新・中学校「理科」を構想する。(5)
▼雨が降ったりやんだりするなかではあったが、加速化していた牡丹の花が全開に達した!!
たしかにみごとなものである。
今年は、これまでになく入念にここまでの展開を観察してきただけにその美しさもひときわである。
同時にやっぱり植物はすごい!!
と思うのである。
「花」「種子」というこんな戦略を編み出した植物を!!
この後も、「種子」にいたるプロセスもしっかり観察を続けたいと思う。
▼唐突であるが、寺田寅彦のあの言葉を思い出した。
顕微鏡で花の構造を子細に点検すれば、花の美しさが消滅するという考えは途方もない偏見である。花の美しさはかえってそのために深められるばかりである。花の植物生理的機能を学んで後に始めて充分に咲く花の喜びと散る花の哀れを感ずることもできるであろう。(「科学と文学」より)
▼「花」だけでもいろんな種類があった。
実に多様である。
「花」「種子」という戦略をとらない植物もいる。コケ、シダの仲間である。
「胞子」という戦略だってたいしたものだ!!数で勝負だ!!
現に今目の前に「生命」をつないできているのだから…
分類・仲間分けも
「個体維持」(光合成)
と
「種族維持」(生命をツナグ)
いう2つの視座をもって見ていけば納得だ!!
植物のすごさがなお見えてくるはずだ。
▼先日来ぼちぼちとやっている「草刈り」のときあの授業のことを思い出した。
【授業】「スバヤ型」と「ジックリ型」
だ。ほんとうにイネ科の植物の生長ははやいのだ!!
このあいだ刈ったと思ったのに、もうはやくも伸びてきているのだ。
きっときやつらの根は「ひげ根」だろうなと想像してしまうのだった。(^^)V
「雑草という名の植物」しかしらないところからはじめた私の「植物学」。
まだまだ知らないことだらけだ!!
しかし、【植物の世界】の授業を通して、自分自身
植物がとても面白い生きものだと思えてきた!!
植物は凄い!!とも
「ふしぎ!?」は膨らむいっぽうだが…
生涯お世話になる生きもの「植物」!!
これからもいろいろ教えてもらいたいものだ!!ヨロシク<(_ _)>
(つづく)
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