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2016年3月のオンライン「寅の日」は #traday

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▼仕切り直しの椿が今度は本格的に落ち始めた!!
それを見ていると、やはり寅彦のあの実験を思い出す。

 

落ちざまに虻(あぶ)を伏せたる椿(つばき)かな 漱石

この漱石先生の句に触発され、椿の花は落下するときほんとうに、このようにうつ伏せになって虻を閉じ込めたりするのだろうか。それとも仰向きにおちるのだろうか。この小さな「ふしぎ!?」は、本格的「椿の花の落下実験」につながったのである。そして寅彦はこう言った。

こんなことは右の句の鑑賞にはたいした関係はないことであろうが、自分はこういう瑣末(さまつ)な物理学的の考察をすることによってこの句の表現する自然現象の現実性が強められ、その印象が濃厚になり、従ってその詩の美しさが高まるような気がするのである。(「思い出草」より)

やっぱり寅彦は面白い!!
▼2016年3月のオンライン「寅の日」も、引き続きこの寅彦を読み解く。
2.3月は連続して5回。
 あの有名な警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」をテーマにしてすすめることにしていた。3月には後半の2回があった。

■2016年3月オンライン「寅の日」

◆第123回オンライン「寅の日」 …3/09(水)
◆第124回オンライン「寅の日」 …3/21(月)

▼実は5回で読むものはあらかじめ決めていた。
いずれもこのオンライン「寅の日」で繰り返し読んできたものばかりだった。
 しかし、何度読んでも寅彦は新鮮だ。読むたびにあらたな「発見」があった。
今回は、どんなあらたな気づき、「発見」があるだろう。それが楽しみだ!!
読むのは「津浪と人間」「地震雑感」である。

■2016年3月オンライン「寅の日」

◆第123回オンライン「寅の日」 …3/09(水)「津浪と人間」(青空文庫より)

◆第124回オンライン「寅の日」 …3/21(月)「地震雑感」(青空文庫より)

▼まもなく3.11から5年である。
「動く大地」の歴史からすれば、あまりにも短い時間だ。
 今、あらためて寅彦の警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」に耳を傾けることは、きっと意義あることにちがいない。
警鐘から何が学べるだろう?
警鐘の本意のどこまでせまれるだろう?
次なるアクションはうまれてくるだろうか?

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