン・ゼロ」

である。
やっぱり離れてはたらく「力」は「ふしぎ!?」だった。
アタリマエの「ふしぎ!?」、ここから「科学」もはじまったのかも知れない。

雨が再びはげしく降り出した。
もうケホウグモは「店じまい」をしただろうか。

(つづく)
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新・中学校「理科」を構想する。(17)

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▼「光」か「音」か?
私はまだ迷っていた。ゲホウグモに早めの「店じまい」を強要してしまっているのはどちらだろ?
ひょっとしたら両方かも知れない。そんなこと考えながら昨夜も観察を続けていた。
 昨夜はゲホウグモでないもう一方のクモ(まだその名前をしらない)の活躍が目立った。昼間は柿の若葉に包まれて眠っていながら、夜には驚異の「狩り」をやっていた。
 獲物は自身の体よりはるかに大きかった。それは今朝まで続いていた。
▼クモはネットの振動によって、獲物がネットにかかったことを知るという。
「クモの「耳」の役割をする聴毛も付属肢にある」とクモ学の本に書いてあった。それをぜひこの目で確かめてみたいものだ。
 ずいぶんこじつけぽっい話だが、ここで私の【音の学習】をふりかえってみる。

◆【音の学習】

▼「光」と「音」はセットとして学習してきたはずだが、「光」に比べて記録に残しているものがすくなかった。

「音」はモノの「振動」である!!

この事実はきわめてアタマエ、しかしとても興味深い事実である。
いろんなモノで「音」を出して楽しみたいものである。
▼その「振動」は「波」として伝わる。
これまた興味深いところだ。
その「波」を可視化することは、とても面白い!!
「音」の学習も、本来の「音楽」でありたいところだ。

そんなこと書いているあいだに面白い実験を思いついた。
ゲホウグモや名をしらないあのクモのネットの近くで「音叉」をたたいてみたらクモたちはどんな反応をするだろう?
しかし、真夜中に庭で「音叉」をたたく勇気はまだ生まれない(^^ゞポリポリ

 真夜中にはあんなにうるさく鳴いていた前の田のカエルたちは静かになった。
どうして ?(゜_。)?(。_゜)?
 「音」の「ふしぎ!?」はまだまだ尽きることはなかった。

(つづく)

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新・中学校「理科」を構想する。(16)

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▼今朝、はやくも雨がバラパラと降り始めていた。それにもかかわらずゲホウグモは久しぶりに大物の「狩り」をしたようだった。あのみごとなネットもかなり乱れていた。
 これは画像におさめておかねばとカメラのシャッターを切った。
 やはりそうだった。ゲホウグモはそさくさと「店じまい」をはじめたのである。
 私は最初、「定刻になれば「店じまい」をする」と仮説を立ていた。しかし、それは間違いだ!!
毎朝の観察から明らかになった。
 ゲホウグモはカメラのフラッシュの「光」か、カメラのシャッター「音」に反応しているのである。
▼その「光」の学習の話を続けよう。
これまでの歩みを

◆実践【DB】『光の学習』

として「記録」していた。そして、そのサブタイトルを次のようにしていた。

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▼暗闇の中でしか活動しないゲホウグモのように、「光」の学習は「暗室」ではじめるべきだと思っていた。
「光」のないところでこそ、「光」が見えてくるものだ。
 そして、どうして扱いたい「ふしぎ!?」がある。
 
「ものが見えるのはなぜか?」

である。一度わかったつもりになっても、それでアタリマエにせず、何度も何度も問い返してみたい。
▼物理実験はダイナミックにという鉄則をつくっていた。
チマチマ実験だけでは見えてこないことが、ダイナミックな実験でナルホド!!となることはしばしばである。
そして、なりよりも
「光の学習」は暮らしの中にこそあると思っていた。
光の「ふしぎ!?」は、日々の生活のなかに満ちあふれている。

それにしてもゲホウグモに悪いことをしてしまったな。
気を悪くしてどこかに行ってしまったらどうしよう。(O.O;)(o。o;)

(つづく)
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新・中学校「理科」を構想する。(15)

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▼昨日も暑かった。昼過ぎにはやはり30℃を越えて「真夏日」となった。
だから、すぐには屋外に出る気にはなれなかった。
 納屋の方に回りすぐ外に出るのを躊躇していた。納屋の戸の節穴と隙間から「真夏日」の太陽の光が差し込んでいた。その時だ、「あの実験」をやってみよう!! と思い立ったのだ。
「実験」というには、あまりにも簡単なことだった。
 節穴から少し離れたところにトレーシングペーパーを置くだけだ。

 前の竹藪・青空・玄関先の屋根・愛車…

 映っているのは間違いなく外の景色だ!!それもカラーで逆さまだ!!
感動デアル!!何度やってもやっぱり私には感動デアル!!
 節穴に近くにあった虫眼鏡(凸レンズ)を貼り付けてみた。
画像はより鮮明になった。
▼この「感動」こそが、私の「光」の学習の始まりだった。
 40年近く前、はじめての光の授業でも、この「感動」を伝えたくて必死になっていた。
 これをアタリマエに済ましてしまうにはモッタイナイと思っていた。
幸いなことに、そのときの「記録」が残っていた。

◆『光の直進』中村論文より

▼その後も、何度も何度も「この実験」をやってきた。

◆「教室全体をピンホールカメラに~これがカメラの原点だ~」
 
 しかし、その「感動」は今なお新鮮で「ふしぎ!?」だ。
▼今は少し足踏み状態にある「新・私の教材試論」であるが、そこで私は「すぐれた教材の法則」というものを勝手につくっていた。
 第一法則と第二法則をつくっていた。
第一法則はこうだ。
 
●3K1Aの法則(感動・簡単・きれい・安全)

ここでも、「感動」を真っ先にもってきていた。
教師が「感動」もしないようなものでは勝負できない。それこそアタリマエのこと。
 この法則を作り出したときも、私の頭の中には「この実験」があったことは確かだ。

(つづく)
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【Web更新5/22】16-21 サイエンスコミュニケーター宣言 等更新!!

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山ノ下 ふたつふたつの 金銀花 16/05/20 (金)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】16-21
週末定例更新のお知らせ
 「定期」と「不定期」 どちらの方がエネルギーの消耗度は高いだろう?
自由度はどうだろう?
 私の選んだのは前者だ。どんな微々たる更新であろうとも、一週間一度のWebの定例(「定期」)更新をしようと決めた。
 今年になって21回目の週末定例更新をした。

◆表紙画像集2016 更新  忍冬(スイカズラ) 
 前の山の若葉がまぶしい!!
その「山ノ下」を飾るようにスイカズラの花が咲いている。
 ふたつずつセットで咲いている。最初は白く咲くがやがて黄色くなるらしい。
歳時記をみていたら「金銀花」とも言うらしい。
これいただこう!!

◆サイエンスコミュニケータ宣言 更新!!
新・中学校「理科」を構想をする を続けている。
 はっきり言ってこれはポンコツの繰り言だ。
 でもそこから 私の「科学」が生まれたことは確かな事実である。
いかに遅々たる歩みになろうとも最後まで継続したい。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 6月もテーマは、寅彦の「観察眼」で行きたいと思う。
 寅彦の「ふしぎ!?」謎解きの手法から大いに学びたいものである。

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 ジョロウグモの子グモたちの「団居」(まどい)は終わってしまった。
「団居」とはの「ふしぎ!?」を残したまま。
 ゲホウグモは昨夜も「定位置」にみごとなネットを張っていた。
まだ正体不明のクモも…。
「クモ学」の「ふしぎ!?」はまだまだ続く!!

◆【ヒガンバナ情報2016】 更新!!
 ヒガンバナが「葉の季節」を終えて「休眠の季節」に入ろうとしている。
この季節、地下で何が起こっているのだろう?
それが知りたい!!

