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本日(2016/03/21)、第124回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼お彼岸の中日(春分の日)もやっぱり終日「雲見」をしていた。
どこに出かけるわけでもなく、いつもの場所に立ちいつもの空を見上げるだけ!!
それだけで「光の春」を存分に楽しめた。「雲見」はやっぱり私の究極の道楽だった。
 「懐手して宇宙見物」が大好きだった寅彦もこの「雲見」を楽しんでいたにちがいないと勝手に想像していた。
▼3.11から5年と10日たった本日(2016/03/21)は、第124回オンライン「寅の日」である。
2月3月と連続5回シリーズで寅彦の警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」をテーマに読んできた。
その最終回である。
 読むのは、「地震雑感」である。

◆本日(2016/03/21)、第124回オンライン「寅の日」!!

●「地震雑感」(青空文庫より)

▼5回連続で読んできた作品のなかで、この作品がいちばん古く書かれたものになる。
では、それはいつなのか?
時代を確かめておく。
1924年(大正13)5月である。
●1923年(大正12)9月 関東大震災
の翌年である。そして、寅彦が亡くなる(1935.12.31病没)11年前である。
さらに言うならば
●1912年(明治45・大正元)ウェゲナー(独)が最初の「大陸移動説(漂流説)」を発表
から12年しかたっていなかった。
してみると、次なる文章をみるとき寅彦の先駆性がみえてくるのである。

かくのごとく直接観測し得らるべき与件の僅少な問題にたいしては種々の学説や仮説が可能であり、また必要でもある。ウェーゲナーの大陸漂移説や、最近ジョリーの提出した、放射能性物質の熱によって地質学的輪廻(りんね)変化を説明する仮説のごときも、あながち単なる科学的ロマンスとして捨つべきものでないと思われる。今回地震の起因のごときも、これを前記の定説や仮説に照らして考究するは無用の業ではない。これによって少なくも有益な暗示を得、また将来研究すべき事項に想い到るべき手懸りを得るのではあるまいか。
 地震だけを調べるのでは、地震の本体は分りそうもない。

▼また5つの作品中では、いちばんダイレクトに「地震」そのもののことについて詳しく語っていた。
一 地震の概念
二 震源
三 地震の源因 
四 地震の予報
と分けて、当時の「地震研究」の課題を語っていた。
それから92年たった今、どこまできたのか ぜひとも知りたいところである。
最後の文章は示唆的である。

要は、予報の問題とは独立に、地球の災害を予防する事にある。
 そういう設備の可能性は、少なくも予報の可能性よりは大きいように私には思われる。  ただもし、百年に一回あるかなしの非常の場合に備えるために、特別の大きな施設を平時に用意するという事が、寿命の短い個人や為政者にとって無意味だと云う人があらば、それはまた全く別の問題になる。そしてこれは実に容易ならぬ問題である。この問題に対する国民や為政者の態度はまたその国家の将来を決定するすべての重大なる問題に対するその態度を覗(うかが)わしむる目標である。

このときからすでに寅彦は警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」を鳴らし始めていたのだ。
連日同じ言葉で今年度オンライン「寅の日」を終わりにする。

●寅彦は誰がいつ読んでも新鮮で今日的である!!


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