4月(卯月)の天気コトワザ!!
▼大賀ハス蓮根の植え替えから一週間がたった。
観察池で早朝からテントウムシが一匹水浴びをしていた。いや溺れているのかもしれない。
そのほかには何の変化も見られなかった。まだ水は少し濁っていた。
はやくも少し変化の見られるのは「水栽培」の方かもしれない。すでに葉芽がのびてきているような…。
さてこれから一年間、この大賀ハス観察池は季節の移りかわりを教えてくれる示準池の役割もしてくれることになるだろう。
▼4月がはじまっている。
「観天望気」第二弾、天気コトワザを今月もあげておく。
参考にさせていただくのはいつものように
◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)
だ。
4月のところには、27個があがっていた。番号はあがっている順番に私が勝手につけさせてもらった。
(1) 春の北風は晴れる
(2) サクラの花の色うすい年はいつまでも寒い
(3) 身体に寒いと感じる時は天気がよくなる
(4) 桜の白花多く咲く年は豊年
(5) ツバメが低く飛べば雨近し
(6) 春雨多ければ夏干ばつ、秋に雨が頻繁で洪水あり
(7) 女心は四月の空のごとし
(8) 朝雲は晴
(9) 月常より輝き冷えるときは霜となる
(10)コブシの花横向きに咲く年は大風多し
(11)タンポポの葉が地を這うと晩霜あり
(12)夕焼は晴
(13)遠くの音が聞こえるようになると天気が悪くなる
(14)大霜の後暖かきは雨近し
(15)蝶々雲が現われると雨が近い
(16)カラスが田の中に巣を作るのは晴天多きしるし
(17)夜空が澄んだ朝は大霜
(18)月が暈をかぶると雨
(19)朝の川もや白きは晴
(20)鯖雲は雨
(21)西風は晴
(22)月の横に星あるときは晴天
(23)櫛が通りにくい時は雨の前兆
(24) スズメが朝早く囀る時は晴
(25) 鍋の肌しめると雨
(26) 春の南風は三日雨降らず
(27) 南風は馬鹿風でやむことを知らない
▼今月もなかなか面白い。
4月と言えば、天気の変化の鍵をにぎるのは「移動性高気圧」と「温帯低気圧」だろう。
現在もときどき目にしたり、聞いたことがあるのは
(5) ツバメが低く飛べば雨近し
(12)夕焼は晴
(18)月が暈をかぶると雨
(20)鯖雲は雨
ぐらいであろうか。ということは、これからも使いモノになる可能性を持っているということだろう。
現代の「宇宙からの雲見」や「天気図」とリンクしてより説得力をもつものにしていきたいものだ。
▼つまるところ、「天気の変化」とは大気の物理現象である。
(13)遠くの音が聞こえるようになると天気が悪くなる
(18)月が暈をかぶると雨
(23)櫛が通りにくい時は雨の前兆
(25) 鍋の肌しめると雨
等々は「物理学」で謎解きをして、現代風にカスタマイズして使い続けたいものである。
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