さあ、あらたな一週間が始まる。
ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

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実生コヒガンバナ・キツネノカミソリは今!!(2016/05/21) #ヒガンバナ

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▼一昨年の秋、友人から分けてもらった51個のコヒガンバナの種子、昨年の春には49個の「発芽」(発根)に成功し、秋には「出葉」に成功していた。「出葉」してきたのは遅れた分もあわせて41個であった。
 従って 
 種子51個→「出葉」41個、出葉率80.4%ダ!!
 ナルホドこれでこそコヒガンバナは2倍体であると言えるのかも。
 前回の報告は2016/03/18だ。それから2ヶ月がたった。ほとんどの葉が枯れてきた。
第二の葉が出ていたモノがかろうじて緑を残しているのみだ。
 見えない地下の鱗茎がみたかった。どれだけ栄養をため込むことができたか確かめたかったのだ。
 しかし、なかなか勇気がわいてこなかった。屋外の植木鉢の分を思い切ってほじくり返してみた。
 たしかに鱗茎は太っていた。根も長いものは4㎝程度伸びていた。
▼では他のモノもこの程度と判断してよいのだろう。
出葉したコヒガンバナを知人に「おすそ分け」して
「実生コヒガンバナを咲かせよう!!」プロジェクト
をすすめていた。
 出葉を何年か繰り返し、鱗茎を太らせ、何年か後に花茎をのばし花が咲く日がくることを夢見てのプロジェクトだ。何人かで取り組めば、私に無理でも誰かが成功するかも知れない。
 その花は、またきっと種子をつくるだろう。
 そしたら…(^^)V
▼キツネノカミソリの実生にも挑戦していた。
実は、これがいちばん最初だった。採取した種子が「発芽」したときは感動であった。
ところが後がまずかった。
「出葉」へなかなかこぎ着けることができなかったのだ。
 それが、他のヒガンバナの仲間と時期をはずして「出葉」してきたのだ。
その報告を2016/03/22にしていた。それから2ヶ月がたった。
不思議なことに出葉の時期はずれていたのに枯れる時期は同じようだ。
葉先の方から黄色くなってきた。
さてこちらの方は花を咲かせるまでに何年かかるだろう。
▼ヒガンバナの仲間を種子から育てる(実生)という試みははじめての経験だった。
花を咲かせるまでということになると気の遠くなる話だった。
 それまでモチベーションを維持できるか少々不安 (^^ゞポリポリ
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大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから8週目だった。
池の水面の半分近くが浮葉で覆われてきている。葉の成長はずいぶん加速してきている。
水栽培池のほうは、立葉が何本も立ってきている。
 しかし、考えてみるとこの大賀ハスだって最初は一粒の実(種子)だった。
 阪本さんから譲ってもらった種子の発芽処理したのは、8年前理科ハウスオープンを記念してだった。(遅くなりましたが、【祝】理科ハウス開設8周年おめでとうこざいます。( ^_^)/□☆□\(^_^ ))
それから8年がたち、今年は9年目だ。
 今年はいくつの「あこがれの4日間」を見ることができるだろう。
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2016年6月のオンライン「寅の日」は #traday

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▼ついに子グモたちは「団居」(まどい)から旅立っていったと思っていた。
夜が明けて周りが明るくなって気づいた。
 それは大きな間違いであると。
 子グモたちは、集団で別の場所に移動して「団居」を続けていたのだ!!
 別の場所とは、同じトタン屋根の「高い」ところにだ。昨日のあいだにも、もう一回さらに「高い」位置に移動した。
これはきわめて理にかなっていた。子グモたちはこれから上昇気流の乗ってバルーニング(空中飛行)をするのである。だから旅立ちの場所はより「高い」ところが都合がいいのだ。
アタリマエ!!
 こんな様子を見ていると、子グモたちがまるで「これが団居だ。よく観察しておけ!!」と語りかけてくれているように思えた。さすが、
 あの母親ジョロウグモの子どもたちだ。
 思い起こせば母親グモは昨年の夏終わりから師走まで4ヶ月ものあいだ、拙い私の観察につきあってくれた。
 子グモたちの行動はきっとあの母親ゆずりなんだ。
▼子グモたち、ゲホウグモにつづいてあらたなクモとの「出会い」が今朝あった。
一週間ほど前から、少し気づいていた。写真も撮り続けていた。
 しかし、今朝ほどは近くでは出会っていなかった。
 場所はゲホウグモのすぐ隣の柿の木だ。
みごとなネットをつくっていた。シャッターを切り続けるとゲホウグモと同様に「店じまい」をはじめた。
 (・_・)......ン? もう一匹のゲホウグモ?いやどうもちがって見える。ではナニモノ?

こんなときは、やっぱり寅彦の「観察眼」が借りたかった。
6月のオンライン「寅の日」を計画する時期だ。
 6月のテーマも、4月・5月に引き続いて 同じテーマでいきたい。
【6月テーマ】 寅彦の「観察眼」
6月は3回あった。

■2016年6月オンライン「寅の日」
◆第130回オンライン「寅の日」 …6/01(水)
◆第131回オンライン「寅の日」 …6/13(月)
◆第132回オンライン「寅の日」 …6/25(土)

▼このテーマならネタ選びに苦労はしなかった。むしろありすぎて迷うところである。
 5月から少し意識している国語の教科書に「科学読み物」としてとりあげられたものから選ぶことにした。
 まずは今夢中のクモに関連して「蓑虫と蜘蛛」。次に初期の作品群から「小さな出来事」を、そして晩年の作品群から「三斜晶系」を読みたい。
 作品群の場合は、そのなかのひとつに的をしぼってということも考えてみたい。

■2016年6月オンライン「寅の日」

◆第130回オンライン「寅の日」 …6/01(水) 「蓑虫と蜘蛛」(青空文庫より)

◆第131回オンライン「寅の日」 …6/13(月) 「小さな出来事」(青空文庫より)

◆第132回オンライン「寅の日」 …6/25(土) 「三斜晶系」(青空文庫より)

▼寅彦の「観察眼」を借りながら、「クモ学」ばかりでなく、どんな自然の「ふしぎ!?」を読み解くことができるか楽しみである。o(^o^)o ワクワク

 今朝、明るくなって、その場所に行ってみた。
子グモの姿が見当たらない。
 今度こそほんとうかも知れない!! でもまだ断定はひかえておこう。
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本日(2016/05/20)、第129回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼それはあまりも美しく、巧みな技であった!!
ゲホウグモの「店じまい」である。ゲホウグモは夜の8時過ぎになると活動を開始して、あのレコード盤のような緻密なネットをつくりあげる。9時過ぎには完成する。完成したネットのセンター(こしき)で獲物を待つのである。
 朝起きてすぐそれを見に行くと、ネットが乱れた跡が何カ所かある。狩りの「痕跡」であろう。
 そんなネットはもう使いモノにならない。だから、ケホウグモのネットは使用期限は一夜限りである。
 あのみごとなネットもたたんで一夜で「店じまい」をするのである。
 「定刻」になれば、「店じまい」にかかる。まず最初に繫ぎとめていた糸をはずす、そしてたら一瞬に何分の一かがたためてしまう。あの運動会のときのテントを倒すときのような感じである。
 たたんだネットは橋糸一本にまつわりつく、それをゲホウグモは「回収」(食べる?)する。
それで終わりだ。数分もたたないうちのできごとだった。
 こんなシーンを私は毎朝観察させてもらっていた。
 今朝、寅彦の文章を読んだら、「定刻」になれば…を疑りはじめていた。
▼本日(2016/05/20)は、第129回オンライン「寅の日」である。
 5月のテーマは、寅彦の「観察眼」である。
 自然の「ふしぎ!?」を読み解く力=「観察眼」であると思っている。
寅彦の「観察眼」は今回も鋭い!!
 今回読むのは「とんびと油揚」である。

◆本日(2016/05/20)、第129回オンライン「寅の日」!!

●「とんびと油揚」(青空文庫より)

▼先日教えていただいたことであるが、この作品が戦後、国語教科書に「科学読み物」としてとりあげられた回数がいちばん多いそうである。
 それは今、読んでみて納得できた。
 面白いのだ。時空を超えた面白さだ!!
推理小説を読む面白さだ。いやあのコナンの謎解きの面白さだ!!

まず「とんびと油揚」のタイトルだ。うまい!!
アタリマエを疑うところからはしめていた。

 

そんな高さからでもこの鳥の目は地上のねずみをねずみとして判別するのだという在来の説はどうもはなはだ疑わしく思われる。 

さらには

視覚によらないとすると嗅覚きゅうかくが問題になるのであるが、従来の研究では鳥の嗅覚ははなはだ鈍いものとされている。

そして従来の研究にも突っ込みを入れる。

 しかし、これはずいぶん心細い実験だと思われる。原著を読まないで引用書を通して読んだのであるからあまり強いことは言われないが、これだけの事実から、鷙鳥類しちょうるいの嗅覚きゅうかくの弱いことを推論するのははなはだ非科学的であろうと思われるし、ましてや、とんびの場合に嗅覚がなんらの役目をつとめないということを結論する根拠になり得ないことは明らかである。
   ▼そして、寅彦なりのあらたな仮説を立てる。次のように
 上述のごとく、視覚による説が疑わしく、しかも嗅覚否定説の根拠が存外薄弱であるとして、そうして嗅覚説をもう一ぺん考え直してみるという場合に、一番に問題となることは、いかにして地上の腐肉から発散するガスを含んだ空気がはなはだしく希薄にされることなしに百メートルの上空に達しうるかということである。ところが、これは物理学的に容易に説明せられる実験的事実から推してきわめてなんでもないことである。

このあとみごとな寅彦の仮説が展開される。
おみごと!!としかいいようのない。
これ以上は蛇足というものだ。ぜひぜひご一読を!!

