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新・中学校「理科」を構想する。(12)

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▼こんなものが毎夜庭先で見ることができるなんてつくづくと私はラッキーな人間だと思っていた!!
これだけではなかった。
このネットも見事だが、それにもましてこれをたたんで「店じまい」をする瞬間技もまたすごかった。
さらには、昼間の「古びた南天の実」になりきり術もすごい。
 昨日、雨が降ってくる前に強い風があった。 しかし、この姿勢を変えようとはしなかった。
 私は「ふしぎ!?」を考える前に感動するのみダ!!
▼【物資探検】の授業についてを続ける。
このblogに残している【溶解】を読み見返しながら、あの『知的生産の技術』の一節を思い出していた。

  日記は、人にみせるものでなく、自分のためにかくものだ。自分のためのものに技法も形式もあるものか。こういうかんがえ方もあろうが、そのかんがえは、二つの点でまちがっているとおもう。第一に、技法や形式の研究なしに、意味ある日記がかきつづけられるほどには、「自分」というものは、えらくないのがふつうである。いろんなくふうをかさねて、「自分」をなだめすかしつつ、あるいはばましつつ、日記というものは、かきつづけられるのである。第二に、「自分」というものは、時間とともに、たちまち「他人」になってしまうものである。形式や技法を無視していたのでは、すぐに自分でも何のことがかいてあるのか、わからなくなってしまう。日記というものは、時間を異にした「自分」という「他人」との文通である、とかんがえておいたほうがいい。手紙に形式があるように、日記にも形式が必要である。(同書 P162) 

今、実感をもってこの通りだと思う。
 私は、この私の【理科教師日記】に、「授業実践記録」と呼ぶには恥ずかしいが、その都度の「覚え書き」を記録していた。
▼5年前のこの記録のなかに、「溶解」についての私の「ふしぎ!?」も、私の「科学」もあった。
まったくの「他人」になってしまった今、ひとつひとつを読み返してみた。
「溶ける」を次のように約束していた。
○「溶ける」三条件
(1) 透明性(色がついていてもいい)
(2) 均一性(濃さはどの部分も同じ)
(3) いつまでも底にたまらない。
いったん了解してもやっぱり(2)(3)は「ふしぎ!?」だった。
こだわったのは生徒だけではなかった。硫酸銅の水溶液を長い透明パイプに入れて、長い間置いておいた。
ときどき、それを見ながら確認してみた!!
やっぱり「ふしぎ!?」だった。
今も…
▼いくつもの「ふしぎ!?」が保留されたままだ。
「ふしぎ!?」はあげるだけでは「科学」にならない。
「使いモノ」の「科学」にはならない。
「溶解」を使ってみよう。
いや、もう昔からそれは使って来ている人類は!!
・溶解は化学変化の第一歩
・熱の出入りは?
・水に溶かして有用なものを取りだそう。
・水の「ふしぎ!?」
等など
 すべてが暮らしの中にある。
暮らしとツナイデ「科学」を学び続けよう。
それが、今の私の「科学」。

何年後かの「他人」はどう読むだろうか。

(つづく)
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コメント

楠田先生、こんにちは。

 鈴木勝浩です。

 「溶ける」

 一様であること。
 底に沈まないこと。

 本当ですね。
 不思議です。

 私たちのまわり、
 不思議なことで満ちあふれていますね。

投稿: 鈴木勝浩 | 2016/05/17 06:07

鈴木勝浩さん
おはようございます。
コメントありがとうございます。
「ふしぎ!?」がいつの間にかアタリマエ!!
でやり過ごしてしまうですね。
「ふしぎ!?」を保留してツナグのはとって難しいですね。
 でも、それがとっても面白いことだから…
\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ
ゲホウグモのオスの画像ってどこかにありませんか?

投稿: 楠田 純一 | 2016/05/17 06:34

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