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『水と風と生きものと~中村桂子生命誌を紡ぐ~』を観た。そして…!!

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▼雨はやんで、光の春は着実に進行していた。
はからずも二日連続して六甲の山脈をみることになった。
一日は雨、二日目は青空。
どちらもいい!!
光の春は六甲でも同様に進んでいた。
▼今年になってから、やっと『科学者が人間であること』(中村桂子著 岩波新書 )を読んだ。
 実に興味深かった。とりわけ「重ね描き」という方法には合点した。
賢治や熊楠の登場はとてもうれしかった。
 この本を読んだあと、ぜひとも
◆『水と風と生きものと~中村桂子生命誌を紡ぐ~』
を観たくなった。
 甲南大学で、そんな機会があるというので昨日これを観てきた。
▼正直に白状しておこう。
 この映画を観たいとは思っていたが、最初はこれほどのことを期待していなかった。
感動だった!!
 もっと的確な表現を考えるが出てこない。やっぱり「感動!!」しかないのである。
 ドキュメントである。今を生きるひとりの科学者のドキュメンタリー映像!!
そんなの飽きて来るでは思っていた。ところがまったくちがっていた。
話は次々と展開する。
旅をする!!
友人を訪ねる!!
語り合う!!
演劇に挑戦する!!
農業をする!!
子どもと語る!!

バラバラのようでまったくそうではなかった。貫く「主文脈」があった!!
観る側はドキドキワクワクがいつまでもつづく。
いつのまにやら「終わらないでくれ」と願っていた。
「中村ワールド」いやちょとありきたりだなあ。
「中村マンダラ」の可視化!!それがこの映像だ。
▼この「感動」はここで終わらなかった。
なんと上映の後、ホンモノの中村桂子さんが数メートル先の目の前に登場したのだ。
そして語りかけてくれた。
「人間も生きものである」
「人間も自然の一部である」
このアタリマエを熱く!!
 もっとすごい思ったのは、次から次と出される質問にまったくぶれずにていねいに応答されるところだ。
ぶれるどころか、質問をさらに豊かにふらませて返されていた。
これからの私の「科学」にヒントをもらった気分になった。
大ファンになってしまった。
読みかけの『知の発見』(中村桂子著 朝日出版社)にサインまでしてもらった。(^^)V 
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