 私は、寅彦のこの文章を読むまで、ゲホウグモの「店じまい」は「定刻」に始まるとばかり思い込んでいた。
なぜ「定刻」なのだろう ?そればかりを考えていた。

ところが毎朝観察するようになっておかしいと思いだした。
「定刻」が変わるのだ。私が観察をはじめるとすぐに「店じまい」をはじめるのだ。
おかしい!?
 ひょっとしたらゲホウグモは観察のために当てるライト(光)に反応しているのかも…
 いや、カメラのシャッターきる音に反応しているのかも…
まだまだ謎は続きそうだ。

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新・中学校「理科」を構想する。(14)

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▼実は5/5に「出のう」した子グモたちの「団居」(まどい)はまだ続いていたのである。
分散したり集合したりを繰り返しながら、旅立っていくようだ。
 昨日の気温はアメダスによれば29.4℃まで上がったようだ。もう夏日だった。
この気温と子グモたちの旅立ちとの関係は?
▼気温=「温度」は生きものの世界にとって重要である。
同様に物質の世界においても同様だ。

「温度」は自然を読み解く「ものさし」である!!

「温度」とはそもそも何なんだ?
「温度」は何を意味するのか?
「温度」と「熱エネルギー」との関係は?
【三態変化】学習においてもっとも問い続けてきたこと!!
▼ではこの世の中で最も高い「温度」は?
低い「温度」は?
 もうここで出そう。「-273℃」!!
 【三態変化】の扱う数ある興味深い実験のなかでも、やっばりいちばんのお気に入りは「三態変化ダイジェスト版」と題した「液体窒素を使っての実験だ。できるだけ古い記録を読み返してみる。

・液体窒素を使って(1)

・液体窒素を使って(2) 

▼やっぱり面白い!!
今ではTVや科学イベントでお馴染みで、定番実験ですらあるが、やっばり目の前で手をだしてみたい「実験」である。いや「実験」というより「体験」と言うべきかも知れない。

そして、なによりも
授業という「文脈」のなかで扱いたい「実験」(「体験」)である!!

今日も、朝から暑い(__;)
気温は何度まで行くだろう。子グモたちはどうするだろう。

(つづく)

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新・中学校「理科」を構想する。(13)

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▼「大気の物理学実験室」において物質「水」は固体・液体・気体の状態変化を繰り返していた。
それは「天気の変化」そのものともいえる。
 「雲見」とは、この日替わりメニューで繰り返される実験の数々を観察にしているのにほかならない。
▼状態変化するのはけっして物質「水」だけではない。
すべての物質が固体・液体・気体と状態変化するのである!!
このアタリマエを学ぶのが

◆「三態変化」

の学習だった。
 現役教師のあいだに最も多くの実践記録を書いた。
 それだけ思い入れも強い単元であった。
 言い換えれば私自身が最も「科学」を、「実験」を楽しんだ学習である。
▼正直に言うと、この授業をするまで私にもこんな物質観はなかった。
いや知っていたかも知れないが、それはけっして「使いモノ」になる「科学」ではなかった。
この学習のサブタイトルを次のようにしていた。(最初に参考にしていた極地研テキストからの拝借である。)

Subtitle2


この授業が終わるころには、アタリマエのこととして、
「気体の鉄」も「固体の酸素」もアル!!
と言いきってほしかったのである。
▼できるだけ多くの物質の状態変化を見せたかった。
・流れる食塩
・滴る鉛
・流れる窒素
等など
そして繰り返して使って欲しかった。

「固体ブルブル…」「液体フラフラ…」「気体ビュンビュン…」

を。

やがて、原子・分子が見えてくるのでは、というのがこちらのシナリオだった。

(つづく)
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新・中学校「理科」を構想する。(12)

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▼こんなものが毎夜庭先で見ることができるなんてつくづくと私はラッキーな人間だと思っていた!!
これだけではなかった。
このネットも見事だが、それにもましてこれをたたんで「店じまい」をする瞬間技もまたすごかった。
さらには、昼間の「古びた南天の実」になりきり術もすごい。
 昨日、雨が降ってくる前に強い風があった。 しかし、この姿勢を変えようとはしなかった。
 私は「ふしぎ!?」を考える前に感動するのみダ!!
▼【物資探検】の授業についてを続ける。
このblogに残している【溶解】を読み見返しながら、あの『知的生産の技術』の一節を思い出していた。

  日記は、人にみせるものでなく、自分のためにかくものだ。自分のためのものに技法も形式もあるものか。こういうかんがえ方もあろうが、そのかんがえは、二つの点でまちがっているとおもう。第一に、技法や形式の研究なしに、意味ある日記がかきつづけられるほどには、「自分」というものは、えらくないのがふつうである。いろんなくふうをかさねて、「自分」をなだめすかしつつ、あるいはばましつつ、日記というものは、かきつづけられるのである。第二に、「自分」というものは、時間とともに、たちまち「他人」になってしまうものである。形式や技法を無視していたのでは、すぐに自分でも何のことがかいてあるのか、わからなくなってしまう。日記というものは、時間を異にした「自分」という「他人」との文通である、とかんがえておいたほうがいい。手紙に形式があるように、日記にも形式が必要である。(同書 P162) 

今、実感をもってこの通りだと思う。
 私は、この私の【理科教師日記】に、「授業実践記録」と呼ぶには恥ずかしいが、その都度の「覚え書き」を記録していた。
▼5年前のこの記録のなかに、「溶解」についての私の「ふしぎ!?」も、私の「科学」もあった。
まったくの「他人」になってしまった今、ひとつひとつを読み返してみた。
「溶ける」を次のように約束していた。
○「溶ける」三条件
(1) 透明性(色がついていてもいい)
(2) 均一性(濃さはどの部分も同じ)
(3) いつまでも底にたまらない。
いったん了解してもやっぱり(2)(3)は「ふしぎ!?」だった。
こだわったのは生徒だけではなかった。硫酸銅の水溶液を長い透明パイプに入れて、長い間置いておいた。
ときどき、それを見ながら確認してみた!!
やっぱり「ふしぎ!?」だった。
今も…
▼いくつもの「ふしぎ!?」が保留されたままだ。
「ふしぎ!?」はあげるだけでは「科学」にならない。
「使いモノ」の「科学」にはならない。
「溶解」を使ってみよう。
いや、もう昔からそれは使って来ている人類は!!
・溶解は化学変化の第一歩
・熱の出入りは?
・水に溶かして有用なものを取りだそう。
・水の「ふしぎ!?」
等など
 すべてが暮らしの中にある。
暮らしとツナイデ「科学」を学び続けよう。
それが、今の私の「科学」。

何年後かの「他人」はどう読むだろうか。

(つづく)
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【Web更新5/15】16-20 サイエンスコミュニケーター宣言 等更新!!

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坂の下 いつのまにやら あやめかな 16/05/14 (土)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】16-20
週末定例更新のお知らせ
 新しいノートパソコンを買って2ヶ月がたった。
 やっと先週ぐらいから、新しいパソコンを使って情報発信の一部をはじめた。完全「引っ越し」にはまだ時間がかかりそうである。そんなたいした使い手でない私は、「以前からやってきたこと」を継続したいだけなんだけど、それがなかなかできない(^^ゞポリポリ
 パソコンってほんとうに進化しているのかな?
 いや、ポンコツ頭がより退化してきているだけかな。

◆表紙画像集2016 更新 アヤメ
 東の畑に行くのちょっとした坂がある。毎日何度も通るところだ。
見ていないわけではないはず。
 それなのに気づいたらアヤメの花が咲いていた。
季節が加速してきているように感ずるのはどうしてだろう?
「ふしぎ!?」だ。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
何のためにこんなこと発信しているのだろう。つい自問してしまう。
 「授業」を語り続ける意味は…。
 単なるポンコツの繰り言だろうか。
 しかし、私の「科学」がそこから生まれたというのは確かな事実である!!

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 ・まだ続くジョロウグモの子グモたちの「団居」(まどい)
 ・毎夜毎夜繰り返すゲホウグモの巧みの糸技
当分は「クモばっかり病」は治りそうにない。

◆【ヒガンバナ情報2016】 更新!!
 「葉の季節」をも終えようとするヒガンバナ。
 そして、実生ヒガンバナへの挑戦もあらたな局面に…。
 さて、どうしたものやら(・_・)......ン?

