3.11 あれから5年!!
▼あの日から5年である!!
寅彦風に言うならば、1827回(365×5+2)地球は自ら回転し、太陽の周りを5周してきた。
その間、「大気の物理学実験室」では一度たりとも休むことなく日替わりの実験を繰り返してきた。
大地も同様に休むことなく変動を繰り返してきた。
それはまぎれもない「事実」だ!!
それが「自然」と言うものだ。寅彦は言った。(「津浪と人間」(青空文庫より))
「自然」は過去の習慣に忠実である。
科学の方則とは畢竟(ひっきょう)「自然の記憶の覚え書き」である。自然ほど伝統に忠実なものはないのである。
▼5年前の「あの日」を私は次のように記録していた。
そうだ!!
まさにその日、午前中に「地震」の授業をしていたのだ。
その数時間後に…。
「まさか…」「まさか…」を繰り返すのみだったのだ。
▼5年たった今することは何か?
またして寅彦の言葉に耳を傾けてみよう。
残る唯一の方法は人間がもう少し過去の記録を忘れないように努力するより外はないであろう。
ここで「過去の記憶」としないで、「過去の記録」としているところがミソだと思った。
そう私がまずやることは「記憶せずに記録する」ことだ!!
記憶には限界がある。より正確に事実を伝えるには「記録」することだ。
(1) 記憶せずに記録化する!!
次にやるべきことはなんだろう?
まずは、自分の「現在地」を確認することだ。
今どこに居るのだろう?暮らす時空間だけでなく、私の「科学」の現在地も…。
(2) 私の「科学」の現在地を問う!!
▼現在地を確認できたら、次の作業は「これから」を展望することだ!!
「やりたいこと」をならべてみよう。
「やりたいこと」「やるべきこと」が並列して出てきたら、「やりたいこと」を優先させよう!!
「やりたいこと」と「やるべきこと」が離れていたら、「やりたいこと」に「やるべきこと」を引き寄せよう!!
「やりたいこと」しか長くは続かないのだから!!
これらは
すべて自分に言い聞かせていること。
(3) これからの私の「科学」を展望しよう!!
この3つを考えながら一日をすごそう!!
それが今の私にできることだ。 合掌
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