新・中学校「理科」を構想する。(3)
▼今年は、いきなり畑に直播きにしていたヒマワリの種子。
やっと芽が出てきた!!
少し集中して播きすぎたのかもしれ知れない。
はじめてこんなにじっくり観察する牡丹の花の展開も加速してきた!!
それにしても不思議なもんだ。植物たちとは…。
このエネルギーはどこからやってくるのだろう。
▼私の「ふしぎ!?」から私の「科学」への全プロセスを構想する!!
を続けよう。
まずは、【植物の世界】からだった。
生徒の「ふしぎ!?」にこんなのがあった。
・雑草などは、なぜあんなに丈夫なのか。家などで育てている花などは、肥料などが必要で水も毎日あげなけなきゃいけないけど、雑草は、ふまれても丈夫で水も雨の日くらいしかもらえないのに、あんまり枯れずに丈夫なのが不思議だ。
そう誰もが一度は「ふしぎ!?」に思うけど、いつのまにかアタリマエ!!にして置き去りにしてしまっている「ふしぎ!?」があった。
▼それが、実は植物のいちばんすごいところなんだ!!
生きもの植物の最大の特徴は「独立栄養」(自前で栄養をつくってしまう。)だ。
だから
となるんだ。
これが、【植物の世界】における私の主文脈であった。
その文脈にそって「植物の世界」テキスト+解説(1983.8版)もつくった。
▼それからでもずいぶん時が経ってしまった。
私の文脈は変わったのだろうか?
変わらなかったのだろうか?
結論から言うと主文脈あまり変わっていない。
その「不易」な部分とは 思いつくままに…
・植物は自分で栄養をつくる生きものである。だから食べる必要がない!!
・栄養をつくる営みを「光合成」という。
・「光合成」は光のエネルギーが必須!!
・「光合成」の原料は水と二酸化炭素。だから水も必須!!
・「光合成」によって栄養をつくり、酸素を排出する。地球上の酸素は植物たちがつくった!!
・「光とり競争」の現場へ!!(野外観察!!)
・「つる植物」合理性!!→ 「ずる植物」!?
(つづく)
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