 今週中には、新パソコンでのWeb更新に切り替えたいが、どうなることやら。
ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

 
 

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新・中学校「理科」を構想する。(11)

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▼見えていなかったものが見えてくるときがある!!
それが「科学」するということなのかも知れない。
アタリマエでやり過ごしてしまえば、「ふしぎ!?」は生まれない。

 大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから7週目であった。径が10㎝を超えるような浮葉も出てきた。
浮葉を合わせれば、観察池の水面1/4は余裕で覆うようになってきた。
毎日毎日観察している。なのに「いつのまに(・_・)......ン?」という感じだ。
「光合成」は偉大なる営みだ!!
水栽培池の方には立葉もでてきた。
▼この偉大なる営み「光合成」を理解するためにも「気体」の学習は必須だ。
 しかし、目に見えない気体をモノ(物質)として認識するのは、それほどたやすいことではなかった。
 それは科学史をみてもわかることだ。
 だから何度でも繰り返そう。
 見えなくてもそこに物質として存在することを!!
▼「光合成」の原料は水と二酸化炭素、栄養をつくり排気ガスとして酸素が…
【植物の世界】の学習ともツナイデ考えてみよう。
二酸化炭素の濃度は季節よって違うんだ。
0.04%の二酸化炭素、そこに地球上の生命はぶらさがっている。
地球上のほとんどの酸素は、植物がつくり出した。
いつも「ふしぎ!?」はツナイデ考えたい。
▼「気体」は目には見えないが、身の回りにいっぱいある。
だから暮らしのなかにある「気体」にも大いに注目したい。
・水素って?
・アンモニアって?
・燃えるとは?
等など

暮らしと「科学」をツナゲル!!
やっぱり授業はサイエンスコミュニケーション最前線だ!!

ゲホウグモのこの姿を見ていたら、「ふしぎ!?」が次々と生まれてきた。
我が家の庭には、もっと驚くべきことが…。

(つづく)
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実生ヒガンバナの今!!(2016/05/13) #ヒガンバナ

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▼クモたちの「ふしぎ!?」を追うのがあまりにも面白くなって、ついヒガンバナの「ふしぎ!?」を追うの忘れてしまうところだった。(^^ゞポリポリ
 「実生ヒガンバナの今」を報告するのも久しぶりだ。
前回は
◆実生ヒガンバナの今!!(2016/03/23) #ヒガンバナ
だった。
▼2014年度採集の種子3つの「発芽(発根)」「出葉」に成功していた。
3つの植木鉢で育てていた。
【2016/05/13の観察結果】
・実生ヒガンバナ2014a…一つ目の葉はすっかり枯れてしまった。第二の葉がまだ緑を保っている。
・実生ヒガンバナ2014b…もうすっかり枯れて葉が巻いていた。
・実生ヒガンバナ2014c…枯れた葉の跡形もない。
この50日あまりのあいだにずいぶん変化したものである。
昨年の秋に「出葉」して、この間どれほどの「栄養」を地下の鱗茎にため込んだのだろう?
掘り起こして確かめたい気持ちもあるが、その勇気は今はない。
初の実生成功をここまでにはしたくない。
▼このことについて大変興味深い情報を吉田宏さんからいただいた。


◆御所実業高校環境緑地科「生物多様性の保全」研究班 活動記録

 ここでも同様に2014年度採集の種子で実生に挑戦されていた。
ここの研究のすばらしいのは、「出葉」後も鱗茎が見えていることだ !!
さらには、この後には染色体観察に挑戦される予定だという。楽しみである。
▼実生ヒガンバナの挑戦ということでは、私は昨年2015年採集の69個の種子でも挑戦していた。
完全にはあきらめてはいないが、現段階では「失敗」と判断をせざるを得ないだろう。
すべてにカビがきているのだ。
どこがいけなかったのだろう ?
保湿保存の方法だろか?
それとも、採集した種子はもともと「発芽」することは不可能だったのだろうか?
もう一度「ふりだし」にもどって作業仮説の修正が必要なのだろうか?
当分は悩んでみよう。
やっぱりヒガンバナも「ふしぎ!?」だ!!
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【お薦め本】『科学者の目、科学の芽』(岩波書店編集部編 岩波書店)

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▼久しぶりに青空が広がっていた。これぞ五月晴れという一日だった。
朝からやっぱり「団居」(まどい)を続ける子グモたちのことが気になっていた。そこかしこに糸がたなびくのも気になった。今日こそ旅立つのかと観察を続けていたが、けっきょく夕方まで「団居」を続けていた。
「団居」はまたしても二つのグループに分かれた。
 三年前、一匹のコガネグモとの「偶然」の出会いから始まった私のシロウト「クモ学」!!どこまでいっても興味津々、「ふしぎ!?」は尽きることがなかった。こんな面白いこと、この年なるまでなぜ気づかなかったのだろう。
それが最大の「ふしぎ!?」かも知れない。
▼寺田寅彦は『科学と文学』において、科学者に向けて「随筆のすすめ」を次のように書いていた。

 

それはとにかくとして、現在において、科学者が、科学者としての自己を欺瞞することなくして「創作」しうるために取るべき唯一の文学形式は随筆であって、そうしてそれはおそらく、遠き「未来の文学」への第一歩として全く無意味な労力ではないと信ずるのである。

1933年(昭和8)、今から80年以上前のことである。
 これに応えるがごとく、現在最前線で活躍中の32名の「科学者」が随筆(エッセイ)を書いた。その集大成が今回の【お薦め本】である。

◆『科学者の目、科学の芽』(岩波書店編集部編 岩波書店 2016.4.22)

▼この本は、雑誌『科学』(特集「科学エッセイの楽しみ」)(岩波書店 2014年6月号)と同名の連載を再構成したものである。たまたまであるが、私はこの特集号を読んでいた。
 実に面白い!!と思った。またこんなかたちで再度読めるとはうれしくなってさっそく手に入れて読んでみた。
あらためてこれは面白い!!と思った気に入ってしまった。
 話が拡散してしまわないうちに、例によって三つのお薦めポイントをあげる。

(1) 私の「科学」の面白さを伝えてくれている!!

(2) これからの「科学」を示唆してくれている!!

(3) 寺田寅彦ファン必読の書!!

 これだけ書いておけば安心だ。後はダラダラばなしに入る。
まず
(1) 私の「科学」の面白さを伝えてくれている!!
からだ。この本には32名の科学者が登場する。エッセイの数は36編である。
どれも面白い!!
 あまり本を読まない私でも、32名の科学者のうち何名かの著書を読んでいた。
ここの【お薦め本】にあげたこともある。
 そんな人のエッセイは特にそうだったが、この短いエッセイのなかに、著者の私の「科学」が語られていた。
ひとくちに「科学」と言っても多様な「科学」ある。切り口も様々である。
 しかし、そこはさすがプロ!!きっちりと 自分自身の「科学」を語り、面白く伝えてくれていた。

(2) これからの「科学」を示唆してくれている!!
 この本は、特集号のときと同じように三部構成になっていた。
第Ⅰ部 見えるものと見えないもの
第Ⅱ部 出会いと発見
第Ⅲ部 科学と社会
 各部の扉には、寅彦のコトバが引用されていた。それもお気に入りになったひとつの理由である。
各部によって少しずつ切り口が違っていたが、共通して「これから」の「科学」を考えるヒントが含まれているように思った。特に第Ⅲ部において、「社会」との関わりにおいて「これから」を示唆するものが語られていた。
▼次のお薦めポイント
(3) 寺田寅彦ファン必読の書!!
は完全に我田引水の話だ。
 私たちは2012年4月からオンライン「寅の日」という取り組みをはじめていた。
 青空文庫を利用させてもらって、寅彦の随筆を12日に一度オンラインで読み進めているのである。
それも5年目に入り、次回で129回目になる。どこまで深く読み解いたかは別にして読むたびに感動することがある。
それは
寅彦の随筆はきわめて今日的である!!
ということにだ。これからも大いに寅彦から学び続けたいと思う。
 この本の著者のなかにも同じ思いをもつ人がいた。
 「寺田寅彦を「活用」する」を書いた鎌田浩毅氏だ。次のように語っていた。

 

アウトリーチに関する私の修行は今も進行中であり、寺田が残してくれた試行錯誤の記録は知恵袋となっている。彼の専門と思想を引き継ぐ者として、これからも寺田寅彦を「活用」していきたいと思う。(本書P174より)

まったく同感である。

昨日の夜、あのゲホウグモが定刻どおりネットをはり始めた!!
今朝も「団居」の子グモたちは活発にうごきはじめた。今日こそは旅立ちだろうか?
クモたちもこの本と同様に「科学」することの楽しさ、面白さを教えてくれているようだ。
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新・中学校「理科」を構想する。(10)

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▼「なぜ、よりにもよってこんな悪天候のときに子グモたちは旅立つのか?」
それが不思議でならなかった。
 昨日は、未明から雷をともなった雨がふるなどさんざんな悪天候だった。しかし、一昨夜物干し台のところにいた子グモたちはいなくなってしまっていた。旅立ってしまったのだ!!
 「なぜ?」を考えているうちにはたと気づいたことがある!!
 子グモたちの旅立ちとは、バルーニング(空中飛行)したことである。
バルーニングに必須の条件とは上昇気流だ。
 そこで、天気の大原則 「上がるとザアザア 下がるとカラカラ」 ダ!!
 積乱雲ができて雷雨ザアザア!!これぞ「上昇気流」の典型ではないか。
 昨日の朝の天気は子グモたちにとっては必ずしも「悪天候」とは言い切れないのかも知れない。

 さらに驚いたことがある残留グループの「団居」が消えていたのだ!!
あせってしまった。せっかく「団居」観察もここまでかと。
 念のためあたり見渡した。
 居た!!移動していたのだトタン屋根の裏側の端に。屋根の上に出ている子グモたちもいた。昨日は一日中子グモたちを観察してしまった。
▼「ふしぎ!?」はツナガル!!
ツナガッタとき私の「科学」となる。
私の「ふしぎ!?」から私の「科学」へ を続けよう。

【物質探検】でぜひとも私の「科学」にしておきたいことがあった。
それは「密度」だ。
「密度」は物質固有の値だ。物質の同定のみならず謎解きのいろんな場面で有効になる。
ひょっとしたら子グモたちのバルーニングにだって関係しているかも。
◆【授業】アルキメデスに挑戦!! 
▼そして次がいよいよ「物質探検」の三部作だ。
・「気体」
・「溶解」
・「三態変化」
それぞれの学習に思い入れのある単元ばかりだ。
まちがいなく私の「科学」は、これらの「授業」から生まれた。
▼最初は「気体」だ!!
まずは「気体」をモノと認識するところからはじめたい。
とは言っても「見えないもの」を「見る」はとってもたいへんなこと。
現に子グモたちに教えられるまで見えない「大気」の流れは気づかなかったわけだから。
繰り返し自分に言おう。

「ふしぎ!?」はツナゲテこそ「科学」なる!!
「科学」は使ってみてこそホンモノになる!!
ホンモノの「科学」は使いモノになる!!

後発の子グモたちの「団居」は今朝もつづく。
さて、今日は旅立つだろうか?

(つづく)
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新・中学校「理科」を構想する。(9) 

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▼どうやら私はクモたちのことがよくわかっていないようだ。
「団居」を続ける子グモたちの一部が朝から活発に動いていた。
昼までに活発なグループと比較的静かにかたまるグルーブとふたつに分かれていた。
雨はふったりやんだりを繰り返していた。
 5/5に「卵のう」から「出のう」をし「団居」を続けていた。従って昨日は「団居」6日目ということになる。
 天気も悪かったし、旅立ちのバルーニング(空中飛行)はまだだろうと思っていた。
ところが、昼過ぎに少し目を離している間に活発なグループは驚くべき行動に出た。「団居」をしている場所から1mばかり離れている物干し台に橋を渡し(糸)次々と移動をはじめたのである。
さらには、トタン屋根の上にがるものも出てきた。
バルーニングの瞬間をカメラでとらえたくてしばらく待ったが無理だった。
雨が再び降ってきた。子グモたちはその雨にじっと耐えやむのも待っていた!!
まさかこんな悪天候のなか旅立つとは…!?
どんな都合・事情があるのだろう。「ふしぎ!?」だ。
▼よくわかっていないのは、クモだけのことではなかった。
【物質探検】においても同じだった。わからないことだらけだった!!
わからない、未知だからこそ探検が面白いのだとも言える。
自然界には多種多様物質が存在する。その多くが混じりもの(混合物)として存在する。
純物質に限ってもその種類は膨大である。
 まずはその物質の世界を俯瞰してみよう。そして3つのグループに分けてみよう。
名づけて 世界の三大物質!!
◆【授業】ザックリと「世界の三大物質」!!
物質の世界の地図(周期表)をながめながらザックリと

●金属(Alの階段の左の「原子」から)
●砂糖の仲間(Alの階段の右の「原子」=非金属「原子」から)
●食塩の仲間(金属「原子」と非金属「原子」から)

ここでこだわる必要はない。さらりと…
▼私たちは、物質にはたらきかけ自然界から有用な物質を取り出して利用してきた。
その過程で「技術」が生まれた。
物質探検でも物質にはたらきかけ、三つのグループに分けてみよう。
同じ「白い粉」でもちがう!!
使う「技術」は
・火ぜめ…加熱してみる!!
・水ぜめ…水に溶かしてみる!!
・電気ぜめ…電気を通してみる!!
・磁石ぜめ…金属・鉄をさがすとき!!
などなどだ。
▼こうしてもわからないときもある。
例外もいっぱある。
あやふやであってもいい。
「ルール」「仮説」をつくって物質探検を繰り返していこう。
その試行錯誤の過程こそ「科学」というのだろう。

今朝、物干し台のところの子グモたちすっかりいなくなってしまっていた。
さらには残留グループの「団居」も別の場所に移動してしまっていた。
朝から雷もともなう雨が降ったというのに。
わからない?(゚_。)?(。_゚)?

世界は「ふしぎ!?」に充ちている!!

(つづく)
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新・中学校「理科」を構想する。(8)

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シロウト「クモ学(楽)」において、今一番の「ふしぎ!?」はこれだった。

子グモたちはなぜ「団居」(まどい)をするのか!?

 昨日(2016/05/09)は一日中雨だった。例のジョロウグモの子グモたちの「団居」に大きな変化はなかった。
ひとつの集団になったままであった。旅立つ気配もなかった。
 子グモたちが旅立つまでに、この謎解き少しはすすめたいと思った。そこで、手持ちの(とは言ってもたいした量ではないが)本をさがしてみた。
 ところがなかなか見当たらない「団居」そのものことについては、たいていの本には触れられていたが、「なぜ?」については書いてなかった。やっとみつけたと思ったらこうだった。
 

 なぜ、「まどい」をするのか、わかっていない。(『クモ学』(小野 展嗣著 東海大学出版会)p59より)

 この本が出てからだと時がたっている。新しい知見があるかも知れないと思いネットで検索してみた。
驚いたことに最初にみつけたのは自分自身のblog記事(「子蜘蛛はなぜ「団居」をするのか?」)だった。
もちろん研究者たちの「団居」の期間等についてのくわしい研究は進んでいるようである。
ところが、私の「ふしぎ!?」=「なぜ?」についてが今のところみあたらない。
 ならば仕方ない。私自身の2014年の仮説
・自立までの集団訓練、学習?
・長旅の準備期間?
・エネルギー充填期間?
を生かしつつ、シロウトが故の無手勝流で大胆な仮説を立ててみよう。

子グモたちの「団居」は「学校」である!!

子グモたちが旅立つまでに少しは謎解きすすむかな?
▼\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ
私の「ふしぎ!?」から 私の「科学」へ の話を続けよう。
 【物質探検】において、「原子」「周期表」の扱いついてはすでにふれた。
 もっと具体的なモノ(物質)の話に入ろう。
 私は、最初にもっと注目すべきモノは「金属」であると思っている。
物質探検事始めは「金属」から!!
【授業】金属の三つの特徴
 三つの特徴にふれるだけでなく、周期表での位置を確認しておきたいものだ。
そして多様な金属が存在することにも。
▼「金属」の学習はここで終わらない。
中学校3年間の学習の中で何度となく顔を出してくるのである。
「化学変化」「電流」「電磁気」「イオン」等々にツナガル!!
さらには学習だけでない。
日々の暮らしのなかの「科学」にツナガルのである。
ちょっと身のまわりのモノに目をやればこれは明らかである。
そこで、思い出してしまったのが
◆「ごみ分別」を科学する!!
これって中断してしまっているナ(^^ゞポリポリ
▼もっと大げさに言えば、
「金属」とのつき合いの歴史は、人類の歴史そのものである!!
とも言えるかも知れない。
これまでも これからも …

(つづく)
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【Web更新5/8】16-19 「クモ学」のすすめ 等更新!!

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野茨や 踏みゆく道の 近くなり 16/05/07 (土)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】16-19
週末定例更新のお知らせ
 連休が終わった。今の私の生活には直接連休は関係なかった。
それでもやっぱりイベントごとがあったりしてイレギュラーな生活が続いた。
 今日からレギュラーな日常の生活がもどってくる。
 さて、どんな一週間に…。

◆表紙画像集2016 更新 野イバラ
 家のすぐ近くを通る播但線。その線路の土手の端に、この季節になると白いかたまりができる。
野イバラの白い花である。
 草むらを越えなければそこに近づけなかった。そこで…

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 この連休中ずっと、またしても「クモばっかり病」を発症していた。
二年ぶりに帰ってきたゲホウグモ!!
ジョロウグモ「卵のう」から出のうしてきた子グモたちの「団居」!!
ワクワクドキドキの連続である。
 今、最も「ふしぎ!?」なのは、この出会いは単なる「偶然」なのか?
ということだ。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 新・中学校「理科」を構想する。
を続けている。遅々たる歩みである。しかし、けっしてこの歩みをしめることはないだろう。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 この取り組みは、新・中学校「理科」を構想する の一部でもある。
しかし、この一部は特別の一部である。
 より未来進行形で語り続けたい!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 この頃なにかの機会に、ふっと寅彦のコトバを思い出すことが増えてきた。
アリガタイ!!
 これぞ「寅の日」効果というものだろう。

さあ、一週間がはじまる。
ゆっくり 急ごう!!


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本日(2016/05/08)、第128回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼4/29に帰ってきたあのゲホウグモが二日ぶりにみごとなネットづくりを完成されたのは夜の9時を過ぎていた。
それにしてもほれぼれとするようなみごとネットである。
 感心するのは、完成したネットだけではない。ネットづくりの巧みな技もすばらしかった。
何度観察させてもらっても飽きない。すばらしい!!
 昼間は、「ナンテンの幹」「古びたナンテンの実」になりすましていた貴奴は、定刻になると活動を開始する。
ネットをたたんで「店じまい」をする時間も決めているようである。
今朝もそれを見せてもらった。
 ゲホウグモの観察を続けていると、無性にあの人にも見せたくなってきてしかなかった。
▼本日(2016/05/08)は、あの人・寅彦を読む日だ。
第128回オンライン「寅の日」である。
 5月も4月に引き続き、寅彦の「観察眼」をテーマに読む。
読むのは「蜂が団子をこしらえる話」である。かつては「科学読み物」として国語の教科書によくとりあげられていた作品である。

◆本日(2016/05/08)、第128回オンライン「寅の日」!!

●「蜂が団子をこしらえる話」(青空文庫)

▼なぜ寅彦の作品が「科学読み物」としてよく取り上げられていたのか。
そのわけは、読んでみるとすぐわかる。
ともかく面白い!!
 ぐいぐいとその「ふしぎ!?」謎解きの世界に引き込まれていくのだ。
それは時空を越えて、たった今読んでもでだ。
 読んでいるうちにいつのまにやら寅彦と一緒に「謎解き観察者」になってしまうのだった。
それだけではない!!
 そんな物語のなかに、次のような文章がはさまれるのである。

 私は毛虫にこういう強敵のある事は全く知らなかったので、この目前の出来事からかなり強い印象を受けた。そして今更のように自然界に行われている「調節」の複雑で巧妙な事を考えさせられた。そして気紛れに箸の先で毛虫をとったりしている自分の愚かさに気が付いた。そしてわれわれがわずかばかりな文明に自負し、万象を征服したような心持になって、天然ばかりか同胞とその魂の上にも自分勝手な箸を持って行くような事をあえてする、それが一段高いところで見ている神様の目にはずいぶん愚かな事に見えはしまいか。ついこんな事も考えた。

これが益々面白さを増してくるのだった。

▼そして「物語」は次のようにしめくくられる。

 虫の行為はやはり虫の行為であって、人間とは関係はない事である。人として虫に劣るべけんやというような結論は今日では全く無意味な事である。それにもかかわらず虫のする事を見ていると実に面白い。そして感心するだけで決して腹が立たない。私にはそれだけで充分である。私は人間のする事を見ては腹ばかり立てている多くの人達に、わずかな暇を割いて虫の世界を見物する事をすすめたいと思う。

 私の今の心境としては、寅彦の「虫」と書いたところを「クモ」と書き換えたい!!
寅彦に見せたいクモはゲホウグモだけではなかった。
 ジョロウグモの子グモたちの「団居」もだ。
 昨日の朝、ひとかたまりになった「団居」も、よく見ていると面白い動きをしていた。まるで心臓が鼓動を打つようにリズミカルに動いていた。1~2秒間隔にドキドキと…。
 昼前には、次なる変化を起こしていた。「団居」は2つの集団に分かれてしまったのである。
それは、夕方まで続いた。そして夜にはまたひとつの「団居」に…。
 子グモたちを何をしているのだろう?
 ほんとうの旅立ち・バルーニングはいつだろう?

大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから6週目だった・ 
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新・中学校「理科」を構想する。(7)

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▼ 

 春
遠い峠田のてっぺん
あれはおかんかいな
鳥かいな

やっぱりこの時期、この詩碑の前に立たなければ落ち着かなかった。
 昨日、雨が本格的に降り出
すまでに私のなかで恒例化しつつある
たったひとりの坂本遼『たんぽぽ忌』
にでかけた。
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▼つづけよう。
私の「ふしぎ!?」から私の「科学」へ の全プロセスの展開構想!!
「原子論的物質観」それはお題目のように何度唱えても意味はない。
使ってみてこそナンボのモノ!!
では、いつどこから使うのか?
「原子」というコトバはいつ出すのか?
議論の分かれるところである。
私はやや無責任なひとつの結論を持っていた。
それは授業者の判断にまかされるべきだ!!そこで授業者の物質観がためされるのだ。
もっとオーバーに言えば「科学観」が試されるのだ。
できるだけ自然なながれのなかで、「原子」を登場させたいものだ。
私自身は はじめに「原子」ありき!!でいきたいと思っている。
だってその方が面白そうではないか。
それに「原子」が「使いモン(モノ)」になりそうだから…。
▼もうひとつ長い間課題としてきたことがあった。
それは
 周期表をいつ出すのか?
である。これについても持論があった。
 世界(もちろん国内も)を旅するとき「地図」は必携である。
同様に物質探検の旅に出るときも、物質の世界の「地図」=周期表は必携である。
これはきわめてアタリマエ!!
 最初から「地図」を暗記するやつはいない、「地図」はあくまで使うのだ!!
 「地図」で陸と海の境を意識するぐらいに、アルミの階段(金属と非金属の境)ぐらいは最初から触れておいてもいいかもしれない。その方が絶対面白い!!

◆一家に1枚「元素周期表」

を薦めてみるのもいいかもしれない。
▼ともかくいつでも、どこでも「原子」を使ってみることだ。
憶えるのではない。使ってみるのだ!!
21世紀の今、「ルクレチウス」の末裔を志すならば…。

 朝方には三つの集団に分かれていたジョロウグモの子グモたちの「団居」、夕方にひとつの集団にもどっていた。しかし、最初見たときにくらべるとずいぶん膨らんでいた!!
無数に張られて糸が目立つ。
 「団居」とは何をしているのだろう!?
 私の「ふしぎ!?」も膨らむ一方だ。子グモたちが教えてくれていた。

 最大の「ふしぎ!?」は、最も身近にある!!

と。

(つづく)
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あのジョロウグモの「団居」(まどい)を見た!! #クモ学

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▼その「黒いかたまり」に気づいたのは、昨日(2016/05/05)、立夏の昼頃であった。
ひょっとしたらもっと前からそこにあったのかも知れないが、あの嵐の前とは考えにくかった。
 その「黒いかたまり」があのジョロウグモの「卵のう」から出てきた子グモたちが「団居」(まどい)をしているのだろうことはすぐわかった。
 なにしろあの「卵のう」から数十㎝の位置にあったのだから。
 近づいてじっくり見てみた。まちがいない子グモたちウジャウジャといた!!
いったい何匹ぐらいいるのだろう!?
百匹どころではないことは確かだ。
あのジョロウグモとのつき合いは長かった。
8月の終わり、まさに目の前にみごとなネットを張って、クモのスゴ技の数々を披露して見せてくれた。
目の前から消えたのは師走の終わりだった。
だから、彼女とのつき合いは4ヶ月にも及ぶものだった。
彼女が最初の「卵のう」を産卵したしたのは、昨年の10/24であった。
 それから約6ヶ月と10日で「出のう」してきたのだ。
 その期間、「卵のう」のなかで何が起きていたのだろう?
たいへん興味深いところである。
 彼女の産卵は一度ではなかった。一回目の産卵から3週間後の2015/11/15にも産卵していた。
その「卵のう」の方にも目をやった。こちらも、たしかに「出のう」の気配がある。
しかし、数がまったくちがうように見える。
これはどうして…(・_・)......ン?
ここでまた「ふしぎ!?」がふくらんでくる。
産卵のときがちがうのに、なぜ同時に「出のう」するのか?
「出のう」のサインは何?
気温? 
それとも…?
▼「蜘蛛の子を散らす」を見たくて、団居しているところを木ぎれで突いてみた。
一斉にバラバラの方向に拡がった!!
これぞまさに「蜘蛛の子を散らしたように」だった!!

夕方になってまたしても風が強くなった。団居のかたまりは、風にゆらされてトタン板にあたっていた。
子グモたちが不可思議な行動をとりだした。
団居のかたまりから離れて四方八方に次々と単独行動とりはじめた。
はやくも旅立ちの「バルーニング」かと思った。
しばらく見ているとどうも違う。
単独行動をとった子グモたちはしばらくすると団居のかたまりのなかにもどったのである。何をしているだろう?
 また強く風が吹いてきてわかった!!
子グモの歩いた後に糸が光った!!
 そうだ子グモたちは団居の補修・補強に出かけて行っていたのだ!!
きっとそうにちがいない!!
またひとつ、クモたちのスゴ技を見たようなきがした。

夜寝る前に団居を見に行った。また驚いた!!
団居はかたまりではなかった。大きく大きくひろがっていた。
今朝も起きてすぐ見に行った。また拡がり方がちがっていた。
「団居」って何なのだ!?
たいへんなリスクを冒して何をしているだろう ?????????
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▼活躍するのはジョロウグモの子グモたちではなかった。
あのゲホウグモの行動も活発化してきた。
昼間は「古びたナンテンの実」になりすましていたゲホウグモは、夜の9時前に活動を開始した。
ついに一昨年慣れ親しんだ柿の木とナンテンの木を橋渡してネットを張り始めたのだ。
夜中の3時頃見に行くと、あのみごとなレコード盤のようなネットをつくっていた。
そのすぐ後、「店じまい」の瞬間スゴ技を見せてくれた!! 

またしても当分、「クモ学(楽)」三昧の日々がつづきそうである。
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新・中学校「理科」を構想する。(6)

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▼大賀ハスの葉の上に嵐の「雨」が残っていた。
青空が回復してきた!!
 それにあわせて、生きものたちも復元していた。
まるで何事もなかったかのように…。
ゲホウグモはまたしても「古びたナンテンの実」になりすまそうとしていた。
自然のレジリエンス!?

自然の「ふしぎ!?」はツナガッテイル!!
▼私の「ふしぎ!?」から私の「科学」への全プロセスの構想。
粛々と続けよう。
【植物の世界】の次は【物質の世界】を探検してみよう。
2010年にも構想したことがあった。それが

◆【物質探検】

だった。
▼さらに具体的には次のように構想していた。

○序章
・世界の三大物質
・金属の三大特性
・「火ぜめ」「電気ぜめ」「磁石ぜめ」
・有機物と無機物
・プラスチック
・実験器具の扱い方<技術と安全>
●「気体」の学習
・物質としての「気体」学習
●【三態変化】
・酸素の固体は?鉄の気体は?
●「溶解」
・溶解は化学変化の第一歩

このなかで【気体】【溶解】【三態変化】を私は勝手に物質探検三部作とよんでいた。
▼「物質探検」を貫く「科学」があると思っていた。
それは
 どうしても身につけておきたい「物質観」でもあった。
 「この世界のすべてのモノは、原子からできている」というきわめて単純でもっとも重要な「物質観」である。
 それを仮に
原子論的物質観!!
 と呼んでおこう。

 私は、どうしてもここで引用しておきたい文章があった。
またしても、寺田寅彦である。
 科学者・寺田寅彦は「ルクレチウス」を読めと若き科学者たちに熱く語りかけた。
そして、

◆「ルクレチウスと科学」(青空文庫より)

を書いた。
その「緒言」からいくつか言葉を拾ってみる。

それほどにルクレチウスの中には多くの未来が黙示されているのである。  要するにルクレチウスは一つの偉大な科学的の黙示録(アポカリプス)である。そのままで現代の意味における科学書ではもちろんありうるはずがない。もしこの書の内容を逐次に点検して、これを現在の知識に照らして科学的批判を試み、いろいろな事実や論理の誤謬(ごびゅう)を指摘して、いい気持ちになろうとすれば、それは赤ん坊の腕をねじ上げるよりも容易であると同時にまたそれ以上におとなげないばかげた事でなければならない。 ヨハネは目的の上からすでに全然宗教的の幻想であるのに反して、ルクレチウスのほうは始めから科学的の対象を科学的精神によって取り扱ったものである。彼の描き出した元子の影像がたとえ現在の原子の模型とどれほど違っていようとも、彼の元子の目的とするところはやはり物質の究極組成分としての元子であり、これの結合や運動によって説明せんと試みた諸現象はまさしく現在われわれの原子によって説明しようと試みつつある物理的化学的現象である。

「原子論的物質観」のルーツがここにあるというのだ。
さらにホンモノの科学者はみんなルクレチウスの末裔であるという。
 あのファラデーまで登場させていた。

古代の哲学者が元子の考えを導き出したのは畢竟(ひっきょう)ただ元子の存在を「かぎつけた」に過ぎない。そして彼らが目を閉じてかぎつけた事がらがいよいよ説明されるまでには実に二千年の歳月を要したのである。 真理をかぎつける事の天才はファラデーであった。

そして、今、「ルクレチウス」を読むことの意義を次のように語っていた。

十九世紀二十世紀を予言した彼がどうしてきたるべき第二十一世紀を予言していないと保証する事ができようか。今われわれがルクレチウスを読んで一笑に付し去るような考えが、百年の後に新たな意味で復活しないとだれが断言しうるであろうか。

寅彦がこう書いたのは1929年(昭和4)、今から87年前のことであった。
今、「原子論的物質観」について語りはじめようとしたら、つい思い出してしまったのだった。
 
(つづく)
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5月(皐月)の俳句「歳時記」!!

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▼朝から雲ははげしく不気味に流れていた。
地上を吹く風も強かった!!あのゲホウグモのいるナンテンの木を大きくゆらしていた。
それでも朝のうちは「ナンテンの実」になんとかなりすましていた。
 しかし、昼前には耐えきれず、枝の幹に寄り添った。それも風下側に…。
 牡丹の花、最初に満開になった方の花びらは無惨にも飛び散っていった。
▼嵐は去っていった。
少し動揺する心をおさえて、私は「観天望気」第三弾に入ろう。
例によって、今月も

◆『書いて身につく 四季の名句120選』(鍵和田秞子著 NHK出版)

から引用させてもらおう。

【5月(皐月)の名句】

(1) 不二ひとつうづみのこして若葉かな  蕪村
(2) さうぶ湯やさうぶ寄りくる乳のあたり 白雄
(3) 葉桜の中の無数の空さわぐ      篠原 梵
(4) ロダンの首泰山木は花得たり     角川源義
(5) ぼうたん百のゆるるは湯のように   森 澄雄
(6) 帯巻くとからだ廻しぬ祭笛      鈴木鷹雄
(7) 摩天楼より新緑がパセリほど     鷹羽狩行
(8) 日本の空の長さや鯉のぼり 落合水尾
(9) 地下街の列柱五月来たりけり     奥坂まや
(10) だぶだぶの皮のなかなる蟇      長谷川 櫂

▼名句の「選句」などシロウトのすることは百も承知で、あえて私の「お気に入り」をあげてみる。
お気に入りベスト3はこうだ。

(3) 葉桜の中の無数の空さわぐ      篠原 梵

(7) 摩天楼より新緑がパセリほど     鷹羽狩行

(10) だぶだぶの皮のなかなる蟇      長谷川 櫂

「葉桜」「新緑」「蟇(ひきがえる)」が気に入った!!
特に(3)の句は「雲見」のすすめにもなっていると感じた。
▼寺田寅彦は
『歳時記は日本人の感覚のインデックス(索引)である』
と言った。
 さて、私の5月(皐月)は、どんなインデックスを使って自然を掬い取ることができるだろう。
o(^o^)o ワクワク

 嵐の去った今朝、ナンテンの木に行ってみた。
ゲホウグモは脚をのばして朝の体操していた!!
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5月(皐月)の天気コトワザ!!

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▼昨日はもう「真夏日」jであった。
今、アメダスで確認したところ28.9℃まで気温が上がったようだ。
 その気配は朝からあった。庭の草むらの中にあの「X」の隠れ帯をみつけた。
コガタコガネグモだ!!
 まだ5月がはじまったばかりだというのに。
 クモたちはあらかじめ昨日の天気を知っていたのだろうか。以前にクモに関する「天気コトワザ」を調べてみたことがある。その数の多さに驚いた。私たちは昔から天気の変化をクモの行動から学ぼうとしてきたのだと思った。
 クモたちからしてみればそれは実にアタリマエのことなのかも知れない。
 なにしろクモたちは、私たち新参者とちがって4億年も前からこの地球上に暮らしているのだから。
 そこで、私はひとつの作業仮説を立てていた。

 クモたちはすぐれた「観天望気」の術を持っている!!

と。
▼私たちの「観天望気」第二弾、天気コトワザを今月もあげておく。
参考にさせていただくのはいつものように

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)

だ。
 5月(皐月)のところには、31個もあがっていた。番号はあがっている順番に私が勝手につけさせてもらった。

(1) 鯛東風は雨が降らない
(2) あばら骨状のすじ雲は雨
(3) 山に窓がかかると雨
(4) 蒸し暑い翌日は雨
(5) 朝霧は一〇時ころまでには晴れる
(6) 花多ければ大風
(7) きのえねの雨は長雨
(8) 春、雨多ければ干害あり
(9) 高い山に笠雲が現れると雨
(10)トビが高く飛べば大風が吹く
(11)月のかさ大きいほど雨近し
(12)クヌギの花が平年より多く咲いた翌年は大雪
(13)四月(新暦五月)雷は日照のもと
(14)雷はげしく鳴る時は後晴
(15)朝北風、夕南西の風は晴
(16)春雷は日照り
(17)羽アリが多いと雨近い
(18)春風秋よし
(19)山中にて霧谷間より立ち登る時は雨、谷間へ降りる時は必ず晴
(20)ホタルが家の中にまいこむ年は災害多し
(21)着物を裏返しに着ると雨
(22)ザクロの花咲きし後は霜降らず
(23)雲が沖から静かに上ればよい天気
(24) 春雷は不作
(25) 落陽時に無風なれば晴
(26) 夜の稲妻雨招く
(27) 朝雨は女の腕まくり
(28)山に黒雲がかかると大暴風となる
(29)アオイの花が頂上まで咲くと梅雨が晴れる
(30) 四月(旧暦)に雨降れば百姓やめて奉公せよ
(31) 五月に天気よければ干ばつ


▼説明を読んでやっと納得できるものもあれば、最初からナルホドうまく言ったものだ!!と思うもある。
ともかくその観察眼におそれいることはかわらずだ。
やっぱり「不作」「干ばつ」「干害」「日照り」のコトバがおおくみられることからも、「天気の変化」は農耕と直結していたことは明らかである。
「雷」のことが多く出てきているのは特徴だろうか。そう言えば「雷」という漢字、「田」の上に「雨」だなあ!!

 科学的根拠をもたないものもあることは確かだ。
でもこれからも「使いモノ」になるものもあるのではないだろうか。
いやきっとあるはず…!!
▼またクモたちにもどる。
4/29に我が家に帰ってきたゲホウグモ。
日替わりに次々といろんな姿を披露してくれていた。
まず5/1には定位置を変えた。なぜなのかは聞いたが答えてはくれなかった。
ナンテンの幹になりきっていたのに、今度は枝の先のきわめて不安定な位置だ。
ここを捜すのに一苦労だった。
苦労したのにはわけがあった。その姿形は、近くに今なおぶら下がっている古びたナンテンの実にそっくりだったのである。幹になりすましていた貴奴は、今度は「ナンテンの実」になりすましていたのだ!!
驚異の擬態術!!

昨日は、「真夏日」に加えて風が強かった。
その事故は、昼前に起きた!!
強風であの「卵のう」が落下してしまったのだ。
私はあせってしまった。せっかく帰ってきた「卵のう」をこのままにしておくわけにはいかない。
とりあえずプラスチック容器にナンテンの葉とともにいれ、ナンテンの木の近くにおいた。
ここで「団居」、「蜘蛛の子を散らす」を観察したい思ったからだ。
次なる一手を私も考えてみようと思う。
強風でゆらされたゲホウグモは、少しだけ「正体」をばらしてしまっていた。
さすがに昨夜は、ネットを張らなかった。
さて、今日はどうするだろう。
午後は嵐になるというが…。
貴奴はもうそれを知っているのだろうか…(・_・)......ン?
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【Web更新5/1】16-18 サイエンスコミュニケーター宣言 等更新!!

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藤の花 ゆられて空に 溶けにけり 16/04/30 (土)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】16-18
週末定例更新のお知らせ
 「私たちはどこに暮らしているのか!?」
 こんなアタリマエの「ふしぎ!?」をずっと考えている。
今さらの「哲学」ではない。
 もっと具体的に…。 (・_・)......ン? 続けよう。

◆表紙画像集2016 更新 藤の花
 私の暮らす空間を「大気の物理学実験室」とみなせば、「雲見」は日替わりメニューの実験の観察ということになる。
 視界に入る空間を「大きな庭園」と見なせば、こんな贅沢な庭園はない。
 藤の花が薫風にゆれていた。
 ゆれながらゆっくりと空に溶け込んでいくようだった。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!! 新・中学校「理科」を構想する。
 この作業、粛々とすすめてみようと思う。
 
 ゆっくり 急ごう!!

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 恐るべしゲホウグモ!!
 昨日一度、帰ってきたゲホウグモが姿を消した。なんだ今回はえらくあっけないなと思っていた。
 貴奴はそんなものではなかった。夜には思わぬ場所にあのレコード盤のようなみごとなネットをつくっていた。
 それにして「ふしぎ!?」だ。
・なぜ、同じ場所に帰ってきたのか?
・この場所がなぜわかったのか?
・なぜ、こんなに早く?
・「卵のう」の糸くずの色は、赤ではなく黄色なんだ。黄色は秋の「卵のう」ではなかったのか?
・なぜ…

またしても「ばっかり病」を発症してしまいそうだ。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 寅彦の「観察眼」を拝借したいところだ。
 「こんなとき、寅彦は…」は思考のクセになってしまいそうだ。

さあ、どんな一週間になるのだろう?

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5月(皐月)の 「雲見」は!?

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▼4月(卯月)の「雲見」が終わった。
「もくもくシール」による「雲見」カレンダーを見ながらふり返ってみる。
いつものように10種雲形のシールの枚数を数えてみた。

・快晴   1
・巻雲   3
・巻積雲 2
・巻層雲 7
・高積雲 1
・高層雲 1
・層積雲 4
・積雲   3
・乱層雲 7
・積乱雲 1

「層雲」がない。
特徴はなんと言っても「巻層雲」の多さだ。
そして繰り返し見た「日暈」!!
それだけ多くの水蒸気を大気が含むようになってきたということだろうか。
▼「もくもくシール」ファン待望のうれしいページができた\(^O^)/

◆もくもくシールカレンダーのページ(「理科ハウス」)

すばらしいページだ!!
これで、「もくもくシール」を使って「雲見」を楽しむ人の輪が拡がっていくといいな!!
人の輪が拡がれば「雲見」はきっとさらに楽しいものになるだろう!!
▼さて5月(皐月)の「雲見」はどうなるだろう。
いつもの2つを参考にさせてもらって予想してみよう。
ひとつめは

◆気象庁・一か月予報(近畿地方PDF版)

である。
 気温が高く、雨の多い「雲見」になりそうです。
雨のときの「もくもくシール」、「乱層雲」だろうか?「積乱雲」だろうか?
先のページが答えてくれていた。やってみたいと思う。

もうひとつが

◆『12ヶ月のお天気図鑑』(武田康男・菊池真以著 河出書房新社 )

である。
いつものようにすばらしい画像を見せてもらう。
5月(皐月)にあがっている画像タイトルを引用させてもらう。

「春雷」
「光る残雪」
「グリーンフラッシュ」
「若葉寒」
「雪形」
「薫風浴」
「帯状高気圧」
「わた雲」
「メイストーム」
「暈(ハロ)」
「凪」
「二重の虹」
「田毎の星」
「走り梅雨」
「初夏」

このうちいくつの「雲見」ができるかな。楽しみである。
▼大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから5週目であった。
浮き葉の数は徐々に増えていた。
 水栽培池の方は3つとも浮き葉は池からあふれんばかりであった。
5月どこまで展開があるだろう楽しみである!!

 2年ぶりに帰ってきたゲホウグモの5月は!?
これまた楽しみである!!
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